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2025年4月8日火曜日

話題の多かった春休みだったかな?


11日間のココ大付属学園春休みが、アッ!と言う間に終了。
3月で6年生が卒業し、4月から新一年生がやってきた今回。色々と心配(新一年生との出会い、怪我や事故など)もしたけど、過ぎてみたら特になく一安心。

心配事の91.4%は起こらない・・・と言うけれど、結局残りの8.6%を心配してしまうのが人の性。ただ、何が起こるか分からないのに闇雲に不安になってもしょうがいないので、8.6%で起こりそうなコトを1つ、2つ想像して対処できるよう心の準備さえしておけばいい。

例えば、怪我したら保険の申請が直ぐに必要だな。とか、モノが壊れたら〇〇○さんに直ぐに言おう。とか。それだけで随分と心が軽くなるし、この先も不安が消えないわけだから「意識の演習」と思っておけばいい。

話を戻して。
奇跡な天候に恵まれたレインボーハイランドピクニック、桜がキレイだった松山城&城山公園ピクニック、パパイズムの本格ピザづくり体験、体育館でドッチボール&バスケットボール、外に出れば鬼ごっこや卓球、部屋に戻ればレゴ、ドミノ、ピタゴラ装置、木工作、ダンボール工作、プラ板づくり、土曜日はe-Sports体験、昼寝もしてたし、読書もしてた。
文具や玩具、お菓子、平岡米などたくさんの寄付もいただいた。

片付けながら、夏編の仕込みも始まった(笑)。
と、言うのも2ヶ月後の6月には募集が始まるから!それまでに色々と終わらせなければ。
「インチキ、今年の夏も鹿島に行くの?」「行こう!」と、それだけで喜びはしゃぐ子供たち。
夏は色々なスポーツ体験もするし、夏祭りもあるし、これまで以上に楽しくなるはず!

写真はお堀の桜。
こちらも満開が終わり散り始めた。
子ども達にとって春休みも話題が多かったな?と思いたい11日間が終了。

今春も10kg食べました。


今春も10kgの平岡米を寄付いただき、毎日6合〜8合を炊いた(冬も夏も寄付いただき大感謝!)

最後の平岡米は「うなぎのタレ味」でいただく。
「インチキ、最後は白米がいい!」という子もいれば「インチキ!最後は焼肉のタレ味がいい!」という子もいて、そんな些細なことで言い争いをするのだから平和です。

だから、どっちの意見でもない「うなぎのタレ味」で締める。
そして子どもの言う通りにしなかったから「インチキ!ひどいー!」と言われる始末。理不尽さを学ぶんだ!
実は海苔も用意していたのだけど、湿気てしまってたのは予想外。特に味付け海苔。

大人が一生懸命というか真摯に向き合っていると、子ども達もマネ/お手伝いしたがる傾向があり、毎日、精米し研いで炊飯セットをすると「今日は何味にするの?」と近寄ってきたし、炊きあがれば「手伝いたい!」「(自分専用の)おにぎり作りたい!」「味見したい!」「(欲しい人へ)配りたい!」など集まってくる子ども達。

何度も書くけど、子ども達は美味しそうなお昼ご飯(≒エネルギー)を毎日持ってきてる。
でも、エネルギーの消費が超絶早く、用意したお昼ご飯だけでは足りない子が多い。
食べ盛りとも言えて、男の子も女のもパクパク&モリモリ食べた。

大活躍してくれた精米機は平岡家に返却し、一升炊きの炊飯器は夏休みまでお休み。
「知ってた?炊飯器でケーキとか料理もできるんだって!」と、子ども達に話題を振ったら「じゃあ、インチキ。お米は炊けないじゃん?」と、同時には作れないことを冷静に指摘されたのはナイショ!

今春もごちそうさまでした!

2025年4月7日月曜日

25歳。


長男くんが気分転換に松山へ。
義兄姉宅にお世話になっていて、食事に誘っていただいたら長男くんの誕生日まで祝ってくれた(涙)。

長男くんは25歳になった。
済美高校の2年生時に自主退学し、シアトルのカレッジで学び、その後はフィレンツェで絵の勉強をして卒業。昨年帰国して画家になる!と奮闘中。

私が25歳の時は、松山でクリエイティブディレクターとして働き始めた頃。
前年の24歳で結婚したばかりで、仕事も結婚生活もおぼつかなかった頃。
その後、1998年に長女が誕生し、2000年に長男くんが誕生。あっという間に25年が経っていた。その後、2004年には次男くんが誕生。

