日記を検索

ラベル 企画 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 企画 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年7月4日月曜日

企画脳のつくり方。


「がんばって企画してごらん!」とサラッと言われても(えっ!企画ってどう考えるの?何を企画って言うの?教えてもらってないし)という場合も多く、立案を指示した当人も教えないし(実は当人も知らず指摘はする)、本を読んだり、Youtubeを見て書いてみるも妄想や主張が弱いから、提案しても上下左右からズタズタに切り裂かれパッチワークされて(これ?誰のための企画だったっけ?)と死に体の企画はよくある(あってはダメだけど!)

全ての人が企画書を書ける必要はなく、中には「企画はできないけど、面白い企画には関わりたい、参加したい!」という人もいる。ポイントはココで「ゼロイチ」が得意な人と「イチニ」が得意な人が出会えると企画はバージョンアップする。一人で考えるより一つのアイデアを皆んなで盛り上げた方が楽しい、俗にいうブラッシュアップ。「じゃあ、先ずは泉谷さんからモデルケースを!」ということで企画しました。

「エールラボえひめ」のディレクターに就任以降、打合せやヒアリングが多かったけど、本領発揮します。企画を立案したい人、企画に参加したい人向けに立案しました。学生も対象にしたかったのは、今後の必須だから。企画を立ち上げたものの停滞している人も対象です。
企画した上に勢いでコラムまで書いてしまう。当然は色々な意味でスレスレの話もできたらと企み中。

2022年6月10日金曜日

企画の度に思うこと。


撮影時からフジテレビプロデューサーらに「PRを積極的にしたい!」と伝え、その後も妄想を聞いてもらう。具体的な内容は決まらなくても熱量(想い)を伝え続けることは大切で「愛媛でPRする!」は決まる。すると今度は交渉相手が宣伝会社に移る。彼らは撮影現場に来ていないのでヒットを願いつつも「通常業務で扱う数多い作品の一つ」なので改めて、私の熱量を伝える必要があり、ここで大切なのはプロデューサーと話していた事実。

ここからは「宣伝会社」と「地域での協力者」へ、交渉と検討を同時に並行して行う紆余曲折の旅が始まる。密に連絡を取り合い、常に情報共有を行い妄想を現実に落とし込む。
結果「萬翠荘」では【衣裳展およびパネル展】、「ANAクラウンプラザホテル松山」ではスイーツ【バスカヴィル・ショコラ】、カクテル【カーズ・オブ・バスカヴィル】、「松山市立中央図書館」ではシャーロック・ホームズおよびミステリー作品コーナー、そしてテレビ愛媛【ゆ〜ばら】での特集が実現する。

企画は一人で描けても一人では実行できない。だからお願いを通して共感していただき「自分ごと化」していただけるか否かが分かれ道。特にゼロイチは実績も成果もないから信じていただき、協力者が周りに説明できるかが鍵。だから協力者の協力や熱量によって実現するのが企画。
次はアウトカムの創出、そしてインパクトまで実感できたら次回作でも色々できるはず!

2022年5月14日土曜日

インプットアウトプット。


「インプット(勉強)はしてます。でも・・・」「でも?」「アウトプットできてないです。」「アウトプットする機会がない、ということ?」で話がつまる。取り組みに必要な情報や経験などを全て入手した方が安心するのはわかる。または不完全では不備、不足などで失敗リスクがよぎり、踏み出せないのもわかる。でも、最大のリスクは「インプットは永遠に終わらない=始められない」コト!自分自身がアイデアキラーになっていること。

取り組みに必要なリソース(資源)には「ヒトモノカネ&ジョウホウ」があり、全部を揃えてから始めよう!と言う意識が最大のリスク。なぜか?それは思い立った時と全部揃った時ではタイミングやニーズが変わっているかもしれないし、既にウォンツが誕生しているかもしれない、いわゆる「時すでに遅し・・・」かもしれない。だから、始められる最低限のリソースで始めてもいいと助言。

インプットもアウトプットも「走りながらでもできる」。
アウトプットで気づくことも多いから小まめにインプット→アウトプット→内省インプット→改善アウトプットのサイクルを回したほうがいいと私は自分の経験から助言。くれぐれもインプットだけでアウトプットは想像で分かった気にならないでねと。最初は一人でできる範囲で始めれば、仮に失敗しても回収は一人でできるから大丈夫と!

