日記を検索

2020年7月31日金曜日

栄枯盛衰か地殻変動か

特定品が安くポイントも貯めていた近所のスーパーマーケットが先日閉店(貯まったポイントは使えたのか?不明)。近所に住んでいた頃は「パンの耳」をよくもらっていたパン屋さんが閉店(パンの耳をカリカリに焼いて砂糖をまぶして子ども達と食べていた)。昨年末には営業していた居酒屋には「テナント募集」の張り紙。人気と思われたカフェに行ってみると閉店。栄枯盛衰とはこのことか・・・。

かと思えば、個人名のついた小さな八百屋では見たこともないような珍しい野菜やココナッツミルクなど面白い食材が並んでいたり、角の商店では無農薬やオーガニック商品が並び一定層から支持を受けていたり、新規開店を控えるカフェから取引の依頼や新しく加えたいとメニューの相談などがNICE CREAMに届いたりと、意識して街をみると地殻変動というか構造変革というかゴゴッーと感じるのは私だけか。

東京商工リサーチ調べによると2020年の中小企業の休廃業・解散件数は5万件と推測。すると同じく推計で20万人の従業員に影響が出るとのこと。経営者の高齢化による事業継承などとのタイミングとも重なり、単に業績不振では片付けられないよう。飲食店ではデリバリーやシェアキッチン、宿泊施設はコワーキング仕様へ、3蜜回避へ歩道に飲食スペースの拡張など、点のニュースを塊で見ると色々と思える。

2020年7月30日木曜日

どう活かすか?

先日、2日間に渡って行なった全国各地のフィルム・コミッションがオンライン上で学んだ研修についてはNoteに書いた通りですが、かれこれ10年ほど続けていると、時代が変わっているのが分かり「撮影(支援)は地域づくりにどう活かせるか?活かすべきか?」という論点、質問を多くいただく。FCを単に業務として処理することもできるけど、FCが創出できる価値に気づくと(せっかくなら!)と思うのは私だけではないはず。

その前に!研修でお世話になった方々は写真のような一人(正確には周りにスタッフがいますが)で画面の中にいる100名へ講義をしていただきましたが、登壇者の一人だったネットフリックスのマネジャーが「となり町戦争(2006年)」でお世話になった方でビックリ!あれからお互いに色々な作品を経て今の立場になったと思うと月日を感じたり。ネットフリックスですからね・・・。

1日に30本-50本と撮影相談がある都市部とは異なる地方では作品への向き合い方が異なり、支援作品が地域を舞台にした作品なら尚更で、地域の活性と結びつけたいのは自然なこと。地域へも作品を紹介しやすいから協力も得やすい。これが「ご当地映画」の特徴の一つ。ポイントは公開時、公開後にどう活用できるか?だけど、それには「撮影前から活用策を描いておかないと難しい」と紹介。「FCに求められるのは想像力です!」と締める。

2020年7月29日水曜日

あの手この手。

河内晩柑プロジェクト。予定通りなら試飲、試食会を各地で行い、集まった意見の本質を探り、これまでの情報と照らし合わせて河内晩柑ジュースが求められるシーンを描き、エイッ!とキーワードを導き出す頃だった・・・。不特定多数への試飲・試食がNGとなった今、方法を変えた。これまでお世話になり「協力しますよ!」と言ってくださる企業さんと有志の社員さんとの意見交換。大感謝!

「オンラインでもできるよね?」と言われそうですが、「できるorできない」の二択だと「できる」けど、期待する協議の質までオンラインに求めるのはまだ難しい(いづれ、実現するだろうけど、今の私のスキルやノウハウでは力不足)。特に「色々な意見が混ざりあい醸成して紡がれていき編み込まれて一つに成っていく過程」は対面型ファシリテーションならできるけど、オンラインではどう可視化するんだろう?

河内晩柑ジュースが3種類届く。中身はどれも1Lサイズで河内晩柑100%ジュース。1本あたりの値段も大差なし。しかし、箱を開けると早速異なりを発見。(うむ、そういうことか・・・)と一人納得。並べて見ると同じ河内晩柑なのに商品名やラベルの大きさ、デザインだけでも印象が異なる。さて「収穫時期や樹齢でも味は変わるんですよ」と教えていただいたけど、いかに!

