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2024年2月6日火曜日

三度ヴィダ・コン・ミエール/vida con miel


9時に松山を出発、海沿いを走り今治市に入り「しまなみ海道」へ。
来島海峡大橋→伯方・大島大橋→大三島橋→多々羅大橋→生口橋→因島南ICで降りて10分ほど土生港へ到着。
しかし現在、土生港は工事中で隣の港から立石港へ数分の船旅。

立石港から生名橋→佐島を経由して弓削島大橋→弓削島に入る。そして更に15分ほど走って着いたのは、3回目のvida con miel(ヴィダ・コン・ミエール)。
時刻は既に11時30分、2時間30分をかけてランチ(要事前予約)を食べにきた!

相変わらず店内は不協和音のようなBGMが流れて良い緊張感があり、窓からは陽が入りギャラリーのような雰囲気がGOOD!

以前から気になっていたコトがあり、思い切って聞いてみる。
「これらの料理はお二人で作られているのですか?」と奥様に尋ねると・・・。
「いいえ、夫と相談して私が作っています。」「そうですか!」と奥様の手づくりと分かる。
季節の野菜を適した調理法で創られる料理。料理だけでなく、デザートも全て手づくり(たぶん、パンも手づくりと思う)。

コース料理で2,500円/人。+デザートセット1,000円/人は、雰囲気も味わえると思うと、本当に安いと思う。2時間30分かけて訪れる価値あり。

当日のコースメニュー。

◎蕪、白菜、生海苔のスープ

└ 弓削島産の生海苔、有機大豆を使った蕪と白菜のスープ。


◎白葱と焼き海苔のテリーヌ_ソースヴィネグレット

└ 弓削島産の焼き海苔と広島産白葱のテリーヌ

└ 有機ETVオリーブオイル、有機赤ワインビネガー、自然農大蒜

└ 有機スパイス&ハーブ等


◎季節野菜のグリル_味噌、タヒニ、ヨーグルトのソース

└ 自然農季節野菜または有機野菜各種

└ 有機味噌、有機白ごま、有機胡麻油、自然農大蒜、ヨーグルト、他


◎甘海老のスモーブロー

└ 有機スペルト古代小麦と有機ライ麦を使ったサワー種パン

└ 自家製ハーブバター、自家製マヨネーズ(平飼い卵、有機マスタード)

└ 地鶏もみじの卵、甘海老、ディル


◎セットスイーツ

└ フラン・パリジャン

└ ガレット・ノア

└ 柚子のトゥロン

└ ヘーゼルナッツのセミフレッド


◎酢橘&グァバのソーダ

└ 酢橘(佐島)、イエローストロベリーグァバ(愛媛県)

└ 自然栽培生姜(高知県)

2024年2月5日月曜日

音だけの会話。


朝、お風呂へ。一番乗りで誰もいない大浴場で一人、温まる。露天風呂もあるとのことで、外へのドアをあけると、寒風と雨が吹き荒む。
ヒャッ!ヒャッ!言いながら露天風呂で体を沈めるも首から上が寒風と雨にさらされて寒い。
湯船に入るも外気が寒いから(ヤバイ!冷えそうで出ずらい!)と熱めの湯船で辛抱・・・。
寒さと温かさのギャップに(何かの健康法みたい)と思ったり。

数分で露天風呂を切り上げて、浴場に戻ってもまだ一人。湯船で体を伸ばしてリラックス。
すると、ガラガラッーと扉があいたら「ウヒュフェヒョ」など言葉に表しにくい音(たぶん寒かったんだと思う)で入ってきた白髪の方(メガネをしていても湯気や水滴で曇って全く見えない。)

ザブッーン、ジョワーと湯船に入る音が聞こえてから数分、お互いに湯船に沈んでるから静寂。
「どこから来たの?」と唐突に白髪の方。「松山です。」「そうかい。」で、会話終了。

