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2024年5月2日木曜日

愛媛の食卓???


「ウラドウゴ?みかんジュースの蛇口が並んでる?」と、20代と50代が道後で探す。娘と変わらない(涙)。

「ナニソレ?ウラドウゴって怪しくない?」「いえいえ、映えて人気のようです。」「商店街にあった?」「いえ、この辺りのようですが・・・」と思ったら、ポンジュースを持ってる女性達とすれ違い「もしかして?」と、円満寺近くに構えてたのが「ウラ道後」という射的屋。
撮影は禁止という注意書き。

「あっ!気になってたんです。」と道後温泉本館から商店街へ入った十五万石で見つけたのはガチャガチャ(ガチャポン)。ご当地モノガチャでは、砥部焼、みきゃん、ポンジュースなどが並び。観光客がこぞって回してた。

みかんジュースの蛇口が並ぶ所は・・・と調べていたら「ココでです!」と看板を見たら「愛顔(えがお)の食卓」ならぬ「愛媛の食卓1970」。思わず二度見してしまう!
「愛顔(えがお)の食卓」という愛媛の6次化品のアンテナショップを経営した3年間を思い出す。

で、店内には最大20種類のみかんジュースの蛇口が並び、1杯200円(伊予柑など)〜。手前から奥へ値段が高くなる柑橘蛇口が並ぶ仕組みで何種類でも手に取ることができる。

道後温泉本館の修理に覆っていた幕も外されて久しぶりに全景を見る。知ってたつもりでは全く追いつかない変わりようにアンテナ感度の悪さを痛感。若い人は感度がいい。

2022年4月16日土曜日

誰か教えて。


よく見ると、外壁や瓦が一部欠けているのは許してください。持ち帰る時に無造作にバッグにいれてしまったからです。でも、そんな欠けも城のリアリティとして感じられるのが「ご当地モナカ」の面白い所。餡はオレンジ色で柑橘の風味がしました。薄墨羊羹さんの「松山城モナカ」企画会議に入りたかった・・・。ちなみに薄墨羊羹さんとは「唐草こざくら(砥部焼の唐草模様をパッケージにした羊羹)」でお世話になりました。

それにしても【どうして“ご当地モナカ”を作るのか?】は永遠の謎。これだけ多種多様なお菓子がある中で、“ご当地モナカ”は生き続けられるのか?生存競争に強いわけでもなく、実際にカニモナカ(鬼北町)、武者モナカ(今治市)は消えてしまった。いわゆる「絶滅危惧種」なモナカをどうして、今更作るのか?誰か教えてほしい。平安時代から細々とつづく「日本のモナカ」は最強ではなく最適な生存本能で生き抜いてきたのか。

モナカの皮は米粉なので小麦粉アレルギーの方でも食べられる。餡も西洋の甘さに比べたら甘さ控え目という人もいる。コーヒーにも紅茶にも合う。ただし!一つが大きいのが難点と、あえて言う。もう一回り小さかったら食べやすいんだけどな。
松山三越での限定販売だったから買いに行ったら、先日は2段で売られていたのが「5個」しかなく、私が1個買ったので残り4つだった。(えー!みんなご当地モナカ好きなの!?)と驚く。

2021年6月20日日曜日

拝啓、秋山好古様。

西予市の美味しいお米も食べ尽くしました。調味料も使い切りました。100均で人気のアイデアまな板も買ったものの出番がありません。包丁を研ぐことがなくなりました。フライパンがなくても片手なべで何とかなることがわかりました。器はお椀と小皿ですが、子ども達が砥部焼の絵付け体験で作ったもので十分足りています。ラーメンは大きなマグカップでも食べれることを知りました。NHKスペシャル大河「坂の上の雲」で見た秋山好古様の質素な生活にどこか憧れがあります。