2020年7月28日火曜日

季節、天候、時間、方角

闇雲に写真を撮って「ロケハンです」と言っても効果は薄い。だからロケハンの前に概念というか構造というか自分の中でしっかり整理して写真は撮った方がいい。画角とか高さとか、範囲などの技術論も大切だけど「そもそも論」として「目の前の景色や光景を分解(細分化)すること」をオススメしたい。すると無意識で見ていた目の前の事柄が途端に情報に変換されて面白くなるから不思議(マトリックスみたい!)

春夏秋冬の「季節」は分かりやすい。今は夏、季節を感じるのは草花とか行事とか祭なので抑えておけばバッチリ、各季節の期間は長いけど取り逃がしたら1年後になる・・・。晴雨曇雪の「天候」も大切。映画の場合、意外と求められるのが「薄曇り」で、快晴でもなく曇天でもなく薄曇りで影も薄い天候(明るさは現場や後に自在に調整できるからとのこと)。雨や雪に写真を撮るのも一苦労だけど、FCだからこそ。

そして朝昼夕夜の「時間」も大切。街や山々の表情は時間で全く異なるから面白い!高度な技術を持つ監督は「朝焼けを夕焼け」にして撮ることもあるようなので、地域の表情を時間で捉えておくのも大切。そして最後は東西南北の「方角」。レンズはどの方角を向いているのか?日の出、日の入は季節で大きく異なるので要チェック。FCの初心者研修に合わせたTips。

2020年7月27日月曜日

新しい観光様式。

客人案内2日目。4年前のスマホカメラでも緑が濃く映った件。「松山城へ行きたい!」という客人とロープェイ乗り場へ行くと3人のスタッフが待ち構えていて第一関門「検温と名前の明記、消毒」を促される。第二関門は「チケットは代表者が購入」、余計な接触を増やさないために最小人数で済ます。そして第三関門は「リフト推奨」、三密を防ぐためにユラユラと数分の森林浴気分。雨上がりの緑の匂い!

先日の鹿島もそうだったけど松山城も人手が多く、景色を眺めていると「松山都会じゃん!」と後ろのグループから感想。客人も「いいですね〜」と眼科に広がる街並みと向こうに見える興居島などの海を見ながら感嘆の声。「街の真ん中に城というのは歴史と言うか情緒を感じますよね」とも。帰りはロープウェイに乗るとマドンナ役のガイドは録音再生、ガイドさんはフェイスシールド、これが当分の間の「新しい観光様式」。

その後の「坂の上の雲ミュージアム」でも入館に際して消毒を促され、順路(通路)通りの閲覧を促される(館内での不要な接触を避ける狙い)。道後では店頭でスタッフが消毒液を差し出してくれたり、「マスク着用のない方の入店禁止」や「感染拡大の国に2週間以内に滞在した方の入館禁止」もあったりと、張り紙などを見ると来(館)店に厳しい「新しい観光様式」。閉店した店もあって本当に厳しいと・・・。

2020年7月26日日曜日

昨日のハイライト。

昨日の鹿島ハイライトは、突堤を歩いていると突風が吹き、前を歩いていた子どもの帽子がピュ〜!と飛ばされ、海に落ちてしまった瞬間を見てしまったこと。オジサン3人組は「棒だ!長い棒だ!」と、振り返って砂浜の漂着物を見てもイマイチでオタオタしている間に突堤の向こうからお爺さんが釣竿を持ってきて釣ろうとするも失敗、何回してもうまくいかない・・・。

すると落とした子どものお姉ちゃんが突堤のわずかな幅の縁に降りて、おそるおそる帽子に近く。見守る(何もできない)オジサン3人組。釣り竿で手繰り寄せてお姉ちゃんがキャッチ成功!お姉ちゃんも縁から落ちぬよう突堤へ。「お疲れさま、良かったね!」と声をかけるのが精一杯だったオジサン3人組。突堤の先から戻る際、先ほどのお爺ちゃんとすれ違うとお爺ちゃん、ビール片手に「うまいわ!」と一言(笑)

