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2023年9月26日火曜日

続いている話。


今日を事前に見通すことはできたか?と言われるとNO。今日は昨日までの産物でしかないという話。
2016年に「ふるさとグローバルプロデューサー育成支援事業(ふるプロ)」という取組に参加して知り合ったのが先日のビジネスデザイナーのFさん、JR東日本企画のYさん、今やシルク産業のベンチャー実業家として活躍&注目されている河合さん達。

互いに面識のない中で、西予市や大洲市の他、バンコクホーチミンホノルルまで赴き研修を共にした仲。自分が取り組んだプロジェクトも評価されて楽しかった思い出しかない。

で、普通ならここで互いの健闘を讃えあってサヨナラだけど、先日「久しぶりです!」と連絡をくれたのはYさん。何かと思えば「プロジェクトを一緒にしたい!」という相談。
個人レベルではなく組織と組織という大きな枠組みで驚いたけど無事にスタートを切る。

ふるプロの縁がなかったら、今回の新プロジェクトは成立してなかったかも・・・と思うと、今日を分かっていたのか?と不思議に思う。
毎日は連続する非連続ではあるものの、日々を積み重ねると思いもよらない機会を生み出すのは本当。

じゃあ、そのような機会をたぐり寄せるにはどうしたらいいか?と質問されたら、やはり「損得勘定で取り組まないこと。」とアドバイス。

2017年2月27日月曜日

主戦場は愛媛。

不覚にも「ララランド」を観て涙腺ゆるんだ45歳、ローグ・ワンでも涙腺ゆるんだから、涙腺壊れてんじゃないの?と思うけど、ヨレヨレのカサカサした心が「こういう映画を」欲してるんでしょうね、と他人ごと。あっ!でも「ララランド」は素晴らしい映画愛に溢れた映画、サントラも良かった!エマ・ストーンって不思議な魅力がある俳優と見入ってしまった。

8カ月間に渡り研修を重ねてきた「ふるさとグローバルプロデューサー」研修が修了。今回、妻と受けたことで互いに刺激し合えたことは大きな収穫。留守を預かってくれた家族、調整を受け入れてくれたクライアント、不在をフォローしてくれたスタッフには感謝の気持ちでいっぱいで、仕事を創って借りを返そう!

(一先ず)終わった!苦楽を共にしたプロジェクトメンバーともお別れ、また何かの縁で繋がるでしょう!しばらくは愛媛に腰を据えて、ココ大、愛顔の食卓、リソースセンターで後回しにしてきたコトに取り組まなきゃ!飛行機から見えた眼下をみて「学んだことを生かす主戦場は愛媛」と、脱力感と共にメラメラと起こる不思議な感覚と共に愛媛に戻る!やるよー!

2017年2月13日月曜日

フレームワークを使う。

先日のメンターとの意見交換で久しぶりに思い出した「ブランドの構造」について、ココ大を題材にフレームワークで落とし込んでみた。ココ大最大の価値は【愛媛の魅力実感】で、消費者(参加者)が得られることは【知らなかった愛媛の魅力】【多様な価値観】。消費者(参加者)がココ大を認知できる機会は【体験授業】で、その根拠は【2万人以上が参加】している実績があること。

ココ大が主張したいのは【学びは楽しい、面白い】ことで、愛媛の魅力を【自分の言葉で発信する人】を望んでいる。猪突猛進だと「目の前のタスク実行」が目的になってしまい、「(自分の中では)当然!今さら!」な意識の起点・基軸を忘れてしまいそうになるから怖い(笑)。ココ大の起点・基軸はとてもシンプル、シンプルな想いは強い。

で、意見交換では「このフレームワークをみかんジュース」で試してみると、実は「みかんジュース」の味もさることながら、メンターから「生産者」「土地(風土)」という他とは比較できない絶対的な【信頼の根拠(base of authority)】が強いと助言を受ける。「非常に面白い考えですよ」とリップサービスをいただく。横並びだった素材に優先順位をつけなきゃ!

2017年2月11日土曜日

あ”ぁー!

