日記を検索

2022年6月30日木曜日

生きてるを実感。


期日前投票に行く。松山市選挙管理委員会のFBを見ると、投票した日の投票数は611票だったのね。https://voice-project.jp/というのもあって、選挙(投票にいくこと=意志を表明すること)の大切さは徐々に浸透している気がするけど、先日の市議会議員選挙のような投票率(39.45%)では話にならないから、何度もでも言い続けないといけないのね。これぞ、まさに地域づくりの始まり。

コツンッ!とタイヤに違和感を感じた思った瞬間、プシューと空気が抜けてゴツゴツとなる。それも上り坂!降りて自転車を押すのも暑いし、かと言ってこのまま乗り続けても居心地悪いしタイヤ交換になるかもしれないし・・・と、言っても乗り続けてしまうも(松山市内中心部に自転車屋・・・)とめぐらしている間に青信号を2つ逃す。で、ANAクラウンプラザホテルに杉山輪業がオープンしたのを思い出して駆け込む。修理代金2850JPY、公用車ですから!

食券機の前にて。「アツアツ全部のせピザ」というボタンが一際輝いて見えたので900円投入(他の食事が600円、800円が多い中で、どんな全部のせピザなんだろう)と、想像しながら待つと、店員さんが、盛られた具材たっぷりのピザを釜に入れるのが見えた!(あれは私のだ!)と待つこと2-3分、目の前のピザは「ゴロゴロなトマト大盛り」だった件。誰も悪くない、頼んだ私に責任はあるのだ!

2022年6月29日水曜日

あの時の自分へメッセージ。


今の自分から、小学生の時の自分にアドバイスができるとしたら、どんなアドバイスをしますか?と尋ねると・・・。


もっと楽しんで!たくさん遊んでください。遊べる時に遊んだいた方が絶対にいい。大人になったら怒られることを全力で小学生の時にしたほうがいい。外に出てたくさん遊べ。今しか出来ないぞ。外で遊ぶ時は日焼け止め塗りなさい。体を動かす遊びは今しかできないよ。外で遊べ!。もっと外遊びをしておいた方がいい。好きなことを思いっきりしてください。たくさん体を動かして遊ぼう!何も考えずに遊んでおいた方がいい。もっと遊ぶべき!


他にも、いろんなことを経験した方がいい。自分のやりたいこと、挑戦したいことが見つかるからもっと勉強しておいた方がいいよ。運動音痴になってしまったから、もっとスポーツをしっかりしておいた方がいいよ。痩せて!早く寝て身長伸ばして!色んな人と関わって沢山遊んでほしい。色々なことを体験するといいよ。今のうち(小学生のうち)に外で走り回るなど、体力をつけよう!今のうちに本読んだり、勉強をもっとしとくべき・・・など。


ココ大付属学園にも参加してくれる学生たちは将来、子ども達に接する仕事に就く。“あの時”の自分へのメッセージを、今の子ども達に伝えられたらと思い尋ねたら、色々と積み残していた件。何も考えず、思いっきり遊んだらいいと思う。

2022年6月28日火曜日

コロナ慣れを猛省。


「会いましょうよ!」と声をかけてくれた松本理事。コロナ禍でオンラインやメッセージでは“会っていた”つもりでも、対面で会うのはナント!2年ぶり。すっかり「コロナ禍慣れ」してしまい猛省。柳井理事と一緒に食事を囲みながらの秘密会議。この2年間、方向転換を決めた矢先にプロジェクトの頓挫もあり、どう立て直すか?と思索したけど、先日の総会でやっとメドが立ち、労を労うという意味でもお会いできてよかった。

松本理事は、ITコンサルタントとしてココ大設立前からお世話になっている方。柳井理事はココ大の初期に参画してくださり、税理士としてココ大を支えてくれている方。柳井さんとディープで世知辛い話に「仕方がないっすよねぇ」とくだを巻いている(ちなみに私も柳井さんも全く飲まない)と、松本さんが自社の将来を壮大に描いたビジョンを語り始め、光り輝き始めて眩しい!となる。

