日記を検索

ラベル 味・料理 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 味・料理 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023年12月11日月曜日

狼煙再び。


「おつまみ」に可能性を感じたのは11年前、ココ大の設立直後。愛媛県愛南町出身で銀座ロックフィッシュの店主、間口一就さんの「ちょっと変わったおつまみ本」という本を義兄に教えてもらい、面白い人がいるもんだ!と勢いで会いに行ったのがことの始まり。
その後は「ラーニングBAR」にお越しいただき、生産者らと一緒に「愛媛の創作つまみ」授業を実施。個人的にも思い出深い授業の一つ。

つまみを「世界最小の料理」と位置付け、伊予市や松前町は珍味発祥の地でもあるので、世界へ売りだそう!と企画書を書くと喜んでいただき、いざ!という時にコロナ禍で消滅・・・。
でも、先日の「缶つま授業」で再び狼煙があがったかも!?。今回の授業に先立ち、数年前に書いた企画書を読み直したら、やっぱり可能性しかなかった件。
「これ、イケますよ。」とパパイズム鈴木さん、IYO夢みらい館の館長の言葉にも押してもらう。

時流の価値観に照らし合わせても「つまみ」は「時短料理」や「キャンプ飯」「非常食」などとも合致する。
つまみの定義は既に決めてある(混ぜる、和える、添える程度など)から、協力者を集めればいいだけかも!?となる。「〇〇に〇〇、〇〇も求めていますよ!」となり妄想広がる。
松山東雲女子大学の授業でもしてみようかな?女子大学生のアイデアってスゴいし。

14品もできちゃった!


料理好きの人、お酒が大好きな人、全く料理をしない人、お酒を飲まない人、ソロキャンパーなど色々な人が集まった「缶つま授業」。先生はイタリアンで腕を振るったパパイズムの鈴木雅也さん。

今回は参加費以外に「缶詰を一つ持ってくるコト」が参加条件で、ツナ缶やイワシ缶、ベーコン缶、焼き鳥缶などを提供してくださった皆さん。
今回の授業で改めて思ったのが缶詰って意外と高い(高いものは1個600円とかする!)

そして話題作りに「非常食(これはリゾットなると鈴木さん)」と「海外缶詰(マレーシアのドライトマト&ツナ、チリ&ガーリック& ツナ)」と「郷土料理(いぶりがっこ/秋田)」も持ち込む。

普段は“そのまま”食べている缶詰に一工夫して“もっとおいしく”しようと、IYO夢みらい館の図書館にある缶詰料理本を参考に「創作つまみづくり」に挑戦したら、みなさんアイデアが溢れてしまい1時間余りで14品もできてしまう!

並んだのは、これまで食べたことのない品(笑)。想像してた味と異なってた味もあったけど総じて美味しいとなる(当然だけど)
バロメーターの一つは、子ども達も「これ、美味しい!」と言った味があったこと。
創って食べて学んだ「おいしい授業」は大いに盛り上がる。「この授業、また参加したい!」と帰り際の参加者達。

2023年11月28日火曜日

ヴィダ・コン・ミエール再び。


前回は、その空気感・世界観に飲み込まれてしまったヴィダ・コン・ミエール。「緊張するカフェ」では、呆気にとられてしまったのでリベンジ!とランチをいただく。

ちなみにランチは予約制で午前2組、午後2組の計4組/日しか、この世界観を堪能できない。


着席のテーブルにはメニューと思いきや、J.L.ルーネベリ(フィンランドの詩人)の詩が表紙だった!読みいってしまい、情景にメニューに辿り着かない。

料理はコースのようになっているものの、フランス料理、中東料理、デンマーク料理、イタリア料理と世界各地の調理法で生み出された味がでてきて「食の世界旅行だね」と、唸ってしまう。写真は「南瓜のフムス/マルチシードクラッカー」を食べ終えた皿。

一つ一つの料理を盛り付けている皿も個性的で、いちいち感激する我ら。


でもココは愛媛県上島町弓削島。離島。

照明はあるけど、自然光の中での昼食。店内に流れるBGMは時々不協和音だし、「作品の中で作品を食べているようですね」という表現は的を得たり!という感じ。

個人的にはとても面白くて、どれも美味しくて、かつデザートも込みで3,500円/人(デザート抜きは2,500円/人)はお値頃と思ったり。

気づけば90分の食の旅をしていて、大人空間を味わいたい人にはオススメできる所。
今回はキチンと対峙できて大満足!と思っていたら、
ヴィダ・コン・ミエールを知っている方からの情報で再び謎に陥るとは予想もできず、それは次回に解決。

