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2025年6月16日月曜日

100万円/個のミカンをつくる!

DXの力で1個100万円のミカンをつくる。

「民間との共創研修」では「バックキャスティング」で事業アイデアを考えてください!と伝えるも、普段は「フォアキャスティング」で事業を構築するから、頭で分かっていても長年の思考プロセスを変えるのは一苦労。

3回目は「DX化の必要性は分かっているのに取組の優先順位が低い事業者へ優先順位が高くなる事業アイデア」と設定したので、グループ内で「事業者」と「県庁職員」分けて議論させる「ロールプレイ形式」を実施。

「万引き被害などで喘ぐ書店と県庁職員」「農地を引き継いだものの“お荷物”となっている農家と県庁職員」「平均年齢70代の運転手しかない山間地域のタクシー会社と県庁職員」「地域で踏ん張る2代目医院長と県庁職員」など、ユニークなDX化したいものの優先順位が高くならない事業者のペルソナが発表されて、つい笑ってしまう。
でも、これらの多くがターゲットを設定できてもフォアキャスティング思考で進めてしまい、惜しい!となる。

そんな中で「(DXの力で)1個100万円のミカンをつくる!」と、ドッーン!と掲げたグループが現れ、突拍子もないビジョンだったのに「1個100万円だったら、検討のしがいがある!」と1時間前まで「初めまして〜」と自己紹介だったメンバーが前のめりで、ビジョンからのブレイクダウン(段階的噛み砕き)が始める。

農家役の職員も“その気”になり、「100万円の価値は消費者が決めるよね」とブランディングやNFTなどを駆使して高付加価値を見出そうと話し合ってた。

発表も理路整然として聞きやすく、1個100万円は数年後の成果だけど、バックキャスティングだからこそ出てきた事業アイデア。メンバーも「ここまで考えられるとは!満足です。」と言ってた。

「フォアキャスティングも大切、バックキャスティングも時に必要。使い分けられたら最強!」と締めに伝えて相槌をいただく。

2025年6月14日土曜日

複雑に考えない/しない。

研修で教えてもらった遊びの効果にハッとする。

放課後児童支援員認定研修から。
子ども達を取り巻く事柄は、研究や検証から多くが解明、分析されて私たちが子どもだった昭和時代から劇的に向上してる(と思う)。

ケンカのメカニズムも
すれ違いざまの接触やじゃれ合いで「叩かれた!」などと誤認し、やり返してエスカレートしがち。」
一見関係のない場面でも、以前に感じた悔しさや傷つきがフラッシュバックし、急に激しい反応につながる。」
遊びの途中でルールが守られない・順番が違うなど、理不尽と感じると感情が高まり、不満へ進展するケース。」など
場面や状況からケンカの発生確率を予測できるようになった。

すると、“先回り”してリスクへの回避行動を取れるのが大人だけど、そもそも「心配事の80%は起こらず、残り20%の割合も16%は準備しておけば対応可能なコトといわれるように、結局4%しか起きないという報告(米国ミシガン大学)を信じるなら、“気にするコトを気にしない”ようにするは大切ではないかと。

大人は危険回避能力が発達してるから、つい先回りしてリスクの芽を摘んでしまうと、それは学びの芽も摘んでしまうことになりかねないと気づく
。研修を振り返って個人的な感想。

世の中が複雑怪奇化する中で多面的・多層的にモノゴトを見よう/考えようと教えているけれど、子ども達にも同じような思考は意味がないかも?と自分への問い。

ここはあえて「複雑に考えない/しない」思考で、もっとシンプルに子ども達を捉えてもいいのではないか。

子ども達は明日(将来)を考えて遊んではおらず、また研究や検証のためにも遊んでおらず、目の前に全力なわけで、その日を精一杯元気に過ごさせることが先ずは大切かもしれない・・・と振り返り。

やっぱり大いに遊べ、子ども達。


放課後支援員認定研修も3回目。
子ども達に遊びがどうして必要なのか?についてを
まとめると・・・。

<心身の発達促進>

  • 身体的発達:鬼ごっこや縄跳びなどの運動遊びは、筋力やバランス感覚を養い、健康的な体づくりに寄与する。
  • 感覚統合の発達:砂遊びや水遊びなどの感覚遊びを通じて、視覚・聴覚・触覚などの感覚を統合し、脳の発達を促す。 

<認知能力と創造性の向上>

  • 問題解決能力の育成:ブロック遊びやパズルなどの構造遊びは、論理的思考や問題解決能力を高める。 
  • 創造力の発展:ごっこ遊びやお絵かきなどの創造的な遊びは、想像力や柔軟な思考を育む。 

<社会性とコミュニケーション能力の形成>

  • 協調性の習得:集団での遊びを通じて、順番を守る、ルールを理解する、他者と協力するなどの社会的スキルを学べる。
  • 共感力の育成:友達との関わりの中で、他者の感情を理解し、思いやる心が育つ。

<情緒の安定と自己肯定感の向上>

  • 感情の表現と調整遊びを通じて喜びや悔しさなどの感情を体験し、自己表現や感情のコントロールを学べる。 
  • 自己肯定感の育成遊びの中での成功体験や達成感が、自信や自己肯定感を高める。 