「みかんジュース2本」だけ持って日帰上京なんてナメてる!と、自分でも思いましたが「みかんジュース」や「フィルム・コミッション」の意見交換だったので。
飛行機に乗れば片道80分、松山ICから宇和島ICまでの時間と同じ(距離は約800kmと約85km)なんだから、不思議なものです。

本日の学びは【絞ることで深められる広げられる可能性】【ノイズがコンセプトを弱めること】【信頼できる根拠の提示】【みかんジュースには可能性があること】【ブランドの再構築が日必要なこと】。自分では注意を払っていた「つもり」だったけど、第三者から指摘されて(あ”ぁー!そうだよね)と気づけたのは収穫!最近はアウトプットが多いから久しぶりに充実したインプット。

自分で(よしっ!)と思っていても、実は(自分が思う範囲)であって、本来、辿り着くべき所までたどり着いてないのは仕方がない・・・。じゃあ、どうやって「超える」か?だけど、手助けの一つになるのがフレームワーク。ここでも(あ”ぁー!)とフレームワークの活用を忘れてた!忘れていた多くを気づけた日帰り上京。どこまで自分を高められるかです。写真はJR恵比寿駅からの眺め、地上80mほどの高さに憩いの場所があるって都会!

2017年2月10日金曜日

プロデュースには。

全国から「地域資源を海外へ売るプロデューサーになるぞ!」と選ばれた140名が一同に集まる合同研修会。36グループに分かれOJTを経ての報告会。ニューヨーク、マレーシア、フランス、ニュージーランド、タイ、ベトナム、ハワイなどでの研修報告は色々と酸いも甘いも想像できて面白い。我が班は他のOJTとは異なり「きびそを活用した商品開発」を行い、伊予生糸のタオル、独自ブランド「シルモア」を立ち上げた。

「OJTを通してプロデュースに必要な要素は?」という問いには【ディストリビューターとの協業(=輸出先での税務処理や商品保管、配達など取次ぎ業務が必要で自分ではできない)】【地域を(時に強引でも)巻き込む力(=関係者をその気にさせて行動させるビジョン)】【リーダーシップ(=時に牽引、時に並走、時に後押し、時に静観)】とまとめる。

現場では【目的の共有、問題の共有、言語の共有、成果の共有】や【目配り、気配り、手配り】の徹底。リスクが予見できたら発生確率と影響度を検討し【回避か?抑制か?転換か?受容?】の判断を。実は今回のような研修(対外試合)は、井の中の蛙にならないためにも必要と思っています。そして多くの人と意見交換を行い「(価値観、思考などの)異なりを知る」のが最大の成果。

2017年2月9日木曜日

愛媛を更に好きになる。

東京にいます。4ヶ月間の「プロデューサー研修」が終わり、36の事業から「野村シルクプロジェクト」が選ばれ、140名の研修生代表として登壇。隣にはJRソーシャルビジネス局、中小企業庁、西予市長、愛媛県営業本部長、河合さん(リバースプロジェクトトレーディングス代表)、龜石さん(リバースプロジェクト代表)と、そうそうたるメンバーと同席。会場は立ち見がでるほどの大入り。

私の場合、今回のアウトプットは「実践研修(OJT)」。アウトカムは「愛媛県のプロデューサーとして自覚できたこと」。インパクトは「OJTの経験を活かし140名のプロデューサーが全国各地で行動に移すこと」。個人的に得たことは【課題は事業によって改善できること≒稼げること】【プロデューサーは関係者の可能性を引き出す役目】ということ。

そして【愛媛を更に好きになったこと】。このような立場・役割に導いてくれた愛媛県の魅力に感謝。最後は写真のように壇上にて【地域の一番のファンになろう!宣言】をして閉会。マイクを渡されるまで全く考えていなかったのに、よく言ったわ!と自分でも驚く。

2017年1月27日金曜日

大失態!

ホノルルの夕陽が水平線に沈むのが見たい45歳、一人で1時間も海岸でボッーとしてました。周りはご想像通りの人出です。
ここまでは良かった、最終日は取材班やメンバーらと大打ち上げが予定されていて、店に直接集合とのことで1時間前まではショッピングセンターのwifiで場所を確認していたのに、1時間後は道に迷ってしまい、マップのキャッシュを開くも表示されず、完全にロスト。ウロウロすること1時間、時々どこかのwifiが入りブルッ!と感じるものの、こちらからは発信できずにギブアップ・・・。

まったく最後の最後に何をしているのやら(涙)。途方にくれて歩いて帰ると、ホテルの近所で夜市が行われていて気分晴らしにフルーツを3ドルで購入し、アイロン台でテレビを見ながら一人慰労会(涙)。プロジェクトは今日でひと段落だけど、私の場合は中途半端になってしまったので未だ続くのか!と自問自答。

