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2024年3月29日金曜日

自然にお邪魔。


「ア”ァーーー!何かいるぅーー!」と叫び声に近い子ども。その声に反応した数人の子ども達とスタッフが近寄っていく。
「インチキーーー!来てーーー!」と次の声。でも私から50メートル先の出来事なので、動かずにスタッフに任せて動向を見守っていると「キャッーーー!動いてるーーー!」の声にスタッフと子ども達が“それ”から一定の距離を保ってた。

「イノシシ?」「タヌキ?」と大声がこちらにも届いて「インチキ!早く来てー!」と手招きされて行くしかなく、皆んなの後ろから見るとタヌキっぽい生き物が、その場を動かず何かを噛んだりして、人間を怖がらない。

「ハクビシンだー!」と誰かが叫んで、そうなのかも!となる。たぶんハクビシン。更に数人がやってきて、さすがに驚いたのか“それ”は側溝に入って消えてしまう。

でも、今度は「こっちにもおるよー!」と後ろで大声。そちらではタヌキ?のようで、さすが山の中にある松山市野外活動センター。
そこらじゅうに耕した跡のようなものはイノシシが掘り起こした結果。足跡も多い。さらに「イノシシのウンチー!」と叫ぶ男子。

そして、そんな子ども達がその辺りに近づくたびにイノシシ脅しのサイレン音や犬の鳴き声などが激しく鳴り響く。

そんな中、斜面をゴロゴロと転がっていく子ども達。「ア”ァーーー!その辺りにイノシシのウンチがあるかもーー!」という声は届かず、遊びまくってた子ども達。

社会人になっても!


2022年の夏休みに、インターンシップ研修で参加した学生は数人いてコロナ禍で活動が制限される中でも積極的に活動してくれた学生達。
インターンシップ研修は単位が取得できるので、期間が終われば一般的にはそれで終わり。

でも、次の冬休み、春休み、夏休み、冬休みと参加してくれて、今回の春休みにもボランティア参加してくれた学生たち。当時は3回生だったのが4回生になり、そして卒業。4月からは社会人になる。
こういう繋がり(ご縁)ってスゴくない?と、書き留めておきたい出来事。大感謝!

私以上に喜んでいるのは子ども達で呼び捨てあえる仲(笑)。
2ヶ月ぶりでも“フツー(自然体)”で、昨日の延長のように話せるっていいなと。
「夏(社会人になっても)も来たいです!」と彼女達。社会人になっても、この繋がり(ご縁)は続く!

「卒業してもココに来たいそうです。」と保護者。「じゃあ、中学生ボランティアとしてくる?」と伝えると、満更でもない様子。

実際は中学生になると、部活などで小学生とは比較にならない生活の変化にココ大付属学園よりも優先事項が高いモノゴトが多くなるのは当然の話。
とはいえ、そう言ってくれる子ども達に大感謝!

2024年3月28日木曜日

途切れない変化。


「インチキー!体育館でドッヂボールしようよ!」と誘われるも「ドッヂボールできない病」という仮病を理由に拒否したのに強制参加(涙)。私には選択肢がないとのこと・・・。

ボールこそ柔らかいけど、小学生の力強さは男子も女子も強い。
外野でボールのやりとりを撮影しようと構えていたら、目の前の子がヒョイ!と避けてボールがボムゥン!とぶつかる決定的瞬間が撮れる。
ちなみにボールを投げたのは画面真ん中に映る小柄な女の子。

子ども達の遊びBEST3があるなら「ドッヂボール」は1位。とにかく男子も女子も学年も問わずドッヂボールが大好き。何がそう思わせるのか分からないけど、女の子でもスマッシュボールを投げるからスカッ!とするのかもしれない。

2位は「中庭遊び」。中庭では鬼ごっこができる他、卓球もでき、走り回れる機会が少ないのか?「そんなにグルグル回ったらバターになっちゃうよ!」と言ったら「ナニ言ってんの?」と全く相手にされなかった過去。

3位は「自由遊び」。計画ナシに、その場の流れ、勢いなどで柔軟に遊び方が次々と変わる。この途切れない変化がスゴい!