<自発性と主体性の促進>

  • 自発的な行動の促進:子どもは遊びを通じて「やってみたい」「挑戦したい」という意欲を持ち、自ら行動する力を養える。
  • 主体的な学びの基盤:遊びを通じて得た経験が、将来の学習意欲や探求心の基盤となる。

と、我が子を育てた期間では知ることも学ぶこともなかったことを“今さら”知る。
だけど、立派に育っているし、言葉を知らなくても、学ばなくても多くの保護者は実践してたはず。


そこで、遊び不足だと子ども達には何が起こるのか?は教えてもらえなかったのでChatGPTに尋ねる。
すると、やはり大いに遊べ!子ども達と言う感じで腑に落ちた。


<遊び不足がもたらすリスク例>

  • 精神的な問題増加:英国では子どもの遊び機会が減り「sedentary(動かない)、スクロールするだけ、孤立しがち」という状況が多発し、肥満や不幸感が増加していると報告されている。
  • メンタルヘルスの悪化:米国でも遊びの減少とともに、不安・うつ・自殺リスクが高まるという指摘がある。

<認知発達 & 学習能力>

  • 実行機能+問題解決力:遊びを通してプランを立てたり判断力を磨いた子どもは、抽象的思考や課題解決に優れる傾向がある。おままごとなどのごっこ遊びは、こうした能力を育むのに役立つ。
  • 言語能力・学習意欲:社会的なごっこ遊びをよく行う子どもは、語彙量や発話の長さが豊かになり、読み書きなどの学習にも好影響を受ける 。
  • 一方、遊び不足の子どもは、注意力や柔軟な思考、語彙力などが同年代より劣るケースがある。

<社会性・感情の発達>

  • 共感力・協調性:集団遊びで順番を守ったりルールを理解したりする経験が社会的スキルや協調性、共感力を高める 。
  • ストレスコーピング能力:自由に遊ぶことで、自身の感情を調整・コントロールする力が育ち、ストレスに強い子になる 。
  • 遊ばなかった子どもは、気持ちを言葉で整理するのが苦手だったり、不安・焦りなどの情緒不安定を抱えることがある。

<心身の健康・運動機能>

  • 粗大運動・身体の発達:外遊びや体を使う遊びを多くした子どもは、体幹・心肺機能が強化され、全体的に運動能力が高くなる 。
  • 身体活動への習慣:遊びが習慣化された子どもは、将来にわたって運動好きになりやすく、肥満リスクの低減にもつながる 。
  • 遊びの少ない子どもでは、肥満傾向や体力不足、運動協調性の遅れが見られやすい。

<創造力・自己肯定感>

  • 創造性・独創性:ブロックやお絵かきなどの自由な遊び経験が、柔軟な思考や創造力を培える。
  • 自己肯定感・達成感:自分の意志で達成した成功体験は、自信となり「自分ならできる」という気持ちを育てる 。
  • 遊ぶ機会が少ないと、チャレンジ意欲や自己信頼が育ちにくく、消極的になったり不安感が強くなったりすることがある。

2025年6月13日金曜日

139名の受講感想は。


140名以上が受講した愛媛県研修所での愛媛県庁職員を対象にした「民間との共創研修」。
全4回を終了し、回答総数139名からいただいた感想は・・・。


【問】受講内容に「学び」はありましたか?
【答】大いにあった:59%、意外にあった:25.2%、あった:15.8%

【問】受講前と受講後に自身に変化はありましたか?
【答】あった:95%、なかった5%


139名からのフィードバックはものすごい量で、こういう機会は貴重とつくづく思う。
似たような内容をまとめると以下になり、今後の参考に活かそう!となったけど、「小話が面白かった。」という意見も複数あり、これらの多くは「失敗談」だった件(笑)。


<1. 研修内容への満足と感謝(ポジティブな総括)>

  • 「楽しかった」「有意義だった」「勉強になった」などといった全体的な満足感。
  • 講義や講師への感謝、「説明が分かりやすかった」という声。
  • 「また受講したい」「ぜひ継続してほしい」などの継続希望。

(例)とても分かりやすい講義でした。

(例)他の研修にも参加したいと思うほど充実していました。


<2. バックキャスティング思考に対する学び・発見>

  • 「新しい視点を得た」「今後に活かしたい」「普段の業務と違った考え方」といった気づき。
  • フォアキャストとの違いや補完関係に言及する声も多い。

(例)バックキャストで考えることは初めてだったが、非常に有益だった。

(例)今後、フォアキャストと組み合わせて活用していきたい。


<3. 共創・民間視点・多様な価値観への刺激>

  • 「民間との共創」「県職員以外の視点が新鮮」「協働の難しさ」など、多様な立場の意見に触れたことへの評価。
  • 「共創に価値を見出していない人をどう巻き込むか」などの課題意識も。

(例)民間との共創という考え方は、今後さらに求められると思った。

(例)さまざまな部局の方と話せて刺激になった。


<4. 時間・形式に対する意見・提案>

  • 「時間が足りなかった」「オンラインと演習の切り替えがきつい」「発表準備が大変」といった運営面の改善提案。
  • グループワークの進行や分担に関する振り返り。