また、しばらくの静寂が続き、ザバッーン!と湯船を出られた白髪の方。体を洗うシャワーやカランコロンな音などを聞きながら私はまだ湯船でボッ〜としてる。
体開いてストレッチ“もどき”までするも、これ以上はのぼせる!と気づき、湯船を出てクラクラ。

たわいもないけど、音だけで気配を感じながら交流した不思議な日常の一シーン。
忘れてしまう些細な40分のできごと。ココは「湯ノ浦温泉汐の丸」。

2024年1月27日土曜日

スゴいよ!愛媛県。


「2024年版第12回 住みたい田舎ベストランキング(宝島社【田舎暮らしの本】2024年2月号/人口10万人以上20万人未満の市ランキング)」で、若者部門&単身者部門1位、子育て世代部門1位、シニア世代部門1位、そして総合部門1位が2年連続という快挙!という今治市のポスター。そうなんだ!

日本には1718の市町村があると言われ、うち今回のランキングで対象となる/人口10万人以上20万人未満の市は全国で152箇所(2020年国税調査調べ)。
あれ、でも愛媛県の発表では671の自治体からの回答となってた(全国の市町村を対象に移住支援策、医療、子育て、自然環境、就労支援、移住者数などを含む279項目のアンケートを実施)。
まっ、興味本位のネット調べなので参考程度。

特記は2023年度第11回ランキングでは、総合部門第1位の今治市に続き、総合部門第2位も西条市だったとのこと。
全国には1718の市町村があり、条件などを加味してもワンツー!ってスゴすぎ愛媛県!という感じ。
ちなみに松山市は20万人以上の市総合部門で第一位。

すると、自動的に(南予地域はどうなの?)と、ランキングという性質上、知りたくなってしまうけど、そこは無意味なコト。

市町村単位ではなく、愛媛県が魅力的ということが全国へ堂々と言えれば十分。
PEST素材としてメモメモ。いやはやスゴい。

2024年1月26日金曜日

3,000万人に増やせる。

T'sカフェ玉屋のショートケーキ&ピスタチオのケーキ

1泊2日の調査に計15回目の日記を書いてしまった。
それだけインプットに対してアウトプットが必要だった・・・と言うことだけど、11月の2回と今回の計3回の調査で辿り着いた境地はどこかと尋ねられたら「編集&デザインの必要性」を痛感した。と答える。

しまなみ海道&ゆめしま海道には魅力的なコンテンツが豊富なのは知っていたけど、体験して“やっぱり”と感じる。

ただ、それらのコンテンツは「体験して初めて感じる良さ」というやつで、「体験すれば分かる」は「体験させる所(≒動機づけ)までが大変なんだよ!」となる。
その通りで、わざわざ時間とお金を費やしてまで“その気”にさせるのは至難の業。

そこで登場するのが良くも悪くもSNSで「ナニコレ?」「スゴい!」と感じてもらう演出が必要で、これらは編集やデザインに左右される。
実際に「未来の丘」「果輪弥」などはSNSを参考にした。

すると今度はデザインさえ良ければいいのか?となるけど、デザインの上流にある「編集(≒資源化、素材化)」が最も大切と思っていて、扱いやすくしないとデザイン力は発揮できない、多くの人に伝わらない。

日本最強のコンテンツでも編集もデザインもしなければ、ただのモノコトで、本当にもったいないと思う。
令和4年度の愛媛県の観光客数は延べ2,000万人だけど3,000万人にできる!と言いたい。

季節つれづれ。


愛媛県内では40種類以上の柑橘が育てられていると教えてもらったけど、「シークゥワーサー(黄金/クガニシークゥワーサー)」は入ってなかった記憶。大三島の道の駅で販売してた。
8年間農薬散布ナシという表示は「無農薬」と言っていいのかな?
「えっー!とても珍しい」と同行者が購入。10個以上入って350円/袋って手頃感アリ。

