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2023年7月15日土曜日

書き残さないと忘れてしまう人たち。

  • ウキウキのウェイターは軽やかなステップで配膳をしてくれて「全ては順調かい?食後においしいデザートはどう?」と模範的な対応で心地よくしてくれる。
  • 列車で空きスペースを見つけたものならサッと座るご婦人。空きイスに荷物を置いているものなら「棚に上げてくれない?」と直球リクエスト。
  • カフェの2人用席で1人が食事中なのに、目の前の席に「強制的相席」をする女性、全く気にすることのない食事中の男性。
  • 屈強な肉体美を惜しげもなく見せつけるベビーカーとトランクの両方を軽々押すパパとパパへ明確な指示を出すママ、熟睡の女の子。
  • 返金の列で職員に「世界の終わり」のような顔で「何とかしてくれ・・・」と演技する男性は“ゴネ得”で列に長蛇に割り込んでしまう。
  • スケジュールが大幅に狂ってしまったはずなのに、陽気に鼻歌をうたったり、談笑している若者グループ。
  • 座る場所がないから地べたに座り込んだり、寝そべってしまっている子の靴はグッチ、お父さんの靴はヴィトン。
  • 明らかに「見られるコト」を意識しているフェリー乗務員のイタリアンおじさん。チリチリパーマにシャツは第二ボタンまであけて、投げキッスを乗降客にしてた。
  • 「チャオ!(こんにちは!)」と言えば「チャオ!」と返してくれるし、「グラッチェ!(ありがとう)」と言う言葉もいろいろなシーンで見かけたから真似てみる。
  • 朝6時過ぎの散歩中に鮮魚店を覗いたら、カジキマグロのような魚を解体していて、活気を作ってたお兄さんたち。
  • カフェで注文をとってくれたシニアなウェイター、プロフェッショナルな雰囲気漂い、テキパキさに感銘を受けて「写真撮ってもいいですか?」にも応えてくれる。
名前も国籍も背景も知らない「通り過ぎた人々」、私も彼らにしてみたら同じで、世界は知らないことばかり。目にするモノ、触るもの、食べるモノの全てをインプット!

プライドの場所。


長男くんとローマ・テルミニ駅で合流して、早速、バチカン市国へ地下鉄で移動。
カトリック教徒でもプロテスタント教徒でも何でもない無宗教者(あえて言う“ジェダイ”はもはやネタ)だけど、世界一小さな国家で、テレビなどで見かける「ローマ教皇(国家元首であり統治者)」が暮らしている所と知れば興味津々。
全く知識も情報もないので、超ベテラン日本人ガイド「イナミさん」を派遣してもらう。

バチカン市国には一般人は住んでおらず、枢機卿など関係者のみ。「日本人は居るんですか?」と尋ねると「ごくわずかです。」とのこと。
イナミさんと一緒に「バチカン美術館」「システィーナ礼拝堂」「サンピエトロ寺院」を3時間で見回り(本当は一日かけて見る量)、作品のボリューム、ネームバリュー、クオリティ、エピソードなどはピカイチで、さすが「世界一でないといけない」プライドの場所。

バチカン市国に産業はなく、あえて言えば宗教&歴史ビジネスで、ミケランジェロやラファエロ、ボッティチェリなどの作品を公開して外貨を稼ぐビジネスモデル。
外に出ると「あそこに(第266代)ローマ教皇フランシスコが住んでいるんですよ」とイナミさん(右の四角い建物の右上の部屋)。作品以外にも情報量多すぎて咀嚼できず。

2023年7月14日金曜日

どこでワープしたの?


イタロ(イタリアの国営鉄道)列車はナポリ駅で予定よりも10分遅れて到着。次がサレルモ駅だけど、降りたらそのままアマルフィ行きのフェリーに乗らなければいけない!もしも逃すと2時間後の乗船となり、アマルフィ到着が21時になってしまう!
ハラハラドキドキしながら発車した列車の電光掲示板を見たら「This Train is On Time.」と時刻通りの表示に「あれ?」どこでワープしたの?となる。

そして、ナント!サレルノ駅到着が予定よりも3分も早く到着する。やっぱり「どこでワープしたの?」となる。
でも気は緩めない!33度の蒸し暑く、潮風吹く中、18時出発のフェリー乗り場へ急ぐ!出発5分前に到着してセーフ!そして周りを見ると、老いも若きも水着などバカンス意欲満々の方々。
そしてフェリー船員はイタリアンなイメージの方々で、その中でも「オレ、カッコイイだろ?」的な雰囲気が漏れてた男性に(同じ人間なのに、こうも違うのか?)と思ったり。

