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2022年12月15日木曜日

自戒を込めて。


事業の相談。この世に突如、新しい事業は生まれない(≒誰かのニーズを機に生まれるのが事業)と思っているので、どんな事業でも参考になるアイデアや類似する取組みはあって、どうしても比較されてしまう。すると類似事業とは差別化などをはかろうとターゲットや手段などを細分化したり、奇を狙ったりした結果、類似されないけど毛細血管のような細い事業になってしまい収益や効果なども細くなってしまった・・・。

事業はシンプルな方が分かりやすくていい。分かりやすさは大勢に理解されることに繋がり、共感も得やすい。複雑でトリッキーな仕掛けなどがある事業は説明が長くなりがちだし、理解を得るのにも時間がかかる。
企画立案者が罠に落ちやすいこの問題(≒策士策に溺れる)に注意しながら事業構想のブレスト。(このアイデアは誰も至らないだろう・・・)は大抵、複雑化してる(自戒を込めて)。

そもそも説明が必要な事業なんてダメなんじゃないの?聞いた人が瞬時に内容をイメージできて「それ、いいね!」という直感で理解の第一段階を得れるようでないと「もっと続きを聞かせて!」ってならない。
事業はイベントではないから、1回ではなく持続が大切なんだよねと。シンプルな事業って力強いというか太いというか厚みがあると言うか、そんなイメージ。ここまで分かっているのにシンプルと言うのが一番難しい。

2022年12月2日金曜日

考え抜けるか。


「人材育成と言ってるけど、誰(どんな人)育ててんの?」という話。この数日間、考えては戻り、戻っては考えて頭がグルグルしたけど、ようやく自分が納得する。と、言うか結局2011年の最初に考えぬいて出た答は今も揺らいでなかったよう。
長い年月、方々に色々なことをしてきて新しい知恵や知識を得るとアップデートなどで見た目などは刷新されるイメージだけど、本質は何一つ揺らがず、手段が変わっていたというオチ。

大切なのは、知っている量や質でも学んだ時間や内容でもなく、それらの知見を自分なりに生成して自分の言葉(≒意志)に置き換えれるかということ、コピペや周りが口にした言葉や意見の流用ではない。語れた結果、「地域の魅力」についても自分の言葉で語ることができ、共感や対話などが生まれるのはではないかと。ココまで言語化するのに自分と対話を繰り返して禅問答のようだった(笑)

しかし「わかった。でも全世代に人材育成は難しいですよね?」となる。この話題は“世代の話”ではなく、どの世代にも価値観や思考が硬直して他を許容できない人はいるけど、その話題と人材育成を一緒に扱う必要はない。そんな人はそもそも人の成長に興味がない。
久しぶりに考え抜いたお題、こんな機会を与えてくれた依頼に感謝。数日間、寝床に入ってイメージを描きながら寝落ちするのが楽しかったこと。

2022年11月16日水曜日

後で気づくこと。


「他流試合(≒色々な意見を求めに出かけたり、話に行ったり)」は、「場数」と同じで結果として「経験」に変わるから、積極的に参加した方がいいとオススメしたい一人。
当時は「自分への投資、成長の機会」なんて思わなかったけど、振り返ると「糧」になったのは事実だから、当時の自分に(もっと、した方がいいよ!)と言えたら良かった。後の祭り、後悔は先に立たない。

他流試合は「違和感の克服」。アウェイだから当然だけど、アイデアなどを聞く人は誰一人として予備知識がない。だから大抵「なぜ、ソレをアナタがする必要があるの?」「単にいいコトしたいの?それとも地域を変えたいの?」「本当にしたいの?」などの洗礼を浴びる。
自分的には本気で臨んでいるつもりでも、構想の弱さや気持ちの甘さなどが露呈することも多く、(お金や時間を費やして、わざわざ叩かれるって・・・)と敗北感を味わうことも。

でも、お金も時間も費やしているから「元は取りたい」わけで、試合に何度も挑むと、評価をいただいたり、自分も発言ができたり。繰り返せば「自分の型」も形作れるから不思議。
ただ年中、他流試合をしてたら破産するので自分の「型」を磨きたければ「助成金などの申請」で鍛えられる。勝てば助成金ゲット、負ければゼロだけど、自分のアイデアがブラッシュアップできる機会だから得しかない。

2022年11月13日日曜日

すんごいの来た!