愛媛県ではレモン栽培も盛んだけど、広島県は瀬戸田町へ行ったら「生産量日本一の表記には敵わない・・・となる。10個600円/盛は安いと思う。
大都市などニーズの高い地域へ持って行けたらセドリができてしまうかも。
アマルフィの巨大なレモンシャーベットを思い出す。

今の季節は柑橘が実るハイシーズンだから、レモンの他に、温州みかん、はれひめ、ポンカン、八朔、伊予柑などで店頭はオレンジ一色で映えてた。

「まるまど」でも“せとか”をいただいたし、他でも袋一杯に柑橘を詰めてくれて「持っていって!」と渡されたっけ。そして、どれも美味しい柑橘。

「ノラ伊予柑」を見つけたのは松山城で。離島でも「ノラ柑橘」は道路沿いなどに実っていて放置されてた。「ノラ檸檬」があったら・・・と思ったり。ダメダメ!
行けば動けば柑橘だらけだった2日間。

ご当地食自慢。


伯方島の道の駅「マリンオアシスはかた」では、「総重量3.5kgのデカ盛りラーメン!」の挑戦者を募集してた。写真は美味しそうだった。
「これは一人で挑戦するんだよね?皆んなで挑戦したらダメだよね?」と、主旨を理解してなかった私に周りは苦笑。
制限時間は20分!失敗したら3,300円を支払わないといけない(完食したら無料)。

生口島の瀬戸田町商店街を歩いていたら、「コロッケ(120円)」の看板を見つけて近づくと親子3人が並んでいて、「これは?」と声をかけたオジさんは「コロッケ?隣の店だよ」と無関係者だった(爆)。
でも「全国的に有名なんだよ!美味しいよ!」とフォローするので、並ぶとすぐに男性2人も後方にならび一気に9名が待つ事態に!

肝心のコロッケ(120円/個)はアツアツで、味はコロッケってこんな味だよね・・・。と、自分の期待値を勝手に上げすぎていて猛省。

小雨が降り出し、エイッ!と入ったのは「行列ができるカレー屋」とうたってた古民家を改装したカフェ&レストラン。
こういう店で多いメニューはカレー。「レモンバターチキンカレー&欧風カレーのあいがけ(1150円)」と、ご当地カレーがあったので選択。
全体的に甘めだったけど美味しかった。あいがけなので味変も楽しめた味。

帰りは「ローストチキン(400円)」を見つけて同行人が購入。ご当地をしっかり食べる。

2024年1月25日木曜日

信じるか信じないか。


肯定でも否定でもなく書くつもりだけど・・・。
子供の頃は超常現象系が大好きな「ムー少年」で、小学生の時に1999年の7月にノストラダムスの予言で地球へ隕石が落ちてくる・・・という予言に衝撃を受けた思い出。
実際には何も起こらなかったけど。
そして、いつしか“そんなコト”は忘れてしまい、ひょんなことから偶然に再会をした方と会話をすると。

2013年にロシアで隕石(=小惑星)は落ちたでしょ?(NHKによると直径17m)、あれでも最小限の被害だった。宇宙人が助けてくれたのよ。」と教えてくれ一同ポッカーンとなる。

「宇宙人は既に地球にたくさんいて、宇宙にいる星(宇宙船だったかも)と連絡を頻繁にしている。」星(宇宙船?)の数はたくさんあり、地球だけに生命体が存在していると思う方が変なのは理解&共感。

そして「2025年7月5日の4:18にフィリピン沖に小惑星が落下する。そのエネルギーは、震災などの比ではなく経済は破綻、自給自足の生活を余儀なくされる。」的な話に言葉が出ない。

「おかしいでしょ?私」と言うあたりは、自覚されているのか?でも、優しさと慈愛に溢れた人柄には変わりなく。お土産に大量の柑橘をいただく。

「あの方は(周りに変と思われても)使命感ですよね?」と帰り道。
読まれていた&積まれていた本はアート系から哲学系、歴史系など幅広く、たどり着いた悟りの境地なのか?
2025年7月と言ったら来年じゃないか!