親がこんな感じだから、枠や既成にとらわれず、自分が進みたい道を歩んできた我が子達。
長男くんは小さい頃から絵を描くのが好きで、キース・ヘリングの絵を模写したり、スターウォーズのキャラを描いたり。
スポーツも好きで得意だったから、将来はどんな道に進むのかな?と思っていたら、スポーツではなくアートの道でした。

25歳だからと言って、すぐに将来を決める必要がないのは私自身の経験から。
その後、2000年にネットイヤーに転職したものの、フィルム・コミッションの存在を知り、2001年に愛媛県に移住して2002年に「えひめフィルム・コミッション」の設立に参画、愛媛県観光課に就職。30歳になってた。

画家になりたいと言っても一筋縄ではいかないのは彼も承知で、紆余曲折しながらの道になるはず。
本人が楽しめるなら、親としてはそれ以上望むことはなく、なんなら楽しさに便乗させてもらおうかなと(笑)。
人生は楽しんだ者勝ち!

2024年度は27件。


うーん、3月末に立て続けに2本の撮影を逃してしまった。
一つはミュージックビデオ。愛媛でファンタジーな場所を求めていたけど、ファンタジーというフワッ!としたイメージを突き詰められなかったのが敗因か?力不足!

もう一つはイベント兼撮影で、色々な場所の提案を受けたけれど、どこも実施は難しい所=撮影としては面白い所とは思えたけど、結局「撮影は難しい」と数回伝えたら他へ行ってしまった。
押し通せば良かったのか?だけど、こういった撮影は地域に話題も負担もかけて、最後は負担の方が大きくなる傾向があるから、ご縁がなかったと思う。

そういえば「ストリート系店舗のPRビデオを撮影したいです。どうしたらいいですか?」「公道撮影なら道路使用許可、道路占有許可が必要になるかもです。資料を拝見させてください。」「ないです!ガチャ!」と名前も名乗らず要点だけ尋ねられて切られてしまった先日。

最近はスマホでも十分な画質で撮影できるし、Youtubeで撮影方法も学べるから可能性は広がったけど、同時に困った案件も増えている感じ。10年前にはなかった。

凸凹色々な撮影相談に対応した一年間。
結局、昨年度は27件の撮影実績だったけど、撮影までつながらず相談案件も含めれば50件程度だったし、撮影したことを報告しない撮影隊もいるので実際は30件/年ほどか。
ちなみに2023年度は37本だった。

2024年はなんと言っても「笑うマトリョーシカ」「がんばっていきまっしょい(アニメ版)」「トリリオンゲーム」が話題で、本数だけをみると昨年よりも見劣りするけど1本のボリュームがすごかった。

2025年は既に撮影が決まっている作品があったり、公開を控える作品があったりバタバタな予感しかない!

2025年4月6日日曜日

お粗末にもほどがある。


東京商工リサーチによると、テレビなどの映像・動画制作会社の倒産が急増しているとのこと。
2024年度に負債1,000万円以上で倒産した映像・動画制作会社は58件(前年度の1.5倍)。
過去10年で最も多く、50件を超えたのは15年ぶり。

背景にはネットメディアの台頭で、テレビの存在感が薄まり、広告出稿に依存していた収益構造が
営業不振に陥り、制作予算が縮小と推察。

倒産58件の内訳は、映画・ビデオ制作が34件。次いでテレビ番組制作17件、アニメーション制作6件と続く。

そこへフジテレビ(だけの話じゃないけど)性加害事件が大炎上。おぞましい。
フジテレビの親会社「フジ・メディア・ホールディングス」の国内取引先は、テレビ番組制作業は391社、映画・ビデオ制作業は181社、アニメーション制作業は90社。
計662社以外にも子会社、孫請会社などの下請け企業も多いだろうから、いづれ“関連倒産”という報道も時間の問題か・・・。

「風が吹けば桶屋が儲かる」的な話だけど、直接関係ないのに倒産に追い込まれたら恨むよな。

そして、岐阜県関市を舞台にした“ご当地映画「名もない池」”のトラブル続報が笑ってしまうほどお粗末。

交付した2000万円の補助金全額を4月15日までに返還を求める関市に対して、映画企画会社の代理人弁護士「(2000万円を返還したら)興行自体が破滅的になります。」とコメント。
そもそも、補助金を先に全額渡してしまう関市の甘さにも一抹の責任を感じるけど・・・。

ChatGPTで脚本を書いたと言われていて革新的!国際映画祭で、AIに可能性を感じた一人だけど、画期的=品質保証ではないからな・・・。

淡路島で上映だけかと思いきや、シネマルナティックでも上映してた!怖いモノみたさで・・・。

接待地獄。

皮ごとバナナ、ブロッコリー、目玉焼き、ケーキの丼!

