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2017年4月3日月曜日

プレ四季録。

明日から愛媛新聞で毎週火曜日に掲載される「四季録」の校正が終わった。書いて思ったのは「肩書き」という不思議な呼称についてだ。肩書きとは「社会的地位や身分を表す職業や役職など」とのことだが、今のご時世、身分や職業を複数持つ人も多く、「肩書き」に頼る信頼性や存在感は、従来よりも浅く、単に表面的な紹介ではと感じた。

私は「フィルム・コミッショナー」「いよココロザシ大学学長」「えひめリソースセンター理事長」と3つの肩書きを持っているが、どれも正解だが3つの肩書きを「まとめて一つ」にすることができない。
3つの肩書きに共通する「社会的地位や職業」は「プロデューサー」かもしれないが、なんだか急にフワッとして掴み所のない印象になる。

となると、肩書は「求める相手が望む社会的地位や職業」であり、自らが(こうだ!)と縛る必要がないと気づく。肩書きを特に気にする人は「自身が(表面的な)社会的地位にしがみついている」と読み取れ、表面を入り口に例えるなら、その奥にある、その人の経験や経験が創出してきた価値を感じるべきであり、そこに信頼性や存在感が生まれると思う。と、四季録では文末の調子などが学長日記と違うことを知る。春だ!左の桜は満開、右はこれから、そして青い空。

2017年4月2日日曜日

目標を立てる。

「色々と不十分なNPO法人だけど、だからこそ意識は明確に!」と、半年単位で目標を設定するのがココ大流。
NPO法人だからといって許される部分は一切なく、逆に厳しい&怪しい目で見られることが多いのがNPO法人なので心構えや意識だけはキッチリね。3月31日に全員に配り内容を共有しました。きっと、どの組織も似たことはしてると思う。


私の今後半年間の目標は愛顔の食卓の場合【6次産業化のハブ拠点にして地域と連携する】【運営マニュアルを作成し業務の効率化を図る】【オンラインカタログを充実させ県外対応する】の3つ。どうしたらスタッフが働きやすくなるか?が大前提で最前線で頑張るスタッフのお荷物にならぬよう側面・後方員として明確にしました。愛顔の食卓担当理事も据えたし常に改善!

目下は「生菓子パン、豆腐」などの加工食品ではあるものの「賞味期限が短い商品」の扱い、来店者からの要望をどう叶えたらいいか・・・。そして「酒類販売」。準備に予想外の手間と時間がかかり(こりゃ、他が販売を敬遠するわけだ・・)という現実を味わっていますが、スタッフが粘り強く進めており、6月にはメドがつくかな!?経営に法人格は関係ないけど、NPO法人だからね!と強く言い聞かせる。

2017年4月1日土曜日

お粥の効能。

事務所で佐澤さんがモゾモゾしているので何かと思ったら「4月のえひめがゆ」の献立表づくり。畑さんが作る「えひめがゆ」の虜になった私以外に「送別会続きで胃がもたれて」「あっさり味が恋しくて」「ここ数日寒いから」など、予想通りのご来店が続いています。

ナニナニ?お粥には曹洞宗開祖、道元禅師も注目して、修行僧の食事を頂く際の心構えを記した書籍にお粥の効能が10挙げられているとか!①色 (肌の色艶をよくする)②力 (気力が増す)③寿 (寿命が延びる)④楽 (食べ過ぎになることがなく、体が楽になる)⑤詞清辯 (血流がよくなり頭が冴え、言葉もなめらかになる)⑥宿食除 (胸やけをしない)⑦風除 (風邪を引かない)⑧飢消 (飢えを満たす)⑨渇消 (喉の渇きを潤す)⑩大小便調適 (便通がよくなる)。

道元さんといえば鎌倉時代の方ですから800年前!には「お粥」の良さを見抜いていたとは豆知識としてメモ(笑)。現在、えひめがゆは日々献立が変わりまして「白」「雑穀「中華「大豆」「卵粥」「洋風粥」「玄米粥」「筍粥」というラインアップです。器は「sugiura工房」など砥部焼で揃えていますので、器目当てもアリです!