アマルフィまでは約1時間の船旅。アマルフィは映画のロケ地になった避暑地なほか、アマルフィペーパーというイタリアでも高級紙漉きがある所。
19時過ぎにアマルフィ到着、朝7時にローマ・テルミニ駅に到着してから12時間かけての大移動。一日がこんなに長く感じたことはなかったねと長女、長男と乾杯。

3度目の正直。


鉄道会社のストライキで一度ならずしも二度も運行!と表示されたのに、出発10分前に「運転手が来てないから・・・」、出発5分前になっても乗車ホームナンバーが電光掲示板に表示されず、職員に尋ねると「運休のようだな・・・」と、職員も状況を全く把握してなかった件。

返金カウンターに人々が殺到するも受付カウンターには一人しかおらず、殺気立つ返金希望者。職員と警察官の2名で「列に並んでください!」「もっと下がってください!」と注意しているのに「もう下がれない!」など返金希望者も一歩も譲らず、応援の警察官が来てしまう。
私たちも並んでいたものの15時になってしまい、タイムアウト!果たして15:36発の列車は出るのか?はたまた2度あることは3度あるのか?

電光掲示板には乗車ホームナンバーは相変わらず表示されないまま、待つこと出発10分前に「No.11」と表示されて歓喜!群衆の中から抜けて改札口を通り列車へ駆ける。
席についても(安心してはいけない・・・)と思いつつ、出発時刻になっても列車は出ない。(ウソでしょ・・・)と思っていたら5分遅れで動き出した!

結局、8時間以上もローマ・テルミニ駅で待機させられたけど、とにかくサレルモ駅に行ければオールOK!となる。
でも今度はサレルモ駅を降りてフェリーに乗らないといけなくてナポリ駅で既に10分の到着遅れ・・・予約したフェリーを逃すと2時間後!間に合うか我々!

2023年7月13日木曜日

待合わせはローマ・テルミニ駅で。


空港からローマ・テルミニ駅までは特急で約30分。駅の隣には巨大な浴場の遺跡があり、街全体が遺跡だらけの中央駅。
そして、長男くんとの待ち合わせ場所。まさか前回から5ヶ月しか経ってない再会はお互いに笑うしかなく・・・。でもこの間に最優秀賞を受賞したりして、直接会いたかったし、話したかったのは親の気持ち。

今回のミッションの一つは「パブリックアート&デザイン」について。街にアートがあることは訪れる人や暮らしている方にどんな影響を及ぼすのか?自分なりの見解を持ちたくてイタリアへ。
街がアートで覆われているローマでは、地下鉄構内に「古代ローマ遺物」が剥き出していたり、遺跡のようなモノが現代建造物と融合していたり、メリットとデメリットに折り合いをつけて暮らしているよう。

ホテルは前回泊まった「ラウロおじさんのホテル」と思ったけど、せっかくなら違うホテルにしようとなり駅近の「ホテルサンレモ」に。
ホテルは写真と評価で選ぶしかなく、部屋に入ったら天井が3m以上と高くて驚くも、冷蔵庫は機能せず、シャワーの蛇口はグラグラで外れそうだし、水洗トイレのボタンは弱いけど、これが海外のスタンダード。洗礼をあびて異国スイッチON!

また来たよヘルシンキ!


成田空港発→ヘルシンキ国際空港行きの飛行機は、フィンランド航空のJALのコードシェア便でその日の成田空港発の最終便。チェックインを済ませてラウンジに入り、JAL特製カレーとサラダを食べたらラウンジの閉店時間(22時)になってしまい搭乗口へ。

ロシアによるウクライナ侵攻により飛行ルートは大きく遠回りをしなければならず、12時間のフライト(途中、北極点通過の記念シールが配布される)。
翌朝5時過ぎに到着し、入国審査を済ませてフィンランド入り!また来たよ!ヘルシンキ!
早速、国際線ラウンジに入り(あぁー!これこれ!)とサラダやハム、パンなどを食べる。
前回の記憶がよみがえる。

入国審査を済ませて搭乗口へ。ヘルシンキ空港での滞在時間は2時間。今度はヘルシンキ空港からローマ国際空港まで3時間のフライト。到着するも、シェンゲン協定間(EU間の出入国審査免除)の移動だから、驚くほど何事もなくアッサリ出国。
12時間+2時間+3時間=17時間かけてローマに到着!