ノールールの戦い。様式・書式自由、だから手書きでもPCでも巻物でも何でもOK。ちなみに一度「A4ロール紙」を巻物に見立てた企画書を書き、審査員や関係者と共にコロコロ移動しながら、時々フィギュアなどを置いて(紙が浮くから抑えも兼ねた)プレゼンテーションをしたことがある。だけど結果は惨敗で単に狙ったとしか思われなかったようで、それ以降したことはない。

閑話休題。ノールールって聞こえはいいけど「発表側」にとっても「審査側」にとっても負担が大きい!なぜなら発表側は「内容の構成」に時間をかかり、肝心な中身のブラッシュアップなどが疎かになる可能性がある。「審査側」にとっても複数の審査の場合、評価基準が統一化されてないから記入事項が個々に異なり比較検討などに手間取る。できれば内容は統一(規格化)して欲しいのが本音。

「いしづち編集学校」では、新規性、独自性、収益性、実現可能性、成長(将来)性、地域貢献度、意欲でアイデアを測ったけど、他にも「あなたが取り組まなければならない理由」とか「類似サービスとの優位性」などもあったな。挙げればキリがない。
そう言えば「雑誌」のような何十ページもの企画書も作ったことがあったけど、単に自己満足だった若かりし頃の思い出。ルールがあってこその自由が活きる。

2022年10月18日火曜日

キカクのカは“加速”のカ


「公益プロジェクトの企画立案講座」と称して「キカクのキは“きっかけ”のキ」を開催したのは7月24日、最後はDone is better than perfect.(完璧を目指すより、まず終わらせる。)」で締めたっけそして10月28日(金)19時から第二弾となる「キカクのカは“加速”のカ」を開催します。
企画が立ち上がり、いざ!始めようと思っても加速しないのはなぜか?例え企画(≒アイデア)が良くても加速できるかは別問題。

企画の実現には資源(ヒトモノカネジョウホウ)を集めなければならず、集まらなければ加速せず。仮に集まっても「時代と握手(的確なニーズの把握と適切なウォンツの提供)」ができないと加速せず。だから現状の把握に「PEST素材」を私は好むし、プロジェクトを「図解化」して、自分にも相手にも分かりやすくする(矛盾を潰すという利点もある)。加速しないまま一年が過ぎてしまう理由はこんな感じ。

だから、「企画ができても、うまく進まない方が多い」と、1回目にお伝えした(涙)。やっぱり始めるなら確度を上げたいし、上げてもらいたい。そんな思いの「キカクのカは“加速”のカ」。第三弾となる最終章は「キカクのクは“工夫”のク」の予定。工夫することで納得感や訴求力はあがるという内容にする予定。できれば12月にできたらしたい!

2022年10月8日土曜日

半チラ。


このカレーが「バターチキンカレーとベジタブルカレーとチキンカレーとマトンカレーにネパール式お新香付ライスと一口サイズのナンを添えたスペシャルランチ」という名称だったら、注文してただろうか?答はNO!。この商品の名前は「限定10食の4種おまかせカレー」だった。(限定10食?4種類って何カレー??)と想像できそうで、できない謎が食欲を掻き立てて注文してしまった。

事業(授業)名も同じ。「くれぐれも“残念”なネーミングにならないように!」と釘をさす。例え、それが組織内であっても「読みたくなる、ページを開きたくなる」名称じゃないと掴めない!
「市民対象南高梅認知度向上事業」なんて間違ってもつけてはいけない、この時は「青いダイヤ・赤いダイヤ」にしたし、「離島柑橘振興事業」も絶対にダメ!この時は「中島恵に会いにいく」だったし、北条で同じような内容をした時は「北条豊に会いにいく」と擬人化したっけ。

究極は「言わずして伝えられるか?」だけど、この領域に辿り着くには経験の積み重ねが必須なので、「半チラ」を目指す!半チラとは“そっち”ではなく「半分見せて半分見せない」絶妙なバランスで興味関心をもたせること。そして「長いネーミング」は論外。資料作成時に扱いにくくてしょうがない!ネーミングは本当に大切!