2023年11月21日火曜日

ヒャクマンエン。


「おっ、お釣りがイチジュウヒャクセンマン・・・ヒャクマンエンになってますけど・・・。」「えっ!?あ!いやだー!ホント。どうして?おかしいですね。あっ!ゼロを何回も押しちゃったみたい、ワッハハー!」と声の主はサムコッペの店主、高田杏さん。
ランチ(要予約の日替わりメニュー/870円)代を精算しようとレジ越しで話していたら、こんなハプニングに。これが杏さんの持ち味。

相変わらずランチは彩鮮やかで美味しく沁みる味。ここぞとばかりに栄養を摂取。他にも子連れのお客さんや来店者もいて多くの人にとって憩いの場のよう。

その後は以前にサムコッペが営業していた場所でコーヒーと米粉マフィンを提供し始めた人がいると聞き、行ってみる。
のどかな山間を走り続けること約15分、道路沿いに店があり、その隣に小さい店があり、そこがHARSHA COFFEE(サンスクリット語で“幸せ”)という店。

初めて訪れた店だったのに、既視感があり(デジャヴ?)と思いつつ、記憶を辿ったら2017年10月に四国運輸局の事業で立ち寄っていた。昼食は隣の「風」という店でいただき、飲み物を
サムコッペでいただいた記憶。

当時は気にもしていなかったけど、こうして縁というものを実感。そしてHARSHA COFFEEには先客がいて、よく見たら北宇和高校のハウスマスター(寮母)さんだった件。
お互いに「なんで、ここに?」

2023年11月19日日曜日

モナカの話。


これが(個人的に気になっていた)「翼もなか」。「JALの機内誌に載っていたよ。」と教えてもらっていたのにすっかり忘れていて、何気なくページをめくっていたら現れる。

「コーヒー味の皮(なんて初めて!)+求肥入り粒あん」は美味しはず!と思いながらも(どうして、自社オリジナル商品としてモナカを世に出すのか?)と改めて思う。ホント、どうして?
企画会議を経ての商品開発、飛行機の形とかロゴマーク案はなかったのかな?は個人の感想。
「手土産にぴったり」はその通りだから今度探してみよう。

お土産と言えば先日の秋田県では「金萬」は超有名。「いぶりがっこ」は12/9の授業用に購入。「あられ各種」は米どころの秋田ならではの米菓子。「もろこし」は愛媛では食べたことのない食感の口に入れたらホロリと崩れる(溶ける)落雁のような菓子。「バター餅」は試食させてもらい美味しかった。「なまはげ、秋田犬の人形焼」はよく見る類。

話を「モナカ」に戻して。松山には「松山城モナカ(薄墨羊羹)」があるけど、「道後温泉モナカ」はない。「坊っちゃんモナカ」もない(人形焼のように坊っちゃん、マドンナ、赤シャツなど登場人物の型ならサイコー)。
「全国ご当地モナカ博覧会」とかあったら、面白いだろうな。海外の人にもウケると思う。

2023年11月18日土曜日

またね、秋田。


小ネタが多かった東北研修/秋田・角館。
FC担当の仙北市角館支所の課長さんは「いずみたに(泉谷)サン」
と、漢字も読み仮名も同じで「親族以外に初めてお会いした!」と喜んでもらい、初対面のオジサン同士でワイワイしてしまったり。

研修建物の入り口に立っても自動ドアが開かない!(故障?)と思いきや「熊の侵入防止」のために自動ドアを手動ドアに変えていた(=電源を切っていた)。そう言えば武家屋敷通りにも「クマ出没注意!」という看板があり、実際に小熊が出没したそう。ホント、街中なのに!