(例)もう少し講師がグループに関わってくれると良かった。

(例)午前中の議論で立案まで進めておけばよかったと後悔。


<5. 業務への応用・実践意欲>

  • 「実務に取り入れたい」「予算検討に活かす」「部署でやりたい」といった応用意欲。
  • 「今は直接活かせないが考え方は参考になる」という声も。

(例)予算検討で使いたい。

(例)所属に持ち帰り、もう一度試したい。


<6. 個人的気づき・成長実感>

  • 「視野が広がった」「思考の癖に気づいた」「考えが凝り固まっていた」といった自己理解や変化。
  • 「新鮮だった」「柔軟になれた」という感想。

(例)思考が固定化していたが、新たな捉え方に出会えてよかった。

(例)振り切って考えることの面白さを学んだ。


<7. 講師・講義スタイルへの評価>

  • 「実体験が参考になった」「説明がわかりやすかった」「小話がおもしろかった」など。
  • 話し方、雰囲気、インタラクティブさへの好評。

(例)講師の話し口調が親しみやすく、聞きやすかった。

(例)実体験に基づいた講義で説得力があった。

2025年6月6日金曜日

まもっていきまっしょい!


例え研修でも、自分たちが考えたアイデアに「これ、いいね!」とピンと来る時はある。
すると研修でもノリノリで検討するから内容は具体的になり、具体的だからリアリティ/訴求力が生まれ、聴いてる方もイメージ(脳内再生)しやすい→共感しやすい。は私の経験からもそう思う。

そんな「イケるかも!」というタイミングはどこ?と言われたら「ネーミング」もその一つ。
このグループは検討を重ねる中で方向性が出たものの「決め手」が定まらない中で、突然「まもっていきまっしょい!」と、どこかで聞いたことがるネーミングで中間発表をしてくれる。

防災に意識が低い若年層へ彼らの興味関心度が高い「ドラマ制作を通して」、知識のアップデート、防災のヒントなどを楽しみながら学んでもらおうという共創アイデア。

ロケ候補地も「須賀川ダム」「島」など具体的に検討するから、架空でもグループ全員が話しやすく、脚本家は〇〇さん、出演は〇〇さん、そして協力は「えひめフィルム・コミッション」となってた(笑)。

防災物語と言うとダサくも聞こえるけど、本物の防災グッズや最新の減災情報などを盛り込むなど、そこは演出次第。プロダクトプレイスメントという手法もあるし!

だから発表もノリノリで、エピソード1、エピソード2まで考えていたし、エピソード3の構想まで明かしてくれて、「振り切ったアイデア」と言うのは、ここまで意欲を高めるのか!?と感心してしまう。

個人的には「劇中劇」がいいなと。
愛媛県の広報担当職員が主人公で、テーマが防災/減災の広報番組の収録中に本物の地震が発災してしまう。建物に閉じ込められてしまうも、これまでに広報職員として得た知識やアイデアを駆使して72時間を生き抜く・・・とか。ダメだ、内容が浅すぎる。

振り切ってくれてありがとう!

ペルソナ化は大切。

2週連続の愛媛県研修所カレー。

公務員でも事業立案の時はターゲットを考えるけれど、「県民」であり、噛み砕いても「子育て世代」「シニア世代」「〇〇弱者」などが多い。
愛媛県研修所での共創研修も2回目。

今回のテーマは「若年層の防災意識の低さを改善する。」
だったでの、まずは「若年層って誰?」となる。

小学生?大学生?高校生?それとも34歳(若年層は15歳から34歳とされている)、各グループで検討が始まると、数分後には「大学生にしましょう!」と「 ターゲット=大学生」とホワイトボードに書いたグループが出たので、ちょっと待って!

「防災意識の低い大学生ってどんな人ですか?」「・・・。」となったので私から、「例えば!4月に隣県から大学進学でやってきた一年生、一人暮らし。実家暮らしの時は親から防災についてあーだこーだ言われたけど、一人暮らしになり、防災は大切と思いながらもお金はなく、バイト代は趣味やコンパで消えてしまい、防犯の優先順位は10番目くらいな学生。」はどう?と思いつくまま伝えると・・・。

「我が家だ。ホントその通り。どうして分かったんですか?怖い。」と、ビビらせしまう(笑)

“そこ”じゃなくて、ターゲット像を細かく設定することで生態を知ることができると伝え、普段はしない「ターゲットの細分化」に挑戦する県職員。

ホワイトボードに「ターゲット=小学生」を見つけ、「小学生と言っても1年生と6年生とは全然違いますよ。どのあたり?」と尋ねると踏み込んでいなかったようで検討してもらうと「小学生3兄弟(姉妹)の末っ子。いつも親、兄、姉が面倒みてくれるので防災意識はゼロ。でも、末っ子なのでゲームやテレビの主導権はなく、自分も優位に経ちたいと思ってる小学4年生。」となり、リアル過ぎる設定に大笑いする。

午前中が終わり昼食で並んでいると「ターゲットのペルソナ化は大切ですね!」という話になり、「今日の昼食はなんですかね?楽しみ!」と言ったら「カレーです。」と教えられ「えぇ!先週もカレーでした・・・。」と、ターゲットを気にしないコトもあると知る。

2025年6月5日木曜日

人の縁とはこんな感じ、。

岡姫乃さん。

岡姫乃さん。昨年12月にエールラボえひめで行った「失敗談祭」に参加してくださる。

その時、彼女は「防災などの周知活動を広めたいです!」と「防災」について熱く語ってくれて、(へー、若い方なのに防災に興味があるんだ。それにしてもよく通る声だな)と、思っていたら武蔵野音大で声楽を学ばれたとのこと(だから歌えもする)。