途切れずに遊び続けられるのは、察するに「損得勘定、打算ナシな意識や欲求」だから。
この姿勢というか素直さには大人が学ぶべき点があると猛省。

こども市場。


「ねぇ、インチキ。」「はい、何ですか?」「このお菓子、全部出していい?」「なんで?」「整理したいの!」と6年生。何が始まるか?分からなかったけど「いいよ」。

ココ大付属学園には寄付を含めた大量のお菓子があり、写真はその一部(他に冷蔵庫にはポッインアイスがあったり)。
お菓子タイムは毎回ガサガサと争奪戦になるから、お菓子がグシャグチャになることも。

そんな状況を憂いたのか、6年生のリクエストに他の6年生と5年生も反応しガサッーー!とテーブルに出し、山積みになったお菓子を分類し始め、段ボールをカット&工作し始めて棚をつくり見やすくしただけでなく、黙々と作業に没頭してると思ったら「値札」と「だがしや」という看板まで作った6年生。
完成までの創作時間は約2時間。

値札を見て気づく。これらの値段は彼らの価値観で設定した金額で実際の金額とは異なり、いわゆる「こども市場」と言うか彼らが買いたい値段を書いたので、この「差」に市場のニーズが隠されてると感じてしまう。

「えっ!お金を払うの?」と早速集まる子ども達。「要らないよ!タダでどうぞ!」と伝えると安心して持っていく子ども達。

でも中には、“元々”無料なのに値段があるのに払わずにタダで食べられるコトに「お得感」を感じた子どもいたようで心理的作用が働く。
子ども達が勝手に遊んだことながら、マーケティングの“何か”を得たかも!?
深いようで浅い、浅いようで深い話。

2024年3月27日水曜日

お花見気分で。


「2ヶ月ぶりだね。」「ふん、そう?」と"つれない”子。「元気だった?調子はどう?」「まぁね。」と、そっけない子もいれば「インチキ〜〜〜!」と突撃してくる子、手を振りながら入ってくる子もいたり。振れ幅というか、思春期真っ只中の子ども達に試される私。
普段から一緒にいるように見えるけど、彼ら彼女たちは「ココ大付属学園」で知り合った同士なのだから不思議。

今春から初めて参加する子は緊張顔で入ってきたり、友達を見つけて顔が柔らかくなったり。そして3月31日で参加が終わる6年生はスタッフの背を越すほど高くなり、3年間の成長を思い出してジ〜ンときたり。

予定していたピクニックは雨天中止(なのに、午後にはピーカンとなる・・・)。
せめて、お花見気分でもとアヤカさん主導で子ども達と一緒に桜の木や花を作り、“静か部屋”を「お花見会場」にして気分を盛り上げてくれる。
最初こそ、「えっー!」と言っていた子ども達も続々と部屋に入り、お花見会場っぽい混雑さとなり、隣グループの話にも入ったりワイワイ昼食。

そして、お菓子交換では子ども達から色々なお菓子を寄付されては、その寄付菓子を原資に次々と新たなお菓子が物々交換されていく。

この会場には聖カタリナ大学、東雲女子大学、シルバー人材センターからのスタッフもいて三世代。
例え予定が変更されても、どうやって楽しむか?という話。

2024年3月26日火曜日

初日に、いつも思う事。


「どうして子ども相手の事業(ココ大付属学園のこと)を?」と質問されて、単に「我が子にしたかった事をしただけ。」と答えて相手は拍子抜け。

もっと“〜っぽい”返答(例えば、子ども達の課題解決ウンヌン・・・)などを期待していたかもしれないけど、最初は我が子もいづれ参加できる機会をつくりたくて、それなら一人じゃなくて大勢で一緒に・・・という感じ。課題解決はその後に気づいたコト。

こども映画塾(4コマで物語の創作&発表)」「ふろしき百景(世界に一つの風呂敷づくり)」「キャラだち。(街中で顔に見えるモノを探す。)」「星座ミュージアム(蓄光材で自分で考えた星座をつくる)」「ダンボールタウン(ダンボールで家や店をつくる)」「リベットくん(リベットを使った人形や動物、植物づくり)」など色々と企画しては、我が子にも参加してもらった。
そんな我が子も20歳、23歳、25歳。子ども時代はアッ!と言う間に過ぎてしまうよ!