一人慰労会の30分前、ホテルのロビーにつくとwifiがドドッー!と入り「泉谷さん、大丈夫ですかー」と行方不明を心配したメンバーからのFBメッセージやFB電話着信が数多く入っていて皆に心配と迷惑を多大にかけたと猛省。今日の教訓「見慣れぬ土地ではキャッシュを信用せず、地図をスクリーンショットすべし」。ほんと、申し訳ありませんでした。

消費者になって。

留守を預かっているスタッフへのお土産を探す。驚いたのはホノルルでも「春節(中国を起源とする旧正月、中華圏で最も重要な祝祭日)」を祝う商品が揃っていたこと。愛顔の食卓にも「金箔のお菓子、赤や金銀の水引による縁起物など」の問い合わせがあったほどで春節は世界中を覆っていると実感。そして「バレンタインデー」も近づいていることから物販業界にとって春節は一大商戦だなと。

で、やっぱり「パッケージ」に目がいく。今回の私は購買初心者で、味も情報も知らぬ個人。試食がある店では試食すると「この味がNO.1です→そうなの?じゃあ2番目は?あなたのオススメは?」など、話が弾みやすい。試食NGの品だと【見た目(パッ!と見の第一印象)】【商品価値(≒ここでしか入手できない)】【大きさ(バッグに入るか?)】が決めてだなと、この時、値段は最重要ではないと自分で思う。

と、いうことで愛顔の食卓でも参考になることを口実に色々と気になる品を買ってみた。で、分かったことは免税店は高い!チェーン店は品揃えが狭い!こういう時にお世話になるのが地元民が通うスーパーやドラッグストアで、その場で会員になることで30ドル以上お得に買えて満足。愛顔の食卓でも会員制やポイント制の導入を提案されたことがあるけど、まだそこまで手が回っていないのが現状。春節の写真を撮っておらず「ヘンテコ名のラーメン店」をパチリ。

みかんジュース任務発動!

ホノルルへの観光客数は年間約750万人(人口は約130万人)、意外と少ない!と思う理由は松山市への観光客は550万人/年だから(でも消費額は桁違いに多いのは容易に想像できる)。日本のラーメンが4000円(トッピング有)だったり、サンドイッチが750円だったり、パンケーキが2500円だったり、ペットボトルが200円/本だったり、島だから輸送コストがかかるからしょうがないにしても何もかも高く感じる。

旅先での任務の一つ、スーパーマーケットでの「オレンジジュース」チェック。写真を撮ろうとしたら「ヘイ!メン!ノーフォト」と警備員に睨まれてしまい写真はないけど、100%のオレンジジュースパック1リットルで180円-300円程度。やはり米国は安いけど「プレミアム」と称して「みかんジュース」を提供できたらと思う。が!750万人の観光客のうち、約60%の観光客が「米国本土」からで、家族連れ、シニアが多く、仮に1リットル1000円してもターゲットが違うなぁと。

とすると、ここでもやはりターゲットは「シェラトン、マリオット、ヒルトン、ハイアットなど」の中・高級ホテルの朝食&バー狙いか。1月でも気温は20度-25度だから「冷たい」飲料の需要はあると妄想。そっか!NYの場合、氷点下になるこの時期は「熱燗」ならぬ「みかんジュース燗」で提供するもありか、物事は常に両端で考えるとアイデアが出やすい。

一瞬を永遠に。

24時まで打ち上げ。「この関係を論理的に述べよなんて無理でしょ!ご縁としか言いようがない」と、リバースプロジェクト代表の亀石さん。そして「一瞬を永遠に生きる、を大切にしよう」とも。不安定かつ不透明な中で明日は何が起こるかわからない、一度しかない人生なんだから悔いのないよう、今、この瞬間を精一杯生きようという意味。昨日まで常識と言われたことが明日から非常識、またその逆もあることで、今はない職に就く子供達も多いと言われているのに、今の物差しが将来も合うとは限らない。

「リーマンショックで世界経済は破綻したのに、破綻前と同じ物差しはナンセンス」を思い出す。とはいえ、今が一先ず平穏だと「わざわざ」波立てることもない!と思うのが人の常。でも海外へ出ると「世界は確実に変化の中(内向き志向など)」を新聞などから読み取れ、(このままで大丈夫か?)と思うと自分も内向き志向になりがちだけど、そこは自分との闘いか(笑)

で、実はこう思うのは最近の破壊系映画の影響も少しあるかと妄想。最近の大作映画は「破壊」それも「(テロや異界人、メタヒューマンなど)地球規模の大破壊&大爆発」が多すぎ!それも表現にリアルだから(世界を壊し過ぎでしょ!)と食傷気味。現実と架空の境目が曖昧さが怖さへの不感、想像力の欠如を生み出すかもと感じたり。写真はダイヤモンドヘッド、噴火はどうなのか?