それからしばらく経ち、愛媛県研修所で共創の打ち合わせをしているとテーマの一つが「防災」になり、アドバイザー(防災士)をお招きしましょうと候補者を思い浮かべたら、岡さんの顔が思い浮かび打診すると快諾。

ただ「私、そんな(研修)所に行くの初めてですけど、大丈夫でしょうか?」と心配される。

それもそのはず。県職員も岡さんも互いに知らずの仲で研修は成立するのか?と不安になる。
しかし、そこの橋渡しは私の役割で、「誰にでも最初はありますから、心配ならさらずに。」となる。

自分で(お前も言うようになったな・・・)と思ったのは、私にも研修所デビューはあり、2011年にココ大を設立してすぐに依頼があり、その時は当時の市民活動界隈を牽引していたKさんからのお誘い。

今回の岡さんのような役割で共創アイデアにアドバイスをしたり一緒に考えたりして過ごしたのがデビュー戦。

その後もKさんとタッグを組み、愛媛県、県内市町で研修を担い続ける。
余談は私たちの講座は人気になり、3日間という今では考えられない連続講座で盛り上がった過去もある。

その後、Kさんは引退(20歳年上でしたので)。
引き継いだ私は、面白がっていただき愛媛県研修所での講師も14年!となる。これは「えひめフィルム・コミッション(事務局:愛媛県観光国際課)」があるからと思ってる。

人の縁と言うのはこんな感じで繋がる&広がる。

2025年6月2日月曜日

客観的にまとめてもらった。

名物「研修所カレー(700円)」

先日の「民間との共創事業」について、全員からいただいた感想をChatGPTにまとめてもらったら以下のようになった。

1. 研修全体の満足度・印象

  • 楽しかった、面白かったという声が多数。
  • 普段の業務とは違う考え方を知る貴重な機会だった。
  • 非常に有意義な研修だったという肯定的な声が多い。
  • グループでの議論や協働により、新たな気づきが得られた。

2. 内容・講師に対する意見

  • 泉谷先生の指導が非常に分かりやすく、参考になった。
  • 実体験に基づく話に説得力があった。
  • バックキャスティングという新しい手法について学べたのがよかった。

3. 時間・構成について

  • 全体的に時間が足りなかったという意見が複数。
  • 午前の議論を充実させすぎて午後の作業時間が不足したと後悔する声も。
  • 座学と演習の連続で疲れたが、やりがいはあった。

4. 学び・今後の活用

  • 今後の業務に活かせるという声多数。
  • 政策立案における新しいアプローチとしてバックキャスティングを評価。
  • 共創の考え方や柔軟な思考の重要性を実感。
  • 他部局との協働や横断的な検討が有益だった。

5. 改善提案・要望

  • テーマ設定をある程度絞った方がやりやすいという提案。
  • 演習の時間を増やし、より深く事業立案できるようにしてほしい。

6. その他

  • 他の班の発表が刺激になった。
  • 普段の業務では経験しないことに挑戦できたことへの評価。
  • 若手職員にもぜひ受けさせたいという意見。
  • 今後もこのような研修を継続してほしいという要望。
写真は職員と一緒に食べた名物「研修所カレー(700円)」。
実はその時に話した「撮影こぼれ話」が最も刺激が強かったかもしれないのは、講師として複雑な気持ちになったのはナイショ!

2025年5月31日土曜日

西の愛媛、東の東京。


民間との共創研修では、多くの県職員が取り組んだことがない「バックキャスティング」を学びながら事業アイデアを考えよう!を掲げる。

バックキャスティング/フォアキャスティングとは事業構想および着手の方法論で、バックだから(逆引き)、フォアは(積み重ね)で事業を取り組む。

普段はフォアキャスティングだから、バックキャスティングを理解しても実際に事業を構想すると現状分析から一つ一つ積み重ねて・・・あぁ、このままではフォアキャスティングだ。と、気付く(笑)。

現状分析はどちらにせよ必要だけど、改善を積み重ねてたどり着くゴールは「予測された未来」。
一方で「描きたい/叶えたい未来」から逆引きするのがバックキャスティング。
*どちらが良いか悪いかの話はなく、事業に合わせてどちらでも対応できるた方が良い。

ただ、どちらにも注意点はあり、フォアキャスティングの注意点は「アイデアが消極的になったり、視野が狭くなったり」することがあるし、バックキャスティングにも「描いた未来と現実との隔たりが大き過ぎると失望したり、やる気が続かなかったり」という注意点がある(笑)。

そんな凸凹を乗り超えて、9つの共創に相応しい事業アイデアが出たのだけど、やはりフォアキャスティング的だったと思わざるを得ない事業アイデアが多かった。
予め「振り切った、ぶっ飛んだ事業アイデアを期待します!」と言っていたものの、染みついた思考は突然変わらない。

でも、その中で「砥部動物園でパンダを飼おう!」というアイデアはバックキャスティングな発想で面白かった。

現状分析をすると、和歌山のアドベンチャーワールドからパンダが中国へ返還されると西日本ではパンダがいなくなる!