2022年4月19日火曜日

私の〇〇力。


私が地域や社会、誰かの役に立てると思う力は〇〇力だ。「行動力や体力、リーダーシップ、巻込力、妄想力、傾聴力、コミュニケーション力、交渉力など」新しい造語も含めて全員で考える。ちなみに私の場合は「ゼロイチ力」。何もない段階(ゼロ)からの立ち上げが得意で、フィルム・コミッションやココ大はその成果。「その代わり生傷が絶えません・・・」と、言うのはお約束で添える言葉だけど、その通り。

ちなみに「ゼロイチ力」は「立ち上げ」だけど「イニチ力」と言うのもあり、これは「イチを発展・展開」させるのが上手な力。人それぞれに力はあるはずで、それを知る(認める)か否かは自分次第。と、言うのも「自分が望む力」と「周りが自分へ認識している力」、「自分が持つ本当の力」は必ずしも一致せず、そのギャップに悩むことはある。特に若い頃は気持ちだけは無双で、自分が望む力をアピールしたいもの。

でも大体、そんな時は【相手が求めるもの(ニーズ)ではなく、自分が与えたいもの(ウォンツ)】で独りよがり。相手が求めるものと自分が渡せるものを、どうしたら合致できるか?いわゆる社会軸と自分軸の交わりで、その交わりが地域の課題改善だった!後付け感もあるけど、ちょうどNPO(法人)が注目を浴びた頃でもあり、何よりもフィルム・コミッションの可能性が後押してしてくれたような22年前。

2022年4月6日水曜日

助成金から得られること4点。


私見です。市民活動や地域づくり活動が団体活動から個人活動、もしくは大規模活動から小規模活動へ移行、もしくは細分化していると思う昨今。団体などで活動していた人が小規模や個人活動をする場合は、なんとなくこれまでの経験(見てきたこと、体験してきたこと)から「社会や地域とのつながり」のイメージを掴めるかもしれないけれど、これから活動を始めたい!と言う人は、社会や地域とつながりを持ちたくても、どうしたら繋がれるのか?イメージがわかない。

もちろん、繋がらなくても市民活動や地域づくり活動はできる。でも活動には資源が必要でお金は大切。身銭を切ってしたこともあったけど、今は「助成金など」がある。例えば、助成金を得ることはお金だけではないという話。(1)助成金を得ようと頭の中だけで描いていた“今日よりもいい明日”のイメージをアウトプット、整理できる。(2)活動を円滑に遂行できるお金を預かることができる(≒もらうものではない)

(3)活動の効果、成果(=創出した価値)を明確にし、発信することで社会的信頼への1歩を踏み出せる。(4)助成金を活用する場合、周りを巻き込まないといけないのでプレゼン力があがる。私は助成金推進派(そんな言葉はないけど)なので、積極的に活用すべきと思う。
団体活動、大規模活動からの成果も大切、個人活動、小規模活動からの成果も大切。

2022年3月10日木曜日

ご当地性は・・・。


6次産業化に携わる立場として、各社バイヤーから「正直に言って、地方や地域の“ご当地性”って必要じゃない時もあります。」と言われたこともあった。「だって、“ご当地”だから買う人は10%もいないんじゃないですか?」と言われて、自分が消費者として買う際も“ご当地”は決して必須条件じゃない・・・と。ご当地を推しても、その地域が知られていなければ、逆効果もあり得る、ヒィー!