あ”ぁ、コロナ禍、コロナ慣れという都合の良い言葉で、いつの間にか私は目の前のことで精一杯で溺れそうになり、モチベーションを落とし、気持ちも心も乾き、干からびていた。と、痛感せざるをえない松本さんの輝き。乾き干からびた心に降り注ぐ夢のシャワーを浴びた、私と柳井さん。「なんか、元気出てきたーー!」となる。ファイヤー!な食事に元気、会話に夢を注入してもらった件。

1000%だった件。


作品に出てくる場面は日常的な場所である、という
言葉に納得しました。」「FC編が終わるのは寂しいけど、引き続きロケ候補地を探していきたい。」「私たちが知らないだけで地域には様々な魅力が潜んでいるので、これからも見つけて広める事が、どれだけ楽しくて面白いかを次世代の人達に伝えていきたい。」「愛媛県は田舎だと思っていたけど、愛媛県にしかない良さがあることを授業を通して学び、愛媛はいい所だと再認識することができました。」


授業で思考や視野が広がり、他の県にはない愛媛の魅力がたくさんあることに納得しました。」「フィルム・コミッションを学び、【地域の魅力】を今一度考える事ができた。」「何気ないけど魅力的な場所を紹介することが地域の貢献に少しでも繋がればいいなと考えています。」「エンドロールでフィルム・コミッション名を見つけることで身近に関わっていたこと、世界でも活躍している機関だということに驚きました。」「地域の魅力は誰かが見つけないと気付けないので、見つけたらSNSだけでなく、友人や家族とも共有して地域に貢献したい。


ボランティアは多様で多彩だよ。と、視野思考を広げている松山東雲女子大学での授業。河内晩柑編に続き、FC編が終わり授業の感想を求めたら、伝えたい事を学生は1000%理解、納得してくれたようで、こんなに嬉しいことはなく、涙腺が緩んでしまった件。

2022年6月27日月曜日

先は長いという話。


私の父親(82歳)は百貨店の美術部に所属し、百貨店が美術館を持つのがステータスだった時代の責任者だったから、私も美術に触れる機会が身近だったのは事実。彫刻や絵画など色々なジャンルがある中で、私が好きになったのは「ポップアート」と「写真」。だからデイビット・ホックニーの記事を読んで(わぉ!85歳)と思ったら、(待てよ、ボテロは御年90歳といってた!)し、横尾忠則は85歳!、ジェフ・クーンズの67歳なんてまだ若い!


あぁ、草間彌生(93歳)を忘れてた。田名網敬一は86歳、森村泰昌も舟越圭も71歳なんだ。愛媛県今治市出身の空山基も75歳だし、愛媛県宇和島市在住の大竹伸朗は67歳になるのね。うーむ、多感だったハイティーン、そして20代前半に過ごしたNY時代に影響を受けたアーティストが“高齢者”になっても尖っているのに気づいてショックを受ける。子供の頃に触れあってた「おじいちゃん、おばあちゃん」じゃない!


と、なると私たち自身が70代、80代になる頃は医療なども一層充実して更に尖った「おじいちゃん、おばあちゃん」になるのか!?勝手に平均寿命までしか生きないと思ってるからあと30年と思いきや「健康寿命ってあるんだよ」と妻。ピンピンコロリで“その時”を迎えたいと思ってるけど、そのためには健康でいてねと家族。映画界には92歳で現役の俳優であり監督のクリント・イーストウッドがいましたな。

なんてこった!


衝撃の事実を知ったのか私。調べの“途中”に出た数字で計算したら、過去5年間に劇場公開された邦画作品で、興行収入10億円未満作品の平均興行収入が【72,693,741円/本】と出た。計算間違いならいいけど。
10億円以上の作品は日本映画産業統計で作品名、作品本数、興行収入が公表されていて全体の興行収入から10億円以上作品の興行収入を引いて、公開本数からも10億円以上作品を引いて割り算すれば出る単純計算。

1本あたりの平均興行収入が72,693,741円/本てことは、製作費1億円だと約2800万円の赤字!7000万円で製作しても269万円の黒字とスズメの涙一滴。ちなみに2019年は邦画史上、最も公開作品が多かった年で1年間で689本が公開されて、そのうち10億円以上の興行収入作品は40本。だから差し引いた649本の平均興行収入は57,445,300円となる。689本のうち10億円以上の興行作品はわずか5%の事実。

