日記を検索

2016年11月17日木曜日

学長母セット。

昨日は「週刊ココ大ラヂオ」の収録。杉浦さん個展準備のため単独収録に臨むもカミカミで3回のやり直し。納得するまで付き合ってくれるTディレクターに感謝、10年以上も付き合ってくれると性格も把握してくれるのね(笑)。放送日は11月29日と、師走直前、一体「誰が年末になってよし!」と言ったのか?と毎年いうほど年月の経過は早い。

愛顔の食卓は「お歳暮シーズン」で各地へ贈る依頼をたまわっています。昨日は我が母から「親族へ贈るように」と連絡があったほか、近畿や関西、九州や北海道まで発送の依頼を受けています。我が母からは「みかんジュースとジャムは美味しかったので必須!その他、寒い季節なのでお茶もいい、一人、二人暮らしが多いので小さめの品がいい。値段は発送料まで含めて5000円/個で」との要望だったので「学長母セット」をつくりました。

インターネットを使わない母、電話1本で発送手配まで完結することに喜び、顧客になりそうです。2017年春にはインターネット販売も始める予定ですが、インターネットを使わない方にも愛顔の食卓を活用いただくにヒントをいただいたような気がする。どこに「顧客ニーズ」があるか?探しにいかなきゃ!と思っていたら身近にいたという話。

2016年11月16日水曜日

カッコいいこと言いたいけど。

「東大ロボ手が書き順を無視しても綺麗に文字を書ける」という報道に(書き順が正しいのが良いではなく、読みやすい文字を書くのが目的だよね)と思ったり。以前「座高測定は意味なしで廃止」とあったし、「味の素を食べると頭がよくなる」と30年前の小学校の先生が言っていたけど間違い。意識しないと常識と思い込む。


大洲の臥龍山荘を蓬莢山から見る。貿易で財を成した河内寅次郎が臥龍山荘のあちこちに残した遊び心、こだわりを見ると「当時の常識に左右されなかった人」と推測できて面白い。写真は「蓬莢山から臥龍山荘へ渡る"かずら橋"があった証拠」として残っている「欄干」、ちなみに右下の苔が生えた円柱物は用途不明。橋は朽ちてしまっているけど「どれだけ楽しめるか?」と思った偉人が100年前にもいたなんて!とはいえ、非常識ではないので勘違いしないよう自戒。

物販について「安定供給必須、品切れ不可」が業界の常識だが、愛顔の食卓は「売切れごめん、品切れあり」が面白い(≒価値)とのこと。作戦でも何でもなく、しょうがないんです。売切れや品切れの理由は「一次産品には季節や旬がある」から。カッコよく、SWAT分析、4P戦略の成果です!とか言いたいけど違います。我々は季節や旬と共に生きている。

2016年11月15日火曜日

まちづくりって。

祖師ケ谷大蔵が「ウルトラマン商店街」なんて知りませんでした(円谷プロダクションの本社が砧7丁目、また円谷英二氏の自宅が祖師谷3丁目(ウルトラマン商店街内)にあったため)。商店街を歩くと照明の形もフラッグも「ウルトラマン」、父も母もキングもいました(笑)。

「まちづくりって何だろう?」と考えた2日間。JFCとフィルム・コミッションの存在意義を語らうと広義の「まちづくり」にたどり着くし、研修をすれば「どうすればまちづくりに寄与できるのか?」と悩む自治体職員から相談が寄せられ、最大手の都市開発会社と意見交換しても最後は「まちづくり」になる。まちづくりは何をもたらすのか?資本の差や規模の差、経験の差は「まちづくりの質に差」を生むのか?いちいち考える面倒な奴になってる(笑)。

「プロじゃない方がいいかもしれない」とプロが言う。「長年の常識や既成事実が"こうでないといけない"という縛り(思い込み)をつくっているかも」とも。「愛顔の食卓は生産者、ココ大、消費者の全員が益を得られる意義のある事業です、協力しましょう!」と助言いただく。まちづくりって「ご縁や繋がり」かもね、と思ったり。

フィルム・コミッションの存在意義。

八幡浜での2日間を終えて東京へ。頭を切り替え「フィルム・コミッション(FC)が地域にある存在意義は何か?」的な内容を東京ロケーションボックス(東京都のフィルム・コミッション)に招かれて実施。場所は「砧スタジオ」だったので、楽屋廊下を通ると大物演歌歌手、大物舞台俳優などの張り紙が入り口に貼ってあり、(おぉ!)と一人ワクワクしながら会場へ。