お米が食べたいと思っても買い物が億劫でゴソゴゾ探したら「保存食」がありました。「ローリングストックの実戦!」と水を入れて60分経ったらできました(お湯だと15分)。荷物は全て業務用コンテナに入れて、テーブルはコールマンの折り畳みテーブル、椅子はヘリノックス+ロッキングでユラユラしながら過ごしています。家の中でキャンプをしているようです、ソロキャンが流行っているので乗っています。

食料は「乾燥野菜」や「真空パック」などの商品を買えば良いと気づきました。なのでホウレンソウやカボチャ、キャベツ、レタスなどの乾燥野菜を買い、1年間常温保存できる肉なども買い、缶詰もストックしました。乾麺もあります。私は一体何でこんなことをしているのだろう?と自分でも思っています。「冷蔵庫を買わないゲーム」を楽しんでいるようです、そんなゲームのスコアは電気代が3ケタです。

2021年4月7日水曜日

やめてみた。

朝の散歩も気づけば1年以上続き、既に日課。散歩がないと毎日のスイッチが入りにくい。いつもニュースを聴きながら歩く中で「ヤメてみた」というお題で話していたので聞いてると「通勤をやめてみた(在宅勤務という意味)」「電車やバスをやめてみた(徒歩に変えたという意味)」など仕事関係から「洗濯物を畳むのをやめてみた(全てを畳むのをやめたという意味)」「大型家具をやめてみた(ソファを廃したという意味)」と面白かった件。

せっかくなので実践しよう!と辺りを見渡すと、確かに全ての洗濯ものを畳む必要はなく、一部は吊るせばいいし、食器の水切りカゴも代替え可能で不要、敷きマットも毎日床を拭けばいいし、大型家具も不要(折り畳みのキャンプ用品で代用)、食器も必要最低限で子供達が砥部焼の絵付けをした器で十分(大型のマグはラーメンも食べられる)、タオルも使うのはせいぜい大小数枚程度、布団も押入れることをルールとせず干せば気持ちいい。

仕事では事務所を廃止し、全てオンラインに移行したので出張先でもオンライン会議に出ることが可能になったし、時間の節約にも繋がった。そもそも運転免許を持ってないから自転車と徒歩の機会が更に多くなった。デジタル化の推進で管理が一元的になり検索など紙よりも扱いやすくなった。いろいろやめてみたことで物質的にも精神的も軽くなったような気がするけど、その代わり人との関わりまで簡素化しないよう濃く誠実にと思った朝散歩。

2019年8月23日金曜日

事業と社会をどう交えるか?

砥部焼の調査に携わった時、メーカー(大量生産)と作家(少量生産)について考えた。その時に出した答は「作家は自らの感性を市場に提案し、メーカーは市場のニーズ・ウォンツを商品化する」。作家は自らの感性が市場に認められたらオンリーワンのメーカーになれる。メーカーは作家にはなれないけど、ブランドを立ち上げたり、デザイナーを招聘して時代に合わせる。

事業も似ていて、自らの欲求(したいコト)と社会の欲求・要求をどう交えるか?「世の中へ単に良いことをしようとしているのか?それとも世の中を変えようとしているのか?」は心の師匠、川北さんの言葉。「きっかけはイベントなどの単発でもいいけど、事業は継続が前提だから・・・」とアドバイス。社会の欲求・要求の多くは「違和感や課題の改善や解決」が多く、改善策に対価を払う。

「そうは言っても・・・」と考えがグラグラ揺れる人へは「動機のWhy?」が必要で「自身がその事業をしなければならない理由は何か?」を考えるべき。答が見つからない場合は、その事業はスタートできても続かないとピシャリ!勢いで初めてもOKだけど、続けるには動機のWhy?は必須。動機の見つけ方が分からない方には「半径3m(身の回りという意味)に動機のヒントはあるはず」とアドバイス。

2018年8月2日木曜日

2万本売りたい。

昨年11月以降、1万本以上売れている【唐草こざくら】。150年の歴史がある中野本舗と120年の歴史がある梅山窯とのコラボ商品です。「土産をつくりたい」という中野社長の一言から「消費者でもある市民を巻き込んだらどうですか?」と提案し、あんなこんなそんなワークショップをしたのが一年前。「ありそうでなかった!」と好評いただきましたが、売り切れてしまい、この度再入荷しました。

