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2021年1月4日月曜日

ひたすら観まくる(駄話)

年末は(年が明けてから取り掛かればいいかっ!)と思い、年が明けても(“さんがにち”はいいかっ!)と自分に甘く、Amazon Primeなどで映画を縦横無尽に観まくる。「クーデター」は最後までハラハラしたし、「1917」のワンカット撮影は再度確認してもスゴかった。「シェフ」がつくる料理に腹が減り、「ボヘミアンラプソディー」は何度見ても最後のライブシーンに感動し、「インターステラー」は五次元世界のシーンにウルウルきて、娘との再会に涙腺が崩壊。あっ!何気なく観た「オンリーブレイブ」はバックドラフト系かと思いきや事実に放心となり、その後号泣。(私はアホか!)と自分で思う。

ロシア映画、香港映画、フランス映画、フィンランド映画も観た中で、やはり韓国映画は面白かった。再見の「タクシー運転手」に光州事件を知り、「グエムル」にUMAは存在すると確信し、「ハッピーログイン」に往年の俳優陣に感情移入する中で、何気なく観た「レッドファミリー」はフィクションとは言え、こんな感じでスパイはいるのだろうと・・・。深刻な社会情勢をエンタメ化する韓国映画は良作が多い。

でも映画を観まくってる場合じゃなかった・・・。報告書や企画書、資料、原稿、申請書などが溜まり、提出期限が1月4日(つまり今日!)のもあった。でも「ヒトラー暗殺13分の誤算」も観たいし、「クリムト」などのアート系映画も観たい。「ペパーミントキャンディー」はリストに追加した。普段は邦画が仕事だから。そして、クレジットに掲載されているFCの確認が〆。

2021年1月3日日曜日

“好き”でする仕事は福業でどうか。

先んじた複業についてあんなそんなこんなと書いたからか「2021年、複業は今よりも進むでしょうか?」と意見を求められる。「進むでしょうね」と返答する。「アルバイトの掛け持ちも複業でしょうか?」と尋ねられたので「えっ!そうなの?どう思って質問したの?」と質問を質問で返してしまう。「一種の“複業”かなと思います。」という返答に(むむ、珍問答に陥りそうだ・・・)となる。

「それは“副業”かな?」とその場をしのぐ。諸説あるけど複業と副業の違いには「メインとサブという違い」「目的の違い」などがあるそうで、【複業はどれも本業と言える仕事】に対し【副業はメインの仕事以外に、何かを補うためにサブと位置付けた仕事】。だからアルバイトは「そもそも学生の本文は学びなのでメイン。学費や生活費を補うため」なら副業となると。同列(複業)と序列(副業)の違いという感じか。

「泉谷さんは複業ですか?副業ですか?」と話が続く。「フィルム・コミッションは全ての根っこ、そこから派生したのがココ大、この2つは複業。NICECREAMは副業、いや福業かな?アハッ!」と一人で笑って、その場を凍らせる(涙)。「アイスクリーム屋って夢があるよね?」と強制的同意を求める私。「複業とか福業とか超えて“好き”でしてるんだよ。」と続けると、(この人、いい歳して絶対におかしい・・・)という雰囲気になる。どうだ!

2021年1月2日土曜日

オジさんができること。

初詣。「お年玉」を渡す人数がまた減った。5年前だったら10人以上いたのに、一人また一人と大学生になり(我が親戚内では高校生までがお年玉の対象者というルール、金額も小学生以下と中学生以上で決まっている)数人で終わってしまった。今年は更にコロナウイルスの影響で帰省しない人もいて(例えば我が家の末っ子)、これまで何かと顔を合わせてきた親戚付きあいまで変化してしまった。

これから社会の中軸となる子どもたちに大人ができることを考える。結論から言えば【感じる・考える力を育む機会の創出】が大人の役割の一つだと。15年前で既に選択可能情報量は530倍に対し消費可能情報量は33倍だった(1996年を基準にした指数化で2006年まで:総務省「平成18年度情報流通センサス報告書」)と知ると今は更に情報量は増え続ける中で消費可能情報量はあまり変わらないと推察できる(人のスペックは大差ないと思うから)。