そして「じゃこ天騒動」。「知事が失礼なコトを・・・すいません!」と言われけど「じゃこ天食べたことがないでしょ?」「えぇ、ないです。」となる。
そして、秋田県で再び研修をする予定なので、その時に「じゃこ天」を渡そうと思う。

郷土料理と言えば「稲庭うどん」「きりたんぽ」。稲庭うどんにきりたんぽを入れた「きりたんぽ稲庭うどん」をいただく。さらに比内地鶏(ブランド鶏肉)を入り、一食で秋田名物を3種いただけてコンプリート。

秋田県と岩手県は隣接県なのに移動が大変で、在来線利用だと片道約4時間。新幹線でも回り道になるので、結局車になるけど、今度は雪に阻まれることも多く互いに行きにくい県と認識してる。

写真は昼食に「町中華ありませんか?」と教えてもらったラーメン屋。ご夫婦二人で経営されていて、店内には三輪車があったりアットホームな店のイチオシは、味噌ラーメン定食だった件。

2023年11月16日木曜日

2cm。


次の相談者の都合が急に悪くなりキャンセルに。「どうする?」と言うことになり、「ゆっくり帰りましょうか。」となり、高速道路を使わず下の道を進む。
途中「みなっと(八幡浜市の港広場、“すずめの戸締りに”も登場)」で休憩。目の前は温州みかんのオレンジ色が見える絶景。「太陽熱、海からの反射熱、地熱の3つ熱が温州みかんを美味しくさせてます。」という生産者の説明を思い出す。

コーヒーでもと思い、カフェテラスへ行くと営業終了!残念!と思いつつカウンターへ行くと「ソフトクリームなら出せますよ。」「ソフトクリーム!?」「(バニラとミカンの)ミックス美味しいですよ!」「じゃ、ミックス一つ!」とコーヒーを飲むつもりがソフトクリームになってしまう・・・。

「はい、350円です。」と、言われて清算し、ミックス味のソフトクリームを手渡された時に「2cmプラスで盛っておきましたから!」と店頭のオバ様。
「おぉ!ありがとうございます!」と通常のソフトクリームより2cm高いソフトクリームをいただく。でも、通常を食べたことがないので検証は・・・そこじゃない!サービスに感謝!

「美味しいー!」と掃除中のカフェテラスで一人休憩。相談対応したご褒美と相変わらず自分に甘い。「美味しかったです!」とオバ様に伝えるとニコニコで見送ってくたオバ様。
こういうコミュニケーションが好き。

2023年11月9日木曜日

行先は試作の試作島。


GOOD MORNING FARM(GMF)の齋藤さんとは数回目のコラボ。
東温市、伊予市、砥部町、松前町、久万高原町、松山市の6市町の担当者が集まり特産品を活用した商品開発事業。
昨年度までは道後JIN六媛というジンの開発だったけど、今年度からピクルスに着手!ピクルス好きには嬉しい機会!
でも、ピクルスと言うと「ハンバーガーの間に挟まれたアレ」なイメージで脇役感が拭えない。

だけど、齋藤さんの聞くと素材には多様な広がり(ピリ辛系、フルーツなどを使ったデザート系など)があり、シロップ漬、オイル漬なども取り扱っていると知り、凝り固まっていた古情報をアップデートする所から開始。
しかし!既にアップデートを済ませ、事業開始を(待ってました!)と言わんばかりだったのが女性担当者たち。

既にGMF社の商品を食べていて「普段の料理がワンランクアップするんです!」「お酒と合うんですよ!」など感想を寄せてくれる。
そんな反響に「GMF社のメインターゲットって誰なんですか?」と尋ねると「30代-50代の女性です。」と、ズバリ!感想を寄せてくれた職員世代でドンピシャに響いていた件。

男性担当者からも「もっと柔らかい食感と思っていたけどシャキシャキして美味しい!」「チーズに合いそう!」など、事業の船出は滑らかに出発!行先は「試作の試作島」。

2023年11月6日月曜日

夏に逆戻り。


予定より早い到着と分かり急遽、寄り道先を探すと村上海賊が築いた牙城の一つ「因島水軍城」が近くにあると分かり立ち寄る。
海賊と水軍の違いが分からなかったけど、広義で捉えれば同じ、狭義で捉えると「蛮行な輩 or 守護者」のようで、時代によって捉え方が違うことを知る。
到着すると、後ろからどこからか来た軽トラも到着し、おじいさんが城門を開けてくれる。「ワシはボランティア。休みの日は早く来る人がおるけんな」と、私たちのことだった!