ここから劇場や配給会社などへ支払うから手元に残るのは半分以下。「誰も知らない、誰にも見られない作品を作るなんて罪だよ。」と関係者。ほんと、その通り1日1本見ても全てが見れないなんて・・・。これは劇場公開作品だけだから、これに配信作品も加わり、毎月新作が登場するのだから・・・。

2022年6月26日日曜日

FCの都市伝説。

西崎ノート

JFC総会、シンポジウム、そして翌日のロケ地ツアーが組まれていた2日間の天気予報は「雨」。前日から暴風と霧、雨で(参ったな・・・)と言う感じ。JFC総会、シンポジウム当日の午前中は雨がポツポツ降っては止む曇天。シンポジウムは参加無料なので天候が影響大、広島FCの西崎さんはホストとして気苦労絶えなかったはず。シンポジウムでは私の勘違いで最後の打ち合わせもできず心配をおかけする。

午後。全国各地からフィルム・コミッションが続々とやってくる。FC界隈ではヒソヒソと囁かれる「FCには晴れ男・晴れ女が多い」都市伝説があり、「実は晴れ男です。」「私は晴れ女です。」と自称する人が多い。そんな人たちが全国各地から集まったからか、会場(グランドプリンスホテル)付近は段々明るくなり、時間が進むにつれて明るい曇空りになり降雨の心配がなくなる。でも近畿や他では雨だった様子・・・。

本領発揮は翌日のロケ地ツアー。朝食時から雲の切間から青空が見え、出発時には陽が差して気温が上がりピーカン天気になる。「やっぱり、FCの晴れ男、晴れ女説は本当なんだ!」となる。でも、そんなお天道様を味方につけるのは、西崎さんがシンポジウム用に書き込んだノートにように「見えない日々の積み重ね」が引き寄せてると思ったり。偶然と思えることは実は必然ということ。

タコツボ化しそうだったので


愛媛に戻れば役割も変わる。地域の課題改善にどう取り組むか?今年度から「エールラボえひめ」のディレクター(全体を見る人)に就任し、県内のコワーキングスペース運営者ら(東予は“サカエマチHOLIC”の安形さん、中予は“ファンプラス”の中山さん“テックIS”の植松さん、南予は“コダテル”の濱田さん)と一緒に取り組むのだけど、最初が肝心!と、地域の課題との向き合い方について激論交わした3時間。

課題を改善したい!という当事者は熱くていいけど、我々には冷静さが求められることも多く、散見するのが、誤解を恐れずに言うと「課題を見つけるコトに満足する人」がいること。こう言う人は自分では“その課題”の改善に加わることはない。「忙しくて時間がない」など、正論に聞こえる“できない理由”を持ち出す=アイデアキラーだから厄介。関わり方は人ぞれぞれにあり、些細なことでも関われると言いたい。

「我々はどこまで伴走したらいいか?」も悩みどころで、最終ゴールは「自走」と分かっているものの、自走するには活動ではなく事業(収益などによる循環)になり、いわゆるコミュニティビジネス?となる。タコツボ化しそうだったので視点&思考をリセット。
その結果、地域づくり、プロジェクト経験のある、まずは私からモデルとなる“軽い(=笑いあり)”の課題の提示、改善策をお披露目となる。やるぞー!

2022年6月25日土曜日

大いに失敗して!


20年前にインターンシップ研修で出会い、「世界の中心で、愛をさけぶ」「恋は五・七・五」などの作品を一緒に支援した当時学生だった彼女。研修後もNPO活動を続けてくれて卒業後は上京して映画関係の仕事に就き、結婚した相手は映画プロデューサー。出会ってから20年、映画プロデューサーの旦那さんと私が出会い、奇遇としか言いようがなく、彼女と旦那さん、お子様と会食をした際にササッ!とミニ色紙に気持ちを書いてくれた彼女。幸せそうでした。

20年前からインターンシップ研修に参加して、これまで100名以上の大学生を受け入れてきたけど、今年も15名以上の大学生が申し込んでくれる。実は20年目にして初めて「愛媛大学、松山大学、聖カタリナ大学、松山東雲女子大学」の全ての大学から応募者がある。
今年のテーマも「ココ大付属学園」。学生は小学生を相手に、自分でプログラムを企画立案して実施する。