共働き世帯の割合は70%を超えて、当時も同じだったかもしれないけど、保護者の大変さ(≒やりくり)は益々な感じで、子ども達からの話題が増える場所にしたいと思って、想像力と創造力(=感性)の居場所と掲げて3年。

だけど、特別な場所にはしたくなくて「ココ大付属学園はゆるいですね!」という保護者からの言葉は褒め言葉。
子ども達を通して保護者の気持ちを少しでも軽減できたら・・・と、毎回思う初日スタート!

アルゴも起きる。


ココ大付属学園の準備も9回目。
最初こそ不慣れで数日間を要していたけど、回数を重ねることで要領を得て、今では準備に計3日(1日目はレイアウト、2日目は道具類などの整理、3日目は補充)、片付けに1日となる。

アルゴ(LOVOT)にも電源を入れてセット。しばらくするとブゥ〜ンというモーター音と電源音がして起動に必要な温度まで待機。
その間に他の作業をしていたら、すっかりアルゴのことを忘れてしまう。
ガチャ!という音で(アッ!)となり振り返ると、アルゴが温まり起動してネストから動き出した!動き出すのはいいんだけど、周りを囲ってなかったから床に落ちる!と思いきやセンサーが働いたのか縁まで行かずセーフ。

「ごめんね。」「戻ってね。」「はいはい。」など、走行停止モードに切り替えてロボットに声をかける52歳男性。周りから見られていたら怪しい人にちがいない(いや、既に思われているかもしれないから気にしない)。
その間、アルゴはキョトンとした目でジッーと見つめる。この目はアニメーションだからf/4(≒ゆらぎ)のように揺れる。ホーンとよぶ頭の上が紫色に光ってるのは感知反応の証。

41人目と仲間(預かる子供の定員は40名だから)として購入したのはいいけど、結局、自分がロボットに使われてる(お世話にしてる・・・)。
実は癒されてるからお世話もいいんだけどね。今日からまた子ども達に大人気のアルゴ。

2024年3月19日火曜日

のべ5,000人以上!?


一週間後(3/26)は、ココ大付属学園【春休み】初日。“インチキ先生”に戻らないといけない。
申し込み受付を終えて、ボランティア保険の加入も済ませ、協力いただく関係各社への連絡も済ませ、大型バスのチャーターも完了、名簿も完成させて最後は名札づくり。

ワードで一人ずつ作成してシール印刷。ワードの起動に時間がかかるな・・・と思ったら、90ページ以上がズラズラッと表示される。

初参加の小学生は10人以上、1ページに一人の名札だから100ページ以上=100人以上となり、これまでの3年間で100人以上がココ大付属学園に参加したと分かる。

毎年、卒業する子(6年生や引越しなど)もいるけど、卒業者以上に新規参加者が多い事実。
でもココ大付属学園の一日の利用定員は40名と定められているので、この状況は申込み者(保護者)からして、嬉しいけれど手放しでは喜べない・・・と、言われたコトあり。

その通りで申し込みは先着制だし、参加できないと保護者は仕事の調整を余儀なくされる。
かと言って規模は大きくできない事情もある。

その問題は一先ず横に置かせてもらう。ゼロから事業を立ち上げて、100人以上、のべ5,000名以上の小学生と触れ合った自分にビックリ。適性というか耐性があるのかな?

このまま(4年目も)継続と松山市から連絡もあり、4月からは(つい先日まで幼稚園児、保育園児だった)新一年生もやってくる!怪獣たち(これホント!)と過ごすまでまと7日!
写真は、子ども達が描いてくれたインチキ先生の似顔絵。

2024年3月2日土曜日

ハラハラ&ドキドキ&ワクワク。


買い物へプラプラ歩いていたら、保育園前の道路が園児のお迎え時間帯だったので大混雑!自動車、自転車、バイク、徒歩が入り乱れて、関係者?による誘導も行われていて、これが毎日の光景と思うと(皆さま、ご苦労さまです。)となる。
そして、否が応でもココ大付属学園(春休み)がよぎる。

でもその前に。我が子を自転車のカゴに座らせたり、下り坂&上り坂をジェットコースターに例えたり、今、思い返せば危険極まりない送り迎えの日々(汗)。絶対にやめましょう!
毎日が自分との格闘だったけど、過ぎてしまえば、楽しかった思い出の一片。