太田屋で昼食を取ろうとするも「満席」で時間を要するとのことで断念(涙)。渡船が到着するたびに20-30名の人々が降り、多くの人が海岸へ。BBQも多く賑わってた鹿島の雰囲気に客人「いいですねー、最高の環境ですね」と、すっかり気に入ったよう。鹿島で忘れてはいけないのが「タムナスさん(ナルニア物語で登場する半人半鹿の人)」と名付けた胸像。客人大笑い。

2020年7月25日土曜日

本当だったら。

「上京した方がその場で問題解決できるから良いと思うけど、最近の感染状況を鑑みると、上京は諦めて自宅から参画します」と事務局(東京)に伝える。本来なら今頃は上京して主催するオンラインセミナー(100人超!)の打ち合わせをしてたはず(あれ、でも本当は東京オリンピックも始まってたよね・・・)と、ここ最近「本当は・・・」が多すぎて分からなくなる。

100人を超えるセミナーを主催するのは初めてなのでトラブルは必ず発生すると織り込む(汗)。「100名の参加者を画面上に表示できない」「一つの資料を複数のホストで操作できない」「複数のブレイクアウトルームへホストは円滑に行き来できない」など、使用してみて色々わかる(間違っていたら謝ります)。なので、ここはオンライン飲み会などでZoomを駆使している優秀な事務局長とスタッフに任せる!

本当だったら、香港で行われる映画祭に参加して、世界の映画市場について仕入れているはずだったし、本当だったら今ごろはガッツリした仕事への報酬をガッツリいただき、今月からまたガッツリ仕事が始まる予定だった。本当だったら、夜市もお祭りも高校野球も始まっていた。色々な意味で膨大な損失で、その穴埋めとは言えないけど、替わって想像すらできなかった事柄が生まれるのだから、ホント不思議。

2020年7月24日金曜日

ビックリワールド!

久しぶりに「ビオトープエミフル」へ。これまでに「こんな」「あんな」「そんな」授業をしてきて(その後、どうなってるかな?)と思ったら、草花が成長し茂っていて森になっていた。記憶をたよりに奥へ進もうとするも、水路なども完全に覆い尽くされズカズカ歩いたらズボッ!といきそうなので途中で諦める。それにしても生物の勢いというか生命力はすごい、ビオトープ(水辺)には新しい生物もいるんだろう。

朝、堀之内公園をグルッと散歩すると30分ほど。歩いているとスズメ、ハト、ハクチョウ、カラスがお出迎え、そして調子にのって人気のない所を通ろうとするとクモの巣が顔にへばり付き、一人でドタバタする。地面をみるとミミズがウニョウニョしているし、アリがせっせと働いている(と思う)。そして、いきなり近くでセミが鳴き始めてビックリする。ここはビックリワールドか!

我が家にはペットもいないからヒトとしか接していない日々だけど、意識したら虫や動物、草花などが食物連鎖などで直接・間接で生活と繋がっているのだろうと。物事を考える際は縦割りで考えた方が他との関係性を意識せず単純でいいけど、実際はタテヨコナナメで複雑に絡み合い、かつ重層的に繋がっているから考えるのは面倒だけど、コツコツと1本1本を伝えていかないとねと授業を構想中。

2020年7月23日木曜日

作品化メモ。

そうなのか・・・。公開予定の作品が相次いで延期になる中で「今日から俺は!!劇場版」は、初動3日間で60万人(男女比は4:6)、7億8000万円の興収を記録(359館)。最終的には45億以上は狙える入りとのこと。単に(番宣で特番を組む作品てすごいな・・)ではなく、コミック原作だから映画化を待ち望んでいた人が多くいたということか。「この作品、親子で観るんじゃない?」と妻、「どうして」と私・・・。

「登場人物の容姿は私たちの時代で懐かさがあるよね?だけど演者は人気俳優、このギャップが親子で観れる要素じゃないかな?」と、すごい洞察力。映画を観に行けば必ず寝る(映画でなくても暗くなれば寝る)妻が、映画評をするなんて・・・。ドラマの実績(放送当時は22:30開始で全10話の平均視聴率が9.87%と超高視聴率だった)×テレビ局主導で映画制作(番宣がうてる)×コミック原作(原作のファンがいる)はテッパンということを痛感。