インターンシップの狙いは「失敗する」こと。頭でいくら考えても現場で変わることはしょっちゅうあり、すると(事前に考えたことは間違っていたのか・・・)と正解不正解で判断しそうだけど、そんなことはなく考える領域や視野が狭かったに過ぎず、経験を増やすことで、広く俯瞰的に見れるようになる。大いに失敗できる機会がインターンシップで、レベルアップに繋げるのだ!学生よ。

2022年6月24日金曜日

6つの大役。


全ては自分の責任であり、重々承知してますが!シースピカ(観光用クルーザーで外装も内装も特別仕様、デッキにはイスやテーブルが設置)に浮かれてイスで20分ほどウトウトしていたら日に焼けてしまった。赤らんだ顔を見て「どうしたの?酔っ払ったの?」など、イジられる。別場所では「ゴルフ焼けですか?」と言われ散々(笑)。お肌のケアなんてしたことなく、家に戻り、妻が残した乳液などで大丈夫?

アップルのサービスセンターへ連絡。目的を達成するには子供たちの事情を話さなければならず、「息子と息子が・・・」と話すと電話口の方が「息子さんが何人も出てきますか?」と、ほっこり話しかけてくれ、「スミマセン!長男と次男が・・・」と言っても似たり寄ったりで、電話口の方に想像力を目一杯膨らませて聞いていただく。途中、私もどっちがどっちか分からなくなり、お互い笑ってしまった件。

理事会進行→総会議長→シンポジウムモデレーター→レセプション挨拶→JFCアウォードプレゼンターと5つの大役を終えて、ひと段落。気持ちが緩み周りとお喋りをしていたら「それでは、最後に総評を理事長から!」と、言われて(そうだったかーーーー!)と6つ目、最後の大役を忘れそうになる。でも、ちゃんとコメントは事前に考えていたので、伝えられたと思う!?

肩書きは成長させる。


自分では「肩書き」は単なる預かり名称で、特別と思っていなくとも、世間一般では「その人の身分=価値」と受け取られる時もある。私個人では絶対に会えない人でも会えるツールが肩書きで、今回も痛感する。金融機関の頭取や商工会議所の会頭、映画監督や組織の理事長などにお会いすると、その肩書きに適した立ち振る舞い、言動などを求められるから強制的に成長させられる(良い意味です)。

両隣にVIPという状況で「泉谷さんはおいくつ?」「50歳です。」「お若い!これから益々の活躍が期待できますね。」「その年齢で理事長とはカリスマですな。」「いえいえ、ヒエラルキーのトップではなく、皆んなのセンターです。」「面白い!その発想は今後、更に求められるでしょう。」「もっと活躍の場が増えますよ、期待してます。」と名刺交換など、リップサービスと分かっていながらも激励いただく。

「いくつになっても人は成長できる。」は心理学博士の妻の言葉。なので自分自身でも成長を心がけているけど、そのスピードはコピー用紙一枚を積み重ねているようなもの。だけど今回のように外からググッ!と引き上げられる時もあり、それはコピー用紙の数束分のジャンプアップ。“その時”は突然くるからボロが出ないよう日頃から意識することになる。50歳はまだまだ若いということ。

2022年6月23日木曜日

バスカヴィル家の犬×ドライブ・マイ・カー

ヒドい激ブレで雰囲気台無し

大ヒット公開中の「バスカヴィル家の犬」を劇場でご覧になったから反響が届く。その中でも多いのが「全て萬翠荘での撮影ですか?」と質問です。私からの返答は「想像にお任せします。」です。作品の見方は人それぞれで、愛媛に縁ある人、萬翠荘を知っている人、純粋に物語を楽しみたい人の想像に任せます。「あの撮影は・・・」という時が来るかもしれませんが、今ではありません。

超ロング上映が続く「ドライブ・マイ・カー」のエンディングについて複数回鑑賞した猛者、担当者と談義。「ラストシーンの”みさき”は、どうなったのか?」「韓国に行ったよね?でも、どうして韓国?」「家福から“あの”赤い車を譲り受けたの?それとも自分で買ったの?」「みさきの笑顔は何を意味してるの?」と、話せば話すほど、それぞれの違った見方、見解で濱口監督の思い通りになる。「監督は明確な理由を出してないんです」と担当者。