2017年3月31日金曜日

後戻りしない。

年末は気持ちの整理、年度末は事業の整理。「えひめ南予通信大学」「愛顔の食卓」という二大事業を行い、大きな成果を出せたと思う反面(後戻りできないぞ!)と行く末を案じてしまったり、予言(予測)は本当になったと振返り。ケセラセラと書くと「無責任!」と言われるかもしれないけど、「全てが自分の考え通りになるわけない」ので「自然体で世の中を楽しく思い時に身を委ねて」進もうと暗示をかけたり(笑)。

零細ではなく「微細法人」の我々へ、丁寧に異動の挨拶に見えられた金融機関や公務員などの方々と立ち話。こちらからお世話になったお礼を伝えるべきを、全員から激励されてしまい(後戻りできない!前進あるのみ)と思ったり。以前「異動はそれまでの関係が切れるので大変だ!」と異動を嘆く人がいたけど、実は異動は「事情を知ったファンが(ご縁が)増える」ことであってサヨナラではないことを、伝えたっけ。

年度末最終日だから書類の整理もそうだけど、事務所の掃除(いや、自分の作業周り)もしなきゃ。明日からの事業も考えないといけない、と思いきや明日はいきなり授業だ!咲き始めた夜桜が(ブレブレだけど)綺麗だったこと。

2017年3月30日木曜日

こんな始まりも。

20年前、遊び相手になってくれた当時3歳の親族の子が23歳(当然ですが)になり就職報告兼ねて髙島屋で食事会。途中、東急ハンズに寄り【ご飯のおとも展】をチェック!年始早々「学長日記読んでます!」と始まった松山店担当者との打合せ。近いので随時連絡し合い、補充も直ぐに対応できていい。ポップなども松山店独自に製作していただき、好評とのことで4月2日まで延長開催!

「練り込んだり、太さを変えたり、色をつけたりと色々と(新しい価値を)模索してるんだよね」と、老舗食品会社に勤める親族(23歳の子のお父さん)。興味本位で周りにいる親族と一緒にブレストが始まる。ワイワイガヤガヤ、アイデアを出し合いふと気づく「実は今、薄墨羊羹さんに協力いただき"こざくら"のパッケージデザインを市民と検討中です。」「いいね!」

その商品は兵庫県が有名で業界のシェア率は40%代。愛媛はというとちょっと弱い。ブレストには若い感性を持つ23歳となった息子くんも入り「(そのアイデア)いいんじゃない!」と盛り上がり、2017年後半は、親族が扱う商品の商品力向上授業を(勝手に)決定!酔っ払ってなんかないよね(笑)。こんな始まりもアリ!がココ大。

2017年3月29日水曜日

西予市へ出稽古。

またもや出稽古。菅家西予市長を交えた「西予の未来円卓会議」に急きょ参戦、香川、徳島、東京、松山、西予から集まった方々(ほとんどが初対面!)と意見交換。この未来円卓会議は「空き店舗対策」「交流人口促進」「起業・就労支援」と、各地で抱えている課題を色々な切り口から改善策を見出そうというもの。

「自分たちの未来」ではなく「これからの未来」という意識で参戦し、改めて思ったのは「子供達に(もっともらしい)正論を突きつけてはいけない」ということ。西予市人口ビジョンによると人口は40548人(2015年)10年前の合併以降13.8%の減。西予市の高齢化率は39.6%(男性34.6%、女性44.2%)、4人に1人が65歳以上。2020年には生産年齢人口が17843人になり、高齢化率は41.8%と予測、そんな中でも38000人(2015年から2500人減)の人口は維持したい。

だから帰ってこい。は解決策ではなく単なる問題の指摘なので、今大人ができることを考えると【未来に投資すること】で、大人が「西予は面白い!と時間や知識や技術、経験やお金を投入する」こと。ココ大の場合は【学び】であって「西予の魅力を実感と共に伝えら西予市のファンを増やそう」と意見交換。問題に気づいたからといって、指摘だけする大人になってはいけない!