プロデューサーになる。

10月1日から「ふるさとグルーバルプロデューサー」の研修として「リバースプロジェクトトレーディング」に参加してきた「愛媛シルクプロジェクト」。主催のJR東日本・事業構想大学と南海放送が密着取材を続けていて、メンバー一人一人のインタビューを収録。これまでの4ヶ月間振り返ると様々なシーンが思い浮かび、喋ると頭の中が整理できた。

整理できて思うのは「プロデュースは大変だ!」ということ。なぜなら「プロデューサーは何一つ作らない」から。関わる人に気持ち良く動いてもらい事業が円滑に進むよう整えるのが役目で「目配り(メンバーのモチベーション向上)、気配り(関係者への配慮)、手配り(手順の遵守)」とはよく言ったもの。まだまだ足らないことばかりと整理できて思う。精進するべ。

アラモアナセンターの「AQUA BLU HAWAII」でのお披露目も無事に成功。今日まではお披露目をゴールにしていたけど、お披露目が終わったのでこれからは「事業」として成立、循環させるために進めないとね。先ずは「愛顔の食卓」で先行販売。改めて振り返ると4ヶ月間で0(調整を含めるとマイナスかも)から1がよくできたもんだと思う。ともに過ごしたメンバーの尽力に敬服。

バカンスの傍で。

右も左も分からずネットにも繋がらない時は「勘」と「足」が頼りで、今回の目的地「AQUA BLU HAWAII」を目指して歩くことにする。
しかし、いきなり逆方向に歩いてしまい大回りして目印となるワイキキビーチに出る。今回、3泊5日の強行なので服装は仕事用にシャツ、チノパン、革靴のみ。それが青い海、青い空、パームツリー、水着、短パン、サンダル姿の人混みの中を歩くのは(なんだかなぁ)と思わずにいられなかった。

アラモアナセンターは世界一の売り上げを誇るショッピングセンターだけあって超広い!聞けば日本のショッピングセンターの多くがココを参考にしているとか。ホノルルに来る日本人は必ず訪れるとのことで、敷地内は日本語情報が溢れていた。ちなみにホノルルには毎日5,000人の日本人が訪れると計算されており、年間180万人以上が200億円以上のお金を落としていると思うとブルッ!と震えてしまう。

アラモアナセンターまで徒歩で約40分、メンバーと合流でき一安心。帰り道も歩こうとしたけど「街中をトローリーバスはJCBカードの提示で無料だよ!」と教えてもらうもVISAしかないと言ったら「JCBは提示で2名まで無料」とのことで0円で帰る。その他、JALパック、JTBツアー用に無料トローリーバスも多く、いかに日本人が上顧客かを身を持って体験する。

ケチったツケ。

サクっ!と初めてのホノルル、羽田空港から約6時間の旅は映画見て寝たら、あっ!と言う間。しかし、入国審査が長蛇の列で1時間ほどかかる、ちなみにESTは2年間有効なので昨年9月の申請が有効中で今回は申請なし。相変わらずの準備不足で街中へはタクシー?と思ったらシャトルバスで往復30ドルとのことで交渉成立!

エクスペディアで半額!という見出しで選んだホテルは、周りのマリオットやシェラトンの谷間にある小さなホテル、でも1泊15000円!ホノルル(オアフ島)の地価、物価は毎年上昇しているとのことで、島から出て行く人も多くなったと現地ロケコーディネーター談。で、部屋にテーブルはなくアイロン台を引っ張りだしてPCを置き、wifi接続を試みると繋がらない、パスワードを確認しても繋がらない。


フロントで「繋がらないから違うパスワードが欲しい」と相談してもパスワードは個々の部屋に割り当てられており変更不可とのことで押し問答しても改善なくこちらが折れる。そして朝食も付いてないことを知り尋ねると「エクスペディアの情報が古いのね」と一言。そして押し問答中に話に割り込んできた欧米人は「テレビがつかないぞ!」とクレーム。何をケチッたツケか?珍道中始まり。