「ドライブ・マイ・カーのロケ地にもなった23階のスカイラウンジでドライブ・マイ・カーをイメージしたカクテルをどうぞ!」という誘いに私はモクテルをいただく。「実はバスカヴィル家の犬でも作品の公式でカース・オブ・バスカヴィルというカクテルをANAクラウンプラザホテル松山が出してるんですよ。と、写真を見せると「おぉ!これが公式か・・」と、話しても話しても作品と地域をどう結びつけるかの話。

2022年6月22日水曜日

無関心でも無関係ではいられない。


先日の松山市議選の低すぎる投票率(39.45%)について書いたら、反響が大きくて(同じようなコトを思っている人は多いんだな)と実感。そうしたら、岡市議が先日(2022年4月24日執行)の市議選の年代別投票率を図解化して紹介されていて、とても分かりやすかったので岡市議に許可をいただき、ここでも掲載、感謝!一目で分かるのが【20歳〜24歳の投票率が20.3%】という5人に1人しか投票していない事実。

なおかつ、全世代で4年前の投票率よりも平均で-4.42%下がってる事実!ちなみに最低の投票率の20歳〜24歳でさえ2.12%下がってる(涙)。この話題、単に候補者への期待や訴求力だけで改善するのだろうか?と本当に思う。選挙制度、投票方法、有権者の意識など手遅れ感が否めないのは私だけだろうか?大学生が選挙に興味関心を持たないのも、少し分かるような気がする・・・けど容認はできない。

偶然にも本日は参議院選挙2022の告示日(7月10日投票)。市議選とは違うけど、投票率がまた低かったら・・と思うとゾッとする。残念なのは、投票率が低いことを悔しい!と思う方がいる一方で、ラッキーと思う人がいると教えてもらったこと。(なんだかなぁ・・・)とも思うけど、ここで課題と自分を切り離してしまうと残念な人になってしまうから、学生にも選挙に行こうと伝えよう、ボランティアにも関係あるし。

2022年6月21日火曜日

経済、観光、技術、文化、政治などに課題。


授業は(自戒を込めて)「地域には魅力も多いけど、問題も多いよね・・・」と言う切り口だったけど、本題(ボランティアの心構えなど)以前にお金の話で沸騰してしまった。分類は独断と偏見なので参考程度だけど、答えてくれた学生は「こんなコトを話せる(聞ける)授業は面白い!」と真剣だったので、もう1歩踏み込む。学生には「ココが残念だよ!愛媛県」と率直で忖度ナシの回答を求める。すると、

経済に含めたお金以外に「交通機関の利便性が悪い、交通費が高い、本数が少ない、ICカードが共通じゃない」などの交通の便がお金と匹敵するぐらいに多かった。そして案の定「遊ぶ所がない、友達に紹介できる、過ごせる場所がない、“みかん”以外に目立たない」などの観光系が続く。情報量が少ないのもあるけど、率直な意見。似て非なる文化面での「映画館がない(愛南町からエミフルへ2時間30分かけて映画や買い物にはショックを受ける)」

技術系でも「wifiが遅い!繋がらない!電波が届かない!(通信費節約のためにwifiは必須とのこと)」とあったし、政治面では「政策の成果が見えない→関心が薄まる、どう関わったらいいか分からない、選挙で何が変わるか?分からない」などが。
そんな中、「イケメンが少ない。」という意見が出たので尋ねると「イケメンはみんな、県外へ行ってしまう・・・」という謎理論を展開してくれた学生。

キレイごとでは済まなかった件。


「愛媛は終わってます。」「どうして?」「店の種類は少ない、だから品数も品種も少ない、バイトの賃金も安いから買い物できない。遊ぶ所もない。電車やバスは少ない。」と続く。「洋服などはネットで買うんじゃないの?」「店で“品定め”したいんです。」「時給はいくらなの?」「最低時給ですよ。830円/時。」「うわっ!マジ?(と、隣の学生)」「続けてるのに毎年5円しか上がらないんですよ!」