完全に異世界。


猛省。以前に行ったことがある場所は新鮮味(≒驚き)がなく、(まぁ、特に変わってもないだろう)と、特別な記憶も残っていなかったので消極的だった耕三寺。

それが天候も曇天だったにも関わらず今回は楽しく面白く見学できたのは、同行者にも関係してるのかな?

以前は「中国映画のセット」にしか見えなかったけど、今回は「天下一武道会の会場」にしか見えなかった平等院鳳凰堂を模した本堂。
前回は入らなかった「千佛洞地獄峡(長さ350m、深度15mの洞窟に千体の仏が地獄と極楽を表してる洞窟)」の媚びない過激な描写演出に驚嘆してると、出口で待ち受けていたのは高さ10mの救世観音大尊。

そして「未来心の丘」へ、全く知らず。同行者も「インスタで知ったんですよ。」と、20年構想がSNS時代に合致して若いカップルが多かったこと。

それもそのはずで完全に異世界。白い大理石(イタリア発掘)の庭園は5000平方メートルとのことで完全に「アナと雪の女王」のセット。いや欧風のコマーシャルセット、戦隊モノの悪の基地としてもいける!スターウォーズの惑星「ホス」かもしれない。

カフェあり、アルコールなどの提供に(お寺の敷地内だよね?)と、スケールと世界観に超驚き。
*モニュメントそれぞれには、仏教の教えが反映されていることを添えておく。

入場料1400円/人で、これだけ楽しかったら(失礼!)お得。さらに隣接する耕三寺は無料入館、平山郁夫美術館も割引されるからお得と言わずして何を言う感じ。

2024年1月24日水曜日

アンフレンドリー。


8:30からの開館は行きやすい。入場料は1,000円/人。だけど、マスク着用が求められ「エッ!」となりヲタヲタしてると「マスク差し上げます。」と窓口からマスクが出てくる。

入り口で靴を脱がないとならず、高齢者や外国人、ブーツの人は困ってしまう(腰掛ける場所もなかった)。入り口ドアは手動で建物に入った第一印象は暗くて静かで独特の古い香り。

それもそのはずなのか、展示物を見ると、いきなり歴史上の超ビッグネームが奉納してた。次の展示も次の展示もビッグネーム。それが、あまりにも質素に小さくサラッと書いてあるので時に見えにくかったり。

奉納者は分かっても奉納された由来など、当時の説明が一切ないので、展示物からしか想像できず、また館内は一切撮影ができないので、記憶にしか残せず、見てもPRできない。
個人的には「名称や説明が多言語が一切されていない」のは最大のもったいない点で、館内に外国人は0人だった。そもそも日本語でも難しい表記・表示。

超有名な武士や時の権力者などの数々の逸品(それも「重要文化財」と朱文字でサラリと書いてある)がズラリと並び、何度も訪れいるけどその度に驚く。それだけスゴい展示物。
「国宝」が並ぶ別館は、凄まじいドヨ〜ンさで歴史の圧を感じるほど。
後世にこれだけ残っているのはココだけ。

儲ける必要はないかもしれないけど、日本最強のコンテンツと思われるのに、アンフレンドリーな博物館で、これは日本の撮影にも当てはまるかも(アンフレンドリーと言われた過去を思い出す。)とブーメラン。

ミュージアムショップもカフェもなく、トイレは古い。フレンドリーな施設に行ったので比較してしまった。

フレンドリー。


入館料は1,000円。天井が高く開放的なロビーは自然光が入り明るい。ゆったり座れるイスもあり、ガラス越しに庭も見える。床はフローリングで、靴を脱がず土足で鑑賞できるのはシニアや外国人にも優しい。
作品紹介にヘッドホンを無料で借りることができ、イヤホンジャックではないUSB-Cタイプもアダプター付き。