教えてもらった「立花食堂」は海沿い道に建つ、広い敷地にある平屋カフェ。隣には物販も併設されていて、11時のオープンに合わせて行くと、サイクリストや車での観光客が次々と吸い込まれていく。
メニューはカフェメニューの他にラーメンや定食もあり、食欲がそそられたけど(ガレットを食べるんだ!)と見学で退散。今度はちゃんと食べに行こう。

「70 cafe」は全てが終わった帰り道、立花食堂がある道路を更に進んだ所にあるスタンド式のテイクアウト店。
アメリカンな雰囲気は店主の好みで、敷地の奥にはオシャレな家もあり、聞けば店主家族の家で、気に入ったココを購入して道路に面した敷地はカフェに。
「ブルースカッシュ」を頼んだらハワイアンな飲み物で、目の前は海、暖かさもあり夏景色。
一泊二日で盛りだくさんのリサーチは終了!

Les Dix-Sept Bateaux


「ガレット」はクレープのような見た目、形だけど原材料はそば粉を用いているフランス料理の一つ。
教えられた道を進むと漁港(湾)に辿り着くも更に奥へ。すると行き止まりに間口が3mほどの二階建ての小さな建物があり、そこが「Les Dix-Sept Bateaux(レ・ディセット・バトー)」フランス語で「十七艘の舟」と言う名のガレット屋。

「小さい店で予約優先だから入れないかも・・・」と教えられていて入店するもやはり入れず。
でも、店の外は?という交渉を成立させてくれた同行者Oさん。
漁港を目の前にガレット(私は自家製塩バターキャラメルと胡桃&スュクルヴァニーユと檸檬/写真手前)をいただく。

聞けば店主は東京でもガレットなどを提供している二拠点事業者。お一人で回し
ているので、調理やサービスを考えれば小さく営業するのは当然。
そんな所へ突然来た我々にも気遣いいただき大感謝。それにしても食べながらの風景は日本なのに、アマルフィのように見えたのは私だけ(笑)

そして忘れられない特記事項は、お婆さんが散歩で目の前を通り過ぎたのだけど、そのお婆さん、ベレー帽、綿シャツ、ベージュのベスト、チノパン、革靴という身なりで、モデルかと思い、声をかけると「80を超えてるけどオシャレが好きでね、恥ずかしいわ」と、照れて帰られる。
お会いした時だけでなく、普段からオシャレをしてる80歳超が島、漁港にいることに驚く。

2023年11月5日日曜日

tsubuta SANK!


弓削島→因島→向島、津部田地区に入る。9時に到着したのはカフェ&アイスクリームのtsubuta SANK!(サンク)さん。朝7時からカフェはオープンなので観光客やサイクリストにとって、ありがたい店。
ちなみに店名は津部田三区だからtsubuta SANK!。

手を振って待っていてくれたのはNさん。Nさんは「いしづち編集学校」の研修生(ちなみに彼女が発表したアイデアは石鎚山系を眺めながら楽しむスパイスカレーのキッチンカー)。
今は瀬戸内海を宿泊しながら運行する豪華客船(と、言うのか)ガンツウの乗務員。

互いの近況報告にワイワイしてると「アイスクリームができました!」とオーナーが教えてくれて朝アイス。SANK!定番の「ソルティ・ミルキー」と期間限定の「マロン・マロン」のダブルをいただきながら、向島在住のNさんから情報をいただく。

「tsubuta SANK!」のオーナー夫婦は移住者。2022年9月オープンとのことで1年余り。続々とサイクリスト(海外の人も多く!)がやってきた!そう言えば今日から連休。
オーナー夫婦もサイクリストとのことで納得。

「立花食堂も人気ですけど、ガレットを提供してる“レ・ディセット・バトー”は素敵ですよ!」とNさん。(向島でガレット!?)と思いつつも「ガレットを食べに行こう!」となる。
Nさんは、この後ガンツウで勤務とのことでまたの再会を約束してお別れ!