2022年10月6日木曜日

つづけるコト。


筋トレと同じ。だけど私は腹筋も腕立て伏せも毎日続ける根気も意気込みもない。ダイエットに何かをするのも面倒な性分。常日頃から鍛えて、時に筋肉をいじめて筋量を維持・増やす。「筋肉はウソつかない!」と聞いたことがある。
閑話休題。私の場合は「日記を書き続ける(吐き出す)」ことで気持ちを整えてるつもり。日々感じた、気づいたことを書き出して思考がスッキリ!内省できると自己暗示。

散歩も同じ。ランニングやジョギングではバテてしまい仕事に支障が出るので、気分転換のウォーキングなら・・・と始めたのが2年前。でも色々と「できない、しない理由」を探してしまうので、ウォーキングアプリを入れて記録を視覚化させて意欲を維持。机の前で考えるのと、歩きながら考えるのでは違う気がするのは浴びる日差しや香り、景色などを五感で感じるからか。

一日の成果や効果なんて、コピー用紙一枚程度。でも100日、500日と続けると分厚くなるからスゴい。目下の課題は「成果や効果が分かっているのだから、ダイエットや健康増進に使えばいいのに・・・」と頭で分かっていても脳からの命令が体に伝わらない!
企画立案も同じ、いきなりパッ!と閃くことはなく、日々、感じた“点”が何かの拍子に繋がり「見える」のだから不思議。写真はそんなコトを考えてた古泉駅で電車がきた所。

2022年9月29日木曜日

無知の知。


地域を知っていると勘違いしてしまうのは、お金をかけたPRなどに触れる他、その情報に触れた第三者が更に輪をかけて発信して届くから。そして「いつの間にか地域の代名詞のよう」に認識してしまうから不思議。でも世の中には(過剰かどうかはさておき)広く浅く知られている品、狭く深く知られている品があり、決して自分の知っていることが全てではないことを、天草の小山副理事長からの差し入れで知る。まさに無知の知。

「ふりかけ」で思い出すのは「需要を開拓したい」という相談を受けて考えたのが「ふりかけ」の用途をこれまでの白米から広げて「サラダ、パン、スパゲティなど」のトッピングとして展開したらどうか?と、プレゼンしたら全員にビックリされたこと。突拍子もないアイデアだ!と評されたけど今でもいいアイデアと思ってる。なんなら「ちりめん+チョコチップ」など、甘ジョッぱい系でもいけるよねと。

直球ストレートでモノゴトを考える時もあるけど、相談をしてきた時点で「直球ではダメでした・・・」が多いので変化球と言うか、視点をズラす、変える、くっつけるなど発想を柔軟にした方がイメージが広がる。既成概念の枠で考えていたのではタコツボ化が起きやすい。
まず、自分達は知っていても知らないことを知る(=無知の知)コトから始める。本当に大事なこと。

2022年9月19日月曜日

また言うけど。


企画はセオリー(理論)メソッド(手法)フレームワーク(構造)を知れば立案できる。ただし、企画内容のクオリティ(品質)レベル(程度)アプローチ(取り組み方)とは別次元の話。特にオリジナリティ(独創)の鍵となる「感じる力(感性)」は全てに共通する礎と思うから、「どうしたら企画力を身につけられますか?」的な相談には「感性を育むことが大切です」と伝えます。

じゃあ、その「企画立案に役立つ感性はどうしたら育めるか?」と尋ねられたら「何でも見て考えて振り返る」がいいと思う。駅前で開催されてた「古本市」をのぞくと、料理本の隣は哲学書だったり、化学本と開運本が並んでいたり分類されてない雑然とした古本群。
狙いは図鑑や目録、写真集!ペラペラめくるだけで楽しい!整理されてないから求めていない情報もワッー!となってまさに波。