そこで西の愛媛、東の東京という切り口でパンダを飼い、砥部動物園、ひいては愛媛県の観光に寄与しよう!という内容。
年間1億5000万円の維持費が必要とのことだったけど、来場者増で賄えると言ってた(笑)

2025年5月30日金曜日

ターゲットは深く、マーケットは広く。

朝散歩をしながら反芻

「ターゲットは深く、マーケットは広く。」
は、誰に向けたサービスや商品なのか?
トコトン深掘りすると一見、対象者がドンドン絞られて(大丈夫なの?)と不安になるけど、最後には必ず“具体的な誰か(顔など思い浮かべられる)”に落とし込めるから、確実に“その人”には刺さるはずになる。

例えば、路線バスが撤退した山間地域にオンデマンドタクシー/バスを走らせよう!というアイデアでは、思い浮かぶターゲットは交通弱者という人たちだけど「それは誰?」となる。

「シニアです。」となったら「どんなシニア?」と尋ねれば、免許を返納した結果、交通手段がない70歳以上と考えるのはいいけど、まだ弱い。

免許を返納した70歳。持病の通院は週2回、買い物も週2回、通院と買い物のために毎週2回、松山で暮らしている娘に電話をして来てもらっているけれど、毎回の連絡に申し訳なさ、気が引けながらも、何とかならないのか?と悩んでるお婆ちゃん。

となると、単にシニアと言う言葉から生身の人間を想像できる。
すると(そう言えば、隣のお婆ちゃんも似たようなコトを言ってたな・・・)とか(ニュースで似たような取り組みを見た覚えがある・・・)に繋がるかもしれない。

ターゲットをトコトン突き詰めることで、ペルソナ化された人物は年金額から週2回の買い物内容、所要時間、娘さんとの行き帰りの車中での会話などまで想像/設定できる。

想像した/ペルソナ化されたターゲットは一人だけど「確実に刺さる」ことが大切、そこまで突き詰める。

(いやぁ、そんな人、他にはいないでしょう)と思うかもしれないけど、企画者が知らないだけで必ず存在するので、マーケット(ターゲット)に広がりはあるよ。という意味。
フワッとしたターゲットになったら、フワッとした事業にしかならないので要注意。

2025年5月29日木曜日

正常な不安。健全なモヤモヤ。


昨年度から愛媛県研修所と議論を重ねてきた「民間との共創事業研修」がスタート。
愛媛県は「共創」という概念を掲げて進むことになり、その最前線に立つ、係長級職員を対象にした研修。

「共創?これまでの協働とは何が違うんですか?」が話を聞いての一言目。

協働(Collaboration)が多様で主体的な立場がパートナーシップ関係を築き事業へ互いの資源を持寄ること。(=状態・関係性を創る)ならば、共創(Co-Creation)は、共有した目的に多様な関係者が資源を持ち寄り、新たな価値を創出すること。(=結果を創る) 
と研修では定義して、思考の向きを揃える。

ただ、理解できたとはいえ、これまで以上に民間との共創=結果が求められ、実益の創出が求められる最前線職員。

「漠然とした不安は何ですか?」と尋ねると・・・。

  • 目的・価値観・方向性の不一致が不安。
  • 公平性・公正性・利益供与の懸念が不安。
  • 信頼関係・意識の差・信頼性の不安。
  • スピード感・意思決定・柔軟性の違いが不安。
  • 役割分担・責任・体制の不明確さが不安。
  • コミュニケーション・ミス・認識のズレが不安。
  • 実行性・持続性・成果の不安。
  • リソース・人材・知識・予算の不足が不安。
  • プライバシー・セキュリティ・情報管理が不安。
と、率直を挙げてくれて大感謝。

「皆さんが不安に思っていることは、共創相手も同じと思います。」と返すことで、先ずはお互いに利害を超えた信頼関係を築けるか?となる。
正常な不安であり、健全なモヤモヤとも言う。

そんな偉そうなコトを言う“お前は誰だ?”だけど、民間企業→愛媛県→松山市→NPO法人と渡り歩いた人はいないとのことで、面白がってもらう。

2025年4月28日月曜日

5月31日(土)10時から【公益活動の資金調達講座】


どんな活動をしても“何かしら”の資源は消費する
わけで、例え「お金」は使わなくとも「時間、モノなど」は消費する。

例えば一人で海岸清掃をする時もゴミ袋、軍手、トングの他に時間(清掃時間、終了後の資源分別など)を消費する。

これが二人、三人と仲間が増えてグループで海岸清掃をすると、それまで持ち寄った私物から物資の購入が検討されて「5万円あったらゴミ袋、軍手、トングの他にオリコンや消毒液、折り畳みテーブルなどが買えるよね。」と、活動の充実を想像できる。

もしかしたら、海岸清掃で集まったゴミでも、「シーグラス」などと価値あるモノにアップサイクルできたらワークショップも可能。すると謝金も払えるとなる。

私的は市民活動/公益活動にはなるべく身銭を切らない方がいいと思っていて、もちろん、自身がそうしたい!ならば、身銭を切り続けてもいいけど、持続化を意識するなら「お金」は得られる所から得たらいいと思う。

その得られる先とは「助成金や補助金など」で、毎年、必ず用意されている制度。
その額は数万円から億円まであるけど、市民活動/公益活動で求める額は数百万円までが多いと思う。

最初から数百万円、数千万円の助成金、補助金の申請をするには知識と技術、経験が必要だから、難しいと思う。だから数十万円の助成金から経験と実績を積み重ねるのがいいと思う。

そこで、今年も既に助成金の採択は受けてる経験を踏まえて【公益活動の資金調達講座】を5月31日(土)10時から12時まで、IYO夢みらい館で開催!