ローマ・テルミニ駅までは電車移動。前回の経験を思い出しながら乗車。列車は満員で空いているもんなら「座らせて!」と、みんな超積極的。天気は晴れ、ここまでは順調!

2023年7月12日水曜日

“いつか”はない。


「ローマで学会があるから行ってくるね。」と妻。「じゃあ、カラマリでも食べに行こうかな?」と、冗談っぽく始まった会話から、仕事と休暇を兼ねた「ブレンデッドトラベル/ワーケーション夏編」が実現。
(二度と来ないかもしれない・・・)と思い、長男くんを訪ねたのが2月。それから5ヶ月後に再び訪れるなんて「アドベンチャーファミリー」を標榜する我が家らしい。
“いつか”は来ない。

前回はスペイン→イタリア→オーストリアを巡った3週間だったけど、今回はイタリアのみ。そして冬だった前回から今回は夏、荷物量(特に衣類系)が圧倒的に違う!
前回の学びから荷物も取捨選択でき、さらにミニマムにできたつもり(前回購入したアレコレが再び活躍するはず!)。旅の相棒はすっかり馴染んだコレ with 会津若松FCからいただいた「あかべこ」

正直に言えば「行かない・行けない理由」をたくさん挙げることはできるけど、「“いつか”は向こうからはやって来ない」は本当で「こっちから行かないと始まらない」が事実。
懐事情などがよぎるけど、何とかなる!
それよりも妻からの一言で長男くんに会えるし、今回は長女も一緒なので、仕事と休暇を兼ねての思い出づくりなんてお金に換算できないと自分に言い聞かせる。Let'Go!

2023年3月8日水曜日

お土産は。


ヨーロッパから戻り2週間。各地で購入したお土産はそれぞれの所へ旅立った。
そして残ったのは自分用。プラド美術館、サグラダファミリア、ピカソ美術館で買ったのはダイバースーツのような素材のフラワーベース。ペタンと平たいけど中にペットボトルを入れたら立体的になる優れもの、お土産に最適!と思い購入。プラド美術館の品を残す。殺風景な空間に映える、レゴの花でもいけようかな。

プラド美術館で買ったのは「我が子を食らうサトゥルヌス(ゴヤ作)」「ラス・メニーナス(ベラスケス作)」の絵葉書、ウフィッツィ美術館で買ったのは「メデューサ(カラヴァッジョ作)」のキーホルダー、レゴのタグはバルセロナで購入。

緑の絵はがき、マッチ箱はウィーンの「ツム・ヴァイセン・ラオホファングケーラー(白い煙突掃除人)」のレストランでいただいたもの。ラッキーアイテムとして大切にしよう!

こう見ると自分のお土産は5000円程度と分かる。お土産が一つ一つ離れていくと、余韻が消えるというか日常が戻る感じ。
お土産関係も業務範囲だから「どうして、その品を買ったのか?」は考えるポイントでニーズとウォンツが成立したからだけど、こうして自分を被験者にして考えると提案にもリアリティさが反映できるからいいし、思い出のアイテムとして嬉しいし!

2023年3月2日木曜日

暮らし方上手。


ウィーンの義兄姉宅で見たのは、iPodを米粒の中に入れて「何か怪しい儀式」のような光景。(えっ!?どういうコト?)と聞いたら「iPodを洗濯機に入れて洗ってしまったので乾燥させてる途中」と聞いて「ホント!?米粒で乾くの?」と聞いたら「実は前にも洗濯して、その時もこうしたら(=米の中に入れたら)動いたんだよね」と言われて強制納得。スゴいTipsだ。
恐るべし米の水気吸収力&iPodの頑丈さ。

人は色々なTipsを持っていて、義兄は複数のプロジェクトを同時並行で動かしていて、「メモやドラフトなどを(プロジェクトごとで)どう書き出しているか?」という話題になり、薄いノートパッド端末(iPadではなくベンチャー会社の開発品)を持ち出し「白黒ドキュメントしか作成できないけど、“そこに特化”してるから使いやすい」と、書類はクラウドで保存。
メモや文章はペンの手書き入力だけど、端末でOCR化しているとのこと。