どんなにテクニック(技巧)派でも、企画の源泉となるイマジネート(想像)できないと隅々まで意識は広がらないし、クリエイト(創造)できないとアピール(訴求力)に欠ける内容になる。インパクト(波及効果)も薄い。
企画は立てられるけど、ニーズ(需要)を掴み、ウォンツ(欲求)を叶える企画が立てられないとマズイよね・・・というとてもカタカナが多かった話題。

2022年9月17日土曜日

走る企画。


預かってから28時間後に提出した妄想企画は関係者に好評だったので一安心。今回、描いた中で(自分でも)手応えがあったのは提案内容をイメージできる「造語」を創れたからと分析。
この造語は企画の主旨を表す代名詞のような存在で「キャッチコピー、コンセプト」になることも多い。ココ大の「誰でも先生、誰でも生徒、どこでもキャンパス」と同じで、誰にでも受け入れやすい言葉で表現できるかがポイント。

造語がカチッ!とハマると企画が走る。スラスラとイメージが湧いてくるから不思議。小説や漫画でいうところの「キャラクターが走る(作者の意図を超えた登場人物たちの躍動)」と同じ。その結果、描き切ることもできるし、説明する時も(実際は存在していなくても、存在しているように)スラスラ説明できるから不思議。この醍醐味は味わった人しか分からない。ゾーンというやつかも。

どうやって企画を自分のモノにするかは、妄想力を最大限に展開するしかない。これまでの経験や興味関心コト、感じていることなどの「点」を繋ぎ合わせるのだけど、「ターゲットの心情」で考えると繋がりやすいかも。そして頭の中の妄想を描き出す図解化。頭の中では繋がっていた内容も手を描き出すと(アレッ!)と思う時もしばしば。この時点で自分が「ターゲット」になりきれていたら描ききれる。

2022年9月15日木曜日

妄想街道爆走中。


久しぶりに“仮眠”して作業を続ける。なぜなら「自由に妄想してOK!」と言われたから。先ず考える(=妄想する)。色々と巡らして頭の中で出てきた各パーツ同士が結びついてイメージできるまで、あーでもない、こーでもない・・・と考えていたらタイムアップ!研修に出かける。
戻って頭の中の整理ができていなくても図解化してみる。描き始めても結びつかないのは矛盾があるから。

夜になってしまい腹が減る。とは言っても考えに夢中なので軽く済ませようと近所のスーパーへ、気分転換も兼ねて歩く。歩くと不思議なものでハッ!と気づく点があり、ヨーグルトと煎餅を買って、そそくさと帰って図解が半歩進む。図は描けても理屈を支える条件が弱いので適当に書いてみる(妄想が加速)。分かりやすい言葉でないと伝わりにくいので、これまた勝手に妄想造語をつくる。

眠くなる。生産性が悪くなるし、アイデアを寝かす意味でも仮眠する。しかし丑三つ時に目が覚めてしまう。他の用務もあるから自分で設定した締め切り時間には提出したい。あっ!でもラジオの収録日だから6時過ぎには出ないといけない。マズい!出張の準備もしてなかった。など後ろ倒ししていた諸々に襲われ中断。こうして存分に気が済むまで仕事ができるのも単身の強みだけど、際限ないのも困りもの。

2022年9月13日火曜日

困りもの。


「アイデアを出したなら(直接的、間接的に関係なく)アイデアに関わるのが筋」と思う。「私は指摘する人、あなたは実行する人」とか「私は気づく人、やるのはあなた。」など、アイデアを手放す人の話は訴求力、説得力に欠ける。そんな人の多くは「忙しい(時間がない)」「疲れている(注力できない)」など自らをアイデアキラー化してしまい残念。関わり方は色々あるのにな。