漫画原作から実写化されて大ヒットしたと言えば【1位】「ルーキーズ卒業(2009)」が85.5億円。【2位】「ザ・ラストメッセージ海猿(2010)」が80.4億円。【3位】「花より男子ファイナル(2008)」が77.5億円。【4位】「ブレイブハート海猿(2012)」が73.3億円。【5位】「リミットオブラブ海猿(2006)」が71億円。TBSとフジテレビで占めているけど、「キングダム(2019)」は57.3億円と日本テレビが切り込んでる!

2020年7月22日水曜日

寄付者について

「若い人たちは東日本大震災、西日本豪雨などを身近に感じているので互助の精神がある」的な内容のTV番組。寄付への意識調査で世代によって価値観が異なることで意識が異なり行動まで変わっているとのこと。寄付しなくともボランティアなどで復興への支援や応援など「役に立ちたい」なんだろう。(我が家の末っ子も先輩に誘われ地方へボランティア・・・)


番組では「寄付の方法」について紹介がなかったからあくまでも推測だけど「クラウドファンディング」も寄付の一つとして含んでいるか?どうか興味深い所。最近は街頭や窓口へ寄付する人を見かけないからネットかなと。クラウドファンディングなら先日の「ミニシアターエイド基金」だけでも約3万人が寄付したことになる。「ふるさと納税」も一種の寄付なら寄付者はさらに多くなる。

お金じゃなくとも「お金相当」なのがポイントやマイル。先日も期限切れ間近なTポイントと飛行機のマイルを寄付したけど、自身より有効に使ってもらえれば何より。そして、この話をすると必ず話題になるのが「地域通貨」、現金でなくともポイントやマイルを地域通貨に変換→活用できたら利便性が上がるかも。金銭の直接授受は控える傾向にあってピンチだけどチャンス。

2020年7月21日火曜日

壊滅的と知る。

7月18日に観光庁が発表した旅行取扱状況によると、国内大手47社(もあるのか!)の5月総取扱高は前年同月97.6%減とのこと。内訳は国内旅行が96.6%減、海外旅行が99%減、外国人旅行が99.8%減と壊滅的。2019年は訪日外国人が3000万人を突破し過去最高、訪日外国人の消費額も4.8兆円と過去最高を記録してからの奈落、4.8兆円以上を目論んでいたのに消えてしまった2020年夏。

愛媛県が用意した旅行割引クーポンを入手しようとサイトへアクセスするも都合の良いクーポンは既に終了、機会を逃す。上手に活用すればお得なのに上手に活用できないダメな奴。旅行業が壊滅的なら宿泊業も壊滅的と推察。「地域観光・旅行」ついて教えたことがあったけど、その時に知ったのは旅行業、宿泊業は薄利多売で航空会社などとの関係性がポイントなこと。

でも、19の航空会社が加盟する定期航空協会も4月の発表で減便などで約5000億円の減収見込み、最終的には約1兆円の減収と予測。飛行機を予約をしようとしても減便で都合がよくない。そして「航空会社の良し悪し、選ばれるのは衛生面」という専門家もいて座席の配列変更も検討中の国際線もあるとか。(超ローカルな旅行プランは切り札にはならないのか?)と思ったり。

2020年7月20日月曜日

時代の寄り切り。

時代が寄り切り・より倒してくる。モスバーガーが植物性の「グリーンバーガー(パテは大豆、コンニャク、キャベツなどを混ぜたもの)」を出せば、ケンタッキーフライドチキン(KFC)もロッテルダムや中国で「ヴィーガン・チキン」を販売したり、王者マクドナルドもアメリカやカナダでPLT(Plant.Lettuce.Tomato)を販売。東京駅にはT'sタンタンがヴィーガンラーメンを出しているし、東京ばな奈はラインアップにヴィーガンスイーツを加えた。