ご当地性は、あくまでも付加価値的なウリ。商品やサービスは「味や質」が最優先事項でニーズという期待や約束に応える(ウォンツ)ことが基礎基本。じゃあ、ご当地性がウォンツになるのか?と言われると「希少性」など、その場や特定のタイミングでないと入手できない(≒普段は買えない)特別な価値があるといいのかと。先日も北海道や沖縄で「限定販売」のお土産に手を出してしまった・・・。

他に、ご当地性がウォンツになるのは「ブランドとして確立」されている場合もあり、愛媛だったら「みかん(柑橘)」がブランド(顧客との約束)として確立してるから、「愛媛を買う=安心して買えるみかん(≒おいしい)」が成立する。
地域は自分達の地域を商品を通して知ってもらいたい。でも消費者はブランドが確立していない品には響かない。ブランドが確立するのに、どれほど時間を要すれば・・・と言われても。

2022年2月19日土曜日

妄想モノがあった件。


(あぁ、コレコレ!)と思ったのが、柑橘などの果実をかき氷用の氷に入れたブロック氷。「これは業務用ですか?」「はい、夏祭りなどのイベントへの出荷が多いですね」「じゃあ、昨夏はコロナ影響で大変だったでしょ?」「えぇ。大変でした。今夏もどうなるか分からないので“かき氷化した商品”の販売を始めます。」と、出展者との会話。「この業務用の果物入り氷は家庭用にはできるんですか?最近の家庭用のかき氷機は色々ありますよね?」

「家庭用も試しました。が!果物の皮や繊維が刃に目詰まりすることが多くて、家庭用は難しいとなりました。」と、参考になるいいことを聞けた!家庭用かき氷機は氷を回す回転速度が遅く、氷を削る刃が薄い上に強度が足りないとのこと。業務用は氷を回す回転速度が早く、刃は厚く大きく硬いとのこと。妄想していた仮説は成立しなかったけど、原因や理由が分かったので対応策を検討できるようになる。

「かき氷ってベジタリアンとかヴィーガンとかハラルでもいけますよね?」「そうなんです!実は今、コンデンスミルクを豆乳で作ろうと挑戦中です、牛乳アレルギーの方にも食べてもらえるよう開発中です。」「面白いですね!できそうですか?」「コンデンスミルクの甘さの再現を何で代替えしたらいいかの途中です。」と見ず知らずの私に熱く語ってくれた出展者。
ヒントを引き出せるか?という話。

2022年2月18日金曜日

トレンドは・・・。


巣篭もり需要が2年も続けば、家飲みに変化が出るのは当然。毎回、外で買っていては安く感じてもチリツモで意外な出費大になる。そこへ【飲み物・食べ物DIY】の登場。写真は人気のクラフトコーラを自宅で作れる!をウリにしていた品。ポイントはレモンでもショウガでも作れる点で参考に「レモン+ショウガ」を飲ませてもらう。シリーズとして「レモネード版」もあり、いわゆる“〇〇の素”は昨年より多かった。

別出展では容器に入っている原液が25%ほどしかなく、よく見ると「つくるシェイク!」と書いてあり、牛乳を入れてシャカシャカ振れば果汁シェイクの出来上がり。いい発想だけど第一印象がちょっと貧素に見える(空き容器に見えるから・・・)のが惜しい!
以前に「てづくり醤油」などの名称でアゴやイリコ、コンブなどの乾物が入った容器だけが売られ、そこに好きな醤油を入れたら「マイオリジナル醤油」が作れる品があったな。

【飲み物・食べ物DIY】の特徴は、最後の工程(フィニッシュ!)がユーザーに委ねられている点=オリジナリティ(独自性を出せる)な点。95%ほど完成しているから失敗がないのも満足ポイントのようで、「人と被りたくない」と思う人のハートをギュッ!と掴んでいる。実によくマジョリティ(多数派)のニーズを掴んでいて、ウォンツに昇華して提案していて参考になる。このトレンドは当分続きそう。

2022年2月17日木曜日

力より量。


思考力とか発想力と言うのは、拡張機能やアプリのように実装したりインストールすれば備わるものではなくて、「思考しやすくなる/発想しやすくなる脳ミソ」に鍛えるようなイメージ。だから「力」は結果であり、鍛えるためには「量」というイメージがあり、思考量とか発想量が求められ、仕事中はもちろん、移動中や就寝前(に考えるのが至福の時)など、常に巡らせているかどうかが鍵になる。