作品の紹介以外に作者の経歴、テーマについてなど60インチほどのモニターで映像紹介していた他、40席ほどのミニシアターでは3部構成(各数分ずつ)のドキュメンタリー映像で紹介。制作はNHK系でナレーションも聞いたことのある声だった。

幅広い通路の壁には作品が即売展示され、100万円/枚ほどの作品もあったり。
カフェも併設されていてコーヒーやホットレモン、スイーツが食べれて休憩もできたり。
小さいながらもミュージアムショップもあり、商品は充実していた。
ミュージアムショップ脇にあったトイレも綺麗で清潔感があった。

功績の年表が大きくパネル化されていたり、作品の遍歴なども紹介されていて、鑑賞に必要な情報をインプットしてから作品を見せていたので、作品がスンナリ入ってきた。

洞窟内を凹凸なども細密に再現した展示もあり、懐中電灯で見せる“
飽きさせない”体験型演出に、さほど興味がなかった私にも刺さる。

チケットは近隣施設の割引にも使え、閉館まで再入場も可能だったのでお得だった件。
作品は全て撮影可能だったので、来館者自身もPRできて更に人を引き寄せるフレンドリーさ。

再会。


待ち合わせ場所は、大三島I.Cを降りたら右に曲がり、左手に甘崎城跡(大潮の時に干上がると現れるエンジェルロードが知る人ぞ知る場所)を見ながら進み、右手の小道に入り「ココかも!?」と、オシャレな佇まいから店と分かり、ここが「果輪弥(カリンヤ)」。
駐車場がなく、指示された所は両脇に家があるものの「空き家が多いから大丈夫ですよ」と、違う意味で考えさせられた件。

ほどなく、前回のしまなみ旅でお世話になった大谷さん登場。「ごいた」などであーだこーだそーだと楽しませていただきました。

「ごいた」の普及へ精力的に活動をされていて、高知でも始まるとのことで松山でも!という勢い。そう言えば前回は「鬼北町で!」とかワイワイなった記憶。

ボードゲームやカードゲームと言えば、花園町の2階に「ミープルの森」があったのを思い出す(「愛顔の食卓」の隣ビルだった)。
そして、カードゲームと言えば「吉田戦車のともだち自慢」
NY時代にドハマりして徹夜で遊んだのを覚えてる、突然懐かしくなり、メルカリで探したが廃盤で売りに出されてなかった。

話を戻して、大谷さんと談笑した果輪弥さんの2階はオシャレ空間で、大三島であることを忘れてしまうほど。そもそも、果輪弥を見つけたのはSNSとのことで、アンテナ感度の高さ、私の低さを実感。

2024年1月23日火曜日

露天風呂に浸りながら。


(この土手でTV版「がんばっていきまっしょい」の撮影をした記憶・・・)と、露天風呂に浸りながら乗り出して辺りを見渡す。自転車に二人乗りなど青春シーンだったかな。

コチラから10mほど先に土手が見えたということは、土手からもコチラが見えたということでスッポンポンだったけれど、夜だったし、知り合いもいないし、お構いなし。
撮影の時以来の入浴だから19年ぶり?の大三島マーレグラッシア。

露天風呂、塩風呂(体力が奪われるので5分間しか入ってはけない!と警告文アリ)、ジェットバス、ラベンダー湯、歩行湯など1時間ほど色々な湯に入って、のぼせ気味になったのが、この日最後のクライマックス。

サッパリして着替えを終えて、ロビーで寛いでいると終業時間の20時が近づき、館内には蛍の光🎵が流れてお爺さま、お婆さま達と一緒に退出。
2024年最初の大浴場満喫。

予定では、この後は近くの居酒屋で乾杯だったけど、コンビニでおのおの好きな食べ物を買ってゲストハウスの共有スペースでお疲れさん会に変更。

「こんな所には何もない。」と思う人には何も感じない所だし、色々と思った人には可能性を感じる所だし、要は“どんな意識”で地域を見るのか?