本当は今週開幕の東京オリンピックで大勢の外国人が訪れることを予想し、ヴィーガン、ベジタリアン、ハラルな食事を準備していたけど、しょうがない。愛媛県松山市の我が家の自宅冷蔵庫にも「豆乳グルト」と、大会社の役員などが集まり「商品名は“とうにゅうーぐると”でしょ!」と真剣に討議してる様子に笑いが出そうな商品があった。そう、妻や娘のベジタリアン傾向が一層強くなる。

私はヴィーガンでもベジタリアンでもない雑食、何でも食べる(トマト以外は・・・)。一つ気づいたのは「肉や魚のギトギト油がないベジタリアンな料理はササッ!と洗いやすい」こと。大豆由来の唐揚げ食感の品が出てきたり、中東由来のひよこ豆のコロッケ「ファラフェル」が出てきたり、海外の「媚びない」カレーの素にココナッツミルクを入れてスパイシーで異国感漂うカレーが出てきたり、これもコロナのせいか。

2020年7月19日日曜日

社会問題啓発系

「プロミスランド(2012)」を鑑賞。一言で言ってしまえば「地域について再考させる社会問題啓発系」という感じ。こういう映画って大入り満員!大ヒット!などとは無縁の作品と思うのだけど、著名なキャストが勢揃いしているから、どんな気持ちでオファーを引き受けたんだろうと。ヒットするとは思えないからギャラじゃないし、監督?脚本?テーマ?地元で撮影?ベルリン国際映画祭で受賞もしてたのね。

大好きなので出演というだけで見てしまうウィレム・デフォー(同じ社会問題啓発系の「フロリダ・プロジェクト(2017)」では、しがないモーテルの管理人がフツーすぎて圧巻、フツーすぎる演技でアカデミー賞助演男優賞ノミネートの凄さ)主演の「ハンター(2011)」も同じ系統で思い出す。全編を通して主人公一人が多く静かな雰囲気(ハンターだから当然)の中で考えさせられる作品。

「ペコロスの母に会いにゆく」の監督を務めた森崎東監督が7月16日に92歳で亡くなる。「介護喜劇映画」という見慣れぬコピーに見たけど、ほっこりさを感じるのは、どこの家にもあるフツー(平均的な姿・様子)の日常が描かれているから共感するのかな。実は「フツー」は難しい。昨日、今日、明日、明後日とフツーに生きたいのに、生きれない。社会問題啓発系作品はそこを突く。

2020年7月18日土曜日

日本映画を学ぶ

WeAreOneAGlobalFilmFestival」は世界各国21の映画祭が連携してオンライン上で作品を公開して画期的だった。その後はトライベッカ映画祭がオンライン開催、カンヌ国際映画祭は他国際映画祭とのコラボ開催を予定、トロント国際映画祭はリアルとオンラインのハイブリッド開催、9月2日から予定されているヴェネチア国際映画祭は規模は縮小するもののリアル開催。主催者の苦悩と工夫が想像される。日本では11月の広島国際映画祭がリアル開催の予定。

「SAVE the CINEMA」の活動報告会が本日、18:30からYoutubeでライブ放映される。29926人から331,020,000円が集まり、ミニシアター1団体へ平均約303万円が配分された今後、活動はどうなるのか?興味津々。そして応援した人のリターンとして「Thanks Theater」と銘打って賛同した方々の映画をオンラインで見れるサービスが提供されたので見てみると・・・。

3分の作品から3時間を超える大作!まで様々な種類の作品がある(たぶん54本)。ただ、私の知識不足で「作品の多くを全く知らない」現実(涙)。かろうじて知るのは真利子監督(ディストラクション・ベイビーズ)、三宅監督(きみの鳥は聞こえる)など、監督の名前だけ・・・。知っているかのようで全く知らない日本映画。でも、この中からこれからを担う監督は出てくるのは間違いナシ!