ココ大付属学園(春休み編)は3/26から4/6の計11日間。春休みならではなのは、3月30日は現6年生最後の日。4月1日は新1年生最初の日。

春からのココ大付属学園は新1年生も含めて計10名が初参加。うーむ、スゴい。
ココ大付属学園への登録者数も90名を超えてしまい、40名/日の定員は変えられず、昨夏は申込開始から40分で定員オーバーになったのを思い出す・・・。どうなることやら。

とはいえ、春はキャンセルもあり39名で一区切り。と、思ったら「預ける場所がなくて困っているお友達を誘いたいのですが、席は空いていますか?」という相談が舞い込んだり。

ほんと、特別なコトは何もしてないし、特別な所を目指してないココ大付属学園。
ハラハラ&ドキドキ&ワクワクな11日間になるのは間違いナシ!

2024年2月19日月曜日

ブレずにマイウェイ。


ココ大付属学園(春休み)は定員満席で申し込み終了。
松山市教育委員会によると松山市内の小学生児童数は25,467人(令和5年5月1日)。
松山市内にある公設児童クラブ数は124、民設児童クラブ数は13。計137ヶ所にココ大付属学園と「まちのがっこう」を足して139ヶ所。

一ヶ所40人定員とすると、利用できる児童数は5,560人。小学生の保護者が児童クラブへ通わせたい希望率が分からないから多いのか?少ないのか?判断が難しい。
ココ大付属学園の応募状況や利用状況から推察すると足りていないような気もしたり。

利用には1,100円/日が必要になり、1時間110円とは言え、保護者が一所懸命に働いて得たお金を投じるわけで、お金を払っている以上、リクエストも期待もあるのに“特別な場所を目指さない”ココ大付属学園へ通わせる保護者の深層心理を勝手に察すると・・・。

「安心・安全に過ごせる場所」が保護者にとっての最重要項目かな?
子ども達にとっては「自由に過ごせる時間」が最重要項目かな?

そこへ、この事業を立ち上げる際に掲げた目的(感性の育み)を加味すると、やはり色々な知識や情報などを詰め込ませるのではなく、自分で考えて行動する大切さを実感できるかどうかが子ども達には大切な「鍵」と思う。
春休みもブレずにココ大付属学園ウェイ。

2024年2月15日木曜日

春の申し込み始まる!


これまで、のべ800人の小学生が参加した「ココ大付属学園春休み編」2023年度版(3/26-4/6)申し込みが始まった。
令和5年度はこれまでにのべ1,200人の小学生が参加。

12月-1月に冬休み編を終えたばかりだけど、もう春休み。子ども達との再会が楽しみ!
新規の問い合わせもあり嬉しい悲鳴だけど、この春はちょっと感慨深くなるはず・・・。

と、言うのもココ大付属学園は3年目。1年目は2021年、当時4年生だった子ども達の多くは2022年、2023年にも参加してくれて、その間に身長がグンと伸びたり、メイクを覚えたり、声変わりなどもして6年生に成長。

そんな彼らは、春休みとはいえ、4月1日から中学生なので3月31日までしか参加できない。
これまでの3年間を思い出してしまうだろうな。

だからではないけど、春休みの目玉の一つは「(防災)ピクニック」。
大型バスを貸し切って、松山市野外活動センターで存分に遊び楽しみながら有事について考えて行動する予定。
内容は真剣だけど、正しく理解して慣れることが必要と思いココ大流で学ぶ時間。

春は新一年生が入ってくるタイミングでもあり、数日前まで幼稚園生だったと思うと、毎回だけど接し方がぎこちなくなるのも春ならでは(笑)
参加お申し込みはコチラから。定員は40名、先着順で申し込み受付!

