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2025年3月3日月曜日

吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン展。

90分の待ち時間と言われたのは歌川国芳展でした。

初めてだった大阪中之島美術館。
お目当ては「吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン展」。

ヨゼフ・ミューラー=ブロックマンと言えば、ニューヨーク時代に影響(タイポグラフィの魅力にハマった時期があり、文字だけで成立、表現できるセンスに憧れた。)を受けたデザイナーだ!と懐かしさに行こう!と思ったものの、吉川静子さんって誰?と分からず。

奥様であり自身も芸術家だったのね、不勉強でした。今回、作品を鑑賞できて良かった!

美術館に到着すると、外から一目で分かる混雑さ。
(吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン展の人気はスゴいなぁ・・・。どうしようかな?)と、急に億劫になり、とりあえず入るもごった返しの館内。
ジグザグの列は展覧会にこれから入る人たち。

そして「こちらが最後尾です!ただいま入場まで90分待ちです。」と係員がプラカードを掲げて説明する姿に(ダメだ、そんなに並べない。帰ろう。)と思って混雑から離れたら「吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン展はコチラ」という表示があり、???と思ったら、90分待ちの長蛇の列は翌日が会期終了の「歌川国芳展」でした。

(良かった〜)となり、チケット購入して長蛇の列の隣をエキスプレスパスのように素通りして5階の展示会場へ。

吉川静子さんの作品を初めて見たけど緻密な計算と偶然を意識した作品の数々、それも初期の試行錯誤から手法が確立し、発展し晩年はシンプルになった作品に“作品の生”を感じる。

展覧会の後半にヨゼフ・ミューラー=ブロックマンの作品群もあり、若かりし頃の悪戦苦闘が蘇りつつも、色褪せないセンスに再度、刺激を受ける。

90分ほどで鑑賞終了。会場を出ても相変わらず混んでいて「入場まで90分程度になります。」と係員の声が、相変わらず響いた帰り道。


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