子ども達の見守りで体育館に行ったら、不思議な世界へ迷い込んでしまい、小学生女子(それも低学年の)「接待地獄」に陥ってしまった件。

最初はバナナ、目玉焼き、野菜にホールケーキが乗った「ケーキ丼」をご馳走をなり、「ごちそうさまでした。美味しかったです。」と、言ったのがマズかった・・・。

ドーナッツ、パンケーキ、ホールケーキが2つ、ブドウ、生野菜、エビフライ、オレンジやイチゴ、キウイなどのフルーツ盛り、9カン寿司が次々と並べられ「ご馳走をどうぞ」とドヤ顔の子ども達。

ちなみにイチゴはココで農家さんが自家栽培している極上のイチゴと説明を受けた。
寿司は松山沖で採れた新鮮なネタ、農家さんが作ったシャリとのこと。

飲み物はお茶のほか、ビールまで注いでくれ「インチキはビールを飲まないんだけど・・・ジュースはありませんか?」と言うと「いいの!飲みなさいー!」と、昭和時代を彷彿させる強制さ&強引さ(笑)

ちゃんと、“食べるフリ”をしなければならず、パクパク食べて終わりかと思ったら「ソーセージ、肉、ポテトセット」が更に出てきて「スミマセン、もうお腹がパンパンなんですけど・・・」「もっと食べれるでしょー!」と「食えや!食えや!」な強引の小学生女子。

「もう帰ってもいいですか?」と伺うと、「まだダメー!」と、接待は続くも、歪んだ大人の接待のような「見返り」は何も求められず、ひたすら「食べて!食べて!」だったひと時。

助け船はチャイム!
遊び時間終了の合図で、一斉に片付けが始まったものの、「インチキも片付けて!」と、接待の見返りは強制的な片付けだった件。


2025年4月5日土曜日

街角インタビューごっこ。

左がハート型マイク、右がひまわり型マイク

「こんにちは!今日は青空が広がっている、松山市若草町にあります、松山市ハーモニープラザ3階の“いよココロザシ大学付属学園”にお邪魔してます。」
「子ども達〜、こんにちはー!」
「・・・・。インチキ、アホみたい。」
「えっー、お聞き苦しい言葉ですが、元気な子ども達ですね!」
「では、隣にいる子に聞いてみましょうか?こんにちは!」
「はい、こんにちは。」
「何年生ですか?」
「1年生です。」
「好きな教科は何ですか?」
「ありません。」
「・・・・。」
「そうですか!元気なお子さんですね!では、好きな食べ物はありますか?」
「ほうれん草です!」
「ほうれん草のどんな所が好きですか?」
「ポンズをかけて食べるのが好きです。」
「素敵な食べ方ですね!」

8時間後・・・。
「こんにちは!夕陽がまぶしい、松山市若草町にあります松山市ハーモニープラザ3階の“いよココロザシ大学付属学園”にお邪魔してます。」

朝から夕方、保護者が迎えにくるまで終日「街角インタビューごっこ」。
子ども達はインタビューされるのが好きで、「次は私の番!」「私もインタビューしたい!」と、折り紙で作ったマイク(本当はマイクではなく“ひまわり”だった・・・)。

マイクもクタクタになり「はーい、スタジオへ返します!」と告げて、インタビューごっこは強制終了できたと思ったら、「明日もね!」と、今度はハート型マイクを渡された件・・・。

歩きながら。


週刊ココ大ラジオの収録日。
毎週日曜日の17:40から放送だけど、収録は6:30から。

寝ぼけていると冒頭の挨拶を「おはようございます!」と言ってしまうけど「こんばんは!」が正解だった3月。
4月に入り、日没が18時過ぎになったので「こんにちは!にしましょう!」とディレクター。

6:30からの収録に合わせて朝散歩。辺りはまだ暗い中、南海放送へ。
今回の収録では「先日の河原デザイン・アート専門学校での特別講義、新年度の心意気、ココ大付属学園春編」などを紹介。