会場には台東区、大田区、港区、品川区、墨田区、狛江市、多摩市などが集まり、実は皆さん「地域とFCの繋がり方、関わり方を模索」していることが判明。はい、FCって「撮影誘致・支援だけが存在意義(理由)ではない」んです。15年前の黎明期は実績が信頼確立に必要で支援実績を追い求めていましたが、時代は流れ「住民が(自分たちが暮らす地域はいいよね)と思う」機会の一つに【作品を通した地域の魅力発信(映画・映像)】があります。

「びっくりしました」「全く想定外の展開でした」「まだ整理できていません」などの感想をいただく。えぇ、そうだと思います。【フィルムコミッション→市民大学→6次化品販売】のどこが繋がっているんだ?と思う人もいるでしょう。でも、それなりに成果を出して評価いただいたことが今回の「里帰り講座」になっているのですから、一先ずOK!ホームグランドの愛媛に帰ろう!

2016年11月14日月曜日

みかんブランド制覇。

「愛媛みかんブランドは?」と問われたら【日の丸みかん】【真穴みかん】【川上みかん】が有名です。その内【日の丸みかん】【真穴みかん】を制覇した2日間。みかん研究所にも訪れましたから、みかんを学ぶ授業としては上出来だったと思います。この授業を組み立ててくれたスタッフ、そして協力してくださった「みかん研究所」「旬香物産」「イーグル亭」「浜田農園」「JA西うわ」に大感謝!

それにしてもこの2日間で温州みかんを何個食べたことか?3カ所で10個ずつ食べた計算だと、一般的なMサイズが約100g/個ですから100g×30個=3kg!日本人が一年間に食べる温州みかんは約4kg/人とのことなので、2日間で75%に達したことになる。お土産にたくさんの温州みかんもいただいたので4kg超えは確実(笑)

これで「えひめ南予通信大学」の対面授業(養殖、真珠+ニホンカワウソ、伊予生糸、みかん)は終わりました。参加者は愛媛県内各地の他、東京、大阪、埼玉、香川、広島、愛知、兵庫、和歌山からのべ70人以上が参加しました。旅行会社に協力をいただいた「ツアー授業」のノウハウも蓄積でき、今後の授業開発に大きな手応えを得ました。一先ず区切り!振り返ってバージョンアップ!

2016年11月13日日曜日

みかん三昧授業。

「みかんの生産量が世界一多いのは中国(1517万t:シェア53%)、日本は第6位(89万t:シェア3.1%)」「国民一人当たりの温州みかん消費量は約4kg」「愛媛県が開発した甘平の花粉親は「不知火」と思われていたがポンカンだった」「温州みかんの甘さは上下で違いがあり底部の方が甘い」「真穴地区の温州みかんは宮川早生が多い」と、マニアックな「みかん授業」満載だった【目指せみかんソムリエ!日本一のみかん】授業初日。

今回は埼玉県から、みかん大好きの方、高校生も参加して一期一会に学び合い。クライマックスは「みかん狩り」。「ぶどう狩り、もも狩り、いちご狩りは知ってるけどみかん狩りは初めて」と参加者。その通りです、みかん狩りはありません(と思う)。樹齢約50年のみかんの木から約60kgのみかんを全員で収穫。そして絞って「100%みかんジュース」を飲んだり、その場で食べたりみかん三昧な時間。

みかんジュースを世界に売りたいと考えているので「加工用のみかんはありますか?→はい、1品種あります。」「海外への販売は?→香港へみかんジュースを輸出します」と、今後に役立つ情報も入手。知れば知るほど面白いみかん授業2日目に突入!

2016年11月12日土曜日

ゴールではなくスタート。

昨年の今日は「えひめ南予通信大学」のPR映像撮影に濱田農園さん(八幡浜市)を訪れました。その1年後、【目指せみかんソムリエ!日本一のみかん】授業日と重なるなんて!一人気づく。えひめ南予通信大学の対面授業も今回が最後、みかん研究所見学、搾り体験、箱詰め体験、収穫体験、選果場見学など、普段は体験できないことをギュッ!と詰め込みました。