この唐草模様は「唐草こざくらオリジナル」。箱の形を考慮して梅山窯が強弱・濃淡・長短の唐草を色々と考えてくださり決定。そして箱の「テカり」は砥部焼の磁器をイメージしたもの。紙ではありますがツルピカの用紙を採用したことで質感まで砥部焼に似せたという凝りよう。渡された相手が「んっ!?」と箱を360度見回して「これは!?」と言うに違いありません。

次のゴールは2万本。そのためには「売り方を更に工夫」が必要。単に「お土産」ではなく、お土産としての価値を深堀した方がいいのか?それとも違うアプローチがいいのか?ちなみに羊羹は(賞味期限は設定されていますが)腐らないので「非常食」としても有能です。パンの中に餡のように入れるのはどうか?渡される先々で話題になりますように!

2018年3月21日水曜日

地域商社として。

丸の内KITTEにオープンした「シン・エヒメ」。今治タオル、砥部焼、愛媛の味を扱っています。【愛顔の食卓】は地域商社機能を活用して愛媛の味を提案し、取り扱っていただいています。これまで単発や催事は県内外でありましたが、持続的な取引は初めてだったので改めて商売の一つ一つを学びました。写真は各関係者が出席したオープニングの様子、乾杯はもちろん「みかんジュース」で!

オープンは全員の熱量が集中したから盛況は当然として、この熱量の持続と集客の歯車を合致させる必要があるので【愛顔の食卓】からは、魅力的な商品や集客策の提案かな。シン・エヒメでも「並べただけでは売れない」と予測できるし、来店者は情報(トレンド)に敏感な人が多いとも思うし、愛媛とは異なる「売り方、買い方」に興味津々。以前TVで紹介された「じゃばらジャム」「パクチー醤油」は瞬売でした。

生産者にとっても、販路が一つ増えることは良いこと。でもシン・エヒメに並ぶには「美味しい」はウリではなく当然で、パッケージデザイン(商品の顔立ち)も魅力的でないと売れないことを伝えなきゃ!村上社長の「世界中を愛媛の虜に!」の一言にシビレちゃった一人として引き続き、全力応援!

2018年2月20日火曜日

家とカフェの間の仕掛け

写真の方達は申し合わせて集まった訳ではなく偶然に「居合わせた人たち」です。着物姿は杉浦綾さん、言わずと知れたsugiurakoubouを構える砥部焼作家。愛顔の食卓でも杉浦さんの器を数多く使っています。その隣はhibiという店のオーナーの浜田さん。子供同士が同じ幼稚園だったご縁。そして山本夫妻&ケンジくん!もの凄い勢いの青年実業家、シェアライフデザインというシェアハウスの代表でもあります。

気軽に立ち寄っていただけるって幸せ、立ち寄るに理由なんて不要です。10分、15分ほど談笑してそれぞれ帰る、そしてまた偶然に立ち寄る人で席は埋まる。なんだかいい感じです。そこに我々も加わり互いの近況やナイスクリームの今後などについて語らう。街中で、このような家でもないカフェでもない寛ぎのある「中間拠点」って今後求められる予感!

事業はニーズに合わせて変化する、それが「成長」と教わったので「やりながら改善」です。試食の延長で始めた「えひめ粥」も3月でシーズンオフで一区切り。次は「フラリと立ち寄れる」仕掛けか!?えぇ、単に商品を置いてるだけでは売れません。その次は「もっと商品説明を積極的に」を考えています。できることはなんでもしよう!考え悩む時間があるなら行動しよう!