学長日記では“つれづれ的”に書けるけど、ラジオなので、初めて聞く人にも(へっ〜、そうなんだ)と分かるような構成にしているつもり。でも、これが意外と難しい。

7:20に収録終了。次回の収録日が決まれば、すぐに構成を考えなければならず(エールラボえひめ?フィルム・コミッション?ココ大授業?他に面白いコトはあったかな?)と巡らせながら堀端を歩いていたら、朝日が桜にあたり、花びらが透けていてキレイだったのでパチリ。

そして(あぁ、松山東雲女子大学での授業もあった!)と気づく。
と、言うことで時期的なことも考慮して、大学での授業が始まったことを紹介しようと。

でも、未だNPO・ボランティア論を履修希望の学生数を知らず・・・。
NPO・ボランティア論にはテストがない代わりに、ボランティア体験が60時間。そして、その多くはココ大付属学園での見守りボランティア体験。

と、さらに考えいてたらハーモニープラザに到着。

2025年4月4日金曜日

“持ちつ持たれつ”の生態系で生かされている感じ。


ココ大付属学園は保護者や関係者による寄付を募っていて、今春も「不要になった文房具、空箱、段ボール、お菓子など」をいただいた。多くの方のご理解と協力に大感謝。
その中で珍しかったのは「百人一首」で、百人一首大会とか工作に使われるのかと思いきや「坊主めくり」が毎日、行われた。

「坊主めくり」なんて響き、40年以上ぶり?
ルールなど全て忘れていて、調べると(見なきゃよかった!)と思った件。
と、言うのも意外と細かいルール(姫を引いたらもう一枚引ける、鶴丸を引いたら一回休み、武官を引いたら左隣の札を全部もらう、天皇を引いたら全部の札をもらう等)があり、「坊主さえ引かなけばいい」と思っていたから“見なかったコト”にする。
楽しめれば、それでいいのだ。

寄付と言えば今春も「平岡米」をいただいた。
いつもハラペコな子ども達に平岡米のおいしさは浸透していて、「今日は何味なの?」と炊飯器を覗き込む子ども、楽しみにしている子ども多し。
「今日は白米だから、塩おにぎり。」
「今日は焼き鳥のタレ味おにぎり。」
「今日はうなぎのタレ味おにぎり。」
「今日は焼肉のタレ味おにぎり。」

炊き上がった平岡米はモッチモチ。作れば、男の子も女の子も片っ端から持っていく盛況さ。
ちなみに「精米器」もお借りしていて、毎回の精米の度にでる米糠は、星川さんの家庭菜園で活用されている。
そんな星川さんからは、家庭菜園で実った野菜を「健康に気をつけてほしい。」といただいたり(涙)。

繋がりと言うか、循環と言うか、“持ちつ持たれつ”の生態系で生かされている感じ。

本格ピザづくり。


「せっかくだから、本格的なピザを作りましょうよ!」と、提案してくれたのはパパイズム鈴木さん。

昨年度は本業のピザ(彼はマルブンで腕を振るったピザ職人)ではなく、「おにぎり百景」で鯛めしおにぎりなどの作り方を教えてくれ、年度も変わり本業のピザで登場。

「今日のピザはギョーザの皮?」と、これまでも作ったことのある子。
「へへっ、違うらしいよ。本格的なピザだよ。」と伝えるものの、本格的なピザが分からず。
でも、パパイズムが持ってきてくれたピザメーカーが作った「石釜オーブン」を見て、全てを理解した子ども達。
「奮発して買いました!」とパパイズム。

予め発酵時間が計算された生地を用意していただき、子ども達は生地を伸ばす“手つき”を教えてもらい、トッピング(ハム、ピーマン、コーン、チーズなどのオーソドックス系&バナナ、クリーム、チョコなどスイーツ系)を乗せたのだけどで、スイーツ系が人気と思ったらオーソドックス系の方が人気だった件。

かつ、子ども達は具材を“盛り過ぎ”するので、一番最後だった私の時にはオーソドックスの具材はゼロ。かろうじてスイーツ系の具材を子ども達が作ってくれてありつけた。

石釜オーブンの威力は凄まじく、ピザを入れて1分も経てばこんがり焼き目がつく熱さ(本当にピザ釜と同じ効果らしい)。
「ねぇ、インチキ、同じ(パパイズムと同じ石窯)オーブンを買おうよ!ピザ食べたいよ!」と子ども。「これはいいですね!」とスタッフ。

でも、機械があっても、そもそも「生地を作り発酵させる手間」が省かれていたので簡単に思えただけなのよ(笑)