2017年1月17日火曜日

巻き込み力。

西予市経済循環モデル事業に選ばれたわけではありません(笑)。この2時間後「えひめ活き生きファーマーズ」「プラットホーム」に490万円と200万円が西予市から出資通知がされました。どちらも「ココ大」「愛顔の食卓」と連携できそうと妄想しながらパチリ。
実は「野村シルクプロジェクト」の進捗報告とエールをいただきに市長を表敬訪問。リバースプロジェクトトレーディングの「巻き込み力」が発揮されています。

事業の成功に「巻き込み力」は必須ですが大変な労力が伴います、なぜなら「友人・知人だけ」では事業は成功しないから。初対面の方、ピンポイント協力、会えない遠地の方など、多種多様な方との協力、連携で物事は進みます。「学長は大変ですね・・」と言われますが、「フィルム・コミッション」の撮影支援で養われた経験が発揮されています。

「巻き込み力」の取得に具体的な近道はなく、これまでの経験が紡がれ結実した結果が「巻き込み力」。すると「酸いも甘いも好きも嫌いも失敗も」経験の差がモノをいいそう。今回の経験も次に活かせると思うと「経験しないのはもったいない」と思ったり。

2016年12月23日金曜日

お客じゃなくて。

撮影現場では「見物人」は見張られます。理由は情報を外部に漏らさないため。カメラ撮影なんてご法度でレンズを見つけたら注意ですが、スマホ時代になり、通話か撮影か見分けがつかず「イタチごっこ」に考えた。(集まった見学人はファンであり、撮影妨害でないから「見張るより仲間」にした方がいい)と。「役者を演技に集中させてあげましょう!そのためには皆さんの協力が必要です!」と表現を変えたら全員がファンになった。

キングコング西野氏が同じようなコトをブログに書いていた。「えんとつ町のペプル」の発刊に際しクラウドファンディングで1万人以上から支援を得た。支援を受けるのに「持てる情報の全てを公開・発信する」ことで共感をよび、ファンを「お客さん」から「作り手」に変えたのが1万人の応援者の要因とのこと。だから情報を伏せてタイミングをはかる「情報解禁」は以前よりも効果が低いと指摘。

「野村シルクプロジェクト」も同じ。情報共有に価値がある時代の中で情報発信は不可欠。斜陽産業と認知され、先細りが心配されていた所に「繭」の可能性を提げてリバースプロジェクトトレーディングスが現れた。周りを固めるのは一人一人が専門家。過程を発信することで得たいのは、お客さんではなくて「一緒に夢を見る、応援」してくれる人。

2016年12月3日土曜日

ゴリゴリ進む。

いよぎんビジネスプランコンテスト2016で最優秀賞を受賞した「野村シルクプロジェクト」を進めるために、我らプロジェクトメンバーはメーカーさんと打合せ。
現在、商品化を進めているのは伊予生糸を活用した「タオル」と「石鹸」。ゼロから立ち上げる醍醐味を感じつつも初めての相手を初めての取引、まだ見ぬ製品と試行錯誤、暗中模索でプロジェクトは進む。愛顔の食卓でも3月にはお披露目したい!

写真は「きびそ(蚕さんが最初に吐き出す固めの糸を乾燥させたもの)」を綺麗にして細い糸数本を縒った糸「きびそスライバー」。薄茶色の「きびそ」から光沢ある綿のようなふわふわ感のある生糸ができるなんて!と改めてビックリ。なんでもそうだけど、最初に価値を見出した人はスゴい!

そして石鹸の話。個人的には【殺菌だけでなく洗えば洗うほど保湿効果が高まる石鹸】とか【UV加工などに使える塗る石鹸】があったらいいなぁと妄想。いわゆる「スキンケア」は45年間、全くの皆無でしてゼロ!今から間に合ってもどうなるものではありませんが、完成したら実践します!

2016年11月27日日曜日

旅はここまで。

首枕を機内に忘れ、チョコバーを冷蔵庫に置き忘れ、バイクに轢かれそうになり、Silkの発音が通じず会話不全に陥り、道を尋ねても迷うなど、笑い話、恥ずかし話をいくつも「しでかし」ても、全ては経験として糧にするのが強み。
【旅の恥はかき捨て】とは旅先には知人は誰もいないので普段はしないことも「その場限りだから」とさらけだすこと。

海外において、文法やスペル、発音は重要ではなく、「内容が伝わるか伝わらないか」が大切であって、伝わって欲しい!と熱量があるかないか。相手が「わかってくれない」ではなくて、自身の「伝える力」が足りないのだ。その時はヒヤッ!としたり、恥ずかしかったりするけど、振り返れば一瞬のできごとだったなぁと。相手の顔も覚えていない(笑)

1週間にわたる出張は自分に何を起こしたのか?目的は「シルクの可能性を探る旅」だけど「みかんジュース」の可能性を探る旅でもあったし、知らないことは「罪」と思った旅でもあった。これをみんなにどう伝えよう。一気に伝えたらビックリするし、少しずつ伝えたらスピード感が失速する。留守を預かってくれたスタッフと家族に感謝の旅になったことは間違いない。写真はバスからの様子、日本にはない光景にパチリ。愛媛に帰るべ!

