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2017年10月25日水曜日

知識や技術は。

友人の砥部焼作家の悩みは「磁器の原材料となる石の減少」よりも「3Dプリンターの登場」に戦々恐々。理由を尋ねると「手間不要でPC一つ、ボタン一つで好みの器が作れるから、作家不要になる」とのこと。
でも砥部焼は「手づくり」が魅力の一つ、マシンで成形される器とは別モノと思うんだけど、生業にされている方からすると、将来を脅かす存在とのこと。

私が職人技の高さ、課題を改善したコトを提示できなかった為に「これは3Dプリンターで精巧に作れるよ」「(3Dプリンターなら)形状も質感も重さも本物と見分けつきません」「(3Dプリンターなら)もっと簡単に安く作れます」という「本物に似ているかどうか」の意見交換になってしまい反省。職人の技や経験などはいづれ「無用の長物」になるのか・・・。人の知識や技術が全てデータ化されたら、砥部焼の作家ロボット誕生か!?

「チャーリーとチョコレート工場」でチャーリーのお父さんは工場での仕事がロボットに代わられ閑職になったけど、最後は「ロボットのメンテナンス係」になったっけ。うーむ「人のよって価値と感じる所は違う」ことはハッキリしてるんだけど、同じ価値観の人だけに売れればそれでOKか?と問われたらNOだから、いかに「異なる価値感を持つ人へ訴えるか?」という難題を突きつけられる。こちらから近づかないとね。

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