企画したら「必ず」やり遂げます。時に無理もします、お金も人もモノも知識も技術も経験も妄想も総動で取り組みます。しかし最初から100点は目指しません。自分で決めた合格点を目指します。100点を目指したら私も疲れるし周りも疲れる(笑)。たどり着いた所を「ゴール!」と思う人がいますが、実はゴールではなく「スタートライン」。そこからコツコツしていくと、気づかない間に100点を超えて110点、120点になっていたり。

「自分に制限をかけない」とは「最初から決めつけない」と経験から学びました。多くの難題を抱えて明けた2016年、一つ一つ区切りがついては「次の可能性」が生まれてる。愛顔の食卓だって、行動しなければ3月で終わりでしたが常設店になりました。えひめ南予通信大学はどうなるのか?未知の領域に入る予感。

2016年11月11日金曜日

570回、325人、1900名。

11月から年末へかけても授業は充実しています!明日からは八幡浜市で1泊2日の授業【目指せみかんソムリ!日本一のみかん】、11月23日は新居浜市で【白いも島日和】、11月27日は久万高原町で【キモチの平和】、11月28日は最終回となる【地酒とつまみのマリアージュ】、12月18日は愛顔の食卓でジビエなどを扱う【井内屋】、マーマレードなどを扱う【カンズフルーツ】さんをお招きして授業です。2016年は570回目の授業で一区切り。

実はウェブサイトも少し変えました。やはりココ大の屋台骨は「市民先生」なので、市民先生の写真を以前よりも多く表示しています。現在325名が登録し時々、他から「市民先生を紹介していただけますか?」と依頼もあったり。そんな時は是非!といって候補を紹介しています。

そして開校から5年5カ月、「市民学生」の登録数が1900名になりました。あと100名で2000名に達します。0人からスタートしていますから、個人的には感慨深く「Xデー」は来年の6月までに達成していたらいいなと思っています。市民大学を作ることが目的でなく、愛媛の魅力を学び合う仕組みを構築し、人や町や自然など社会と主体的に繋がり、自分の言葉で地域の魅力を語れる人を育てる。常に振り返らないとね。

2016年11月10日木曜日

実るか実らないか。

不安を抱える二人がいます。一人は「教えてください。」といい、もう一人は「経験も知識もあるので、教えは不要です。」という。「教えてください」をAさん、「教え不要」をBさんとする。教える内容が良いか悪いかは別にして、Aさんは自分の足りない点、分からない点、そして自分の意見を一緒に考えました。

Bさんは経験と知識があるとのことなので静観すると、確かに指摘も的確だし回転も速い。しかしBさんは指摘は上手なものの、意見は常に批評的で「それっぽい正論」が多い。最初こそBさんの経験と知識はAさんを凌駕しました。Aさんは時に突き放しても諦めず踏ん張りました。すると、ある時からAさんはグーン!と伸びました。一方、Bさんは「教えは不要」と、意見に聞く耳をもたなかったので成長せず。

二人とも成長できたはずなのに、この違いは何か?性格?境遇?意識?Bさんは「忙しいし、お金がないから集中できない」と「それっぽい正論」を言いました。が実はAさんの方がBさんよりも収入は不安定で厳しい。しかしAさんは頑張りが実り、本人が望んだ舞台へ行きました。Bさんは舞台から降りました。寓話のような話、たどり着いた結果を望んだのは本人。

行為のバグだったのか。

セブンイレブンユーザーとして(美味しいけど仕方なかった)のが「コーヒーの購入が面倒」で、レジに並び精算しコップを貰い、著名デザイナー開発の洗練されたデザインのコーヒーメーカーを操作して待つ。精算が直ぐなら約3分で美味しいコーヒーができるけど、精算が遅いと5分以上待つこともある。洗練されたコーヒーメーカーに「分かりにくい!」という声もあるけど使っている。そんな「セブンカフェ」は発売以来、20億杯以上売れまくる。

「セブンイレブンが決めたルール」に私たちは従っていたけど、余裕か?民意か?改善なのか?セブンカフェが自動販売機化するという話。行為のバグと称される「無駄な手順」が改善される。結局は最低限のスペック(100円で量も適量、挽きたてで自分で完結できる精算)が求められ、それ以上のスペックはユーザーから求められていなかった。

「高学歴の経営者らが(こうだろう)と決めたルール」ではなく、利用者行為のルール。大金持ちのトランプも嫌いだけど、頭が良すぎるクリントンはもっと嫌いという結果だった大統領選挙。で、危険なのは「それっぽい正論」、自分でも危険と分かっているけど、トランプにもクリントンにも会ったことはなく、「彼らはこんな人物だ!」と情報発信しているのは「意図のある編集された情報」。メディアリテラシーを学ぶには最適の教材。