妻もいきなりワードなどで書かず、頭の中で整理してから書き出すとのこと。
私の場合は、最初からPCで整理と書き出しを同時並行で行う。その時の“生感覚”で一気に書き終える。だから最初の文章は誤字脱字が多い。その後は読み直して終了。
特に学長日記の場合、自分が感じたことを大切にしているので“生感覚”が削がないよう気をつけてるつもり。
人それぞれに独自の作法というかTipsがあるという話。

2023年2月27日月曜日

人に媚びないパン。


書き続ければ何かに繋がると思うし、動き続ければ何かが動くだろうと思ってるから、内容は質はさておき“止めないよう”にしているけど、それでも“漏れてしまう”エピソードって多い。

ヨーロッパ滞在中はパンをよく食べ、郷に入れば郷に従えと思うから、色々な種類のパンを食べたり、見慣れぬチーズやハムなどを挟んだサンドイッチも積極的に食べて“ご当地味”を楽しんでたら、妻が「あのパン、もしかして?」と、ウィーンの街をパン探しをしてた訳じゃないのにパン屋の前で立ち止まる。

「日本じゃ無いんだよね・・・」と、独り言を言いつつ店に吸い込まれ、あるパンを一点凝視。そして「あった!」と言って注文したのが写真の右奥の棚に立てかけられていた丸型のパン。
いわゆる「ハード系」で人に媚びてないパン。少し酸味がある硬めで素朴なパン。そう言えばNY時代でもこういうパンが好きだったよね・・となり、1/4にカット注文するもNGで1/2からOKとのことで即購入。

実はこの話には余談があり、イタリアでも見つけたけど、そのパンは「店舗の飾り用」で売り物でなく残念がっていて、遂にウィーンで入手できたという話。
表面は硬いけど中は柔らかく、ホント素朴なパン。パン屋の多い松山にもあるのかな?と思ったり。次はいつ、巡り会えるのかな?

2023年2月26日日曜日

出発前と帰国後で「何が変わった?


ブレンデッド・トラベルとは?
「ブレンド=よりよくするために種類の異なるものを混ぜる」ことなので、ブレンデッド・トラベルとは「(〇〇○をよりよくするための)ビジネスと休暇をまぜた旅」。

「混ぜる」と言うイメージは、絵の具で例えれば、赤色や青色、黄色などを混ぜるのと同じと思っていたけど、様々な色を混ぜると最後は灰色になるのを知っていたから(なんとも微妙な色で鮮やかではないな・・・)と思っていたのは事実。

旅の中で仕事をしたり、美術館を訪れたり、食事をしたり、家族に会ったりなど、様々な出来事で感激や感動していると(あっ、モノゴトは混ざらない!)と気づく。
と、同時に(ブレンド=混ざるのイメージが出発前と出発後では全く異なった!)と振り返り。
「混ざる」というより「織る・編む」感じ。

縦系が「自分の時間」とするなら、横糸は「日々の出来事」。出来事毎に横糸を通して織っていくと「混ざらずに紋様とか柄」ができるイメージ。毎日の出来事は自分の経験に織り込まれる。編み上がった反物のような成果は、唯一無二のオリジナル。

そんなイメージで考えると(経験の度にどんな絵柄になるのかな?)とワクワクするかも。
絵柄が素敵なら気分もよりよくなるから、仕事などにも波及効果(例:意欲向上など)は出ると思う。

このイメージや意識を定着させることができれば、数日のブレンデッド・トラベル/ワーケーションでも効果は出ると思う。

こんなコトを考えず、意識せずにシンプルに気分転換ができるのも旅の魅力だから、「私の場合は・・・」と言う一例だけど、出発前と帰国後で「何が変わった?」と尋ねられたら「混ぜるではなく織る・編むようなイメージで、新しい経験を纏うような感じ!」と言いそう。
*写真は愛媛県伊方町の「裂き織」。 

2023年2月25日土曜日

今しかない理由。


何も考えずに噴水を見れば、水は延々と湧き上がっては溜水に戻り、次々と湧き上がる。
一連の動きは繰り返しだけど、実際は人間の目では見えない・識別できなミクロレベルでは、一つ一つの物質は独立(例えると、噴水の水は輪切りの連続イメージ)で、自然条件や時間軸などによって「前後上下左右が次の動きと繋がっているように見え、連続しているように認識してる」だけ。だから、連続のように見えても同じ動きは起こらない。
これを「連続の非連続」と言うことができる。