今回はディレクターをつとめる「エールラボえひめ」、評議員をつとめる「えひめ西条つながり基金」ともPRなどで協力し合おう!となり、その第一弾。

何といっても特徴は「実際に採択された助成金の申請書などを活用する」こと。
愛媛を昨日よりも今日、今日よりも明日と暮らしやすくしたいのだ。

2025年3月5日水曜日

誰でもオンリーワンになれる方法


「一番を目指していましたか?」的な質問があったから「一番を目指しても、上には上がいるから果てしなく、自分を消耗させてしまうよ。」と伝え、「私の実体験から誰でもオンリーワンになれる方法を伝えます。」となると、(えっ!どういうこと?)という表情の学生。

「それはね、何でもいいから、やり続けることです。」と伝えながら見せたスライド。
「最初は同じことをしたい、始めたい人は1,000人いるかもしれない。だけど、そのうち続けられないと次々と脱落していくから、人数は減り、いづれ自分一人になる。」という話。

この考え方なら他の誰とも競う必要がない。あえて言えば競う相手は自分自身。自動的に周りは脱落していくのだから気にもならない。自分自身は続ける努力さえすればいい。」と伝えると、(えっ!そういうこと!)と目から鱗、鳩が豆鉄砲をくらったような表情の学生たち。

「ブログを書いても閲覧数はしばらく0回でした。でも、そんなコトは分かっていたから気にせず、ひたすら書き続けて14年になりました。今では毎日2本書いていて“どこ目指してるんですか?”と言われてますが、現在の閲覧数は118万回以上になっています。」

「フィルム・コミッション(撮影の誘致&支援)も最初は誰も知りませんでした。でも22年間の実績は600本以上の撮影、日本で最も長くフィルム・コミッションに携わっています。」

「コロナ禍の運動不足解消に歩き始めましたが、ウォーキングアプリの特典に惹かれて、散歩が趣味になり、今は毎日1万歩以上歩いて、周りにそんなに歩く人はいなくなりました。」

「最初から意識してたわけでなく、結果論だけど、持続させるには、高い目標ではなく、続けるにストレスを感じない低い目標がいいかも。」とも続ける。

そして「GRIT(グリット)=やり続ける力/やり抜く力」が身につきました。と伝えて質疑応答は終了。

泣けてきた。河原デザイン・アート専門学校編。


<授業を受ける前、受けた後で、自分の意識はどう変わったか?>
  • 最初から完璧を目指すではなく、楽しんで続ける大切さを知った。
  • 不完全でも先ずはやり切ることが大切という考え方は、就活が始まる私にとても響いた。
  • 高校時代から地域の魅力発信に取り組んできました。就職してからも地域の活性に貢献したいです。そのために「地域資源の魅力を見出す力」を養います。
  • 課題に対してどう取組むかで、ギリギリに課題をクリアした人よりも1歩先、2歩先へと成長できると知り、とても勉強になりました。
  • 写真の撮り方次第で伝わり方が全く違うとわかりました。
  • こういう講義では、声のトーンとか質問の投げかけ方が聞いている人を飽きさせないコツと思った。先生の講義は話がすごく入ってきた。
  • 映画撮影の際の考え方や独自の視点など勉強になりました。
  • どんなことでも仕事に繋げている姿勢を見習いたい。実践すれば強みになると分かった。
  • デザインは自分が思う以上に、たくさんのことに関われることを知った。
  • 持続が何よりも大事と分かりとても勉強になりました。今まで最初から上手くやろうとして挫折していたので、長く続けること、粘ることの大切さが分かりました。
  • 「調べる」とは、単にネットの検索ではダメだと知りました。
  • 知らないことが多く、いかに視野が狭いかを知った。物事一つ一つの解像度を高めたい。
  • 体験談を交えた話題に加え、ロゴマークやキャラクター制作にも取り組めて、とても充実した授業でした。
  • 「現状と課題の違い」「スケールアップとスケールアウト」など、今回の講義で得た多くの学びを今後に生かします。
  • 映画好きなので、今回の特別授業はとても勉強になり楽しかったです。
  • 事業やデザインに対する考え、取り組みをご本人から直接聞かせてもらい、とても勉強になりました。また実際にキャラクターやロゴの作成という実践的なこともできて楽しみながら学べました。
  • 実践を交えつつ、撮影についての興味深い話を聞くことができて楽しかったです。
  • 何事にも前向きに課題に取り組んで良いものを作れるように努力します。
  • 就職は都会を意識しがちですが、先生のように地方や地元などへ目を向けたいです。
  • 新しい視点や考え、発想を学べて楽しかった
  • 先生のフラットな接し方を見習いたいと思いました。
  • 普段から暮らす愛媛の魅力に気づいていないと、今日とても感じました。
  • 愛媛は私が思う以上に素敵な場所がたくさんあると思いました。
  • 想像以上に撮影の面白さ、楽しさが分かった。前から興味はあったので色々な所に足を運んで綺麗な景色や自分の好きなものをカメラに収めようと思った。そして、先生がロケ弁が美味しいと言っていたのでいつか食べてみたいと思った。
  • 課題と現状を履き違えてはいけないことが深く胸に刺さりました。どんな時でも本質を見抜くことを忘れないように生活しようと思いました。
  • 今までより視野が少し広がった講座でした。スケールアウトを目指して努力します。