これだけ情報量が増えると、自分の意見じゃなくても情報を自分の意見とすることもできてしまう恐ろしさ。一種の「思考停止」で想像力が豊かで旺盛な時期にもったいない!と思う一人。だからと正論を保護者に突きつけるつもりはなくて、実は当人も(どうしたらいいか、分からない)が本音。シンプルです、「どうしてそう思ったの?」と子どもたちへ問いを立て、その意見を肯定すること。くれぐれも、意見の先を照らしすぎないように!

2021年1月1日金曜日

2021年は節目。

2001年の正月(確か1/3)、何気なく見てたニュースステーションの特集で「フィルム・コミッション」の特集に(フィルム・コミッションって面白いなー!)と釘付けになり、未来を想像すると可能性しかなくて、今は亡き関係者に連絡すると「フィルム・コミッションを一緒にどうかね?」と誘われ、在籍したコンテルティング会社を辞めて無職に。企画書を書いて、当時旗振りをしていた国交相に送付し、その後、四国運輸局から連絡が来て、愛媛県観光課(当時)を紹介されて、2002年7月に立ち上がった「えひめフィルム・コミッション(事務局:愛媛県観光物産課)」に参画。

愛媛でのフィルム・コミッション(映画・映像撮影の誘致支援)に賭けて、2001年に愛媛県に移住。当時は無職だったからアルバイト(配送会社の倉庫で食品などの仕分け作業など)をしたっけ。収入も少ない中で、どうやって暮らしていたのだろう?と自分でも不思議(思い出せない・・・)だけど、何とか生きてこれたのは周りのサポートがあったから。でも、思い返すと当人には「ワクワク感」しかなかったな(笑)

2011年1月18日、NPO法人いよココロザシ大学認証(登記は1/26)。その前年は松山市の職員(2008-2011年)という立場で、市民大学という新しい可能性について市民との意見交換を50回ほど実施。その中で“いよココロザシ大学”という名前も決まる。前例のない、ゼロな状態から腹をくくった手始めに「学長日記」も始めたのは2011年1月26日。ちなみに「誰でも先生、誰でも生徒、どこでもキャンパス」は検討当初から考えていたフレーズ。

2020年12月31日木曜日

書き納めに決心。

2020年12月31日、大晦日。昨年(2019年)の大晦日はこんなこと、一昨年(2018年)の大晦日はあんなこと、その前年(2017年)はそんなことを記してた。今年は342回更新し、毎日の更新が途切れることもあった、たぶん思い悩むこともあったのだろう(もう、忘れた)。その代わりといったら言い訳だけどnoteに「ジャパン・フィルムコミッション理事長」で別途書き始めたコラムが今年計74本。416本で2020年は書き納め。

「変えていいこと」と「変えてはいけないこと」について自問自答を突きつけられた一年。10年も経験を重ねると自負や自信から自分に安心・安全を求め、そこに鎮座してしまいそうで本当に厄介・・・と思った一年。平穏だと(わざわざ波風立てなくても・・・)と思われるのも承知だけど、平穏・安泰の上にアグラをかこうとは思わない。そんな“あがり(終わり方)”は望まないし、したくない。

漠然とした悶々さに何か始めたら少しは晴れるかも?と考えて「音声発信」はどうだろうと。毎日書き綴るコトを音声で伝えられたらこれまでとは違う広がりになると画策。南海放送(350回ほど)、NHK松山放送局(10回ほど)へのラジオ出演経験からも音声の可能性を感じる。「Youtubeじゃないの?」と言われたけど、Youtubeは撮影と編集が大変だから腰が重い。誰かに払拭してもらうのを待つより、まずは自分で払拭する決心した大晦日。