2017年3月28日火曜日

価値と無価値。

「成功と失敗の違いは成功まで諦めないか否か」と誰かが言ってたっけ。伊予銀行が海外4カ所(NY、上海、香港、シンガポール)に置く海外駐在員事務所や地域商社との意見交換。話題はどうしても「愛媛産の海外進出」になり、海外の最前線で愛媛産の販路拡大に勤しんでいる方の話は映画になりそうな血と汗と涙の物語(笑)。

その中で頭の中をめぐったのが冒頭の言葉で、既に完成された愛媛の味を他国で売るのは想像以上に難しいということ。理由の一つにオーバースペックによる高価格があり、愛媛(日本)のように見た目も味も完璧を目指すと、それは価格に跳ね返り、結果、買いにくい品になる恐れがある。贈答品などの市場もあるけど、毎日消費してもらったほうが品はまわる。高品質を納得してもらうには2度、3度のNGなんて序の口、諦めず粘り強く交渉とのこと。

「価値と無価値の境は紙一重」は私の言葉(笑)。売り手と買い手の価値観(≒価格と見合った価値)なら1万円でも支払うけど、10円でも価値と価格がズレると買い手には、それまで価値あった品が途端に「無価値(ゼロ)」に思え、どんなに素晴らしい機能や品質でもシラける。良い品なのにゼロな(買われない)価値は辛いなぁ。出口にて伊予銀行、日本銀行、松山市役所、松山城が一緒に写るポイントと知る。

2017年3月27日月曜日

直視しないと。

こんな壁紙もあるのね。
思い込みをひっくり返され驚きと納得だったから。2015年の邦画市場は2171億円、一方で北米映画市場は約1兆2321億円と5倍強。しかしこの先「映画館でみる映画鑑賞」の苦戦は推測(先日YouTubeの1日の視聴時間が10億時間/日を超えた)でき、その大きな理由はYouTube、NetFlix、Huluなどのネットメディア(我が家もTV映らないのにNetFlixを契約)の台頭。

息子と「スター・ウォーズを買収したディズニーは永遠に安泰だね、いいよね」と気軽に話していたけど、確かにディズニーグループの時価総額は19兆円!日本企業で同等なのはトヨタ自動車(20兆円)。わぉ!さすが世界のトヨタ!と思うけど実はAmazonの時価総額は44兆円とディズニーやトヨタの2倍超。我が家も加入するNetFlixは6兆円!20世紀FOXと同規模。

Netflixは「ホワイトヘルメット」で先日のアカデミー賞ドキュメンタリー部門受賞、Amazonの「マンチェスター・バイ・ザ・シー」は脚本賞と主演男優賞受賞。ネット作品の受賞なんて数年前まで信じられなかった!実は撮影支援相談もネットメディア作品が増え、現在も対応中。ネットメディアによるメジャー買収は2000年の「AOLによるワーナーブラザース」を思い出す(2010年にご破算)。映画はメジャーからネットへ移行している現実をフィルム・コミッションは直視しないと。*詳細はコチラ参照

役員になる。

「地価が高くなってたね」と友人。「えっ!?何の話?」と返すと花園町の地価の話。その類と縁はありませんが、気になっていたのが2階にも飲食店が入り始め、空き店舗がないのが今の花園町。
ここの商店街はまだ「住職同居」も多く、昨日の総会ではオーナーと思えるシニアの方々が多く参加。花園町商店街のイチョウの木は戦後復興の象徴だったと聞く。