2017年10月25日水曜日

知識や技術は。

友人の砥部焼作家の悩みは「磁器の原材料となる石の減少」よりも「3Dプリンターの登場」に戦々恐々。理由を尋ねると「手間不要でPC一つ、ボタン一つで好みの器が作れるから、作家不要になる」とのこと。
でも砥部焼は「手づくり」が魅力の一つ、マシンで成形される器とは別モノと思うんだけど、生業にされている方からすると、将来を脅かす存在とのこと。

私が職人技の高さ、課題を改善したコトを提示できなかった為に「これは3Dプリンターで精巧に作れるよ」「(3Dプリンターなら)形状も質感も重さも本物と見分けつきません」「(3Dプリンターなら)もっと簡単に安く作れます」という「本物に似ているかどうか」の意見交換になってしまい反省。職人の技や経験などはいづれ「無用の長物」になるのか・・・。人の知識や技術が全てデータ化されたら、砥部焼の作家ロボット誕生か!?

「チャーリーとチョコレート工場」でチャーリーのお父さんは工場での仕事がロボットに代わられ閑職になったけど、最後は「ロボットのメンテナンス係」になったっけ。うーむ「人のよって価値と感じる所は違う」ことはハッキリしてるんだけど、同じ価値観の人だけに売れればそれでOKか?と問われたらNOだから、いかに「異なる価値感を持つ人へ訴えるか?」という難題を突きつけられる。こちらから近づかないとね。

2017年9月10日日曜日

独自販路。

「売ってナンボ」な物販業、一人が10万円分を購入してくれるのも超嬉しいが、100人が1000円分を購入してくれるコトの方が超超嬉しい。要は一人でも多くの人に「生産者の顔が見える逸品を知っていただく」ことが大切と思っており、商品が持つ魅力提案に奔走しています。先日はJETROエキスパートの中さんとJETROさんがベトナムで売れる品の調査に来店。愛顔の食卓はこうして国内外に独自販路ネットワークを広げています。

「成熟しきった社会での価値観」と「これから発展する社会での価値観」では同じ商品でも見せ方次第で価値が異なり【いい品と売れる品は違う】を再確認。ただ商品が入っているパッケージ自体の変更は難しいので【外装(包装)】で勝負!一般的に包装は「付帯サービス」で購入者へ無料提供だけど「有料な豪華絢爛な包装」もアリと思ったり。一つ一つ検証すると可能性はある!

「(包装に対して)水引に注目しては?」と中さん。愛顔の食卓でも水引を「えひめ粥メニュー」「贈答品」で使っていますが、もっと積極的に活用しては?という意味。現在、積極的に「砥部焼」を活用していますが、次は「水引」か!?最近は芸術の域に達している水引もあるとのことで、売ってナンボに貢献できるか!水引。

2017年6月30日金曜日

唐草まみれ

2年前に愛媛県と行った「砥部焼の調査事業」でご縁をいただいた梅山窯さんへ中野本舗の中野社長と訪問。「シーンから商品開発」から生まれた「こざくらのパッケージを唐草模様」にするための打ち合わせ3回目。今回は唐草柄を複数ご用意いただき具体的な模様の選択と方向性の確認。写真のように唐草模様は「一種」と思いがちだけど、大きさや間隔、太さ、濃淡などで異なり、教えていただきながら模様を決定!

聞けば唐草模様の著作権はないとのこと(実は砥部焼にも尋ねても「無い」とのこと)。無かったことが幸いだったのか唐草模様は色々とアレンジされて「ツタ風、線画、劇画、模した模様など」があることを知る。ただ「一目模様をみれば梅山かどうかわかります」とプロ。そして「梅山窯なら誰が描いたかもわかるんです」とのこと、おぉ!マニアック。

で、てっきり今回のような「(唐草模様の)コラボレーション」は事例があると思っていたら「初めてなんです」と梅山窯さん。いいね!砥部焼を代表する王道の唐草模様が「こざくら」のパッケージにドーン!と登場するのまであと2ヶ月!全面協力の梅山窯さんに感謝!あっ!【愛顔の食卓】でも砥部焼販売中!