2020年12月30日水曜日

調べ物の途中で。

ナニナニ?転職サイトのdoda調べだと40歳の平均年収は492万円(たぶん中央値?)。正規・非正規を含めた日本人の平均年収は441万円(国税庁:民間給与実態統計調査2018)とのことだから50万円ほど高いのか!年収だからこの額から20%ほど諸税が引かれるので月の手取りはザッと30万円〜34万円とのこと(ボーナス含)。でも「東京で家族4人で暮らす場合、フツーに生活して62万円/月が必要」と東京春闘共闘会議が発表して、1馬力では到底暮らせない現実と知る。2馬力でも貯金ゼロ・・・。

ナニナニ?移住希望先のランキングで長野県は2017年から2019年まで3年連続で1位なんだ。「長野県は8つの県と隣接していて旅気分がいつでも味わえます」と関係者が自慢していたのを思い出す。そして2020年のヒット商品大賞はZoomなんだ。12月31日から1月2日まで接続時間無制限(通常は40分間)とか言ってた。振り返れば2月に突然「Zoomで会議します!」と言われ、慌ててオンライン会議を学んだっけ。

話を年収に戻して、愛媛県は29万9800円/月収(全労働者の平均値?)×12=359万7600円/年収(全国平均30万7700円)なのか。ここから20%の諸税を引くと手取額は23万9840円/月か・・・。30万円/月収と考えると大変だ!と思うけど、松山の場合、民営賃貸の安さが全国2位だったり、住みたい田舎ランキング3年連続四国1位だったり、都市別消費者物価(住みやすさ)が全国9位だったりと、金銭価値以外にこういう価値をどうPRできるか?と調べていた年末。

2020年できなかった授業。

1年間で行った授業数は16回、これは2011年に開校してから最も少なく、3月から9月までの7ヶ月間は対面授業が全くできませんでした。実はこの7ヶ月間にも対面授業の実施を画策していましたが諸事情あって全て未実施に・・・。一例を書くと4月頃に「桜遍路・久万高原」として企画したのは3年前に行った授業
「ぐるくまファインダー」をベースに山中を歩き、色鮮やかな花々と休憩所などに立ち寄る“散策授業”、行けたら素晴らしかった。

6月頃に企画したのは「ゆらぎのF」。これは“焚き火”を囲む授業で「かしま1/fゆらぎカフェ」の時に見ず知らずの参加者同士が同じ時間と空間を共有することを目的にした歓談系“まったり授業”各自で炙りたい品などを持ってきて最高なひと時になったはず。ラーニングBarの“大人時間系授業”も検討した。前回の間口さん登場から3年が過ぎ、そろそろと思っていたけど、エネルギーが足りなかった。

実は“映画系授業”も検討してた。夏に撮影予定だった作品があったので、監督やプロデューサーらに「市民との映画について意見交換できませんか?」と尋ねると「面白いですね!」と返答をいただいたものの撮影は中止・延期。フォ・ジェンチイ監督との「映画の時間」をイメージしてたんだけどな・・・。当分の間、対面授業のキーワードは三密回避だから、やはり外での授業の方が安心なのかと・・・。

2020年12月29日火曜日

作品の見方

鬼滅の刃。1週間前は311億円を超えてカウントダウンだったけど、12/26-12/27に57万6000人が映画館に行き、9億800万円の興行収入が加算されて、累計動員2404万人、累計興収324億7000万円を突破。日本の人口が1億2600万人だから“5人に1人”は観に行ってる計算になる。12/25公開組では「ポケモン」が2位で3億7000万円、「えんとつ町のプペル」は4位で2億700万円、「ジョゼと虎と魚たち」は9位で1億円という感じか(推計)。公開館が限られるとこうなる。