「考える=妄想」でシュミレーションと言えばカッコよく聞こえる。でも、大抵は考えは途絶えるし忘れる(例:電車の中で妄想しても降りる駅につけば止まるし、昨日妄想したコトは断片的にしか思い出せない)。だから何度でも“つづき”のようだったり“まっさら”のように考える。映画で例えるなら「オール・ユー・ニード・イズ・キル」みたいに、死んでは経験値を積んではまた死んで経験値を得るみたいな感じ(違うかな)

思考する、発想する対象やモノゴトは、平面ではなく多面的なので、面のそれぞれは世の中との“接合面”と考えるとおのずと思考や発想の切り口は異なり、各面から放射線状に広がるイメージだけど、どこかで【交わる】ことがある。その点が対象物の共通点だったりする。思考量や発想量が必要なのは、その交わる頻度や数、質などに精度や確度を求めたいから。思考量や発想量とアイデアの量・質は比例するは本当。

2022年2月12日土曜日

エール!


自己表現ができるなら何でもいいと思う。スポーツでもいいし、演奏でもいい、描くことでも、ゲームプレイでも、デザインでもいい。勉強でもいいし、踊り、カメラ、詩、演劇、貯金や料理などもあるかもしれない、とにかく何でもいいと思う。なぜなら、一人一人が大切にしたいことは異なるから。シンプルな考え方。なおかつ、一途な全うも良いけど、年齢や経験などで表現方法は変化もある。ココ大切!

厄介なのは、自己表現の場合、周りはアウトプット(≒出力)に注目しがちだから、スポーツや勉強、ゲームなら順位や得点だし、金額や人数などの単位で測られると自動的に他と比べられて、自身にとって大切な「アウトプットまでの過程」は軽視される時があること。単純な分かりやすさへの偏重を感じる中でアウトプットは過程に紐づけられた単なる結果でしかない。と、頭では理解できても実際は難しいという話。

「企画立案」も一つの自己表現と思っていて、立案者らしさが反映される。突飛な企画は出にくく、これまでの感性などが結実するのが企画。そしてアウトプットよりもアウトカムが求められる点がいい。要は考えて考えてゼロをイチにする人、イチをニやサンに広げる人はスポーツや芸術、勉強や料理で自己表現する人に匹敵するほど素晴らしいのである。悩んでいる人へのエールのつもりが自分に書いてたかも!

2022年2月4日金曜日

本物とニセモノ。


ニセモノが現れて本物を脅かしてしまったら・・・。何が“脅かす”のか?と考えた場合、一般的に考えやすいのは「商品」とか「サービス」の模倣やマネで、本物と同等、もしくは本物が持つ情報を活用して商品化、サービス化は、よくある事。でも本物はダメージを受ける。仮に抗議をしても、そういう輩は話を聞いてくれるわけでもないし、抗議をされることで、“より一層模倣、マネしている品やサービスに価値はある”と思うツボ状態になる。

そこで本物は考えた。「ニセモノが本物の品やサービス(≒特別なものと位置付けて)を模倣して高額で売りつけているなら、我々はその品・サービスを無料で提供しよう!」と。
専門性が高い所に価値を見出していた品・サービスに、より高い付加価値をつけて無料で提供することにした。この一見して無謀とも言える作戦は(えっ!?いいの?大丈夫なの?)と、周囲をザワつかせる。

最初こそ、品の技術やサービスの内容の流出でダメージはあったものの、長期的にみるとニセモノの価値を無効化することに成功し、ニセモノは売るモノがなくなりジリ貧になり弱体化。
ニセモノは本物を超えることはできないし、絶対に勝てない。というエピソードを目の当たりにしてムムッー!となる。結果オーライの話だったけど、短期のダメージが大きすぎると回復までの時間に耐えられるか?がポイントかな。

2022年1月17日月曜日

アイデアのアングル。


「アングルを探してます・・・」と言ったのは庵野監督。NHKのドキュメンタリーでシン・エヴァの制作様子を見ていて印象的だった言葉を思い出す。映画映像作品の場合、編集が最終工程だけど、その前に「対象物をどうどう捉えるか」の画角は重要で、見慣れた画角だとスンナリ入って何も感じないけど、見たこともない画角だと印象に残る。模型で村を作ったのもアングルを探すためと言ってたっけ(要は頭だけで考えないということ)。