今年10月を目標に花園町は今から想像もできないほど素敵になる。二車線の車道は一車線になり、その脇は対面自転車道ができる。電柱は地下に埋まり歩道は広く、一時停車用スペースもできる。一部は芝生も敷かれ花も咲き、ベンチも置かれる。今回「当事者」となり(すっ、すごい・・・)というのが感想。歩道まで含めれば道幅は愛媛県内で最も広いんじゃないかな?景色が変わるとはこのこと。

模型も見せていただき、赤い部分が【愛顔の食卓】。ちなみに自宅・通勤用自転車は市役所に270台分用意された自転車置き場へ移動。ハードが整い今度はハードを活かすソフトが重要になる。入居7カ月ですが役員に推薦され承認される。焼き鳥屋さんもインドカレー屋さんも仲間!「商店街」という未知の世界に突入!

2017年3月26日日曜日

ココは深く。

田村菓子舗三代目の田村さんガイドによる「四国最西端」の佐田岬灯台案内。
4月1日に灯がともってから100年を迎える佐田岬灯台をシンボルとして盛り上げ、現地プログラムを造成し集客に結びつけようという計画。現地プログラムとして用意されているのが海鮮BBQ(伊勢海老、サザエ、アワビなど!)、(伊勢海老の生簀跡を使った)レイクリング、砲台跡見学など。

「ハードが存在」する場合、ハードを活かす「ソフト展開だ!」とズラリとソフトを考えますが、それもアリ!ただ横展開は内容が浅くなる傾向があるので、ココは絞って深く掘り下げるのも一考。個人的には海鮮BBQは非日常で、まず食べ方(サザエは最初下向きに焼き爆発を防ぐ等)を知らない、相席した女性も苦労し、見かねたおじ様、おば様の手ほどき、会話にほっこりしたのは言うまでもない。

海鮮BBQ用の食材開発に取り組むのもいいかも。子供は大人と違いソーセージなどが好きなので「海鮮ソーセージ、海鮮串焼き」などがあると食べてくれるかも。そして、どうしても塩っぱい味気になるので口直しに「スイーツがあってもいいかもね」と伝えたら、「うにまんじゅう」をサッ!と用意できる三代目、さすがです!!後は「送客・誘客」、ここでも悩む。

2017年3月25日土曜日

良質コンテンツだと。

どこで評判を聞きつけたか?広島県庁や広島大学らによる平和学習のオンライン講座について「えひめ南予通信大学」の取組を知りたいと招かれる。提供はコンテンツ(情報の塊)でしたが、情報に手触り感はないので「授業」という体験をセットにして提供したことが響いたようで何より。知識だけ入れても学びにはなりませんからね。自画自賛ですがいい映像教材です。

情報の塊(コンテンツ)は誰でも精製できますが、誰もが作れるようになると差別化が求められて次に「精度や質」が求められる。南予通信大学の場合、一気に「精度や質」を求めた【愛媛県の公式コンテンツ】にしたために、執筆・編集の大野さん、撮影・編集の池永さんにはもの凄い重圧だったと思います(自分勝手に言えば重圧に耐えられる方と見定めお願いしました)。

良質なコンテンツは「(姿や目的を変え)生き続け」ます。英語圏の要望に答え先ずは「みかん」の英語字幕を整えてますし、アジア圏では「(アコヤ貝の)真珠」の翻訳について意見交換が始まりました。この発展(アウトカム)は大野さん、池永さんの成果。私はというと、情報の塊(コンテンツ)は【経験】に例えることができ、良質な経験(≒コンテンツ)を多くの人に体験してもらにはどうしたらいいか?と考える、プロデューサーだから。

2017年3月24日金曜日

これはマズイ!