学生達、焦る。


ココ大の市民先生でもあるmameとは、なんだかんだで20年以上の間柄。
そんなmameから「勤める河原デザイン・アート専門学校で、学生に特別授業をして欲しいです!」とリクエストがあり、二つ返事でOKしたものの、与えられた2コマ計3時間(180分)を、どう使ったらいいだろう?構想する。

と、言うのも3時間、一方的に話すなんて学生からしたらつまらないしと知っていたのは、学生たちは我が子よりも年下だったから。
さらに専門学校生は卒業=就職と直結してるから、実践(社会に出ても役立つこと)も必要と思ったりすると、なかなか難しいぞ・・・となる。

最終的には100分の座学、60分のワークショップ、20分の質疑応答で授業を構成する。
一年生+二年生=50名超が教室に続々とやってきた。
でも、学生の皆んなは(これから何を聞かされるの?)と言う不安な表情でソワソワ。

座学ではフィルム・コミッションとの向き合い方、創った仕事という切り口で紹介する。
mameからは「仕事観」「キャリア形成」「家族」などの“生き様”も多めでお願いしたいというリクエストだったので、紆余曲折のこれまでから自分が学んだこと、気づいたことを多めに話すと、学生達がメモを取り始める。

座学の後は40分1本勝負で「松山城or道後温泉本館の擬人化」もしくは「えひめフィルム・コミッションのロゴマーク検討」のどちらかを選び時間を渡す。

「(えひめフィルム・コミッションの)設立時からロゴマークがなかったということですよね?20年以上も平気だったんですか?」と質問されるも、今日まで全く問題なかった、不便に感じなかった(笑)。

40分でデザインしなければならない学生たち、焦る。
こんな経験をしたことがないらしく、演習なので成果は緩く考えていたら、やっぱりセンスのいい学生は必ずいて・・・となる。

2025年3月1日土曜日

ゼロイチ依頼。


2月は計65本の日記を書いた。
2月は28日しかないから、毎日2本書いても計56本。
それが9本も多いのは「援農ワーケーションが濃かった。」から。

いづれ忘れてしまう(エビングハウスの忘却曲線によれば、1時間で50%、1日後には70%、1ヶ月後には80%を忘れてしまう。)ことが多い日常を留めておくのに日記は有効。

援農ワーケーションから戻り、最初の依頼は「愛媛県が抱える課題に立ち向かう人材の育成」についての意見交換。
それも単に課題改善ではなく、課題改善の先に新しい価値を見出し、多様な主体との共創で創出する。がテーマ。

これまでの協働実績成果などが評価されてのご指名だけど、概要や狙いはイメージ&理解できても核論まで進まない、決まらない。

従来の方法では新しい価値の創出は難しいから「新しい共創」が必要なんですよね?と、数歩戻り、立ち止まって冷静に考え直す。
そして、チャレンジングな手法を提案すると、イケるかも!という雰囲気になり、意見を足したり引いたり、現実に落とし込んでみたり。

「一回目だから、やってみましょう!そして改善しましょう。」の声に話が一気に具現化する。
これまでだったら「やって成果が出なかったらどうする?」とか「これまでと違いますが、大丈夫ですか?」というアイデアキラーが出てもおかしくない場面だったけど、これまでにない新しいアプローチを仕掛けよう!としてるのだから、慣例を踏襲してもしょうがない。

なので、初めてだから入念な事前準備が必要と分かる。
協力者も必要なので、そこは任せて欲しいと伝える。

以前、良かれと思って相手の意を汲んだ時、散々な目に合い立ち直るのがとても大変だったから、責任を持つという意味でも任せてもらう。
ゼロイチって大変なのに、結局ゼロイチの醍醐味を味わいたいのかも。

2025年1月20日月曜日

出会いは大切に。


アイクコーポレーションでライフプランセミナー。
講師は白石華子さん、2回目の登場は白石さんがお勤めの自社にて。自分が働く会社で講師を務めてライフプランを紹介しあえる職場&働き方って、隣席や同僚について知らない間柄も多いと思うので、いいね!となる。

パート社員から正社員になったり、正社員からパート社員になったり、ライフプラン&ライフイベントで柔軟に働いている皆さん。
白石さん自身も子育て真っ最中で時短勤務をしているとのこと。

そんな現在から、これからの人生を描いたのだけど、20代、30代は“これから”と言っても20年後、30年後もまだ働き盛りだから実益を兼ねたリアルな内容だったけど、40代前後は人生も後半。趣味や推し活などが爆発していて笑わせてくれる。

そんな話題でワイワイしてると「私、泉谷さんに会ったことがあるんです。一緒の場にいたんです。」と、参加者から突然言われて「えぇっ!」と驚く。

聞けば20年ほど前、NPOのサポセン主催で行ったプレゼン大会に「フィルム・コミッションで愛媛を活性させる!」というプレゼンをした際に、インターンシップ生として関わり、私の印象が強かったようで覚えていてくださり、約20年ぶりの再会を果たす。
今はお子様のいるお母様。