「鬼滅、観てないんですか?」と言われ「TVでの総集編とYoutubeで観たつもり・・・」と答える。そして話は1月23日公開予定の「シン・エヴァンゲリオン」になる。実はエヴァも映画館ではなくテレビ放映の映画版で分かったつもり(でもQは途中から追いつけず・・)。
いやいや、生粋のアニメファンというより「地域づくりの事例なのよ・・・」と、アニメ映画が地域におよぼす影響に興味があるから観てるのだ。「(舞台の第3新東京市は箱根だから)小田急はエヴァとコラボして誘客に注力してるんだよ」と切り返す。「なんすか!その見方」と驚かれるも、そうなんだからしょうがない。

今年最後の出張は広島日帰り。観光港でふと見た夕陽が沈んだ島の陰影が美しかった件。実写もいいけど、愛媛舞台のアニメ作品ができたら良いと思う。個人的には「がんばっていきまっしょい」のアニメ作品とか、「村上水軍」のアニメ作品とか良いと思ったり。

2020年12月28日月曜日

予定調和ナシ!

色々とツッコミ所はあったけど、大学生が考えた河内晩柑を使った商品アイデアはどれもアリと思った件。①河内晩柑の果肉入りリキュール「背徳感」を抱える学生をターゲットに「お得」という代替価値を提供する点がポイント。②ショコラ・ドゥ・晩柑「検討の過程で新たな問いが生まれて放置せずに活かした」のがポイント。③オトナ河内晩柑マカロン「侮れない“スイーツ男子”がターゲット」が秀逸。「男子学生は専門店に入りにくいので来店する男子学生のスイーツ度は高いです」と、愛大ショップえみかの担当者。

④今までにない河内晩柑ジュース「チアシードなどのスーパーフードを入れたら、罪悪感から解放される」点がポイントだったし、⑤まるっと河内晩柑パンサンド「高カロリーだけど、自分へのご褒美に食べたいし絶対映える!」がポイントだった。今回のターゲットは「自分たち」だったので、考えやすかったようで、イメージが固まっていて伝えやすかったと推察。メンバーで会えず、リモートで考えなければならなかった中で、よく頑張りました。

私の役目は「審査会のファシリテーションと講評」で、試作へ進めるアイデアの選定予定が、甲乙つけがたく盛り上がってしまい、全てのアイデアは試作を前提とした「深掘り検討続行」となる。予定調和ナシとはこのことで、ココまで頑張った学生に(もう一息!)とエール。「アイデアを考える際に何が一番難しかったですか?」の問いへ「コンセプトを考え共有し言葉に表す所」と学生、いい経験してるね!と。

2020年12月27日日曜日

困った奴。

一部で「神アイテム!」と話題になったDIME2月・3月号の付録「コンパクト撮影スタジオ」に興味関心を持つも、「売り切れ続出!」「品切れ!」「メルカリで2000円!」などの情報に踊らされ、「まっ、無くても困らないか」と思っていたら・・・。待ち合わせが30分ズレたので時間つぶしに立ち読みでもしようと本屋に入って物色していたら「DIME2月・3月号付録付き」があるじゃないか!それも3冊も!

(3冊買っちゃえ!そしてメルカリで売れ!)とダークサイドが突いてくる。(でも、実はショボくて使い物にならなかったら損なだけ)と理性も語りかける(ちなみに990円/冊)。一先ず1冊小脇に抱えて立ち読み、アッという間に時間はすぎ、1冊にするか?3冊にするか?で悩むも、そもそも打ち合わせが目的だ!と正気に戻り1冊だけ購入して会計(paypayだと4円値引きされて986円、付録のない電子書籍版は500円だから付録は490円ということ?)

偶然に入手した品なので期待もせず開封、組み立てると頼りなさそうで、USB端子はむき出し、端子をグッ!と差し込むとLEDがパッ!とついて明るくなる!すごく明るい!高さ10cmほどの品が精一杯だけど意外とイイ!普段使いはこれで十分!切り取ったらオマケを使ったなんて分からない!メルカリに出品されてもおかしくない。次回の付録は「LEDのリングライト」のこと、また興味がわく。