シェアごはん


「シェアごはん」と聞いて思い出すのは、その昔、ランチを知らない人と食事する一期一会のマッチングサービス。日本にも上陸したけど、いつの間にか消滅した。
「夕食は“シェアごはん”です。」「それってナニ?」「宿泊者同士で夕食を作って一緒に食べるそうです。」と教えられ、「汐見の家」に着くと既に夕食準備が始まっていて、管理人の工藤さんと若い女性二人が台所で忙しくしてる。

7名が揃い、初対面同士ながら食事を囲んでワイワイお喋り。こういう時のコミュニケーション能力って大切。こういう一期一会が日々続いていると思うとスゴい。
Tさんは日本周遊の旅を車で続けている方で、仕事も辞め、住まいも引き払い、ADDRESSに登録してあった「汐見の家」を利用。翌日は高知へ行き、四国周遊へ。

Mさんは高知県出身のタイマッサージマスター。以前は店舗を構えていたけど出張型に変更、「汐見の家」へは、弓削島でのイベント参加ついでにヘルパーとして滞在。
ヘルパーと言うのは宿代が0円の代わりにお手伝いする制度。長期滞在にはうってつけ!

これこそ一期一会。たぶん、この先会わないと思うけど、この出会いは忘れない。
食事(アジフライ、炒め物、揚げ物など)は美味しく、3時間の滞在で1,000円/人。

そして翌日も6:30から朝食も汐見の家でいただく、卵焼き、炒め物、ノリなどをワイワイ食べて500円/人。
これをプライスレスと言わずに何を言うという感じ。

2023年11月4日土曜日

Kitchen 313 Kamiyuge


「島の日々をめぐる本〜瀬戸内かみじまトリップ公式ガイドブック2023〜(発行:上島町)」P36に掲載のベーグル屋「Kitchen 313 Kamiyuge」の閉店時間は15:30。
「vida_con_miel」を15時過ぎに出発!10分ほどで到着予定とナビゲーション、果たして間に合うか!?

で、やはり近くに到着したもののたどり着けず、降りて細道を進むと焼杉で壁が真っ黒の
「Kitchen 313 Kamiyuge」がドッーン!と現れた。そして(んっ!?)と、よく見ると「登録有形文化財(文化庁)」のプレートが飾られていて(えっ!登録有形文化財でベーグル屋?)となる。
築100年超の実家は長らく空き家だったが、13年前に弓削島に移住した宮畑さんが9年前にオープンしたベーグル店。

全くの初対面だったのに、弓削島などの魅力を色々と教えてくれる宮畑さん。
「実は今日はKitchen 313 Kamiyugeの9周年の記念日なんです。」と特製クッキーのおもてなし。
そして、ナント!宮畑さんの誕生日でもあり、初対面の方に「誕生日おめでとうございます!」という不思議な出会いとなる。

で、肝心のベーグル(パンは弓削島に来てから独学で学んだ)はガイドブック通りにモッチリで、ベーグル好きには大満足な味。

緊張するカフェ。


愛媛県上島町発行の「島の日々をめぐる本〜瀬戸内かみじまトリップ公式ガイドブック2023〜」のP.37に目が止まった同行者。
店名を見るも「vida_con_miel」が読めない!
「島の日々をめぐる本」は2021年に第一刷、2023年に第二刷と好評な証。そんな本に紹介されているのだから、素敵な店に違いない!と店名も分からずGO!

「しまでCafe」を出たのが14時過ぎ。「vida_con_miel」の閉店時間は15時!急ぎナビを頼りに辿り着くも(ここでいいの?)となる。と言うのも看板がない、フツーの家。
同乗者に確認してもらい、ココ!となるも「マジでスゴいっす。見てくださいよ!」と驚きの表情で手招き。何がスゴいのか分からず入店すると・・・。

愛媛では見たコトも感じたコトもない、東京でも味わえない「美術館、ギャラリー」と同じ雰囲気&しつらえの空間に飲み込まれてしまい「話し声」が小さくなってしまう。

調度品、什器のこだわり(一脚ずつ違うし、手作り?など)もスゴかった。
メニューにはフィンランドの国民的詩人、ユーハン・ルードヴィーグ・ルーネベリ(1804-1877)の詩がページ毎に書かれていて、店主のポリシーが随所に溢れてた。
席も大きなテーブル、小さなテーブルしかなく、静かに過ごすことが前提のようで、まさに空間に浸るギャラリー。
緊張しながら(良い意味)ダージリンティーをいただく。