この「連続の非連続」は「生きる」にも当てはめることができて、「一昨日も昨日も何もなかったから明日も明後日も何もないだろう」的な意識は「そう願っても明日が訪れる確実性は0%で、明日は何が起こるか誰にも分からない」が現実。
(何をそんな大袈裟に・・・)と思い滑稽に聞こえるかもしれないけど、自然災害や事故や事件など、想像すらしない事柄が明日(数時間後かも数分後かも)かもしれないは、大切な意識と思う。

昨日までは変えられないし、明日も不確定だと消去法でも「今しかない」となる。
それなら「今日が少しでも良い日になるには・・・」と思うのは当然で、そのために自分が機嫌よく過ごすにはどうしたらいいか?と考える(「考える」が仕事だから良し悪しはある。)
基本的に、この世の中はコンチクショーと思っているからこそ「どうやって楽しんでやるか!」と抗いたくなる。“いつか”はこないけど、今はある。

外食は美味しさ20%増だけど・・・。


ハマッちゃったのが「フライドカラマリ(イカのフライ)」の美味しさ。30年前のNY時代も好きだったけど、日本では食べる機会がなく、いつしか忘れてしまっていた。
最初の地「マドリード」のホテルで「美味しいレストランを紹介して!」と相談したら、その店に「フライドカラマリ」があって「久しぶり!」と頼んだら、とても美味しくて感激し、それ以降「フライドカラマリ」を食べるミッションが緊急発令!

「フライドカラマリ」と言っても、色々なタイプがあって「ホタルイカのような小さなイカを丸ごと揚げた品」もあれば「大きめの以下を輪切りにてリング状で揚げた品」もあり、「イカだけでなく小魚やエビなどと一緒に揚げたMIXな品」もあったり。
思い出すだけで(また食べたい!)と思うけど、待てよ!瀬戸内海でもイカは獲れるから「瀬戸内版のフライドカラマリ」があってもいいはず!と一人盛り上がる。

きっとシーフード料理店では「フライドカラマリ」は定番メニューと思うけど、あの美味しと互角だろうか?味づけ衣にレモンをギュギュ!と絞り、アツアツでいただく。
外食(それも海外)で食べると、高揚感などから無条件に美味しさ20%UPになるから、冷静にならないといけないけど、瀬戸内のイカ、エビ、小魚(雑魚)を味付け衣でカリッ!と揚げた「瀬戸内カラマリMIX」があったら応援団長になりたい。

2023年2月24日金曜日

ただいま!日本。


帰国の朝、4時起床。一通りの作業を済ませてシャワーを浴びたら既に6時。パッキングの確認をして台所へ行くと、義姉と義兄がコーヒーを入れてくれて、空港までの行き方を教えてくれる。

7時過ぎに出発。空港へは教えてもらった通りに地下鉄を乗り継ぎ無事に到着。チェックイン(出国手続きがなかったのはシェンゲン協定加盟国だったから)も終えてラウンジで休憩。飛行機は行きと同じフィンランドのヘルシンキ空港で乗り換え。

4時間のフライトでヘルシンキ空港に到着。出国検査ではインスペクターのお兄さんがゲームに出てきそうなムキムキの屈強な体格でブースが狭そうだった。
行きも利用した国際線ラウンジで3時間の休憩、この隙間時間に作業。あっ!という間に時間は過ぎて搭乗口へ移動。日本までの飛行時間は12時間と長い!

日本行きの飛行機は大入りえ、寝たりゲームしたり映画を見たり(映画「ブラック・アダム」が惨敗だった理由が分かった気がする)して、12時間を過ごして羽田空港に着陸。
VisitJapanアプリで事前に入国情報を済ませていたけど、ナント!その際に必要となるQRコードのチェックが機械読取ではなく「人間の目視」でビックリ!これでいいの??