「コロナ休業から復帰しても時給安くて買い物もできないですよ。」「私はバイトを3つ掛け持ちしてます!」にビックリ!「バイト代を貯めて旅行とか目標があるの?」「ないですよ、買い物もろくにできないからバイトしてるんです。奨学金の返済もあるんですよ。ツラい・・・。」
「保育士の給料、知ってますか?手取りで〇〇円ですよ・・・。」「低すぎるね、でもそんなに安月給なのに保育士になりたいの?」「子供が好きだし・・・。」「うーむ、“やりがい”搾取だね」と私。

負のスパイラルに飲み込まれている学生。ボランティアをしたいけど、“それ以前の話”で沸騰してしまった時給の話。私見だけど、ボランティアは、気持ちなどの“余裕”がないと続かないと思っていて「ボランティアは強制ではなく自主的で発意によるものです。」は基本だけど、キレイごとにも聞こえて、お金がなくてもボランティアはできるけど、学生たちの気持ちは不安定だった件。

2022年6月20日月曜日

末っ子くんも旅立つ。


姉、兄が海外へ行ったのを見送っていた末っ子くん、オーストラリアへ旅立つ。高校卒業後の進路を考えた結果、「外の世界」を見たくなる。目的は好きな音楽に触れること。今は漠然としたイメージでも、交わったり暮らす中で気付いたり、興味関心を持つことも多いから現地の文化にどっぷり浸って欲しいと父。これで妻とも描いていた「我が子を海外に出す」ミッションも一先ず達成。

末っ子くんの感性は長女、長男とも異なっていて、小学生の時から「道徳」でユニークさを発揮。美術も好きで言語化するのも好き。妻とは心理学に触れる話題や私とは思考などに触れる話題を1時間以上話せる面白さ。ぜひ、異国の地でも弁論してほしい。末っ子くんのこれまでを読み返すと「あんな」「そんな」「こんな」などがあり、彼なりに悩んだ時もあったと思うけど彼の周りにはいつも友達がいた。

我が家の場合、働き方、暮らし方に固執がない(=自由)ので、愛媛で生まれ育ったという礎さえあれば、どこで生きようが、どう働くかは不問。それは私や妻がそうだった(今もだけど)ので、子供たちには無意識でも影響を与えていたのかなと。
アドベンチャーファミリーを標榜してるから、これでよし!次は、子供たちの所へ訪れる理由ができたから行かないと!

2022年6月19日日曜日

8220人/日の山。

川に沿って登る

世界一の登山客があり、その数は年間で300万人(約8220人/日)と言われる高尾山。ちなみに松山市の2021年観光客は395万人。たかが599mの山でこれだけの人を魅了するのは何だろう?と妻と話しながら登る。ちなみに私は2日連続の高尾山。平日も多くの方で賑わっていたけど週末は、途中で渋滞がおきるほどの混雑で、山頂は数百人はいるんじゃない?と言うほど大にぎわい。

この時期の高尾山は「ジュラシックパーク」の恐竜が出てきそうなうっそうと木々がモサモサ茂り、まとわりつくような湿気の中を歩く。今回は川沿いコースを選んで登り、途中には写真のような時に川に入りながら歩くこと約1時間で山頂に。途中ですれ違った方々を見ると、とにかく女性、外国人が多かった!そして軽装(実は私もポロシャツ&短パン、手ぶら)も多く、サンダル姿の方も多かった。

1時間で599mの山頂に到着する頃合いは、バテる直前だから絶妙としか言いようがない。休憩して帰りは「天狗焼(天狗の形をした黒豆餡の焼き物)」を食べて帰るのが楽しみ。
八王子市への観光客数は約800万人、37%が高尾山を訪れてる計算。松山市の場合、ざっくり600万人の観光客のうち100万人が道後温泉だから16%。「街中の観光資源をもっと活用したら観光客はもっと増えるよね」と妻。

2022年6月18日土曜日

撮影現場で探す人。

撮影中、暖をとった休憩所

「本日から愛媛ロケです!よろしくお願いします!」と助監督のかけ声で愛媛ロケがスタート。この“緊張感漂う雰囲気は撮影の特徴でスタッフがテキパキと動く中を私はウロウロ。萬翠荘の1階はミステリアスな邸宅に変化してた。Pを紹介いただいた次は「衛生班」を探す。青いビニール製の着衣の方は目立ったので声をかけると保健師さんで、今回の現場を包括的に対応してくれるとのことで一安心(FCも毎日検温、問診でした。)

