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2021年10月25日月曜日

印象が変わる話。


高尾山へ登る、下りる一つの3号線は、舗装されていないクネクネ道で段差も多く、道幅も1m未満の所もあり、足を滑らせたら滑落して大怪我間違いなし!の場所もある道。1号線などと比べると人通りも少なく、たまに行き交う人とは道を譲りあう。その時「失礼します。」と言う人もいれば「ごめんなさい。」という人もいて、つい私も「いいえ」とか「どうぞ」とか返答してしまったけど、子どもは違った件。

「あっ!人がいるよ、お母さん」と、黒づくめの男性一人が手ぶらで山道を歩いているのは不審だよね・・・と、思っていると、通り過ぎる際に「ありがとうございました!」と子どもが言ったので反射的に「行ってらっしゃい」となる。(素直に“ありがとうございます“ でいいな)と思い、以後、駅に着くまで離合の際は「ありがとうございました。」と、声を出す。とても気持ちが良かった。

ビックリする話を聞いた時、相手に「ウソー!」と言い返す人がいるけど、幼少期に「ウソと否定してはいけません。ホント!?と言いなさい。」と祖母が教えてくれたことを思い出す。とても小さく、些細なことだけど、受け取る相手の印象が変わる話。オンラインが日常化して、やたら丁寧で必要以上にへりくだり、遠回しな表現が多くなったと思う昨今、素直で優しい日本語を知る。

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