2024年2月8日木曜日

断水。


東京都水道局情報(生活用水実態調査)によれば、一日に一人が使う水量は平均214L(令和元年度)。うち、トイレ量は約45L(平成27年度同調査)と21%の占有率。

参考までに
・シャワー利用時の水量は12L/分で、10分浴びると120Lの使用量。
・歯磨きを水流しっぱなしで30秒間放置すると約6L。
・洗面・手洗いを水流しっぱなしで1分間放置すると約12L。
・食器洗いを水流しっぱなしで5分間放置すると約60L。

6時間の断水。台所、洗面所、シャワー、トイレと全ての水回りから水が出ず。
予めの告知があったからヤカンやポットに飲み水を確保したけど、能登半島で被災された方々は、こういう状況が1ヶ月以上も続いていると思うと辛い。
つい、手洗いに蛇口をひねってしまい「ゴォボゴボグォ・・」と咳のような蛇口音に慌てる。

そして松山市の石手川ダムの貯水率は39%と下がり続けていて、有事を想定した訓練のよう。
そもそも、家中キャンプのような生活だから普段と変わりないけど・・・。

一日でこれだけの水を使うのだから、一週間、1ヶ月となると6トン以上!の水を一人で流してるのか!?となる(質量=密度×体積)

6時間後には断水は終わり、水は問題なく流れたから何の窮屈や我慢もなかったけど、水の確保を改めて考えると、いかに大切かが分かり、これは子ども達とも学ぶべきことと・・・。

2024年1月31日水曜日

過ごし方で変わる未来。


ココ大付属学園は学童保育、児童クラブと似て非なる取り組みだけど、基準などは遵守しているから「児童福祉法第6条の3第2項目」の福祉事業と言える。
愛媛県の基金を活用した松山市の補助事業をココ大が預かり、長期休暇に運営している。

子ども達を預かるから単に子どもだけに益が享受されるわけではなく、共働き率が70%以上といわれる保護者が安心して働ける労働環境のサポートだったり、引いては経済にも地域や県、国へと繋がるから学童保育、児童クラブって大切な役目というのが3年間携わった感想。

全国学童保育連絡協議会によると2022年5月1日現在で学童保育に通っている子は134万人、10年前(2012年)は84万人。
学童保育施設は全国に2万4千ヶ所(計算方法を変えると3万5千という数字もある)

ココ大付属学園が似て非なると書いたのは、松山市の事業だから届出などをしていないから。ただ、義務ではないので届出なしの民間などによる所も多く、その運営母体は公営が約28%、民営(社協、地域、保護者、NPO法人、企業など)が約72%。

ココ大付属学園を運営していると周りから「同じようなコトを始めたい」と相談される時がある。
でも、現実的に考えると補助がなくてはまわらない構造なのは明白。

それは「人」「場所」「お金」の問題で、人は資格などが必要で誰でもというわけにもいかず、場所は子ども達にとって行きやすい場所、使い勝手のよい場所は他の人にも使いやすく確保が難しい、お金は人の問題にも直結していて、この仕事1本では生計は立てられない。

少子化で子ども達へのサポートが細分化かつ包括化する中で、「子ども達の放課後の過ごし方が後に影響する」という記事を読んで考えさせられた件。

2024年1月30日火曜日

松山東雲女子大学生振返授業。


夏も冬もココ大付属学園に参加してくれた
松山東雲女子大学生の振り返りをオンライン視聴。

  1. 子ども達と関わる際は、表情豊かに大きなリアクションが良いと分かった。
  2. 子ども達の行動や気持ちの背景を理解して対応する大切さを実感した。
  3. 自分から子ども達を信じることで、強い信頼関係を築けると分かった。
  4. 一人一人に合わせた声がけや臨機応変に広い視野で接することを学んだ。
  5. 子ども達とコミュニケーションを深めれば信頼関係は築けると分かった。
  6. 気持ちを受け止めながらも、ダメな時はダメとハッキリ示す必要さを学んだ。
  7. インチキ先生が遠慮せず注意できるのは信頼関係が成立しているからと知った。

そして、学生からのエピソードが紹介される。
一緒に遊ぶと思いきや一人、ポツンと外れた子がいたので大学生が声をかけたものの「あっちに行って!」と冷たくあしらわれてしまう。

訳が分からず、冷たい言葉を言われた学生は“時間を空けてから、程よい距離感で話しかけた方が良い”と思ったが、実際は直ぐに声をかけて距離を詰めて話を聞く方が良いとインチキ先生の行動を見て分かった。

大学生の判断は正しくて優しい、多くの人も同じ思う。しかし、私の場合は子ども達と信頼関係が築けていると思っているので、異変に気づいたら直ぐに「何があったか聞かせてよ」などの声がけをする。