2020年12月26日土曜日

ほっこり話。

クリスマスの昼。席に座ると周りは「おばあちゃん世代」が食べていて、小上がりには若いカップルが食べていた。「ご注文は?」と水を運んできてくれた店員さんに「玉子入り2つといなり2皿」と伝えて注文終了。「いい雰囲気ですね・・・」と店内を見渡す客人、「映画のセットみたいでしょ?創業70年ほどです。」と私。ガラスの戸棚からいなり寿司の2個セットが2枚、テーブルに届くと「おぉ、パンパンですね」と客人。

そして、鍋焼きうどん(玉子入り:650JPY)が2つ届くと、「縁が熱いので気をつけてくださいね!」と私。一口目を食べた客人「甘い!」と第一声、そして「美味しい!」と第二声。聞けば客人は東北出身で、甘い出汁は懐かしいようで口に合ったよう。すると空いた隣席に若い男子3名が座り、我々の食べる姿を見たあと、玉子入り鍋焼きを3つ+いなりも注文。男子はどうみても県外人で店内をキョロキョロ。

私は「実は“ことり”という同じような鍋焼きうどんを出す店が数十メートル先にもありまして、“アサヒ派”か“ことり派”で意見が分かれるんですよ」「“ことり”は「がんばっていきまっしょい」のロケ地になりまして、“アサヒ”は本木雅弘さんを連れてきました。」などウンチク。そして男子たちの所へ鍋焼きうどんが届くと「ご精算をよろしいでしょうか?」と“アサヒ流”の精算に戸惑う彼ら。すると店員さん「観光でいらしたんですか?」と間をとると「はい、探してきました」と彼ら。精算を終えると「良い旅をお過ごしください」と店員さん。その光景をみた客人「いい店ですね」と、滞在時間20分の話。

2020年12月25日金曜日

サンタは自分。

某日。ピンポ〜ン♪と呼び鈴が鳴ったので出たらビールが届く。アレ?お歳暮でなさそうだけど・・・送り主を見るとビールメーカー。「当選のお知らせ」のようで、何に応募したのか?覚えてないし、そもそも私はお酒を飲まないし「神泡サーバー」なんてモノまで付属してる。喜んでいるのは妻。そして、また某日、ピンポ〜ン♪と呼び鈴に出ると、今度は小さいのにズシリと重い・・・。

何かと思えば、塩メーカーのアンケートに答えたら抽選でもらえるサンプルの塩各種。これはトッピングとしてNICECREAM宛に届いたものだった。準備が整い次第、注文へのプレゼントとして同梱しようと思う。塩NICECREAMはおいしい!日が経ち某日、見慣れないシンクタンク名で私宛に封書が届く。(なんだ?勧誘か?)と思いきや中から1000円の商品券が出てきた!これはアマゾンのアンケートに答えた謝礼とのこと。こんなの初めてだ。

近所のスーパーにて。会計時にポケットから小銭を出して計算したら1円足りなくモゾモゾしてると、「どうしたん?」とレジのオバさま。「1円足りなかったんですよ」と小銭を見せると「オバちゃんが何とかしてあげる!」と、エプロンのポケットに手を入れると1円玉や5円玉が出てきて1円玉をくれる。会計金額とピッタリになり「あっ!ありがとうございます。」となる。基本、世の中はコンチクショーだけど、1年を振り返ると時々、オモロイことも起きるもんです。

2020年12月24日木曜日

不思議なコミュニケーション

世の中はクリスマスイブ。だけど昨年一昨年も、さらにその前もクリスマスイブ感ゼロ。そもそも意識していないからだけど、今年は朝散歩でホテルのロビーに飾ってあるクリスマスツリーが毎日、無意識でも目に入るからそうかと。冬至を過ぎて、これから日が少しずつ長くなるけど、朝5時は真っ暗で寒い!けど、見知らぬ人たちと声も掛け合わない会釈程度の“不思議なコミュニケーション”で互いの存在を確認。