離島へのアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み・偏見)を考えさせられた件。

Co-livig&Cafe SANDO。


今回の宿は大山祇神社の参道に構えている
ゲストハウス「Co-livig&Cafe SANDO」さん。私が選んだわけではなくIRCのOさんチョイス。お一人5400円(ファミリールーム宿泊)。
ゲストハウスと言えば直近で佐島の「ねぎねぎ/塩見の家」が記憶に新しい。
あんなこんなそんなどんなで書いてた。

1階はCafe&Bar、そこでチェックインと支払い。案内されたのは店を出て隣の通路から奥へ進み、ゲストハウス専用の入り口。暗証番号を教えていただき中へ。通されたのは一番大きなファミリールーム(2F)で、壁を隔てて共用ラウンジがあり、PC仕事もできる!本棚にはオーナー好み?のビジネス書や漫画、カード&ボードゲームなどもあり、家族連れでも楽しめる。

建物は3階建てでドミトリーがあったり、廊下の奥には貸出モノがあったり、洗面所も多かったり、トイレも綺麗だった。シャワーのみなので、車で5分の大三島マーレグラッシアへ。
宿泊時に困るのがコンセントで、少なかったり、あっても遠くにあったり。枕元に欲しい派なのでGOODだった。

夕食は外食予定がコンビニ。朝食にコーヒーを飲もうとインスタントの顆粒と思いきやドリップが用意されていて感激。

さらに感激だったのは、チェックアウトがラクで一通りの片付けをして、預かった鍵をポストに入れれば非接触で誰にも会わず退出できること。早朝出発者などにはストレスなし!
もちろん、駐車場もあり無料。オススメのゲストハウス。

その時がきた!


これまで数々のクラウドファンディングで挑戦を支えてきたけど、リターン(返礼)を得る出番がなかったコトも多し。
今回、大三島にも行くことになり、訪問地の検討の中で(あっ!確か・・・)と気が付く。

地域おこし協力隊として愛媛にやってきた小松さんが、5年前に大三島で島唯一のパン屋「まるまど」を開業するに際して行ったクラウドファンディング。
その際のリターンは「500円のパン割引券」。
ゴソゴソと探すコト10分、(おぉ!)とお礼の手紙も入っていた青封筒を発見!

営業終了時間(18時)間際に到着。店頭に立たれていた奥様にご挨拶すると、少し驚いた様子で「ちょっと呼んできますね!」と奥に行かれて出てきた小松さんと数年ぶりの再会。
「(売れて)少なくなっちゃいましたけどね。」と、言いつつも16種類のパンが並んでいて、説明してくれる小松さん。
ちなみに「まるかど」の特徴は「みかん酵母」を使ったパン。

3種類のブドウパン、ベーグル、抹茶ホワイトチョコなどを購入して、500円の割引券を活用すると500円ほどになり、勝手にお得気分になる。

で、壁に飾ってあったイラスト入りのショッピングバッグを見たら、ナント!奥様が直筆で描かれたイラストで記念に購入。束の間の再会時間。
記念とか言いつつ、大三島に行ったらまた行くけどね。

2024年1月22日月曜日

500年前の体験。


水軍レストランで満足なランチを食べた後は、お隣の「潮流体験」へ。
余談だけど、受付のお兄さんに「海鮮丼セットは、美味しくてお得でしたよ。」と告げると、お兄さんも「そうなんですよ、本当にお得ですよね。私も食べました。」と教えてくれる。
お兄さんは岐阜県からの移住者で、海無県から大島にきて、魚の美味しさにビックリしたとのこと。

オフシーズンだし、こんな寒い時に潮流体験をする人はいない・・・けど、ココに4名。
ライフジャケットをつけると「コレも着といたら?防寒にもなるよ。」とレインコートを渡され、これが海風を防げて大正解だった!