2020年7月17日金曜日

撮影再開に際し悶々

【問1】撮影はディレクター、カメラマン、社員の3名ですがガイドラインは遵守ですか?→遵守願います(これは3人程度なら観光客らと変わりない人数だから問題ないでしょ。的に捉える、でもダメ)。
【問2】猛暑で気温が35度以上の場合、体温も外気で熱くなると思うのですが検温に支障はないですか?→ホテルで撮影前に検温をお願いします(指摘は一理あり、日中の気温が35度以上だと、体温は37.5度以上あるかもしれない)
【問3】屋内撮影では何人まで入れますか?→撮影に直接関わる最少人数です(カメラや照明、録音など道具を手に持ち、直接撮影に関わる人です)」

全国各地で撮影が再開された矢先の首都圏の感染拡大はダメージが大きい。その中でも撮影相談は増えつつあり、前例のない手探りの対応が続く。まさに正解不正解のない状況に示しを出さなければならず「1m離れても感染しないというエビデンス(根拠、証拠)がないですよね・・・」と言われる(涙)。情報番組さん、起こってしまった原因を根掘り葉掘りイジって吊るし上げるなら、どうすれば不安を払拭できるかの対案も一緒に発信してほしい。

心配なのが、大きい撮影は手間でもやりとりを交わして準備をするものの、小規模撮影はFCを通さずにササッ!と訪れて、人知れず撮影をして帰るのではということ。特に最近の「行き当たりバッタリ系」のバラエティ番組は撮影相談はあっても、実際はロケ場所が変わることもあり、誰も分からない。無許可撮影がありませんように!

2020年7月16日木曜日

元気について

分かったような、分かる必要もなかったような複雑な心境。その人が元気な理由は世の中への「怒りの炎」のようなものが体内でメラメラと燃え盛り、火力発電で気持ちを熱くしているのかもと推測。じゃないと、あの元気さはどう考えても説明できない。でも火力発電で熱くなったエネルギーは発散しないと不調をきたすから「理不尽さ」に爆発させていると思うと全てが腑に落ちる。

そのエネルギーを受けようものなら、こちらもエネルギー量が求められるけど、こちらはヨボヨボのカサカサでブヨブヨだから、消耗が激しく、更にその後の気分もゲンナリしてしまう。聖人君子ではないから、世の中への不満や苦手な人など、大なり小なりありますが、犯罪者でもないし、極悪でもない(と思う)人でなおかつ、過去の人へエネルギーを向けるって、すごいエネルギー量・・・。

元気の源はさておき「元気」な人。これから歳を重ねても、一種の「怒り」による火力発電で気持ちを動かし続けるのだろうと。するとテレビで100歳を超えた方が出てきて「長生きの秘訣は何ですか?」と尋ねたら「何もしないこと」と答えてガクッとなる。そうか!燃えたぎる炎とは正反対に静かで穏やかな凪の気持ちという省エネ暮らしでも長生きできると知る。

2020年7月15日水曜日

黎明期ってカオス

時代に合わせなければ生き残れない、出張を取りやめオンライン会議の日々。オンライン会議は自宅から参加できるから体力的に負担ないし、時間に空きがあれば急な会議にも対応OK!会議は録音すれば議事録代わり。気づかなかったけど「移動時間がゼロ」はジワジワ感じるメリット(読書したり移動時間もそれなりに楽しいけど・・・)。時間を有効に使えるのが在宅できる勤務の強み。

しかし!オンラインでも埋まらない溝が「理解度」。その場に居合わせれば納得まで説明できるし、分からなくても隣に聞けたけど、オンラインでは個々の理解度に左右されるので出席者も進行役も「心構えが必要」とわかる。例えば共有される資料は「対面会議よりも分かりやすく描く」必要アリ(対面会議では言葉で溝を埋めることができるけど、オンライン会議は見るものが全て)。分かっていても意外と難しい。

だから、この資料づくりに時間を要するし、会議時間も対面会議より最大1.5倍ほど時間を要する感じ。そして「朝8時から始めます」「20時から始めます」など、従来に縛られない時間設定!(朝はOKだけど、20時開始なんて無理!対面時間より長くなる傾向があるから60分の予定でも90分でスケジュール組まないといけない)。そもそもZoomとPPTだけでは理解度に限界があるとわかる。黎明期ってカオスだよねと。

2020年7月14日火曜日

贅沢な格差

「ご当地」の価値を痛感する。「ご当地ランチ」と言われて並んだのは「鯛めし(南予版)、ブリの煮付け、白味魚の南蛮漬けwithカニカマ酢漬け、すり身の天ぷら、魚の味噌汁、漬物、デザート」という「地元づくし&魚づくし」。普段は口にしない豪華メニューに舌鼓でペロリだったけど(まてよ・・・これだけのメニューを東京で食べらいくらだ?)と周りと話題になる。東京だったら2000円か・・・。