コミュニケーションと言えば「2回目のアポ取りが難しい・・・」と、悩みを打ち明けられる。初対面の方との1回目は挨拶も兼ねてだから大抵は会ってくれるけど、その1回目のコミュニケーション(やりとり)次第で2回目、3回目と話が進むか否かが決まる。2回目のアポ取りが見落としがちなのは「1回目の終わりに、“今後の進め方”として次回の日程と窓口担当者名を尋ねる」のが基本、難しいことはなくシンプルにすればいい。

確実性を高めたければ「次回(2回目)に提案資料をお持ちします。」と加えればいい。それでも2回目に繋がらない時もあるけど、それは「(今は)縁がなかった。」と思えばいいだけのこと。逆にコチラから(ムッ!ちょっと違うな、続かないな・・・)と思う時もある。1回目の「コミュニケーション(やりとり)」で気をつけているのは、できるだけ「相手の情報を引き出す」こと。これで2回目に提示する資料へ反映できるし、資料に指摘があれば3回目のアポも取りやすいということ。

2020年12月23日水曜日

サダワン審査会場にて。

3年目の「佐田岬ワンダービューコンペティション(通称:サダワン)」。1年目は「ドローン撮影コンペティション」のようでドローン撮影作品が多くビックリ(それもアリと言えばありですが・・・)、2年目の昨年は佐田岬の特徴の一つ「風」をテーマにした作品「風凛」はほのぼのしてグランプリ受賞、そして3年目の今年は「ついに目指す所にたどり着きましたね!」と、作品の出来に審査員全員が納得だったけど「さざ波」が立つ。

と、言うのも「グランプリ」と「準グランプリ」に狙い的、技術的、撮影的、演出的などに差はなく、審査員の意見が真っ二つに分かれる事態に。挙げ句の果ては「グランプリを2作品に」「いやいや準グランプリを2作に」という意見も出る中で、そもそも「サダワンの目的(コンセプト)は何なのか?」と原点回帰を審査員全員が思い返す。すると「佐田岬の魅力を発信する作品であり、作品を観た人が佐田岬、伊方町へ行きたい!」と思わせる作品となる。その結果で「SADAMISAKI」となった。

しかし「岬で生きる」も素晴らしく、特に佐田岬で生きる人に焦点をあてた所の評価が高く「ドキュメンタリー作品として素晴らしい!」となる。グランプリ、準グランプリの出来が抜き出ていたからか、冨永監督(審査委員長)から「作品は他のコンテストでも十分に通用しますよね?」と投げかけられたので「はい、もちろんです。サダワンが映像人たちの登竜門となり、更にはばたけるよう願ってます」と締める。結局、主催の伊方町は趣向は違うも超素晴らしい作品を2本も手に入れることができたという話。

2020年12月22日火曜日

番組こぼれ話。

NHK松山放送局の「ラジオまどんな」の収録&生放送が終わった18時過ぎの写真。右には外での「天気情報」が終わった撮影隊が撤収中。2020年の私の収録は最後だったので「よいお年を。次回は来年!」と板倉アナウンサー、パーソナリティの岡田さん、松下ディレクターとわかれる。昨日の放送は年末というタイミングから「映画業界の振り返り」をフィルム・コミッションの立場から行った。

時間の都合で細かく言えなかったのは、邦画の興行収入面を上位10作品だけで見ると、2020年はコロナウイルスの影響で大ダメージを受けたにも関わらず、10作品の興行収入合計は暫定で562億円。2019年は587億円だったから、わずか25億円の差(5%)。これは「鬼滅の刃」への依存が大きく、562億円の55%(311億円)を占めているから。なので残り9作品で45%(251億円)となる。「鬼滅の刃」も「ドラえもん」もまだ上映中だから、その差は更に縮まる・・・。

そして、「鬼滅の刃」は作品から飛び出し「地域や経済の活性」にも貢献しているとわかる。日経POS情報によると、コラボ商品は約200種類、丸美屋のコラボカレーは57倍、ダイドーブレンドのコラボコーヒーは15倍、コラボ歯ブラシは30倍と紹介。奈良県、福岡県、大分県、福島県、山梨県などには多くのファンが押し寄せ聖地化。「愛媛県でも探せますよね?」と漫画、アニメ、映画を制覇したコンプリーターの岡田さんと終始盛り上がる。