「人のフリみて我が振りなおせ」とは本当にその通りで、立場が変わったり、視点が変わると(ギョギョ!)と己の立ち振る舞いを振返り心配になりますが、心底思わずにいられなかった出来事発生。ハン・ソロ(スターウォーズ)の名言に「I have a bad feeling about this.」がありますが、(!?)と、最初に感じた感覚(言えません!)は徐々に覚醒してゆくのでした。

どこを見て我が振りなおせか?というと「言ってることと、実行が全く合致しないコト」そして「最もらしい言い訳を言う」。たぶん、ご本人にそのつもりは全くないから、その場に居れると思うんだけど、それは言い方を変えれば「自分(達)ごと化」されていない表れ(他人事)でもあり、キチンと精査すれば(これ、マズイよね・・・)と思うはずのレベル。

そして「最もらしい言い訳」。意識せずに聞けば(その通り!)と思うけど、よくよく考えると(それは今、関係ないよね?)というテクニック、その手には何度も痛い目をあいましたので通じませぬ!。そう思う傍らで己の身で考えると少々不安がよぎり、自戒しなくちゃ!と意識のネジを巻きなおす。写真は愛媛県庁に実った「いよかん」、癒されます。

2017年3月23日木曜日

出来事を内省。

プレゼンテーションの全国大会出場を決めた済美高校「お福媛」グループを祝い「えひめがゆ」をプレゼント、気持ち良いほどに全てを食べ尽くしてくれました(笑)。経験値を上げる必要性や大切さは分かっていても、傷ついたり、思うようにいかないから、避けることも多いのに、彼女達には全てを糧にしてしまう力を感じます。若さでしょうか(あぁ、こう思う時点でヨレヨレのカサカサを感じます)。がんばれー!

「おもてなし科」終了。先日の日経MJで岩崎支局長が問うた「愛媛の魅力を県内に浸透させる必要性」が背景にあり協力した講座。「情報だけでなく体験と対による自身の意見」の大切さを説いて終了。体験は経験値、得るには傷ついたり、摩擦が起きたり、思うようにいかなかったりはよく起きる。「負けるもんか!」を思い出す。

成長していないように見えても、経験は成長させてくれる。人生や暮らしの中で「コレは経験になる」「ココは経験にならない」と、点で経験になる・ならないを判断するのではなくて、365日24時間1440分の全てが経験と言いたい。都合良く自分が求める点だけを経験と称して搾取にするとおかしくなる。経験とはその人の「生きる様子(生き様)」の写しと知る。

2017年3月22日水曜日

余生の過ごし方。

「子供が独立したら夫婦二人の生活になるって想像できる?」「あと10年もしたら現実!?」「我が家は早くてあと5年」と、親族の奥様たちと会話。子育て真っ最中だから想像しにくいけど、人生80年として、20歳を成人の区切りとするとわずか20年が子育て期間。自らが育った20年を差し引いても残り40年。初婚年齢が男性30.7歳、女性29歳(平成23年厚生労働省調べ)とのことなのでザクッ!と30年近く夫婦で過ごす可能性がある。

子育て期間よりも長い夫婦で過ごす時間、二人きりで楽しくも過ごせると思うけど、(こういう過ごし方をしたい!)と、思わせるシニアなおば様たちに遭遇。聞けば何かの勉強会?で、お会いした時間が昼時だったので、三角巾被り青空の下で地元の食材を使ったピザ、サラダなどを囲みワイワイガヤガヤ。男性はどこにいるの?というとピザ焼き係(笑)。

「贅沢」としか思えない!都会ではなかなかできない。こういう時間の過ごし方もあるから移住したい!という人がいるのかも(毎日こんなんではありません)。余生を「誰と過ごすか」も大切だけど「どう過ごすか?過ごしたいか?」も大切と、おば様たちの過ごし方から学ぶ。

2017年3月21日火曜日

移住に思うこと。

3月17日付読売新聞から。移住促進で「住居提供系」を全面に打ち出す所は勘違い、先ず「仕事(就労機会提供)」です。回答者6777人のうち3049人(45%)が移住先の条件に就労の場と回答してるのは納得。新聞内容を勝手に解釈すると希望移住先は地方市街地が50%、農村31%、山村28%、漁村18%なんだから、そこに職があればいいんだと。