ロストバッゲージもなく税関検査も通過し、あっさり解放。ただいま日本!
でもここまで既に約20時間が経過。東京宅に戻ろうと電車に乗った途端、文字や音声、絵などの情報量が大量に五感に響きビックリ。(海外の人にはこれが先端の国と思える理由なのかな?)と思ったり。

最後の夜。


21日間にわたるブレンデッド・トラベル/ワーケーションも最後の夜。ウィーンでの夕食は「鍋にしよう!」となり、義兄夫婦、甥っ子と共に買い出しへ行く。
野菜(白菜、ちんげん菜など)や豆腐、肉などを入れてポン酢でいただく(写真は買ったスーパーではなく、近くの市場)。
21日間を振り返れば、各地での色々な思い出がよみがえり、各地で暮らした経験のある義兄家族と意見を交わしてワイワイガヤガヤで時が過ぎる。最後は全員で記念写真を撮って再会を約束。

お土産リストの確認、一人ずつ顔を思い出しながら土産をセレクト。途中で土産用に買ったものの食べてしまった品もあり、あーでもない、こーでもないと悩みながら妻とパッキング。
行きはパンパンに(土産用の)日本食が入っていて、帰りは行きに比べて軽くなる予定だったのに意外と膨れた・・・。でも、お土産を買うのも旅の楽しさの一つ、喜んでもらう顔を想像したら、重さなんて問題ナシ!

「時差ボケ(8時間)の調整に徹夜して飛行機の中で熟睡しようかな。」と話していたけど、やはり眠気には勝てない。
(まだBt/Wcを続けたい気持ちが半分、松山に帰りたい気持ちが半分の複雑さってこういう心境なんだ・・・。)と、布団に入り考えながら寝落ち。
とは言え、旅は家に着くまで終わらず、これから「最後のヤマバ」となる帰り道がある。無事に帰れますように!とウィーンの夜は静かにふける。

2023年2月23日木曜日

摩訶不思議なコト。


不思議に思うのは、神話や伝説をモチーフにしているとはいえ、2000年前から既に天使などが描かれていて人間の想像力は凄まじいというコト。

(本当は見たことがあるんじゃないの?)と思うほどに天使が多かったヨーロッパ。木彫や石像、銅像など立体の怪物や怪獣もいて(ここまで人間の想像力は豊かなら、目の前の悲惨な問題も解決できるはずなのに・・・)と思ったり。昔は人間と共存してたかも?と思うばかり。


列車で外を見ていたら線路に並行して延びる道路を走る自動車の運転席では運転手がスマホをガッツリ操作して、前を見ていないのが丸分かりで(えっ!危ないよ)と思ったらテスラ車で、自動運転かな?と列車は追い抜く。テクノロジーによる摩訶不思議。


ベネチアで妻が「何アレ?」と夜空のオリオン座を見て指差す。「ナニ?何も見えないよ」「アレアレ!一直線に何かが光ってる!」「何も見えないよ・・・」「等間隔に並んでる!星じゃないよ!UFO?」と、妻だけにしか見えなかった不思議な物体。

衛星か何かだろうか?翌日に何の報道も見つからず。


NETFLIXのドキュメンタリー(日本では見れるか未確認)にもなった「摩訶不思議事件」の当事者は知人なんだ。との話に、えぇっー!となる。

防犯カメラに映った“その人”は今も行方不明で、不可解な点がいくつもあり捜査は難航、迷宮入りしてミステリーな出来事として紹介されているとのこと。

ヨーロッパ深すぎ・・・。

支持される味は・・・。


「今ね、ココがプチ流行ってるよ」と教えてくれた甥っ子。彼は「あんな」「こんな」「そんな」タイミングでブログに登場していて、普段は音楽レーベル会社で権利処理関係の仕事に就いている(ちなみに本社はNYだけど、完全なリモートワークで世界のどこでも働けるグローバル系Z世代)。

「ナニナニ?」と尋ねると「コーヒーをアイスクリームのコーンに注いで飲むの」「どういうこと?」と見ていたら、内側をチョコ?か何かでコーティングしたコーンにコーヒーを注いでいて、コーンをカップ代わりに飲んで」いてビックリ!そして平日の日中なのに並んでいる!
こう言うのが流行るのね・・・と、どこの国でもアイデア勝負の商品や食べ方ってあるんだと思ったり。

すると今度は「SHUGETSUって知ってる?愛媛発祥のラーメン屋さんが隣町(ブラティスラバ)にあるんだよ」「SHUGETSU?周月?もしかして周平と関係してる?」「そうそう!」と写真を送ってくれた甥っ子。
「つけ麺」の美味しさは食べたことがあるので分かるけど、ウェブサイトを見るとフランチャイズに加盟した店が海外にあり、ブラティスラバでは支持されているとのこと。

「やっぱり日本食は美味しいよ」と甥っ子。食は世界で通用する秀逸なコンテンツなことに間違いなく、食事に限らず「お菓子も美味しい」と甥っ子。ヒントに!