体力も衰えぎみの80歳超の老人がプロジェクトに直接関わってると知ったら?65歳の人が映画のプロデュースに奔走するのを見たらどう思うだろうか?ちなみに心の師匠の前田さんは69歳、出会いは前田さん49歳、私30歳ということか、ヒッー!
だから年齢なんて取り組みの障壁にはならない。障壁を作っているのは他人ではなく自分自身ということを柔らかく伝えたつもり。

あと、アイデアのみの人は「ゴール(≒達成されたビジョン=美しい社会)」を述べることが多いけど、ゴールまでの凸凹したプロセスまで言える人は少ない。その理由はリーダーシップとマネジメントの両方が備わってないから。
少なくとも私は、自分で描いたアイデアはプロセスまで描いて実行する。だから失敗もあれば成功もある。自分のアイデアなんだから責任を取るのは当たり前でしょ!手放してはダメ!

2022年8月1日月曜日

コラボ企画は大成功!


ANAクラウンプラザホテル松山、萬翠荘での「バスカヴィル家の犬」の公開に合わせたコラボ企画が終了。多くの方が訪れてくれたり、食べてくれたり。東京からも聖地巡礼にきた家族もいたほど。ウェブなどの情報から推計すると興行収入は約5-6億円。約40万人が鑑賞した計算だから、経済的にもプロモーション的にも一定の成果は得られたはず。愛媛の動員も良かったとのことでコラボ企画は大成功!

バスカヴィル・ショコラも一時は売切れと聞いたし(その後再販)、私が直接目にしたのは普段は静かな萬翠荘が大勢でにぎわっていた光景。特に2階のパネル展示、衣装展はファンと思える方々で混雑していたから作品の影響力を実感。今の時代だからSNSへのハッシュタグ投稿も増えたと言ってた。いい機会をいただきフジテレビ、東宝には大感謝。一年がかりの仕込みでした。

今となっては(もっと、あんなコトできたなー)と想像するけど、次回以降の支援作品できっとできる!ちなみに舞台となった霞島のお土産「霞島饅頭」をお菓子メーカーと組んで期間限定発売を妄想したのはナイショ!
私の妄想話を「面白いですね!乗ります!」と快諾くださったANAクラウンプラザホテル松山さん、全館を貸し切って撮影を受け入れてくださった萬翠荘にも大感謝。やはり企画はワクワクが大切!

2022年7月30日土曜日

引く、剥がす。


始める前は色々と妄想するし、やってみたい!手間もかけたいし、複雑なコトもしてみたい。だから想像したことや願望をやってみる。すると(あれ?描いていたコトと違う)とか(うーん、イマイチだったな)など、やったコトで初めて気づくことも多い。
「やりたいコト」「できるコト」「しなくてはならないコト」の例で条件がある場合、「“やりたいコト”と“やらなければならないコト”」をどう両立させるか?

企画会議で“やりたいコト”が濃くなり、“やらなければならないコト”が薄らいでしまい再検討。条件(≒縛り)はあるものの、どんなワクワクを創出できるか?自分もワクワクしたい(やりたいコト)し、ターゲットもワクワクさせたい(しなくてはならないコト)。悩み苦しむ。
結局、装飾した細々したアイデアからシンプルかつ太いアイデアに戻る。その方が誰にでもイメージが湧きやすく、協力者にも伝えやすい。

ココ大付属学園も昨年度は初めてだったので手探りだったけど、今年は「変えてもOKなコト」「変えてはNGなコト」が分かり、残ったのはシンプルで太いアイデア。シンプルだから誰にでも分かりやすく、受け手にとっても特徴と感じる。コンセプトにも繋がるからブレない。
企画立案って、つくづく「引く、剥がす」の引き算作業と思った件。写真は教室裏手の松山城、こんなアングルは初めて。

2022年7月27日水曜日

男女差なのか?


一人一人が(こんなことができたらいいな)というアイデアを出しあう。性別や経験、背景などがそれぞれに異なるから、壁に貼られたアイデアも多種多様で眺めるだけで楽しい。そして(やはり男女の違いなのか、アイデアの出方が違う!)と感じる。
長年の経験からの仮説は【女性は自身や身内など自分軸の課題を、男性は社会軸の課題を挙げる傾向が高い】ということ。5年前にも書いていた!