仕事を「ある」「ない」で判断すると「ある」けど、条件を精査すると「合う」「合わない」になり「合わない」が多いのが転職。そして職を得て、いざ暮らしてみると予想外の出費が多かったり、地域活動が多く体力勝負なのは【こんな機会】【あんな機会】で知りました。あの時、不思議に思ったのは不安を笑顔で喋る移住者たち(笑)。「不安はなくならないよ」と、不安と上手に付き合おうとする「悟り感」に脱帽したのを覚えてる。

個人的には大学生が松山や愛媛県内で就職し定住したら、それも一種の移住と思うけどな。県外学生は愛媛で4年間暮らすのだから移住と同じ認識かと。大学生の就職先となる企業などへ職業訓練のような費用を投入するのもアリかと。それか大胆に初年度給与の50%を補助で賄い、2年目は30%補助とか。お金は企業ではなく当事者に振り込み、補助条件は「業務の研鑽をはかること」。これならココ大も手を挙げる(笑)勝手に書きました。

2017年3月20日月曜日

消耗せず吸収。

夜遅くまで準備に追われたスタッフ、一晩で3種500個のロールケーキ(クリームたっぷりでとても美味しかった)を作った南高校生、3日間煮込んだ野菜カレーを用意した出店者など、「初開催」だった【お城下マルシェ】は無事に終了。スプリングフェスタなど周辺でイベントも多く、人の流れが終日あったのは主催者としてはありがたいこと。「愛顔の食卓」は2万円以上の売上、隣のロールケーキの売上を計算すると7万円以上!と驚く。

「雰囲気に統一感があっていいですね!」「次回も出店します」「街中に(こういう青空市は)なかったですよね」と出店者。ココだけの話、出店者やスタッフが体調不良で直前にダウンなどのハプニングが続き、ガクガクとなりそうだったけど、そこは誰がフォローしたかというと大学生。自分なりに考え行動してくれた学生が逞しく見えた瞬間。

来月は4月16日、その次は5月21日と毎月開催予定の【お城下マルシェ】。持続の秘訣はズバリ「力を抜くこと」。手を抜くことではなく「注力する所と加減にメリハリをつける」こと。要するに「(体力、財力、時間、知力、技術、経験などを)消耗」せず「吸収」すること、すると意欲も湧くし楽しくなる。これはこれまでに50回以上の青空市の運営経験から学んだこと。

2017年3月19日日曜日

答は。

【事業の構想やアイデアがどんなに良くてもダメです。】と教えてくださったのは忽那先生。(資源が豊富に揃っていても、それだけではダメだなぁ)は私の経験値。アイデアもよく資源も揃っているのに足りないモノは何か?それは【人】に尽きます。人!協力者も当然ですが、当事者意識で(やるぞ!)と取組んでくれる人がいないと事業は成立しないと結論。

だから高川地区の取組は人(当事者意識を持った方)がいれば整う!で、いるのが素晴らしい。三人寄れば文殊の知恵という諺もあるけど5人もいる(笑)。ココ大を活用すれば誘客も可能だ。また話を聞けば「移住者」も複数組いたりして、色々と凸凹あると思うけど何よりもご自身達が楽しもう!という意欲があるのがすごい。そして面白い!

【事業アイデアではなく、(この人だったら)と、人や創出する価値に投資する】とも学んだっけ。我々のような役割が最もしてはいけないのは、「その気」を持ち上げるだけ持ち上げ「後はあなた次第」と繋がらないこと。「来年も続けますけんね!」と皆さん、アドバイスのつもりが元気と癒しをいただいたことはナイショ!写真は見晴しのよい所で休憩し、広がる景色に感嘆の様子。

2017年3月18日土曜日

地域の魅力課題あるある。

JR松山駅から特急で約27分で内子町駅に到着、車に乗り約30分で集合場所の宝仙坊ロッジに到着。車を乗り換え約5分で地域が取組んでいる「石像めぐり(フットパス)」のスタート地点に到着。まちづくりアドバイザーとして「石像めぐり」への助言が求められる。