でも、地元だったら1000円〜から食べられるから(なんじゃソレ!)という、都会と地方の格差。ロケ地と一緒でいつの間にか「慣れ」てしまった魅力資源。毎日見たり食べたりすると変化がないから、初体験から新鮮味が薄まり感じにくくなる。でも他人から見たら「うひょー!」なことは多い、愛媛歴19年となると自分の感覚も鈍ってしまったと実感。贅沢な格差。

そして箸が進まない人がいたので尋ねてみると「刺身が苦手、練り物が苦手、煮物が苦手、酢の物が苦手など」これは偶然なのか?そういう人が増えたのか?「ご当地の味」でも食べられないのではしょうがない・・・。「地物」だからといってジビエや魚貝類などで満足させられるとは限らず、実は地元の野菜だけでも十分に満足させることができそうという話(私はジビエ、魚貝、野菜なんでもOKの雑食です)

2020年7月13日月曜日

循環型映画撮影

ビックリしたのなんのって・・・。「数十人のスタッフが1〜2ヵ月撮影すると、その間に消費されるペットボトル、使い捨てカップ、化粧品、大道具、台本、印刷物、電池、燃料、電力などは膨大な量になる。フランスだけでも1年間に映画撮影から排出される二酸化炭素は100万t/年を超える計算で、撮影場所によっては自然環境を破壊してしまう危険性がある」と、エコ撮影を提唱するフランスの企業「セコヤ」の代表。

エコ撮影とはエコプランを導入した撮影のことで、撮影現場には「エコ・マネジャー」という新しい職種がいて、エコ・マネジャーは撮影現場で「使い捨ての最小限、リサイクルの推進、移動車の共有、食事の地元調達など映画撮影の様々な局面でエコプランを立てる他、エコ意識の高い企業との提携に橋渡しをする」とのこと。凄いな・・・漠然と思っていた撮影時のゴミ問題を事業として既に取り組んでいるなんて。

既にフランスでは「ecoprod」という団体が立ち上がり、環境に優しい映画制作の推進(エコ憲章の策定)が図られていて、パリ、イル・ド・フランス地方圏では「エコボーナス」でインセンティブを出しているとのこと。とはいえ「衛生班(係)」だけでも制作費のアップが懸念され、新たに「エコ・マネジャー」となると簡単に導入は難しいとは思うけど、撮影は確実に環境に優しい方向へ進んでいるから日本でもできるよね?と思ったり。衛生班とエコ・マネジャーを兼ねられたらGOODかも。

2020年7月11日土曜日

明日の愛媛県

「手段である改善策が目的になってはいけないこと」「アウトプットとアウトカムの違い」「付箋紙の効果的な活用法」「自分ごと化の大切さ」「具体的な課題の設定方法」「モノゴトは多面的であり自分は課題と思わずとも他者には課題と思えること」「少子高齢化自体は課題ではなく、その先に起こる不都合な事態が課題ということ」「まとまらなかった意見がまとまった達成感の気持ち良さ」「明確な現状の把握が必要なこと」

これからの県政を担う若手職員を対象にした「政策立案研修」が終了。それぞれ立場が異なる職場、業務、8時間という制限でよくぞまとめました。課長や部長らが見守る中での発表は緊張したかもしれないけれど、自分たちに【問い】を立て、調べ、改善策まで考えたことはなかったとのこと。経験値プラスのレベルアップということで!忙しい日々の中でも【自分に問いを立てる】必要性を伝える。

「稼げるNPO職員がいることを知った」との感想も。稼げているか?は不明だけど稼ごうとしているのは確か。稼げるかの肝は「課題改善で稼ぐ」だけど、これまでも「あーだ」「こーだ」「そーだ」と書いてきた。目の前に必死で稼ごうと思う人物はどう見えただろうか?「将来の選択肢が増えた」と続いた感想。いづれ複業時代がやってくるなら公務員とNPO職員は合うと思う。