例えば、女性は身内の高齢者に生きがいを提供したく、きっと周りの高齢者もそうかもしれないから〇〇事業を立ち上げたい。男性は自身が感じた社会の貧困や格差是正のために〇〇事業を立ち上げたい。双方とも公益事業だけど似て非なるアプローチで、あえて言えば女が内側(個人)から外側(社会)に対して、男性は外側(社会)から内側(個人)へ変革を求める。これは思考の違いか?経験値の違いか?

私自身も該当して、2002年にフィルム・コミッションを立ち上げたものの、そこで気づいたのは「愛媛県人が地域の魅力を感じていない」で、具体的な個人に感じたわけでなく地域や社会に感じたコトを自分の課題としてココ大というアプローチで取り組んでいる。
ただ気づいただけで、優劣も正解不正解もない話なのでそれだけだけど、この違い(≒特徴)は相談時に役立つんじゃないかなと。

2022年7月26日火曜日

誤解がありませんように!


「失敗談が聞けるなんて、ビックリしました。」と複数の方からお褒め?いただく。一般的には成功談の方が美しいのかもしれないけど、“愛の壁”に悩まされたこと、コンセプトの後付けに苦労したこと、借金の返済が続いていることなどを赤裸々に語ったらよかったのかな。
でも、ちゃんと成功したのも多いですから!と添えておかないと、単なるポンコツ野郎、インチキ先生と思われては困ってしまうよ!

「いよココロザシ大学のコトをもっと知りたかった。」という感想。うーむ、企画立案講座だったから、ココ大の仕組みなどは一切触れず。「フィルム・コミッションできた愛媛でココ大を設立した背景を知りたい。」とも聞かれたけどエールラボえひめで話す機会はあるかな?公益活動(≒非営利活動)でも飯は喰える!と伝えたものだからビックリしてた参加者。えぇ、今のところ平均的な収入は得ています。

「とても刺さるところがありました。」「情報量が多すぎたので、もう一回してほしい。」「次回はもっと詳しい部分を」などの感想もいただく。少しでも役に立てたのなら嬉しい限り。一つ言い忘れたことを思い出す。
講座を受けると、その時はフムフムと(いい話を聞いちゃった!)と心が軽くなったりするけど、本番は講座を受けた翌日からの行動や心構えが大切!

2022年7月25日月曜日

Done is better than perfect.


エールラボえひめでの「企画立案の基礎基本講座」は盛況で終了。基礎基本講座の良い点は「アイデアがあるけど、どう始めたらいいか悩んでいる人」「いざ、始めたものの、ちょっと息切れしてる人」「アイデアはないけど面白いアイデアを応援したい人」など、色々な人が参加しやすい点。
最近は個別相談が多かったから、今回のように広く浅くても企画立案の全体像を紹介できたのは、聞きやすかったと思う。

だから内容も進め方も極めてシンプルに実行。座学のあとは自分のアイデアを出し合い、検討したいアイデアを選び、そのグループに分かれて起案者と質疑応答&意見交換でアイデアをブラッシュアップ。深化した内容は起案者と参加者の双方に気づきを与え、満足感が高い時間になる。発表は起案者ではなく一緒に考えた他者がすることで、意見交換の理解度が試される。

最後は企画立案を始める際のエールにDone is better than perfect.完璧を目指すより、まず終わらせる。を伝えると多くの方に刺さったよう。
せっかく考えたアイデアだから成功させたい!が故に完璧を求めて準備を全て整えてから始めようとする。悪いことではなけどスタートは遅れる。それが致命傷になることもある。スモールスタートとも言うけど「走りながら考える」が小さいアイデアの醍醐味でもある!

2022年7月18日月曜日

大いなる勘違い!