2025年4月3日木曜日

ほっこり話。


本当は・・・と言うか、10時に出席確認をとるので、それまでは(8時から10時までの2時間)は静かな教室。
なので、その静かな時間を使って子ども達の多くは自習をするのだけど、早めに終わった子、「今日はしない!」とか「今日は無い!」などの子もいて、そんな子ども達の相手をしてくださるのは星川さん。

突然、羽子板の羽、卓球のパドルでバトミントンを始めた子ども達。その様子に加わろうとするも子ども達に笑いながらイジられて参加を妨害されてしまう。
すると「星川さんってイジられキャラだね!」と周りでみていた子。
「孫とおじいちゃん」と言われても違和感のない歳差なのに、そんなコト関係なく触れ合えるって素敵な関係。

「インチキー!皆んなで(遊んで)貯めてたコインが2/3も使われちゃったよー!」
「???何の話?」
「〇〇○(ゲームの名前を忘れてしまった)だよ!」

聞けば、子ども達が毎日、順番を守って遊んでいるオンラインゲームの話。
初日から皆んなで協力しあい同じゲームをして貯めたポイントは30,000コインを超えていた。そのポイントを、ある子が20,000コイン以上を使い込んでしまった・・・。

で、私の所へ嘆きにくるもペナルティがあるわけでなく、「また、頑張らないといけないかぁ。」と新たな決意表明をして戻っていった子ども。ポジティブ!

ちなみにコインは何に使えるか?と言うと、クリアしやすいアイテムなどに交換できるよう。

つい大人だと、非難したり、元に戻せ!など言いそうだけど、子どもの世界に“それ”はない。
何かあってもフォローし合うというか、補い合える関係性っていいね!を子供から学んだ件。

学ぶんだ子ども達!


倉庫を整理していたら出てきた四角や丸型の木板。
材料としては上物で“いつか”使うだろうと取っておいたものの、“いつか”は来ない。
使ってもらおうと、子ども達にお披露目したら、普段はダンボールを使っているのに、今回は本物の木板にトキメいてしまい、想像力が爆発してしまった件。

木板を貼り合わせて「本棚」「家」「部屋」「ゴミ箱」などを作り始める。
私たちからは特に何の指導もせず創作を見守る。
代わりに「インチキ!ココを押さえて!」「インチキ!これを持って!」など、ボンドで貼り合わせた木板が動かないようにする助手扱い(笑)。

すると、最初は1部屋だった家が、2部屋になり、次は2階建てになり、最後はベッドやテーブル、時計なども完備の2LDKになる。階段がないのはご愛嬌。
「これは誰のおうち?」「カービーだよ!」と、子供はイメージをしっかり描いていて「建築学科で学ぶ学生の作品」のようになる。

このように上手に作れた子どももいれば、木板を張り合わせてボンドでつけた“まで”は良かったけれど・・・ボンドの量が多すぎたため、作業していた養生段ボールとくっついてしまったり、抑えが弱かったのでズレてしまったりが発生!
それにより、剥がそうとしたら壊れてしまい泣きそうになる子ども。

「作り直せばいいよ!」と声をかけるも意気消沈して工作をやめてしまう。
その瞬間は凹むけど、失敗という経験を通して次はきっと上手に行くはず。そしてその様子を見ていた周りの子ども達は、教訓として捉える機会となる。

知らぬは迎えにきた保護者で「すごい!」と驚くものの、「どこに置いていいやら・・・」と、という悩みにアドバイスできなかった件。

2025年4月2日水曜日

お花見ピクニック!


天気がよかったので「松山城へ行こう!そして城山公園で遊ぼう!」と伝えると、「(まだ、何もしていないのに)疲れた〜。」「面倒くさい〜。」「嫌だ〜。」などブーイングの子ども達。

でも、ピクニック日和だったので連れ出すと「キャッ!キャッ!」と松山城へあがる古町道で既に喜ぶ子ども達。
子ども達が口に出す言葉や態度と実際は必ずしも一致しない件。

10:30頃に松山城山頂広場に到着。桜は既に満開近く咲いていて、日本人のほかに英語、中国語、韓国語などが四方八方から聞こえるにぎやかさ。
皆さん、桜を撮っていて笑顔があふれてた。松山城と桜、見慣れているけど、スゴいと思うんだけど。
我々はヨシアキくん(松山城のマスコット人形)を囲んで記念撮影。いい写真が撮れました。