次は「記録(スチール)さん」を探す。記録さんは作品のオフィシャルカメラマンで堂々とキャストの演技を撮れる方。私たちFCもキャスト入りの写真は撮れるけど使用には事務所の許可が必要でOKが出るとも限らないので、キャストがいない撮影風景を撮るのが基本。記録さんと仲良くなることで、色々と情報交換できるから私はいつも探す。(次は・・・)と思ってると、「泉谷さん!」と制作部から声がかかる。

「制作部」は撮影現場の“全て”を調整するスーパーな人たち(大袈裟ではなく、制作部がいないと撮影は成立しません)。FCは制作部と共同体のような感じで撮影を実現させていて、ある夜間撮影の時、寒さがいっそう厳しくなるから暖をとりましょうとなり、制作部と萬翠荘さんがストーブを用意してくださり、そこに湯を張った桶があり、湯の中にあった缶茶がカイロのように温かく、かじかんだ手に染みたのを思い出す。

2022年6月17日金曜日

パラダイムシフト三選。


先日の講演時に用意された純和風の部屋にはバスタブがなく、代わりに畳部屋の一角に「シャワーカプセル」が置いてあって「和風+畳+カプセル」が近未来SF的!と思ったら、東京のホテルでもバスタブ無のシャワーで、その分、脱衣所、洗面所が広くなってた。聞いたら「海外からの旅行者対応」とのこと。どうでもいいけど、こんな時のシャワーはシャワーヘッド以外に正面や横、上からも強烈な水圧で声をあげるほどビックリする。きをつけよう。

昼食時、店員さんに直接注文していたスタイルからタブレットで注文する非接触になり、おじさま達は注文に悪戦苦闘。「すいませーん!」と結局店員さんを呼んでしまう。さらに食事が終わると「会計ボタン」を押す必要があり、レジで待っても店員さんが来ないので困ってた。横目で見てた私はおじさま達を演習に、自分はスマートに会計をとレジに行ったら「伝票をお持ちいただけますか?」と、慌てて席に戻る。確認はアナログだった件。

エレベーターに乗ると閉まった扉に映像(コマーシャル)が流れてビックリ!そして途中階で開く瞬間に投影は中断し閉まるとまた再生。エレベーター後方に小さなプロジェクターが設置されていて、感度センサーなのか瞬時にON/OFF。エレベーターに乗ってる時間は10秒〜30秒ほどなので(そこに商機を見出したか!)と驚く。「泉谷さん、降りますよ」と促され、投影された中身を覚えていなかった件。

撮影初日。

撮影初日の朝

撮影が行われた2021年1月は、今以上にコロナウイルスへ対する不安感が強く(本当に撮影初日を迎えられるのだろうか?)と、何度もヒヤヒヤしたのを覚えています(なぜなら、この前に支援した作品は撮影直前にコロナウイルスの影響で延期→中止という涙ナシでは語れないエピソードあり)
話を戻して、陰性証明書の提出、撮影支援ガイドの遵守など最大限に対応していただき、撮影当日の朝を迎える。

「バスカヴィル家の犬」の撮影がコロナ禍でも恵まれたのは、萬翠荘が撮影期間中は閉館して受け入れてくれたこと。そして萬翠荘は入口を施錠することで関係者以外は入れず、撮影に集中できたこと。ただ、接触人数を最小限にするため、フィルム・コミッションからは私一人で全てを対応することになり、約80人のスタッフと向き合う。でも、先乗りしていた美術部、制作部以外は誰が誰だかわからず・・・。

初日に掲げたミッションは「プロデューサーと名刺交換する。」こと。これは撮影終了後の公開に伴う「プロモーション」を意識したもので、繋いでいただき名刺交換。撮影初日から「宣伝を積極的にしたいので、ぜひ相談に乗ってください」という旨を伝えた記憶。そしてトップのPから「ぜひ!」と言葉を引き出せてミッション達成。次は「コロナ対策」を見守るために保健師さんと合流したのでした。