2016年11月9日水曜日

三世代談義。

休みをいただき、年老いた父と母を訪ねに東京へ。76歳が18歳、16歳、13歳と何やら会話。小さくなった父と母ですが父の身長は180cmと高く、母に聞くと「(今日を)とても楽しみにしていた」とのこと。【人を元気にできるのは人】ということを実感。話を戻して何を話しているからというと「芸術はいかに人を豊かにするか?」という話題。

「絵を学ぶと音楽も学ばないといけない、歴史を遡ると芸術の発祥は音楽から始まったと思うんだ。絵と芸術が混ざって映画に発展したからな」と、いつもの父節。百貨店を"勤め上げた"父は美術に造詣が深く「君たちには(父親=私が受け継がなかった)隔世遺伝があるかもね」と力説。その様子を伺っていた末っ子「東京弁って語尾がスッーてくるね」とのこと。人によって感じる所が異なるのって面白い。

孫への人生論、職業観、芸術論は90分にも及び、息子としては(そんなに力説しても相手は10代だよ)と思うけど、当の10代組は達観していて意見を交わせたことから大満足だった様子。ここでも意識の違いが出る。「愛媛に来れば・・・」と言いたい所だけど、住み慣れた所を離れるのはと以前に言われたり。そんな年になったとしみじみ。

2016年11月7日月曜日

知るとゾッとすること。

「学長!世界経済はリーマンショックで破綻したのに、破綻前のモノサシでまた経済を動かすのはおかしいでしょ!」という熱弁に賛成しながら、実は(リーマンショックについて知らない)ので、映画「マネーショート(アカデミー賞に5部門ノミネートされ、脚色賞を受賞してたのね)」を鑑賞し少しは理解したつもり。

2008年3月14日、全米第5位の投資銀行ベアー・スターンズは一気に株価が下落(3/11に170億ドルの資金が3/13にゼロ)して破綻を公表。2008年9月15日、全米第4位の投資銀行リーマン・ブラザーズが約64兆円という史上最大の負債を抱え倒産。倒産は世界中に悪影響を及ぼし、米国では800万人が失業(四国の全人口の2倍!)し600万人が家を失い、日本では大和生命保険などが倒産。詐欺な行為だったのに逮捕者は1人だけで公的資金投入で玉虫色決着、2015年に看板を付け替えた似た商品が登場したと警告気味に映画はくくる。

外に出れば、そんな話はなかったように感じるのどかな愛媛の風景。知らないことは幸せとも言うけど「何も知らない市民が喰い物にされている」と劇中で主人公が怒っていた。知らないまま一生を終えられたら幸せだけど、??と思うことが多いと、勘ぐってしまうから厄介。変なことになりませんように。

2016年11月6日日曜日

プレゼン時間を増やす技法。

なでしこドリームプロジェクト。プレセンテーションの技法について。その①「幻の時間」。限られた時間を自己紹介に費やすのはもったいない!表紙ページに予め【事業タイトル、成し遂げたいこと、氏名】の3つを記載しておく。すると前のプレゼンが終わり事務局がスライド準備をすると「プレゼン時間前」に自分が伝えたいことが事前に30秒ほど表示される「幻の時間」を手に入れることができる。

その②「結論は二度」。プレゼンの構成をカタルシスを求めて後半に結論にすると、紹介に熱が入り時間が足らず中途半端な説明になりがち。だから表紙の次は「結論(創出される価値)」を提示し→なぜ?そう思ってたのか?→どうやって実現するのか?→創出する価値は何か?→「だから結論になる」と【結論を二度】をいえば確実に印象も200%になる可能性大。

その③「時間を増やす」。8分のプレゼンの場合、①をすると8分30秒に時間が延びる。それを10分にするには「質問回答時間を自分の時間」にする。プレゼン内で伝えなければいけない部分をあえて浅くすると、審査員から質問されることがある。そこで(待ってました!)とばかりに、深く説明すると【回答時間もプレゼン時間】にできる。しかし、これは上級編で、審査員から質問されないと自爆するので要注意。

2016年11月5日土曜日

ワークショップの成果と憂。

玉川町を舞台に「よりよい玉川町にするために自分たちができること」を5回シリーズで考えた地域デザインワークショップの最終回。玉川町は松山と今治と結ぶ山間地で素通りする人もいますが、魅力がいっぱい。その証拠にグルメマラソン、サイクリング、レイクリング、ダムカレー、マコモダケ、そして玉川美術館の存在(県内には美術館が3つありますが、その一つ)。