そして、そのまま下山。今度は急坂な県庁裏道を下りて10分後、城山公園に到着。
“いつも”の場所(=ふれあい広場)が見えてくると走り出す子ども達。

で、最初は何をして遊ぶのか?と見守ってると、やっぱりドッジボール。
ハーモニープラザでも毎日4-5回してるのに屋外でのドッジボールはまた違うらしい。

そして縄跳び、キックベース、鬼ごっこなどの運動系があれば、物静かな女の子たちは「椿拾い&花拾い」という遊びを始めてた。
城山公園の周辺を散歩しながら落ちたキレイな花を見つけては拾い、リースやブレスレット、ペンダントなどを作っていた子ども達。外遊びならではの楽しみ方。

あっという間に帰る時刻が迫る!
「インチキ、最後に全員でケイドロしたい!」のリクエスト。
こんな時、“ケイ”は大人、“ドロ”は子ども達となり、とにかく逃げ回りたい子ども達(笑)。
「10分だけ!」で走り回った大人達はゼーハー・・・。
子ども達は、この表情。

4月1日は。


昨年の4月1日、部屋の入り口で硬直してしまい入れなかった子。
入り口まで一緒に来てくれた保護者に抱きついたまま離れなかった子。
泣きじゃくって保護者を追いかけた子。

4月1日から新年度を迎えて、新一年生がやってきた!
昨年のコトを踏まえて細心の注意を払っていたら、10分後には「インチキだ!逃げろー!」「お腹すいたーー!」と走り回ってた。
1ヶ月前まで幼稚園、保育園に行ってたんだよね?

ちなみに、昨年の4月1日に硬直、抱きつき、泣きじゃくった子は「インチキ!こっちに来て!」「インチキ、これを持ってて!」「インチキ、行くよー!」など、“あの時”からは想像できない成長!?を遂げてた。

誰かが「インチキは100億歳!」と言うので「25歳です!」とキッパリ伝えると、驚く新一年生。「嘘だー!70歳だろー!」と叫ぶ周りの子。

「スミマセン・・・35歳でした。」と言い直すと「えっ!私のパパと同じだ!」「私のママは40歳だよ!」と年齢暴露合戦になる中で「ママはニジュウ・・・」と衝撃の言葉を聞く。
そうか、新一年生は7歳。仮に22歳で出産すると29歳、あるなと。

「ねぇ、インチキってなぁに?」とキョトンとした表情で近づいてきた新一年生。
「インチキって意味を知ってる?」
「・・・・分かんない。」
「そっか。じゃあ、帰ったらお父さんお母さんにインチキって何?と聞いてみてね!」
「わかった!」
なんと、可愛いコトか。なんだか日頃の不浄さが浄化されたよう。

だって、2m先では「ブッころすー!」「クソー!」「てめー!」など、子ども達が凶暴化してたから。

2025年4月1日火曜日

5%が72%を占めてる。


調べ直したいコトがあって、資料を整理すると、その過程で驚くことがあるのはしばしば。

「世界の超絶大富豪8人がもつ総資産は約4260億円(約48兆6000億円)2025/1/16」と言われていて、「この資産額は世界の人口のうち、低所得層の約50%(36億7000万人)の総資産額と同じ」とのこと。
どんな世の中になってんの?という感じだけど、自分の身の回りで起きていないからピンと来ない。

話を戻して、映画、邦画の話。
2015年から2024年までの10年間、劇場公開された映画は平均607本/年。毎日1.6本の新作が公開された計算。
そのうち、「ヒット作」と言えるのは、日本映画製作者連盟が「日本映画産業統計」として記録している興行収入10億円以上の作品のこと。

そのヒット作は、10年間で毎年平均33本という計算。と、いうと33本÷607本=0.054・・・なので、劇場公開作品の中でわずか5%しかヒット作が誕生してないのが現在の邦画界。

作品がヒットする、ヒットしないは誰にも分からないのが映画の世界。
誰が1館から上映が始まった「侍タイムスリッパー」の興収10億円以上を予測できたか?ちなみに制作費は2600万円と言われているから、スゴい利益。

話を戻して。その“5%’(33本)”の興行収入は劇場興収の約72%を占めていて、残り574本で28%の劇場興収だから、その額6,5723,570円/本平均。

計算上ではそうなんだけど、10億円未満の作品も、いきなり6572万円になるわけではなく、準ヒット的に9億円、8億円、7億円・・・と続くわけだから、実際は6572万円よりもずっと低いと思われ、すると、そういった作品の方が多く、その金額に合わせたPR方法もあるわけで、皆んなに伝えないとならず。

朗報2つ。


てっきり封書で届くと思っていたから、目の前に立つ郵便局員が持つ「箱」に何が入っているのか?と思ったら、ライフスポーツ財団のマスコットキャラクターの「ライリー」くんが入ってました。って、ライリーくんって何者?