企画立案の発想も同じで、モノゴトは多面的だから“どの面から、どのように捉えるか(アプローチ)”は重要で、従来の“面”から捉えても既に済だと印象は薄いしインパクトは弱い。そこで新しい“面”を探すのだけど、多面的なことは分かっても「どの面を捉えれば最もインパクトが大きい、強い」かはわかりにくい。でも、そこは前後に“文脈”があって繋がって物語(流れ)ができたら仮説と思えばいい。

その画角(アングル)を探す最初の一歩はメモが有効と思っていて、同時進行で進むプレゼンからひっかかる言葉やフレーズを殴り書き。総評用に書いたけど振り返りで見直すと、発想の転換や仕方、文脈の強弱、強いキーワードなどが見つかり、多面的な見方を吸収する。結局、受講生も自分の事業アイデアをまとめられて満足感を得たけど、やっぱり一番得しているのは私だと思ったり。

2022年1月14日金曜日

アナログな仮想体験


「狭間なんですよ!ハザマ」と言ったら周りにポカーンと引かれた時は忘れない。私の説明不足と相手の理解不足が露呈して、互いにすれ違ったまま進めたから結果はイマイチでTHE END。でも何度でも言いたい!何のコトかと言うと「ロケ場所は現実と仮想、日常と非日常が曖昧に重なっていて、物語の追体験もできる、想像を膨らますこともできる、交流も飲食も購買もできる不思議な場所」なのだ。

撮影されたコトは大きな成果だけど、そこで満足せずに「可能性の入り口」と捉え、ロケ地にどんな価値を創出できるか?が役目。ハザマの成功例は聖地巡礼で、現実世界にイメージをオーバーラップさせて想像を楽しむ。VRなどが大流行りだけど機材などを必要としない「アナログな仮想体験」を形にできないかと妄想中。先行する類似サービスはポケモンGOかな?少し違うけど現地へ送客するのは同じ。

腹が減ったら「ロケ弁」。行く先々でロケ弁!ロケ弁!とPRしていることもあってか、少しずつ各地でも積極的にロケ弁を売り出し始めた。「今度、ロケ弁フェアをするんですよ!」と地方FC。実際に複数のロケ弁を売るとのこと。仮想体験でも現実に腹は減る。この二つがガッツリ噛み合うと訪れた記憶は深く刻まれること間違いナシ!狭間だからこそ、想像を盛ることもできるってこと!

2021年11月23日火曜日

ゼロイチの作り方


「ゼロイチの仕事をしたい!」と、相談を受けたので考えを巡らせてみた。そして【誰もしたことのない領域へ踏み込み、これまでになかった価値を生みだす】ことがゼロイチの本質と私は思う。世の中に職業(仕事)は無数にあるけれど、既に存在している職業(仕事)だと成果などは比較されたり、新鮮味や話題性が乏しかったりする。しかし、初めてだったら比較はされない、新鮮味や話題性もあると思いたい。

でも、初めてだと誰も知らないし、知れ渡るには時間がかかる。共感者や賛同者を得ることで加速はつくけど「仲間がいません」という嘆きをよく聞く。そんな時は「先ずは自ら、誰かの仲間になりなさい。」と助言している。共感者や賛同者以外にも協力者を増やしたいなら「アウトサイドイン」の考えが参考になると思う。ゼロイチ事業が生まれる課題(背景)を漠然と感じている人たちのこと。

漠然としてるから自身でも気づいていないことも多く、ニーズも顕在化していない場合も多い。でもゼロイチ事業がウォンツ(解決手段)と分かった途端、漠然とした点が繋がりアウトカムなどもイメージできたら協力者、応援者になってくれること多し。あとは描いたビジョンをやり遂げられる実行力があるかどうか。キレイごとだけじゃないから生傷は絶えない。でも、見たい景色が見れるのだからゼロイチの意義は大きい。

2021年11月13日土曜日

商品開発の重要ポイント。


集まった商品のPRアイデア総数は240余り。そこから一つ一つのアイデアに目を通して残したのは202。残した基準は「具体的な名前や名称が出ているか否か」で、曖昧な表現や総体的なアイデアは却下した。それでも200以上のアイデアを読んでは情景を想像するのは時間を要して数日間かかってしまった。一人で200種類もアイデアは出せないので、協力者に大感謝!フィードバックしよう!