2023年2月22日水曜日

白い煙突掃除人


「オーストリア料理を食べに行こう!」と「ツム_ヴァイセン_ラウフファングケーラー(白い煙突掃除人)」を予約してくれた義兄夫婦。
義姉から「この“煙突掃除おじさん”はラッキーチャームなのよ」「“煙突おじさん”って何?」と私。
聞けば煙突掃除人はヨーロッパでは広く知られている「幸運のシンボル」で、由来は各地で諸説だけど、共通しているのは煙突をキレイにしてくれる掃除人を見たらとラッキーとのこと。

そんなエピソードが面白く、ワクワクしながら到着!オーストリア名物のシュニッツェル(カツレツ)などをいただきご満悦。店員さんは男性・女性共にお揃いの衣装でホスピタリティも完璧、人に紹介できる店!
食事後、店員さんがきて小さな「白い煙突掃除人」さんが配られた!(おぉー!これこれ!こう言う「買えない≒プライスレス」なモノが刺さるんだよ!)と一人喜ぶ。

買えるモノもいいけど、こういう「体験から思い出を持続させるアイテム」はサイコー。
自分しか体験していないから、他の人へのお土産にはならないけど、自分へのお土産(それも“幸運のシンボル”って素敵)。
調子に乗りお店を紹介したハガキやマッチ箱もいただき、自分たちでは探せない地域の魅力を堪能。

どれだけ楽しめるか?


「高尾山とか登ってるんでしょ?」という流れで、「ウィーンの森に行こう!」と、お誘いをうける。ウィーンの森ってなんだか“どうぶつの森”っぽく、どこなのか?さっぱり分からないけど、これまで訪れた街では自然に触れていないので「ぜひ!」となる。
電車にのり、次はバスにのり、山道を上ってゆく。バスの終着駅は旅番組でよくみる「あの光景」で、先日訪れた国連やドナウ川などが見えて、意気揚々にハイキングスタート!

と、思いきや「ん!?この道は違うな・・・」と、いきなり道に迷う(笑)。来た道を戻り、気を取り直して再出発!
山道を歩き開けた景色は、写真のような「なだらかなブドウ畑越に見えるウィーンの街並み」。感激していると「あれ?さっきまで青空だったのに、あれは雨雲?」と言ったらポツポツ雨粒が降ってきた!「傘がない!」

30分前まで快晴だったのに雨雲がどんどん迫り、ポツポツ雨はザーザー雨になり、一つだけあった傘は妻が持ち、義兄と私はズブ濡れになりながら山道を降りる。でも、ここまで降ると楽しむしかなく、いい思い出になる(笑)ウィーンの天気は変わりやすい!
家に戻り着替えて休憩も挟まず、再び街に出てウィーンを楽しむ。何があっても“どれだけ楽しめるか?”は自分次第。

2023年2月20日月曜日

大いに甘える。


義兄夫婦との出会いは30年ほど前。NYで彼女(現在の妻)と知り合い、付き合い始めて紹介されて、当時から付き合っていた義兄夫婦。これまでにアメリカ、ベトナムなどでも暮らし、海外生活の方が長い。
そんな義兄夫婦に相談をすると、快く部屋を用意してくれてウィーン滞在の始まり。ホテルと違う心地よさがあり、コーヒーを淹れてくれたり、洗濯機がまわせたり、大いに甘えさせていただく。

我々も50代になり、これまでのキャリアからこれからのキャリアをどうするか?は重要で、夫婦同士、赤裸々に同じ話題で話せるのは30年前と同じ(笑)。
独断と偏見で書くと海外の人は職に誇りを持っている人が多く見えて、例えばアルバイトかもしれないけど、商品の説明(魅力)やお客(私たち)への心配り(おもてなし)がしっかり届き(これがマニュアル対応だったらスゴいな・・)という場面多し。

話を戻し夕食。義姉が用意してくれたのは日本食(豆ごはん、味噌汁、サラダ)+ウィーン(骨付き肉を削ぎ落として食べる品)の名物で、この3週間、全く口にしてなかった日本食。
「やっぱり、日本(食)はスゴイよ」とも話題になり、地域の資源をどう編集してコンテンツ化して売り込むか?
「ヨーロッパの人は日本文化(アニメなどから)に興味あるし、理解もあるから、ポテンシャルは高いはずだよ」と義兄。ヒントもいただき、大いに甘える。