2017年6月13日火曜日

方向性決まる。

中野本舗さんとの「シーンから商品開発」授業は5回目!連続授業は人数が徐々に減ってゆく傾向がある中で、この授業は毎回15名程度が参加する熱心な市民に支えられている授業。パッケージデザインに市民が参加する機会は今ままでなかったと思うし、市民との可能性を期待してくれた中野本舗さんに感謝!実は毎回、中野本舗さんから「お土産」があったのはナイショ!昨日は「一涼」でした。

新しいパッケージになる「こざくら」に期待することは①交流を促すこと。②食べた後も楽しめること。③口コミになりやすいこと。④写真映えすること。これまで100以上のアイデアが出て精査して大きな方向性として8つの方向性に絞り。結果、第一弾として採用したのが【砥部焼柄】。愛媛県の焼き物といえば砥部焼、その紋様をあしらった「こざくら」のパッケージ。

伝統産業を「買って応援、食べて応援」とも言えて個人的にもよかったと思ったり。とはいえ、ビジネスなので中野本舗さんもリスクを負うしココ大も全力で応援して売上げに貢献しないと(愛顔の食卓で売ろう!)。「ネタを創る」でも紹介したけど、これも一つの話題性。いよいよ次回が最終回!どんなイメージになるのか!

2017年6月12日月曜日

楽しむ族。

「知らないことはいいことだ!」。知らぬ間に豊富なラインアップ&カムバック商品が並んでる!個人的には【みかんジュースは多品種小型化】を望みます。小型化は主流でないことも充填が大変なのも割高なのも承知です。が!飲みきりサイズという利点と値ごろ感から「買いやすさ」が伝わりやすくていいと思っています。もう一つ勝手にいえば「ビンじゃなくてペットボトルor紙パック」だと更に良いと思ってます。

「輪ゴム鉄砲」はすーさん工房からカムバック!前回と比べると撃鉄部分の材料が変わった?感じもしますが、相変わらずカッコいい。(すーさんも所属する「内子手しごとの会」さんとは「木製みかん」でコラボして銀座シックスに入るTenで飾られています)。個人的に快挙!なぜなら「木製みかん?ニーズあるの?」という訝しげに耐えたから(笑)

今後は「砥部焼」の企画販売もあります。仕入れの目利きは愛顔の食卓担当理事である畑さんです。私は畑さんに「あーだこーだ」と無茶なお願いをするだけ(スミマセン!)。こうして一人一人が「明確な役割を自覚」して行動してくれるって嬉しいし、ありがたい。どんなコトでも「どれだけ楽しめるか?」を追求する「楽しむ族」へようこそ!

2017年4月29日土曜日

料理も同じ。

6月2日(金)18:30から【ラーニングBar】を行う会場のサイボウズさんの雰囲気を知りたくて、たまたま開催(←ここ重要)していた料理教室に参戦。実は18歳から自炊生活でNYでもキッチンで料理を教えてもらったり詳しくないけど好きな分野。東京からお招きした料理研究家の方も著名な方のようで観察開始。

鍋も包丁もレンジも冷蔵庫も完備。見栄えよく見せるためのレイアウト、IHは立ち上がりは遅いけど火力は十分、お皿は最低限数なので、愛顔の食卓の「砥部焼」を持ってこよう。と色々とメモっている間に先生は1時間の間に5品作るとのことで手際よくササッ!と調理。この「手際」というのは工夫の一種で「便利道具の活用」や「工程を省い」ても味に変化ナシという知恵なんだなと納得。それが「時短」になって労力も軽減ということ。

料理に正解も不正解もない所は「地域づくり」と同じだなと、あぁ、何でもかんでも引き寄せてしまう自分に嫌気もさすけど、これも自分と受け止めるしかない。で先生は時間キッチリに5品を揃え、これは工夫がなければできなかったこと。観察完了、ラーニングBarのイメージを描けた!