ちなみに、その時のプレゼンでは優勝して賞金を得て、仲間と焼肉屋で祝勝会を開き、全額(5万円だったかな?)使い果たしたのまで思い出す。

「白石さん以外、全員初めましてですね。よろしくお願いします!」と冒頭に言ってた件。

ローカル味。


2回目の浦和駅。
浦和・さいたま市のお土産って何だろう?と思い、駅ビルに入り特産&銘菓品コーナーに行くもイマイチ分からず、店員さんに聞くと「草加せんべい」などを勧められる。

(それじゃない感・・・)で、駅に戻り観光案内所で尋ねると、さいたま市公認の「お土産パンフレット」をいただき、ページをめくると【献上銘菓時乃鐘最中】なる品を発見!
紹介文には平成5年に天皇皇后陛下に献上したとのことでビックリ!
ご当地モナカって、やっぱりスゴい!
今回、入手はできなかったけど、いつかレポートができますように!

その2日後。ライフプランセミナーにて、
参加者と半生を振り返っていると、「おはぎをどうぞ!」というアナウンス。
???と思ったら、コミュニケーションの加速にと差し入れでした。
(そう言えば、三津で行ったライフプランセミナーでもおはぎを食べた!)と思い出す。

種類は4つ。きなこ、ごま、抹茶、あんこで覆われたおはぎ。
「どれにしますか?」と言われたので迷わず色味が鮮やかだった「抹茶で!」と、いただく。
「どこで買ったんですか?」と尋ねると、近所で評判の店と教えていただき、「やっぱりローカル食(≒ご当地味)ですね!」となる。

おはぎを食べながらだと、プライベートにも自然と触れられたから不思議(不思議じゃないか・・・)。

でも、用意したおはぎが事務局人数分までは足らず、ジャンケンの結果、食べられなかった人がいたと知ったのは食べ終わった後でした、お先でした。



2025年1月16日木曜日

これが働き方改革かもしれない。


「あんな」「こんな」発表や評価をしていただいた愛媛県職員などが対象の研修だったけど、愛媛県研修所がまとめてくれた感想が届いたので抜粋して紹介、なんだか泣けてきた。

結果や現状を課題と勘違いしがちであるという話が印象に残った。これまで結果や現状を課題としてしまい、正確な課題を把握できていなかったと感じたので、今後は課題を正確に把握したうえで改善策や案を考えていきたい。

現場の第一線に携わっている講師から直接学べたので理解が深まった。研修の雰囲気や進め方も非常に考慮してくださり、とても取り組みやすかった。


「協働」という言葉になじみがないところから、講師の話や事業立案の過程でイメージを持てた。事業全般において課題を現状と履き違えず整理すること、ペルソナを明確にすることが重要ということを認識する良い機会となった。

協働について今回の研修ほど深く考えたことがなかったので大変勉強になった。また、グループワークで行う研修でも、外出可など自由に取組みさせていただいたことで、様々な視点の発想が生まれ、より充実した研修となった。

上手にプレゼンテーションができなかくても、講師の方々は前向きなアドバイスをくれた。途中経過を細かくチェックして軌道修正するわけでなく、あくまでも自主性を尊重する姿勢が印象的だった。

何かを企画する際に「ニーズ」や「ウォンツ」を意識し検討するようにしたい。また、抜けがちな「ワクワク」があるのかという視点を忘れないよう心掛けていきたい。


このような意識変革こそ、働き方改革の一つかもしれない。と思ったり。
研修生は全員、私よりも年下になり、彼らが最前線で活躍できるようにするのが役目とも思ったり。あぁ、やっぱり泣けてきた。

2024年12月9日月曜日

14時間後。


2日間、計14時間の研修の最後に書いてもらった「振り返り」から。

「ワクワク感とは“共感”と知った。」
「教えていただいたコトを(事業へ)いかに落とし込むか?が難しかった。」
「協働をする際、相手のメリットを生み出す視点が大切とわかった。」
「課題を正しく理解することの重要性を知った。」
「調べるという知っていたはずのコトにハッとさせられました。」
「とても有意義だったので今後も相談させてほしい。」
「仕事への熱量が上がりました!」
「フィルム・コミッションのようにワクワク感を仕事に出していきたい。」

など、色々な感想を30名からいただく。
遡ること14時間前、会場の雰囲気は明らかに硬く、隣同士で喋ることもなく静かだった会場。
それが翌日の14時間後には検討を讃えあったり、名刺交換したり、LINE交換したり・・・雰囲気はとても良く、「この後、懇親会を予定したいのでぜひ!」と自発的な声がけがかかったほど。

研修ではあったけど、公務員の参加者が求めていたのは職場とは違う人たちとの交流と刺激、職場では話題に挙がらないコトへの検討で、今回もお役目を無事に果たすことができた。

「公務員の仕事に“ワクワク”はいらない。」と、その昔、言われたことがあったけど、確かに業務内容によってはワクワクよりも大切なことがあるかもしれない。

だけど、仕事への向き合い方としてワクワクがないとモチベーションの維持は難しいと考える。