2023年11月3日金曜日

しまでCafe


弓削島を訪れるのは数年ぶり、誰に会いたかったと言うと村上律子さん。
律子さんには、これまでに「あんなこんなそんな」でお世話になっていて、そんな中でも思い出深いのは、佐島のコミュニティセンターに雑魚寝することになったものの、布団の数が足りないと分かり、律子さんに相談すると「借りてきたわよ!」と、軽トラに積まれた布団は島民から預かってきたものだったコト。
そんなコトができる人なんていないよ・・・と大感謝だった思い出。

律子さんが経営されている「しまでCafe」で昼食。数年ぶりの再会、70歳を超えてもパワフルさは変わらずで「私も50歳を過ぎました。」と伝えると「まだ、そんな歳なんだ。」と(笑)
地域づくりを20年以上してるけど、まだまだヒヨッコなんだよね・・・。

私は「レモンポーク丼+アイスコーヒー+藻塩ソフトクリーム」を注文。律子さん、娘さんの話を聞きながら頬張る。NPO法人弓削の荘で塩づくりにも励んでいる律子さんたち。
その塩を聞きつけて、著名なな料理人が顧客になったり、豪華クルーザーやスゴいヨットで訪れる海外からの訪問者の国が世界地図でピン留めされていたり、世界各地から「しまでCafe」にやってくる。

滞在時間2時間超えとなり、次の予定時刻に慌てて、「また来ます!」とアットホームな「しまでCafe」を出発。

2023年10月24日火曜日

今度はご当地ピクルス!


鳥取県と岡山県のアンテナショップに入り6次化品をチェック!ジュース系、ジャム系、お菓子系、漬物系、レトルト食品など多くが並ぶ中で、お目当ては「ピクルス(西洋漬物)」。
でもアヒージョ、酢漬け、マリネなどはあるもののピクルスは見つからず、店員さんに尋ねて「牡蠣のピクルス」を見つける。

道路を挟んで愛媛県と香川県のアンテナショップでも「ピクルス」を探すが無かった(内子町のGOOD MORNING FARMもなかった。)。

道後JIN六媛に続き、6市町(松山市、伊予市、東温市、内子町、松前町、久万高原町)の特産品を活用したピクルスを作ることが決まり、商品開発コーディネーターとなる。
実はピクルス好き、先日は京都で話題にし、秋田でも、11年前のニューヨークでも、8年前のマレーシアでも話題にしてた。

でも、日本では古くから漬物文化が浸透してるから、ピクルスを好んで食べる人はまだ少数。
どうしたら多くの人に好んで食べていただけるだろうか?漬物も好きだから悩ましい・・・。ターゲットを絞るではなくシーンで選択かな。
陳列されてないのは可能性がある証拠!

美味しかったらゼロカロリー。


高幡不動尊でお参りして、電車を乗り継いで最寄駅までと思ったら二人で960円と分かり、なんだかもったいなくなり、天気も良いいから歩こう!と調べたら“うっかり”7km超だった。「でも、まっいいか」と軽いノリな50代夫婦。
丘を上り、川沿いを歩き、農面道路のような狭い道を進み、住宅街を抜けて大通りに出て信号待ちをしていると「キング洋菓子店」という看板が目に入り、“テレビチャンピオン優勝の店”と書いてあるではないか!

創業55年!で店の雰囲気は、これまで「あれこれそれどれ」などで登場してきた我が「モンマルトル」と同じ!
買う目的はなかったけど、「(交通費)も浮いたしね。」「テレビチャンピオン優勝の店だしね」という謎理由でケーキを選ぶ。

私が食べたのはキング洋菓子イチオシの「サバラン(380円/個)」というケーキ。フランスの伝統菓子で生クリームがブリオッシュ生地に挟まれ、洋酒(それもドップリ)が染み込んだ味。添えてあるのはブラッドオレンジのようなドライ柑橘。
おいしい!以外に表現しがたかったのは、生クリームと洋酒を楽しむようでフルーツなどが入っていなかったからかも。