石像は大正時代(約100年前)に設置され「四国八十八ヶ所」に見立て計88体、全て住民の「寄進」で作られ、案内役の立山さんによると「この石像は◯◯さんのお祖父さんが寄進」「我が家の石像は怒り顏と嘆いてる◯◯さん」「これはうちの本家の像」など、一つ一つの石像に物語(背景)があるのが面白くて聞き入る。個人的に気に入ったのは一番右の「ノブさんの像」とてもシンプル。

約1時間で石像巡りは終了し、予想外の面白さで楽しめましたが、ココでも地方が抱える「交通の便」という問題が立ちはだかる。【来ればとても魅力的で大満足】だけど、ココまでどう誘客・送客するか?例えば山好き団体の場合、現地まで一次交通(電車)、二次交通(バス)、三次交通(第三者の移動手段)が必要。魅力的な資源を発掘・磨き、体験プログラムとして整った今、最後に取組むのが誘客・送客。これが一番難しい、妙案ないかなー。

2017年3月17日金曜日

人のフリ見て。

参考になればと青山スクエア見学。全国各地の伝統工芸を展示販売しているので見ごたえ感あり。愛媛県からは【砥部焼と大洲和紙】の2点が選ばれていた。「曲げわっぱ」を見れば、内子手しごとの会に相談だ!と思い「和紙ひも」を見ては森田屋や水引組合が思い浮かび「鯛の箸置き」を見てはモナカを思い出したり(笑)。どれも細部までの細工が素晴らしく伝統と技術が詰まった「工芸品」を「鑑賞」。

しかし「鑑賞」から「購買(意欲)」まで進まなかったなー。価格か?とも思うけど、それよりも「どう使ったらいいか?のシーン提案」がないから「スゴい技術力の披露」で終わってしまった感あり。「竹製の虫かご」「漆の器」「錫製の動物置物」などは印象的だったんだけど、使用例や置き場所の提案があったらいいなと。「来店者よ、コチラに来なさい」な雰囲気。

価値が分かる人だけを対象にする販売もあるけど「来店者よ、ソチラへ行くぞ」的な発想があってもいいかも。で品々は自ら話すことも発することもできないから【鍵】は何かと考えると消費者と商品を繋ぐ「人(店員)」かなと。商品の背景や活用例は山ほどあるはずなので、それを多言語で紹介したらいいなと人のフリみて我がフリ直せ。外国人が来てたのにもったいなかったと店員気取り。

2017年3月16日木曜日

ご縁全開。

ネットイヤーに所属したのは2000年-2001年。数十人規模で多くが中途採用だったスタートアップ会社は今では上場し300人を超える大所帯になったと15年ぶりにお会いした先輩が教えてくれた。「覚えてるよー!フィルム・コミッションがしたいといってサッ!と辞めたよね(笑)」と先輩。ネットイヤーにいたからフィルム・コミッションに出会えたと回顧。

当時の仕事は体力的、精神的に堪え、徹夜で暖かいサーバールームで寝たこと。仕事ができず「能無し!」と怒られたこと。論理的思考、戦略思考、企画立案の訓練を受けた日々を思い出す。(もう!あの業界には戻らないぞ!)と思ったこともあったけど、結局今も似たような業務をしてるんだから何の因果か、今となっては鍛えてくれて感謝の一言。

そんな先輩も昨年独立、地域の魅力をネットを駆使したPR事業を行っていて瀬戸内圏でも展開してると聞き、接点を出し合い再会を約束。思い出の余韻を浸りながら銀座線に乗っていると1通のメールが届く。読めば12年前に仕事を一緒にした方から会おう!とお誘いメール。当時は今(未来)を考えて仕事してないから足りないことは多々あったと思うけどご縁全開。