2017年4月1日土曜日

お粥の効能。

事務所で佐澤さんがモゾモゾしているので何かと思ったら「4月のえひめがゆ」の献立表づくり。畑さんが作る「えひめがゆ」の虜になった私以外に「送別会続きで胃がもたれて」「あっさり味が恋しくて」「ここ数日寒いから」など、予想通りのご来店が続いています。

ナニナニ?お粥には曹洞宗開祖、道元禅師も注目して、修行僧の食事を頂く際の心構えを記した書籍にお粥の効能が10挙げられているとか!①色 (肌の色艶をよくする)②力 (気力が増す)③寿 (寿命が延びる)④楽 (食べ過ぎになることがなく、体が楽になる)⑤詞清辯 (血流がよくなり頭が冴え、言葉もなめらかになる)⑥宿食除 (胸やけをしない)⑦風除 (風邪を引かない)⑧飢消 (飢えを満たす)⑨渇消 (喉の渇きを潤す)⑩大小便調適 (便通がよくなる)。

道元さんといえば鎌倉時代の方ですから800年前!には「お粥」の良さを見抜いていたとは豆知識としてメモ(笑)。現在、えひめがゆは日々献立が変わりまして「白」「雑穀「中華「大豆」「卵粥」「洋風粥」「玄米粥」「筍粥」というラインアップです。器は「sugiura工房」など砥部焼で揃えていますので、器目当てもアリです!

2017年3月17日金曜日

人のフリ見て。

参考になればと青山スクエア見学。全国各地の伝統工芸を展示販売しているので見ごたえ感あり。愛媛県からは【砥部焼と大洲和紙】の2点が選ばれていた。「曲げわっぱ」を見れば、内子手しごとの会に相談だ!と思い「和紙ひも」を見ては森田屋や水引組合が思い浮かび「鯛の箸置き」を見てはモナカを思い出したり(笑)。どれも細部までの細工が素晴らしく伝統と技術が詰まった「工芸品」を「鑑賞」。

しかし「鑑賞」から「購買(意欲)」まで進まなかったなー。価格か?とも思うけど、それよりも「どう使ったらいいか?のシーン提案」がないから「スゴい技術力の披露」で終わってしまった感あり。「竹製の虫かご」「漆の器」「錫製の動物置物」などは印象的だったんだけど、使用例や置き場所の提案があったらいいなと。「来店者よ、コチラに来なさい」な雰囲気。

価値が分かる人だけを対象にする販売もあるけど「来店者よ、ソチラへ行くぞ」的な発想があってもいいかも。で品々は自ら話すことも発することもできないから【鍵】は何かと考えると消費者と商品を繋ぐ「人(店員)」かなと。商品の背景や活用例は山ほどあるはずなので、それを多言語で紹介したらいいなと人のフリみて我がフリ直せ。外国人が来てたのにもったいなかったと店員気取り。

2017年3月3日金曜日

えひめがゆ。

私が今週食べた「えひめがゆ(400円)」。召し上がるお客さん一人一人に物語(動機)があることを知りました。「お粥好き」「散歩の途中」「美味しいから」「近所だから」などの他に本日は「アジア圏に住んでいた頃、お粥をよく食べて懐かしい味だから」と、初老の夫婦がお見えになりました。そして「素敵な砥部焼で食べたいから来た」という方もいました。ちなみに私は「お粥を食べ続けたら少しは痩せるかな?」と邪道な動機です(爆)。

「えひめがゆ」には「白がゆ」「五穀がゆ」「雑穀がゆ」「小豆がゆ」「中華がゆ」などがあります。そう!日替わりなんです(で、お替り自由)。だから飽き性の私でも毎日食べられるんです、ちなみに本日も頂きました。4人座れば"満席"という相席なため、初対面同士でも「お粥」で会話が弾む他、スタッフも目の前ですので和やかな雰囲気で食べられるのが特徴です。

提供から2カ月、毎週お越しになるリピーター、電話で予約をする方、友人を連れてこられる方、スタッフとの会話を楽しむ方など、星の数ほどある料理の一つ「おかゆ」ですが、お粥だから「生み出しているコト」があることを間近に見て感じています。で、ここで(うししっ!お粥専門店を展開しよう!)と欲を出すと必ず失敗するんですな(笑)

Someone in the crowd.