1時間45分歩いたカロリーを余裕に超えたけど美味しかったからゼロカロリー。

2023年10月7日土曜日

妄想味。


改めて「缶詰」には色々な種類があり、面白いなと思ってるここ数日。12月に予定の「おつまみ学」授業に合わせて図書館でも本を借りてきたけど、先日の間口さんの「缶つま」でも色々と紹介されているように「缶詰を活用したおつまみ本」もたくさんあった。

王道はサバ、シーチキンと言えばマグロ、オイルサーディンと言えばイワシ、他にもイカ、カニ、エビ、アサリなど貝類、コンビーフ、スパムなどの肉系、コーン、オリーブ、マメなどの植物系、パイナップル、モモ、オレンジなどの果物系、パッケージも個性的で実に面白い!
そう言えばヘルシンキ空港では「クマの缶詰」もあり、ジビエの缶詰もあるんだろうな。

今回は缶詰を活用して参加者一人一人にIYO夢みらい館の「おつまみ本」を参考に作ってもらう予定で、でも“絶対に書かれている材料を揃えないとできないのか?”と言われるとそうでもないので、冷蔵庫にきっとあるだろう身近な野菜や調味料と合わせてもらおうと。

今回、先生役を務めてくださるのはパパイズムの鈴木さん。ココ大付属学園でミニピザなどの指導をしてくれたイタリアンシェフ。
鈴木さんのアイデアによる創作おつまみ≒ピンチョスみたいな(バケットの上に乗せた味)のもアリかも。

この授業には広がる可能性しかなく、「おつまみ」を定義できたらコンテストもできる!と妄想だらけ。授業紹介ページ作らなきゃ!

2023年10月6日金曜日

ボツでも。


コロナ前「おつまみ(OTSUMAMI)を世界共通語に!」と某自治体と盛り上がり、企画書も通り、いざプロジェクト開始!という時にコロナ禍に陥り、それどころではなくなり、プロジェクトは停止、異動も重なり廃止。結局お蔵入りになってしまう。

いわゆる「ボツ企画」だけど、せっかく立案したし、コロナがなかったら立ち上がっていたので、形を変えて復活させる。
そもそも「おつまみ」との出会いはラーニングBAR(初回は11年前だった!)の5回目に「つまみに乾杯!」と題して愛媛の生産者ら62名で開催した時。

ゲストとお招きした間口一就さん(銀座ロックフィッシュ店主/愛媛県愛南町出身)に“愛媛産を使ったオリジナルつまみ”を色々と教えていただき、その可能性に驚いたのが始まり。
2011年に間口さんの本をみて奇想天外の組み合わせに、一滴も飲めないのにロックフィッシュに伺い直談判した思い出。

企画って、その時はボツで一時停止になっても内容が面白かったら経年劣化しないのが特徴。
「熟成」という表現か、停止中でも時々思い出しては練ったり。
先日もスタート直前で停止してしまったプロジェクトがあり、いつか形を変えて復活すると思うよ!と自分を納める。

飲めないけど。


60回は超えていると思う夕陽を眺めに松山城への散歩。気分転換&思考の整理機会にもなるし、カロリーも少しは減らせるだろうと思うと止められない。
日没は17:49。いつものように山頂広場で夕陽が沈み終えるのを見届けると、どこからか太鼓のリズムが聞こえてきた。
県庁裏坂道を下っていると今度はマイク声が聞こえてきて、堀之内公園で平日夜なのにイベントをしてた。

県内の地酒を楽しむイベントのようで、酒好きの方々が会場へ入るのに行列ができてた。勤め帰りには最高なイベント。
全く飲まないから損しているかもしれないけど、飲まなくてもいつもほろ酔い気分だからOK。

日本酒と言えば獺祭がNYに初となる酒蔵を開設したことがニュースになっていたけど、2016年にNYを訪れて日本酒の調査をした時も獺祭を含めた日本酒は当時から話題だった。
でも輸入ビジネスが成立するかというと難しく、日本酒好きの個人が小規模で経営してた。

日本では日本酒に限らず酒離れと言われていて、沖縄での調査では泡盛離れの代わりに日本酒や焼酎、ワインが台頭してた。
だけど、日本酒の海外輸出額は右肩あがりで2022年には過去最高(475億円)になっているのだから、愛媛の地酒も・・・と思ってたら先日、台湾へ愛媛の地酒を売り込んでた県庁職員を思い出した。