2020年12月21日月曜日

飲む宝石。

6市町(松山市、伊予市、砥部町、東温市、久万高原町、松前町)の特産品を活用した「ご当地JIN」の開発が佳境に入る。これまで、
こんな、あんなで進み、3種類の試作が完成。
試作1号は「梅の香りが強めで甘めな香りがする。」「花の香りがする。」「トニックウォーターで割ると甘さが中和され飲みやすい。」「ジュニパーベリーの香りが強く感じた。」「フルーティーで飲みやすい。」「甘くて飲みやすいので大人の女性向き。」

試作2号は「森の中にいるような樹木のスモーキーな強い香り。」「辛味が舌に残る。」「一番香りが強い。」「辛くスッキリ、後味はかなり強めで残り。」「クセがなくスッキリ。」「柑橘の香りとスパイスの味が強い。」「肉料理など脂っこい料理にお勧め。」

試作3号は「ピリっとしたスパイシーな香り。」「味は1号よりも2号よりも柔らかい。」「香りに高級感があり個性的な味。」「山椒のピリッと感に好みが分かれる。」「辛くスッ!と鼻に抜ける感があった。」「カカオの香りがしてスイーツのよう。」「パンチがあった」


「自身はどんなシーン(一人なのか?二人なのか?家なのか?バーなのか?気分は?など)で飲んでるか?」を想像してもらい「ソムリエ」のような感想を出しあう。どんどんシーンを手繰り寄せて【自分たちごと化】する。自分たちごと化できると“興味関心”がわいて“愛着”が出るから不思議。お世話になっている水口酒造さん的にも「テストマーケティングになります!」とのことで次回は1本に絞られる!

2020年12月20日日曜日

植物性アイスクリームオンライン会

12月16日にきっと日本初の開催だったにちがいない!植物性アイスクリームのオンライン会「NICECREAM Meet Up 2020」は、通信環境も機器トラブルもなく、終始盛り上がって終了!参加は東京都、神奈川県、埼玉県、兵庫県、島根県、高知県からあり、オンラインだから実施できた初の試み。参加場所も自宅やお店、ジョギング中!という外出先からの参加もあり(皆さん、ユニークすぎ!)と思ったり。

NICECREAMと参加者は繋がっている(今回の参加者はキャンペーンに当選しNICECREAMを食べたことのある方々だった)けど、参加者同士は見ず知らずだったので自己紹介からと思い、進行役の妻が「気になっているヴィーガンフードやお店はありますか?」をアイスブレークのネタをして参加者に尋ねると、とある参加者が「〇〇店の〇〇が美味しい!」と絶賛すると、「アレッ!〇〇店のマネジャーが参加してますよ!」とオンライン上で初対面同士で繋がってしまう。

「NICECREAMの可能性はすごく大きい!」「知り合いのお店を紹介したい!」と参加者。美味しく食べる方法を編み出した参加者。ユーザーが率先して意見や感想を出してくれ、提案してくれるってすごくない??と。そのことを某経済新聞社の記者に話すと「面白いです!記事にします!」と早速取材。「このコミュニテイを育てていきたい」とも参加者。「1月にオンラインで再会しましょう!」と妻。

2020年12月19日土曜日

大義や使命感不要。

細かい表現や呼称は違っても、プレゼンテーションで求められる基本的な要素はこんな感じ(順番は関係ない)。「収益性」とは単にお金の話ではなく「誰が対価を払うのか?」が含まれるし、「地域貢献度」には「自身が感じている地域への欲求(課題のタネ)」が含まれているし、「新規性・独自性」とは「新しい価値や話題性、差別化」が含まれているし、「実現可能性」には実施の手順やゴールへの過程も含まれている。