玉川町で地域づくりに励む「玉川サイコー」さんと、これまでの検討をアイデアに落とし込むのは楽しかったけど、憂いが一つ。地域づくりが進むと、従来の地域行事や集いの他に事業や催事も加算されていく場合があり、地域が疲弊することがあります。担い手の多くがシニアの場合、頑張りすぎて体力的にも大変さを察することができる。そしてその様子を見る若手は(大変だぁ)と引く。

じゃあ、どうすればいいか?と考えると、人手、時間、資金などの資源には限りがあるので「したいこと、できること、しなければならないこと」で「優先順位」をつけるのが一般的。一度に全部はできないし、ボランティアで活動に参加しているので強制もできない。素晴らしい現実的なアイデアが出て達成感がある中、美味しい「地域飯」をいただきながら、実はスタートラインに立てただけでこれからが本番と考えていた。ワークショップの成果と憂。

2016年11月4日金曜日

耳が痛すぎてちぎれそう。


この丘を越えるそうです。
「シェフ熟練の味」「瀬戸内の恵みが詰まった味」「手間暇かけて練り上げた逸品」「創業以来の独自製法」など、私もつい使う便利な言葉。しかし!外国人には【全く】通用しないカラッポな表現なのだ。
熟練の味ってどんな味=血と汗と涙の結晶なら鉄分濃い塩味?瀬戸内の恵みって瀬戸内海の塩味?手間暇って一品作るのに一日もかかるの?独自製法って皆、そうでしょ?と耳が痛すぎる!ちぎれそうだ。

日本人なら「1つ言ったら10わかる」という表現があるけど、それは今までの暮らしの経験から察することができるから。でも海外からの訪問者は日本で暮らしたことがないし、知らないから察することができず「1つ言っても1、もしかしたら0.5」かもしれない。微妙な意味合い(ニュアンス)は届かない!プレゼンの授業で「数値、数字で表現すること」と教えているのに・・・反省。

商品名でも美味しいさでもなく「原材料、製法、食べるシーン、生産者など」を明確に記そう。すると海外からの訪問者だけでなく、実は日本人にもよく分かる。気づかせてくれた妻に感謝!いつの間にか罠にハマっていた自分に自戒!写真は「こんな道が登下校の道だよ」と長女。どんな道を通ってんの!と驚く。

2016年11月3日木曜日

商品開発会議。

「望んでいない結末なのに自分が起因していたなんて受け入れられない!」と思う人もいると思うけど、「嫌われる勇気」を読んで己を振り返るとジワジワきたり。猪年だから突っ走ると必ず痛いことを起こすので深く、深く深呼吸。

研修三日目。これまで考えてきたコンセプトやネーミングなどをリバースプロジェクト代表取締役社長の龜石さんと意見交換。龜石さんとは大洲市で撮った「ぼくのおばあちゃん」以来の再会で、不思議な縁としか言いようがない。リバースプロジェクトの命題は【人類が地球に生き残るためにはどうするべきか?】、この機会にエッセンスを吸収させていただき愛媛で活かそう!と決める。

「いい本と売れる本は違います」と、本の授業で教えられたのを思い出す。執筆者や販売者がどんなに「よい!」といっても消費者の好みは多岐多様なので思い通りにいかないもの。今回のプロジェクトも我々のコンセプトに「響く人」「響かない人」の二者択一だと「いる」だけど、「どれだけいるか?」になると響く温度差に左右される。我々が大切にしたいことと消費者が求めたいことの折り合いはどこか?商品開発って本当に面白い!

2016年11月2日水曜日

結果は望んだこと。

「人生の意味はあなたが自身に与える」はアドラー先生。なので「一般的な人生はない」ということ。出張のお供に携えていた「嫌われる勇気」を読了。
そして本日の研修も終了、和歌山、滋賀、愛知の同志と立飲み居酒屋で乾杯。プロジェクトを与えられている我々は指示待ちではなく自身で切り開くことが望まれていて、何とか登る方角が決められた感じ。

アドラー的に考えると、結果は実は自分(達)が望んだことで、出稽古で未知のプロジェクトに参加して成功しようが失敗しようが、仕事に不満があり辞表を出すか出さないかは「その結果になるよう(自身が以前から)振る舞う、思考していた」こと。振る舞う、思考することは問題ではなく最後の最後に自分自身で結論づけた結果が「踏ん張ろう」なのか「諦める」なのか。人のせいではなく自分が望んだと同志と酒を交えて考える。

「海外へ売りたいよね」「成果が数年後に自慢できるように」「ポートフォーリオに!」「この縁を大切にしたいね」と同志。フィルム・コミッションやNPOの縁で全国各地に仲間がいるけど、この機会にまた全国に友人が増える。えいえいおー!