旅番組、ドキュメンタリー、PV、ネットムービーなどの撮影相談が、全て別物なのに同じ週に押し寄せる。(どうして一緒のタイミングなのー!)とザワザワしながら一つ一つ確認し関係各所に連絡。撮影のタイミングは「春」を狙ってもあれば、俳優のスケジュールに合わせた結果もあって、様々でしてこちらは一気に臨戦態勢!ロケハン開始、良縁になりますように!

頭の中はララランドの「Someone in the Crowd」でいっぱい。Someone in the crowd could take you where you want to go, If you're the someone ready to be found(群衆の中にいる誰かが、君が行きたい所へ君を連れて行ってくれるよ。もし、君が見つけられるべき「誰か」であれば)なんてフレーズをNPO活動と重ねてしまう自分に・・・。(歌詞は主人公がハリウッドを目指す意味)

群衆の中から自分の場所を確立した人といえば写真の杉浦夫妻、砥部焼作家です。歌詞は Do what you need to do,Til' they discover you,And make them more than you're seeing now(君がすべきことをして!彼らが君を見つけるまで君が彼らを見ている以上に、彼らに君を見せよう)と続きます。こんな素敵な仲間がいるっていい!と現実逃避をしてる場合じゃなくて、ロケハン準備!!

2016年12月30日金曜日

愛媛ファン発進!

大阪へ帰省するから、神奈川へ帰省するから、東京へ帰省するから、福岡へ帰省するから、宮城へ帰省するからと、市民学生、地域おこし協力隊、スタッフなどがこの数日、愛顔の食卓へ手土産を求めにやってきました。
ここだけの話、愛顔の食卓のスタッフ3人のうち、2人は兵庫県、鹿児島県からの移住、私は東京都からの移住。愛媛ファンは確実に増えています!

久しぶりに内子町へ。前回は「ほろ苦い経験」でしたが、今回はウキウキ話。すーさんこと鈴木さんの工場を訪ねて職人の技に(これは授業ができる!)と直感アンテナがビビッ!とくれば、内子てしごとの会の山本会長の工場を訪れたら職人さんが「自分ごと」で商品化へのアイデアをくれる。自分では絶対に到達できない領域へ連れていってくれる職人技に感謝!完成が楽しみ!

愛顔の食卓は昨日で2016年の営業終了。2017年は1月2日から始まります。1月10日から満を持して「お粥」の提供を始めます。その後は酒類の販売を行い、オンラインカタログが立ち上がります。企画販売は砥部焼、木製食器、タオル・石鹸などを予定しています。訪れる目的になるよう、愛顔の食卓は日々進化していきますので、乞うご期待!

2016年12月14日水曜日

味を決めること。

食する時、味が美味しいのは当然とした場合、「美味しさ」を演出するのは決して「味だけじゃない」という話。例えば「時間」、空腹時と満腹時に食べるのでは「ありがたみ」が違うし、「場所」は「屋外」が美味しいと感じるのは陽にあたるなど非日常だから。「屋内」の場合も非日常の雰囲気が美味しく感じさせる。
「誰と食べるか」も大切で「喉が通らない」なんてコトもある(ビジネスでは会食は商談にもなる)。

そんな中で「料理を盛る器」は最重要で、どんなに美味しい料理でも器がダメだったら台無し。1月から提供を始める「お粥」は、シンプルなので器は攻めよう!と杉浦副学長の工房へ。彼女の器にはファンが多く1つはあっても、碗や長皿、小皿、箸置きなど「スギウラ工房揃い」で出せる所はあるまい!という品揃えになりました。素晴らしい!

そして帰り道は「みかんケチャップ」「ごまドレッシング」などを提供くださっている「のっぴんらー麺」さんで昼食。ここでも器は「砥部焼」です。「せっかくなら砥部焼で提供したかったんです」と、昨年、篠原さんに取材した時を思い出す。美味しさの演出とは「食事中に話題となるか否か」だなと。その話題が共有されると月日が経っても思い返せると。メモメモ。