助成金に採択されて、マスコットキャラクターが届いたのは初めて!
ライリーくんの紹介文には
犬やクマとも似ていますが、“世界一幸せな動物”と言われているクォッカワラビーの家族です。常に笑っているような表情と好奇心旺盛で人懐っこい性格だからみんなの人気者。」とのことで、ライリーくんについても初めてなら、クォッカワラビーという動物も初めて聞いた件。
ちなみにライリーくん一家は、お父さん、お母さん、妹の4匹家族。設定がきめ細かい!

今回の朗報はスポーツ振興。
預かるお金で子ども達に色々なニュースポーツ体験をしてもらう。
ボッチャ、ペタング、モルック、スラックライン、ピックルボール、ストラックアウト、ドッチビー、スポーツダーツ、ディスクゴルフなど、ニュースポーツって多種多様にあることを今回の申請で知った。

助成金額は14万円。
実際にはココ大付属学園夏休み編から行うコトになるけど、去年は「熱中症アラート」で、外遊びを控える日々が続いただけに、ニュースポーツなら室内でも楽しめるからいいかも!

そこへ新たな朗報舞い込む!
「エールラボえひめ」が4月以降も継続することが事務局から入る。やったね!
これまでの実績と成果が認められたよう。
なんだか幸先の良い令和7年度を迎えられそう!

2025年3月31日月曜日

寂しさも喜びも。


ココ大付属学園は小学生対象なので6年生まで。かつ制度上、6年生は3月31日まで利用可能。
今回は3名の6年生がココ大付属学園を卒業するけど、うち1人は4年前から、もう一人は3年前から参加していて、当時は2年生、3年生だった子ども達。

4年間参加した子は、いわゆる一期生と言えるココ大付属学園が始まった時からの子ども。
ありがたいことに仲良くしてくれて旅先からお土産をもらったこれまで。
でも、学年があがってくると思春期を迎えてツンデレになったり(笑)。

「あっという間の3年間だったね。」ともう一人の6年生に伝えると「そうだね。」と。
その子は物静かでクールな子だったけど、よく話し相手になってくれて、写真のメッセージをくれた過去。
でも、この子も思春期になり「そんな(メッセージ)渡したなんて覚えてない!」とツンデレ状態(涙)
「私も子供を預けられたので不安なく仕事ができました。」はお母さん評。ありがたい言葉。

中庭で子ども達の鬼ごっこを見守っていたら、今春には申し込んでいなかった一期生の6年生がお母さんが訪れてくれて、「お世話になりました。」と挨拶にきてくれた(涙)
4年前は学校に行くのが嫌だな・・・と言ってたけど、成長して大人びました。

と、寂しい一方で、昨年卒業した中学生ボランティアは活躍してくれているし、また卒業した別の子も遊びにきてくれる喜びもあったり。

「わざわざ、(ココ大付属学園のような)こういう場所に通いたい子、通わせたい保護者の想いって何ですかね?」とスタッフ。

「子も親もココでしか得られない経験や体験の醍醐味&価値を知ってるからお金や時間を使ってでも行かせたいのかもね。」

外で食べると美味しさ30%UP!


保護者がつくる毎日のお弁当には本当に頭がさがる。
先日のレインボーハイランドピクニックでの一コマ。

子ども達が開けた弁当箱を見たら肉、野菜、魚などがカラフルで、どれも美味しそうで写真を撮らせてもらう。
「わっー!私の好きなモノばかり入ってる!」「うまそうー!」「これだけじゃ足りないかも!」など、ワイワイガヤガヤ、モリモリ食べる子ども達。おかずの交換もしてた!