200もあると、似たようなアイデア同士をグルーピングできる。独断と偏見で分けたグループは「美容・健康・効能系」「スポーツ・気分転換・リフレッシュ系」「アルコール系」「レシピ・メニュー・コラボ・商品化系」「非食品系」「販売系」「デザイン・SNSなどメディア活用系」「お土産系」「パッケージ・ネーミング系」「イベント・期間限定系」など11種類。読み返すたびにアイデアのイメージが異なり属性を変えてしまうから大変!

大変!とか言いつつ楽しんでいる自分がいるのも承知で(200ぐらいあると自分と同じ考える人がいる)と分かる。次段階は多面的な詮索が求められるけど、販売促進、販路拡大なら「その商品が話題になる頻度や目の前に並ぶ頻度はどれほどか?」は大切。毎日なのか?毎週なのか?毎月なのか?毎年なのか?商品開発の重要ポイントと思っていて、頻度によって手段も費用も手間も全く異なるとを添える。

2021年10月24日日曜日

いつ始めるか?


やってみたいことがあるなら、すぐに始めた方がいい。なぜなら、早く始めた方が「早く課題に気づくから」と、物事の本質を教えてもらったのは20年ほど前。計画や準備を重ね、100%になるまで完璧に準備をしたとしても、思いついてから1年経っていたら遅すぎるし、計画やリスク回避に100%なんてないから、始めてもないのに「一定レベル以上」の計画や準備は、自己満足でしかないと思ったり。

じゃあ、何%でスタートできればいいのかと考えると、正解はどこにもなく、先ずは(こうでありたい!)と言うビジョンさえ、描ければいいと思う。ビジョンが自身を牽引すると信じてる。とはいえ頭の中のアイデアを外に出した方が、自身にとっても整理ができるし、周りの人にとっても分かりやすいからA4一枚に様式はどうでもいいから、書いてみたら?と。そして言葉と一緒に図解だったら更によし!

アイデアを持つ人を、どう「その気」にさせて、行動へ移させるか?やっぱり、描いたビジョンを元に、どんな先が描けるか?アイデアの実施前と実施後では何がどう変わるのか?具体的に落とし込めるまで、アイデアと向き合い考えて欲しい。だけど考えすぎると思考の幅は狭くな理がちなので、リフレッシュに例えば鳥のさえずり、木々の香り、川のせせらぎなどはどう?と、実践してみせる。寄り道大切。

2021年10月15日金曜日

ゼロイチものがたり。


「コーディネーターって何ですか?」と言われると言葉につまる。なぜなら「コーディネーター」って自分でもよく分からない時も多いから!例えば、フィルム・コミッション的にコーディネーターと言うと「有償でロケ地をクライアントの意向に沿って探す調整役」となる、職業として存在します(ちなみにFCは無償です)。時々、民業圧迫じゃないの?と言われますが「共存共栄の棲み分け」はできています。

閑話休題。コーディネートを依頼する人(依頼主)は、それぞれにイメージや意図があって、依頼内容に同じものはないのが特徴。「道後ジン六媛」でのコーディネーションは、6市町が同じ目的を共有し、担当者が自分の言葉で「六媛の魅力を語れるようにする(≒自分ごと化)こと。でも、その為のマニュアルや取り決めなどはなく、ご当地JINというキーワードだけ決まっていたゼロイチ事業。

「どんなシーンが似合いそうですか?」「普段、どんなお酒を飲んでますか?」「お酒が美味しいと思う時ってどんな時ですか?」など、ひたすら声を集めては整理して理解を深めてもらう。何度も繰り返すと「そんな思考」の循環がおきて自分の考えも出やすくなり、意見のキャッチボールが円滑になる。これが自分ごと化の始まり。ここまでが最も重要で、あとは自走を見守るだけ。コーディネートとは摩訶不思議な役割。

2021年10月14日木曜日

10年後はどうか?