40人以上乗れる観光船に4人。約40分間の潮流体験という名の遊覧。船長も私たちしかいないからサービス精神旺盛に説明と操舵。

事前に“能島水軍博物館で予習”をしてきたから説明と体験がリンクして500年前の歴史を身近に感じたり。
以前に能島に上陸したことがあったけど、上陸当時とは様相がすっかり変わり、整備中で観光資源になる予定。
そして、船酔いもなく体験は終了。

今回の潮流体験は宮窪町からだったけど、海の駅いきいき館からも同様のサービスがあり「そっちも行きたいよね」となるも「それは今度、ご家族でどうぞ!」となる。

ガリガリボリボリチクチク。


「腹減ったねー」と能島水軍博物館の後は、目の前の「水軍レストラン」へ。
メニューを見て「海鮮丼(1500円)が美味しそう!」となるも、目に入ったのは隣にあった「鯛の唐揚げ定食(2200円)」。そして更に「海鮮丼セット(2500円)」と言うのもあった!

「アレ?これ計算がおかしくない?」となり、海鮮丼(1500円)+鯛の唐揚げ定食(2200円)=3700円なのに、「海鮮丼セット」にすると両方がついて2500円。セットにすると30%も安くなる!

「この表示で良いんですよね?」と店員さんに質問すると「はい、お得なんです。」とのことで、奮発して海鮮丼セット(2500円)を注文。ついでに「骨までボリボリ食べたいのでカリカリに揚げてください。」とも伝える。

出てきたのは写真と同じ、嘘偽りない鯛の海鮮丼+鯛の唐揚げ=海鮮丼セット。
鯛の骨は太く硬いけど、背ビレや小骨にガリガリボリボリ喰らいつき、口の中は骨が刺さりチクチクしたも完食。
海鮮丼は言うに及ばず、全ての海の幸は美味しく完食。
2500円という金額は昼食には高いけど、満足度&格闘度は高く、話題にもオススメ。

何だかミッションを成功させて満足に「仕事が終わった感」だったけど、実は仕事は全く終えてなく「これからですよ。」と、次へ移動。

10年後。


「いよココロザシ大学しまのわ分校」と掲げて、しまなみ海道やとびしま海道の離島で魅力資源を発掘し、その魅力を授業化したのが2014年、もう10年前!
その一つに「地上最大級のものづくり!あっぱれ進水式」があり、しまなみ造船を訪れて巨大なタンカーの門出(ハレの日)を祝った授業。

その後、撮影には至らなかったけど「海賊と呼ばれた男」のロケ候補地にあがり、山崎監督らがロケハンに来た場所。

そんなスゴいモノづくりの現場に10年ぶりに訪れたら「1月23日に進水式」が予定されていて、タンカーがほぼ出来上がっていた。その大迫力は写真の通り。ちなみに無料で見学可能。

そして、その後は当時の授業と同じく「玉屋」さんを訪れてスイーツとコーヒーをいただきながら、オーナーに「実は以前に、玉屋さんで授業をさせてもらった者です。」と伝えると「あっー!覚えてるよ。ナントカ大学の方だね!」と覚えてくださっていて再会の感激。
「あの時は楽しかったよね。」と、わざわざ時間を作ってくださり、しばしの歓談。

なんと言うか、10年前に感じた味わいを、今、改めて噛み締めてる気分。あの時に自分なりに一所懸命にしたから思い出も多く、それが醸成されたのが今回。
ホント、未来は分からないから“今”を大切にという感じ。

2023年11月30日木曜日

古い≠汚い。


ゲストハウスと言えば、ホテルの代わり程度と思っていて、関心のない分野だったのは確か。ただ海外旅では検討マストで、今夏のフィレンツェでも利用したばかり。
愛媛県内では鬼北町の「Warmth」、弓削島の「民宿中塚」、今回の佐島「汐見の家」「ねぎねぎ」しか記憶がない。
実はゲストハウス・民泊とは言えない公民館泊、体育館泊などの方が圧倒的に多い過去。