「意欲」には「他の誰かではなく、“あなた”でないといけない理由」が含まれているし、「連携・協力体制」には「ヒトモノカネなどの資源をどう調達するか?」が含まれている。今回であれば個人的に「意欲」に興味があって「そのアイデアに至ったの背景や動機」を聞いて、色々と考えさせられた。こう書くと背景や動機には大義や使命が必要のように聞こえるけど、そんなことはなく、始まりは超個人的で「自分発」と言いたい。

漠然とした妄想からハッ!と気づいても行動しない(できない)のは普通。動くには着火剤のような動機が必要で、それは人それぞれ。フィルム・コミッションを始める!と思った着火剤は「一度は夢見た映画業界に関われる千載一遇のチャンス!」と思ったから。ココ大を始めよう!と思ったのは「(ロケハンや撮影で)愛媛の魅力を一人で楽しむのはもったいない!」と思ったから。動機が深く自分に刺さってるとブレないしモチベーションにもなるという話。

2020年12月18日金曜日

プレゼンテーション。

「新しい生活様式」はプレゼンテーションの場にも。“いしづちエリアの地域資源を活用して何かを始めたい!”と思う人が8月に集まり、集まった時点ではポワン!と漠然としたアイデアを各方面からフォローアップして7分間のプレゼンテーションまで仕上げ、発表したのが昨日。自分の想いを文字や写真に表して、プレゼン用に内容を構成して、伝わるように発表練習など、目に見えない努力を各自でしてきたと思うとどれもジーンときたのは事実。

フォローアップ、ブラッシュアップには愛媛大学生の精鋭(井口ゼミ)も参加し、プレゼン前に「応援メッセージ」が写しだされる演出、にくいね!こういう配慮は発表者には嬉しいはず。プレゼンは緊張してしまうと表情が堅くなる(初めてだと更に緊張する・・・)ので、応援団と認識している人の笑顔を見れると発表者も笑顔になって、それからの発表は堅い表情から柔らかくなるから不思議。論文とかあるのかな?

とはいえ、プレゼンの審査基準は明確で感情では流されず。予選から本選に進めるのは5アイデア。発表した当人も含め、全員が投票権を持ち、投票した結果で選出された・されなかった分かれ道は何か?それは「(当人が)言いたいこと」と「(聞き手が)聞きたいこと」のバランスで、このバランスによって「納得」とか「共感」の度合いが違った。ココまでたどり着いたことに拍手なんだけど・・・。

2020年12月17日木曜日

よもやよもや。

来週放送のNHKラジオ用に情報を更新しておかないといけない!10月16日の公開初日から12月13日までの59日間で観客
動員2253万9385人、302億8930万7700円を記録した「鬼滅の刃」。300億円の男になった煉獄さんに「よもやよもや!」と言ったかしらないけど東宝が「千と千尋の神隠し」の6月-8月の再上映分の興行収入8.8億円を加算し、「千と千尋の神隠し」の興行収入を316.8億円に修正(8.8億円の再上映分だけで2020年の第22位なんだからスゴい。)

でも驚くのはまだ早くて、海外ニュースでは「デーモンスレイヤー」と名が変わる「鬼滅の刃」は2020年の世界興行収入で320億円超え、「テネット」を抜いて第3位になったとのこと(でもBox Office MOJOではTENNETは373億円と発表・・・)。第2位は「Bad Boys for Life」440億円、そして第1位は「The Eight Hundred」で477億円!*Box Office MOJO調べ(サイトによっては1位と2位が入れ替わってるので、あくまでも参考

440億円、477億円に届かなくとも日本のアニメが2020年の世界興行第3位とはすごい(ちなみにアニメの世界興行収入では「Legend of Deification」を抜いて世界1位確定!)。そして、2020年の邦画興収ランキングで見ると第2位から第16位の作品の興収を足しても288億円なんだから300億円超えはスゴいと。「泉谷さん、ご覧になりましたか?」とディレクター。「あっ!観たつもりになってます・・・」とオロオロ。