2016年11月1日火曜日

大逆転物語。

色々と抱えながら上京!自分の研鑽出稽古として参加中の「ふるさとグローバルプロデューサー」の研修に合流。我々はリバースプロジェクトトレーディングスとして、愛媛県が誇る「伊予生糸(シルク)」の活用策を検討中でタオル以外に医薬品や食料品、工業製品など、実はシルク(繭)は多岐に活用されていると知って驚く。

ただ、生糸(シルク)といえば、群馬県のイメージ(実際にシェアNo1)があり、愛媛県にとって大逆転となる物語はあるのか?と思ったら、その昔、明浜町などから移民としてブラジルに渡った愛媛人が今や世界一のシェアと品質となったブラジルシルクを支えたという歴史があり、調べなければ、訪れなければ知るはずもなかった事実に(深い!)と唸る。えひめ南予通信大学で「シルク」を扱わなかったら、この縁はなかった!

事業全体を支えるJR東日本企画、事業構想大学も合流して意見交換。意見交換が面白いのは「互いに知らない分野の話を目の前に出すことで起きる化学反応」で、話題が発展、転用、応用されて他の話と融合すること。色々と抱えながら上京したけど、一つ(イケるかな?)とヒントを見つけたり。上京二日目はフィールドワーク!

2016年10月31日月曜日

回答日記。

自分の価値を最大にするには、自己の価値観と自己表現を伴うプロジェクト(行動)が合致していると発揮できるけど、言葉では簡単だけど実際は難しい。社会に出ると色々な制約に挟まれ潰され振り回される、理不尽なことも起こる。精神的にも体力的にも凹む、折れることもあるけれど、そこで「腐るか?」「誰かのせいにするか?」は楽だけど解決策ではないので、飲み込みに苦労するけど「自分と自問自答」する。

自分を責めたり、否定するではなくて、その現象が起こった背景を一つ一つ辿って行く。すると直接的、間接的、外的、内的に起きた要素が見つかったり。見つかると(今後、同じことが起きないよう学習しよう)と思ったり。映画All You Need Is Killのように痛みを伴う経験を重ねて強くなる。


自己の価値観と自己表現を伴うプロジェクトを誰もが持つ必要もないけれど、私の場合は30歳でソレを見つけることができ、幸運にも自己表現までできる環境がある。しかし、実は今、痛みも伴っていて(これはまた次への糧か)と思っていても痛みは痛いし辛い。えひめリソースセンターのBOOKカフェで講師役を務めた妻のブログを読んだ感想つれづれ。

2016年10月30日日曜日

ザワメキの理由。

次の講演まで少し時間があったので「どこかに連れてって!」とお願いしたらココに到着、場所は八幡浜です。駐車場の広い平屋のスーパー。
「ここは地元のスーパーです、昔からあるので老若男女、3世代が来てます」と紹介をうけて中にはいると右手に青果、左手に加工食品。そして奥が日用品という「昭和臭」漂う店内なのに、このザワメキは何?

ザワメキの理由は「見たことも、聞いたこともない商品群」。醤油、味噌、ちりめん、乾物、ジャム、ジュースなど。製造者は忘れました・・・。で、価格はバラバラで愛顔の食卓と比較すると安い品、高い品、同等品がある。特にジュースは県内最大の収穫地(八幡浜市のみかん収穫量は平成22年36245tこれは愛媛県シェア42%で1位)なのか、安い品から高い品までラインナップが多い!

まさに「日用使い」目的の店で、毎日来ているだろう方々で賑わっていた。愛顔の食卓ではこれからシーズンを迎える「みかんジュース」を数多く揃えようと思っています。そして価格帯も2路線で行こうと思っています。「我が家ではこれぐらいで」「手土産にはこれぐらいで」など、シーンのバリエーションを増やせば、お客様との接点も増える。地方の小さなスーパーで得た手応え。