2016年11月26日土曜日

ミルクにオレンジ!?

ホーチミン市民の御用達スーパー、COOPマート(生協ではありません)を視察。ベトナム人1人あたりの月収はざっくり1万円(200万ドン)、家族で暮らし働き手が複数いるなどで世帯収入が7万円以上(1500万ドン)の世帯を「中間層」とよぶとのこと。2012年に中間層は14%いると報告があり7世帯に1世帯は中間層以上。これが2020年になると3世帯に1世帯が中間層以上になると予測されているから凄まじい。

これから「生活様式」が多様化するのは間違い無く、こんな商品も(多様化の一つか!)と驚く。普通の「オレンジジュース」と思いきや【ミルク系と混ざったオレンジジュース】。新商品のようでイチオシとのこと。オレンジジュースでは飽き足らない方向けか。これで約44円/本、今思えば買えばよかった!と後悔。庶民の台所的なスーパーなので安い!

ベトナム人1人あたりの平均消費額は約96000円/年。これに経済成長率が毎年6%を維持すると物価があがり消費額も上がり2020年には約12000円以上/年になる計算。人口も当分増え続けていくので想像するだけで驚いてしまう。ベトナムへ「みかんジュース」を売るのは味ではないと考え始める。

2016年11月25日金曜日

進化か退化か。

「奇抜でなくても素晴らしいものはあるが、素晴らしいものは必ず奇抜である」「新しい体験をすると頭の中では認識、処理、記憶をつかさどる脳の領域でドーパミン(神経伝達物質)が分泌され、好奇心スイッチが入る」「創造とは結びつけること」「失敗は何もしないこと」「考えを求めるなら何を学ぶかではなく何を忘れるか」「今までの常識を疑うこと」などの意見がある。

自分の中での正解が他者にとって正解ではないことは知ってるし、これまでの社会通念システムが現在に最適化されているか?といえば怪しいし、昔は良い!と思われたことが今はダメ!なんて多い。自分の価値観や常識を疑うことで自分の意見を持てると思う一人。という私も、かつては何も考えず疑わず自動的に毎日を消化していた。

毎日の変化は微々たるコトで自分さえ気づかない。けど、変わっている。変わっているのが分かる理由は「同じ一日でも昨日と今日は全く違うし今日と明日も全く違うから」。問題は「その変化は進化なのか?退化なのか?」ということ。考えなかったら退化、考えたら進化。ホーチミンの路上で200円の麺を食べながら考える。

2016年11月24日木曜日

Not Orange but MIKAN.

つい「みかんジュース」を見ると撮ってしまう。100%オレンジジュース1リットル約280円〜2.4リットル約560円。愛顔の食卓で扱う「みかんジュース」を持ち込んでも全く勝ち目がありません。でも市場に入りたい!と思ったらどうするか?技術的なことはさておき「濃縮還元」か「粉末化」と思ったり。同じ土俵やルールに上がっても無理なので新たな土俵を作ればいい。

私は愛媛のみかんジュースを【Not Orange but MIKAN(オレンジじゃないよ、みかんだよ)】と紹介しています。正直に言いまして、飛行機の中で出されたオレンジジュースもホテルのオレンジジュースも美味しくない。濃縮還元を明らかに水で薄めている味がします、あぁ愛顔の食卓で扱っている「濃いみかんジュース」が恋しい。ただベトナム市場は「そこまで」求めていないのでしょう。機が熟すまで待つべきか、創出すべきか?

「ベトナム人は甘い味が好きだから可能性アリ」「価格を上げても違和感ない市場を創出したら」「高級ホテルの宿泊者はどうだろう?」「割材としてどう?」などの意見をいただく。実は愛媛県企業が一斗缶に詰めた「濃縮還元みかんジュース」をベトナムへ輸出したとの話を聞く。熟していない市場での販路拡大・浸透に悩む、百貨店などから攻めるべきか。