そして「ゲストハウスみちしお」さんにも話を聞いて、魅力や可能性を感じる一方で驚きを感じたのが率直な感想。
ゲストハウスの利用目的を察すると「ゲストハウスの特徴である一期一会」という出会いに価値を見出す人もいれば、「ホテルよりも安いから」と値段に価値に見出す人もいる。
人それぞれだけど「ホテルより安いから」は、比較から入っているから判断のモノサシが、GIVE&TAKE(コスパ)に見合ってるか?になりやすい。

そもそも、ゲストハウス≒民泊だから、ホテルとサービスなどを比べること自体がナンセンスと思うのはさておき、「経年劣化などの古さ≠汚い」では無いと記しておく。
一方で一期一会というワクワクとドキドキが入り混じる場合は総じて満足感を得ることが多く、ホストとゲストの関係性が成立するとファンというリピーターになる可能性大。

どこに泊まったか自慢で「廃校の保健室、ストレッチャーで寝たことがあります。」は、別次元の話(笑)

2023年11月29日水曜日

インクルージョン。

魚屋さんが淹れてくれたコーヒーと子ども達作のスモア

とてもとても個人の見解です。

今回、特に印象的だったのが「岩城島」での夕食&レクリエーション参加で、その理由はいくつかあるけど、至極私的に思ったのは「お酒」がなく、こじらせる人が一人もいなかったからと思ったり。

極めて健全で最後まで全員が和気あいあいだったのが印象的。


とても和やかで健全だった雰囲気の理由は車で帰らなければならなかった・・・もあるけど、他にも子ども達も多く、ベイビーちゃんから小学生までが保護者と参加して安全・安心に走り回る(遊ぶ)ことができたから。

そして、もう一つは石川県に伝わる伝承遊戯「ごいた」。これは酔っ払ってはできない遊び、かつ老若男女が参加できるから、酔っ払ってるヒマなんてない!という感じ。


初参加の私たちには、ココいる全員が旧知の中で、雰囲気から察すると(昨日も会っていたような感じ)だけど、実際は2-3ヶ月ぶりとのことで、中には移住者がいたり、私たちのようなポッ!と参加した旅人もいたり、「インクルージョン(=包括、包含)」という言葉があるけど、まさに“全部ひっくるめて”という感じ。

こういう場があるって素晴らしいし、こういう場を作られたリーダーはスゴいと帰り道。

互いに名前を知らずとも。


今回も宿泊は「ねぎねぎ」。しかし、今回は上海から弓削島へやってきた方とのシェアで、聞けば「竹製の自転車」を作ってるということで「それはナニ?」と思いつつも解明できず。


前夜は岩城島で島民との交流でワイワイし、夜遅くに帰り、そのまま就寝。翌朝は5時に起きて朝散歩して6:45に朝食会場となる「汐見の家」へ。

すると「汐見の家」に泊まっていた4組が既に朝食の準備をしていて、お手伝いしようも台所が渋滞してたので子ども達の相手係となる。


「子ども達のお相手上手ですね!」と、お母さんからお褒めの言葉をいただき「実は子ども達を預かる取り組みをしてまして、子ども達から“インチキ先生”と呼ばれてるんです。」と言った瞬間に、お母さん達大爆笑、子ども達はシラッーと引いてしまう。


朝食なのに色鮮やかな野菜や厚焼き卵(管理人の工藤さんの名物料理)が所狭しと並び「ご当地食材ビュッフェ」となる。


8時に出発する際に「みんなで記念撮影を撮ろう!」となったのが、この写真だけど、相変わらず、お互いの名前も仕事も知らず(かろうじて情報としては3組の家族は神戸から、サイクリストの男性は千葉から来たという程度)。右手前の黄色いパーカーの後ろの女性がオーナー。

だけど、それが良くて「また会えるかもね!」と子ども達にバイバイして出発!