我が子の時はどうしてたかな?
妻と協力して色々と作ったけど、思い出すのは朝から揚げ物は億劫だったので、冷凍の唐揚げと彩り用にヒジキ、煮物などを常備してた冷凍庫。今は冷蔵庫さえない生活だしな。
だし巻き卵は必須だったな。

で、私の昼食はと言うと「平岡米でにぎった焼肉おにぎり」。
そこへ「インチキはご飯が好き?パンが好き?」と聞いてきた子ども。「どっちも好きだよ!」「私も!今日はサンドイッチだから嬉しい!」と、わざわざ見せに来てくれる。
これまた、外で食べると美味しさは30%UP!だから、さぞ美味しくいただけたと思う。

保護者も(全部食べてくれるかな?彩りはどうかな?)など、色々と考えて作ったと思う。
ちなみに10合でにぎった「平岡米の焼肉おにぎり」は出発時点で希望者に全て渡った。

「まだ、お腹空いてるー!」と、平岡米も食べたのに、そんな子が現れた!
昼食までの約90分、走り回ったり、遠くまで探検したり、山頂まで上がったりしたから昼食が腹ペコを満たすことができなかったよう。
子どもの胃袋を満たすって大変なこと。
保護者の愛を感じた一コマ。

2025年3月30日日曜日

「どうしても手放せない本授業」はどうか?


2025年に入り、断捨離をすでに「あの時」「この時」に行い、得た金額は数千円。
そこへ「買取価格、今なら20%UP!」のチラシが入っていて「そういえば・・・」と、ココ大付属学園の倉庫を整理していた際に見つけた本を思い出す。
そしてこの際、読み終えた本も出そう!と決める。

ブックオフに持って行く場合は本だから重くて難儀するけど、引き取りにきてくれるサービス&買取額20%UPは魅力的(そもそも、元の買取金額が分からないから20%UPと言われても・・・と言う話はナシにする。)
物理的にスペースが空くことを目的に申込み、13冊を箱に詰めて郵便局員に手渡す。

数日後、「荷物が届きました。」メールが届き、さらに数日後、「査定金額が決定しました。」との連絡があり、アクセスしてみると【13冊中、6冊を買い取りしますと計2,768円】だった。

7冊の価値は0円だったけど、さほど期待していなかったので提示された金額でOK返事。
この金額なら、また新しい本が1〜2冊買える!

ただ、やはり買取依頼をする際に手にとって眺めては(やっぱり手放すのは惜しい・・・)と、箱に戻したのは美術展などの図録達や画集など。
だけど、また見直すのか?と言われたら重いし、大きいし、どうかな?なんだけど、愛着というか思い入れがあって手放せない本達。

もしかして、これは「どうしても手放せない本」という授業になるかも!?
「どうして、その本は手放せないんですか?」
「手放せない本とのエピソードを教えてください。」
「手放せない本にある心に残るページ、印象的な段落などを教えてください。」
「この本にキャッチコピーをつけるなら何にしますか?」
など、誰もが同じく読めるのに、人によって思い入れが違う差異を楽しむ授業。

先輩移住者として。


2024年5月15日に都市と地方などに生活拠点を持つ「二地域居住」を促進する制度創設を盛り込んだ改正広域的地域活性化基盤整備法を与野党の賛成多数で可決&成立。

市町村が促進計画を作成すれば、二地域居住者の住まいや職場環境を整える際に国の支援が受けやすくなり、空き家の改修、シェアハウスやテレワーク用の共同オフィスの立ち上げなどの環境整備が行えて、子育て世帯を中心に、地方への新たな人の流れを創出するのが狙い。


この法案はどれほどの効果を発揮するのか?
なども含めたざっくばらんな意見を移住促進などを手がける会社からのヒアリング調査。

「泉谷さんだったら、二地域居住のポイントは何と思いますか?」
「移住先で働けるか=稼げるかでしょうか?元々の仕事を移住先で続けてもいいし、移住先で手に職をつけて仕事を創ってもいいし、移住先で就職という手段でもいいと思います。働けない場所にわざわざ行かないでしょ?」

「たしかに、そうですよね。その“二地域”ですが、どうやって選ばれると思いますか?」

「二地域のうち、一つは“実家や家族が既に暮らしている家”の人が多いと思います。私も実家/妻が暮らす東京と愛媛ですから。私の住民票は松山市です。」

「そうでしょうね。実家を含まない二地域で暮らそうとすると費用が倍ですよね。」

「そう、二地域という言葉もだけど、関係人口とか交流人口推進の方が“しっくり”くるかも」

などの内容で話して気づく。
自治体が移住を求めているのは「住民票を移して欲しい人」なのか?「訪れてさえしてくれたらいい人」なのか?それとも「住民票まで移さなくてもいいから、何度も訪れてくれるファン」なのか?

そして「愛の壁(移住者が試される地域の地元愛の強さ/高さ)」も話してしまうと「うまい表現、分かります!」と納得される。