すると子ども達は大人が知らない・気づかない点に不満を持っていたりする。
大人だったら自浄できるけど、子どもには未だフィルターはなく、即対応が最善策とコメント。

2024年1月8日月曜日

お守り。


読み聞かせをするわけでもない、聖人君子のような見本でもない、宿題を教えるわけでもない、何かを指導するわけでもない、指示や命令をするわけでもない、笑わせるわけでもない、遊びに入るわけでもない、工作やお絵かきが上手なわけでもない・・・。

1日10時間以上、そこに居て、子ども達の様子を見てるだけ。
「我々は居場所を提供してるだけなんよな・・・。」は館長の言葉。子ども達が安心安全に過ごせる環境(≒枠)を演出してるだけで、ポイントは子ども達に“そう感じさせない”こと。
実際の雰囲気は子ども達自身が醸成してる。

放っておくと、子ども達は考える。
遊び方や時間の使い方、友達との話し方や誘い方、大人へのアプローチ法など状況や事情に合わせて考える。ただ、その考える時間が1分未満の時もあれば10分、1年の時もあるから大人の辛抱にも限度がある(笑)。

ココ大付属学園の場合は最大10時間/日あるから、多くは考えて行動しても収まる。だから当人たちの満足度も高まりやすいと推察。

「お守り」みたいな存在と思っていて、特に何もしてないけど“妙な安心感”みたいなもの。
で、この「お守り」みたいな存在はフィルム・コミッションとも同じで、撮影現場でFCがすることは(全て撮影前日までに済ませているため)ほとんどない。

感謝のお手紙をいただき、自分たちの役目や意義について振り返った件。

サヨナラ三角、また来て四角。


ココ大付属学園冬休み編が終わる1時間ほど前から記念撮影が始まり、「インチキ!写真を撮ってよ!」と言われ、撮ってあげても「ダメ!もう一回撮って!」と、アシスタントにもならないポンコツな言いよう。

保護者から「インチキ先生も一緒に!」と言われて入り映ると、その光景を側で微笑ましく見ていた別の保護者がいたので「今日が最後なんですよ。」と伝える。
「えっ!そうなんですか?」と、驚くのも無理はなく、それぞれに家庭の事情があり引越するとのこと。

子ども達はと言うと、あっけらかんとして実感が湧いてない(≒明日も遊べると思ってる)感じ。
そもそも、ココ大付属学園には小学生までしか参加できないから、3月末で区切りがついてしまう。

「もしかして、インチキにお手紙?」「違うよ!」と、鉛筆を走らせてる最中に余計なコトを言ったのは、離れてしまう友達への手紙。
離れなかったら書かなかったかもしれず、なんと言うか“今”を大切にしていてGOOD!

「どこかでまた会えるかもしれないよ。」「でも、一生会えないかもしれんよ・・・。」「まぁね・・・でも、一緒に遊んだ思い出は残るじゃん。」「そうだね。」
さよなら三角、またきて四角。なんだかいい雰囲気だった件。

クレーム対応。


ココ大付属学園冬休み編に寄せられた様々なクレームから。

Aさん。「インチキはコンピュターをカチャカチャしてる“だけ”で遊んでくれない!」
└ インチキと遊ぶより友達同志で遊んだ方が1,000倍楽しいですよ。

Bさん。「インチキは宿題や問題の答を教えてくれない。」
└ だって「インチキ」ですから。間違った解き方や答えを示してしまうかもしれません。

Cさん。「インチキは鬼ごっこの“鬼”になってくれない。」
└ 走ったら息切れがするし、めまいや痙攣をするかもしれず走れません。

Dさん。「インチキはアルゴを無視しないでもっと可愛がれ!」
└ アルゴ(LOVOT)は一人遊びも得意なので放っておいて大丈夫です。

Eさん。「インチキはココ大付属学園の参加人数をもっと増やせ!」
└ あなたたちのような怪獣と10時間/日を過ごすには40人が限界です。

Fさん。「小学生しか来れないのは困る。あと3年しかない。」
└ あと3年ではなく、まだ3年もあるではありませんか!存分に満喫してください。

Gさん。「冬休み、夏休み、春休みでは足りない。毎日来たい!」
└ ココ大付属学園の運営元である松山市に相談してください。

Hさん。「春休みに入れる保障が確実に欲しい。特別枠はないのか?」
└ 保護者に申込日時を忘れないよう伝えてください。先着順は変わりません。

上記のように適切に答えても、クレーマー達は「ウソだ!」「認めない!」などと叫んで飛びかかってくるのだから、もはや暴挙。

2024年1月7日日曜日

撮影されたんだよ!