企画脳の真っ最中だから、ちょっとの刺激で妄想が広がる。「意味性や目的性を徹底的に排除した作品」とか「大量生産・大量消費社会な社会を反映させた作品」とか「特徴を極端に単純化や記号化、変形させた作品」などをインプットし過ぎたのか、(私でも表現できるかも?)と、陶芸や絵画、写真や映像作品の創作に没頭した30年前のNY時代などを思い出す。あぁ、これって大いなる勘違い。

ちぎり絵と言えば山下清、ドットと言えば草間彌生、スーパーフラットと言えば村上隆、シルクスクリーンと言えばアンディ・ウォーホル、ストリートアートと言えばキース・ヘリング、バスキア、漫画と言えばロバート・リキテンシュタイン、ホルマリン漬と言えばダミアン・ハースト、人物写真ならロバート・メイプルソープ、風景写真はアンセル・アダムス・・・と、テーマや手法にオリジナリティを見出せると固有に認識される。

(自分だったら・・・)と勘違いは弾み、一つの妄想が生まれる。テーマ、モチーフ、手法、ターゲットなど(意外と面白いかも!)とほくそ笑む。妻に話すと「それ、いいんじゃない!」となる。この「考えている最中が一番」楽しいし面白い。これ以上踏み出すかは別次元の話。
で、案の定、現実世界から離れていたから目の前の現実に追われる。でも、いい妄想は現実にも好影響を与えることを私は知ってる!

2022年7月17日日曜日

経験は推進力。


行き先をグーグルマップで調べたらカップヌードルミュージアムが徒歩圏内だったのでレッツゴー!。安藤百福さんという方が創業者と言う程度の情報しかなかったけど、それが良かったのかもしれない。チケット購入したら「オリジナルカップヌードルづくり」ができてご満悦。ちなみにスープは4種類(オリジナル、カレー、シーフード、トマト)に具材は数多くから4つ選ぶことができ、キムチ、謎肉、エビ、マスコットのナルトでフィニッシュ!

成し遂げた人って1回目で成功はなく、それまでにも色々と事業を創っては失敗も多かったようで、インスタントラーメンを開発した時は48歳、そして96歳で亡くなる。そう言えば、カーネルサンダースがケンタッキーフライドチキンを開発したのは65歳、そして90歳で亡くなる。同じく色々な職業を経験したとのこと。うーん、3回の転職程度では経験値はまだまだだし、65歳はまだ15年も先・・・。

とにかく経験の豊富と人生の豊かさは繋がっていると感じる、経験値は推進力。モノゴトを多面的な思考や切り口で捉えられるのがいいのかも。
今回は急な事情で出張内容が色々と変わり、でも、おかげで色々とできたのはラッキーとしか言いようがない。ピンチはチャンスとは今回のこと。

2022年7月14日木曜日

ホテルと言うより・・・。


「どの一瞬にも、熱い情熱が溢れる、そんな人生を。」「研ぎ澄まされた叡智を力に美しく生きろ。」「人間所詮、入れた物しか出せない。」「全ての過去を未来に繋げ。」「若さの源は好奇心にある。」「好奇心があれば未来がある。」「今日の全力が明日の最善をつくる。」などが、使い捨てのボディタオル、シャワーキャップ、ヘアブラシ、歯ブラシ、カミソリなどに書かれてた!最初は“注意書き”と思った。ホテルというより問いの研修所みたい。

普段では選択肢に入らない女性社長が広告塔で有名なホテル。部屋は10m2ほどで、ラグジュアリー感で差別化を図ろうとする都心の主流と比べると狭い。削ぎ落とされての広さなんだろうな。
そう言えば「非接触」はどこの業界でも浸透して、自販機やコインロッカー、タッチパネルを活用した販売や注文も多くなり、ホテルもチェックインは機械を操作して終わり。人はいても違う作業をしていて、機械からは何枚も紙が出てきた。

朝食がウリのようで好きなインド料理が並んでた。昔話だけどホテルがオープンしたら朝食は生産者たちの野菜や果物が並び、建物の中には小ロットからジュースなどが作れる「小規模充填工場」があり、新鮮な柑橘などのジュースが製造・提供できて、観光客や子ども達は見学自由できる。松山市内中心部にはない「観光体験型工場」をワイワイ話してた時を思い出した。