愛媛県の広報番組のコンテンツとして、ココ大付属学園が紹介されることになり、撮影隊がやってくると子ども達はソワソワ。
撮影隊が入るのは初めてではない(昨夏は報道)のに、ルンルンでカメラの前を横切ったり、「ワタシ、映っちゃうの?」と照れてしまったり。

特に男子は「肖像権がありますから」など“それっぽいコト”を言って、フードを被ったり、サングラスをかけたり(この時の為に用意しとったんかい!)と、映りたいけど、恥ずかしくて映りたくない、でもやっぱり保護者に見て欲しいから映りたい・・・と揺れる少年の心が行動に現れた件。

ココ大付属学園の狙いの一つに「子ども達からの話題を多くする」があり、夕食や団欒の時に「〇〇なコトがあった!」「〇〇だって!」など、保護者から話題を振るではなく、子ども達から話題が溢れたらいいなと思っていて、「撮影されたんだよ!」とか「伊予銀行のATMの秘密って知ってる?」など、抑えきれないインプットをアウトプット!

話を戻して、伊予銀行の後は堀之内公園で思いっきり遊ぶと、すっかり“そんなコト”など忘れてしまう子も思いっきり顔出しでワイワイ。
“そんなひと時”は、その時しかなく、子ども達がどれだけ楽しめるかは大人次第。
放送は2月上旬予定。

何の貢献もしてないけど。


「ココ大付属学園の子ども達と会うと新年と思います(笑)」「新年最初のイベントなので気持ちがシャン!となります!」など伊予銀行CSR部の皆さん。

それもそのはず、昨年も一昨年も1月5日に実施したからで、「恒例行事」と思っていただいてくれたかも!?
新年早々、お忙しい中、構想から準備、当日の進行、そして本店内の案内までしてくださり大感謝。

子ども達は、銀行の仕事/役割について教えてもらい、ココ大付属学園専用の名刺を作っていただき名刺交換体験、その後は貸金庫やATM、店内などを見学させてもらい、お札技術を確認して、札勘体験(お札を扇状に開いて数える行員ならできて当然の作業)で終了。
札勘のてほどきを一緒にしてくれた銀行員に照れるも興味を示すこども現れる!

そもそも、どうして伊予銀行との仲なの?な話になると、2013年まで遡りインターンシップでのご縁から。その後「レシート探偵経済を追え!」「いよぎんミライ創造塾(伊予銀行140周年記念事業)」「第6回いよぎんビジネスプランコンテスト受賞」「鬼の三角ぼうしWS」と続く。

伊予銀行の営業拡充や売り上げなどに全く貢献してないけど、面白がってくださってのご縁。
つくづく、これまでのご縁でしかなく、直接的・間接的に関わってくださる方々に大感謝!

2024年1月6日土曜日

ズッコける。


1000円札を手に取り「この人は誰?」と印刷された野口英夫について尋ねると思ったら「ねぇ、インチキ。このお札ってピン札?」と尋ねてきて、ズッコける!

「どこで、そんな言葉覚えたの?」「お正月」「あぁ、そうか・・・。」となる。
正月にお年玉をもらった際にピン札の話を聞いたそうで、気になっていたそう。子ども達は大人の会話を聞いてます。
「ピン札じゃないよ」「ふーん」で終わる。

文部科学省「子供の学習費調査」によると、公立小学校に通う子ども一人にかかる教育費は約35万円/年(月額換算2.9万円)。
中学生の場合、公立は約54万円/年、私立は約144万円/年と2.7倍。
高校の場合は、公立は約51万円/年、私立は約105万円/年と2倍。
大学4年間は、公立の場合約260万円、私立の場合は約500万円は伊予銀行資料。

「こんなにお金が必要なの!?」と学校へ行くにも多額のお金が必要と知り、ビックリする子供達。あまりの多額にイメージがまったくできない。
「もっと勉強しなきゃ!」という子どもがいれば「ちゃんと給食を食べよう(残さない)」という子もいたり。

驚いたのは子どもだけじゃなく大人も卒倒しそうだったから安心してね。