有益な情報をかき集めても、やっぱり最後は自分でも確かめたいとZ世代へ依頼したところ、195人もの方から「混じりっ気なし」の筋の良い回答が集まる。中には学生時代に私の講義を受けたという回答者がいたり、以前一緒に仕事をしたという方もいたり、会ったこともない方々からのアイデア(≒妄想)が面白い!Z世代と一括りに称するのは賛否両論あるけど、確実に時代は流れ価値観は変わっている。

SNSの利用方法は「発信する人」と「閲覧する人」の2つ。今回は2つを“ひっくるめた”利用頻度を尋ねると、想定通り80%超が「LINE」と「Youtube」を日常的に利用。Instagramは60%と閲覧の方が多いと推察。Twitterは2人に1人、この辺りがミレニアム世代との境界か?Facebookは意識ナシ。TikTokは10代のイメージが強いけど、その通りか?Instagramとバッティングしてるのかな?

一時期、爆発的な勢いだったclubhouseは今や瀕死状態、結局、計画したものの一度も実行しなかった(その時はzoomでしてしまった)。自分たちが活用しているから相手も・・・と思っていても実は全然違うという話。音声SNSはclubhouseしか入れなかったけどVoicy、standfmも一周回った感。でも、今は盛況でも10年後はまた違うSNSが主流になってるんだろうな。Facebookがそうだったように・・・。

2021年10月6日水曜日

よく考えよう。

 


「461万円」でも書いたけど、稼ぐことは公益活動でも大切。分かっているはずなのに「1年間にいくら必要か?」と問われると、曖昧になるコト多し。上限が分からなくても下限はわかるよね?と言いたい。少なくとも指標となるのは461万円は死守!500万円以下/年はあり得ないと思っている。ただ、これも他業種と比較すると低い。稼ぎ方は1本でも複数本でも何でもありと思う。

「考えるアイデアからいくら稼げるのか?」となる。年に1度の収入なのか?毎月の収入なのか?毎週の収入なのか?毎日の収入なのか?収入額は多額なのか?少額なのか?誰が支払ってくれるのか?扶養内で稼ぎたいという選択肢もあるし、具体的に考えた方が現実味があるよね?と言いたくなる(でも、言えない状況)。仮に公益活動でも稼げない(≒収入がない)ならボランティアの範囲でいいかもねとなる。よく考えよう。

記事の「給料が安くても頑張ろうという気持ちは理解できるが、その連鎖がやりがいの搾取を生み、次世代の負担にもなる」は正論と分かりつつ、気持ちに甘えている部分もあるとグサリ。愛媛県の最低時給金額は821円。公益活動も実績から信頼や成果などを積み重ねて依頼主にキチンと伝えられるようになろうよと。令和3年度設計業務委託等技術者単価を平均化すると5111円/時。

2021年10月5日火曜日

一番目の生徒。


企画立案の経験がない人には不思議なんだな、と意識を離したら感じたこと。「全部、考えたのですか?」と質問されたので「7種類を考えました。実際は9種類考えたけど2種類がNGになりました。」と答える。「どうやって考えたんですか?」と質問が続いたので「生物多様性を通して知りたい、学びたいコトは何だろう?と考える所から始めます。」と発想の起点を紹介。ちなみにココ大授業の企画は「一番目の生徒として考える」が基本。

「えひめ県パズル、えひめジェンガってどんな着想だったんですか?」と褒めちぎってくれた参加者。「えひめ県パズルは単純に自分が欲しかったという欲求が起点になりました。えひめジェンガは愛媛県シリーズの第二弾を考えた時にシンプルかつ、その場を盛り上げる木製知育玩具は何だろう?と巡らせました。」と紹介。平たく言えば、“あったらいいな“という自分が楽しみたい欲求から生まれた。

自分の妄想が実現できたら楽しい。ただ、妄想しても自分一人では実現できないコトの方が多いから、協力者が必要になる。「協力者をどうやって見つけるんですか?」と以前、質問されたことがあるけど「相手に相談やお願いをする前に、自身が相手に興味関心を持つコト」と、その時は答えた記憶。諸々の条件もあるけど、今の時代【共感】は最も上位にある関係性の背景とか動機でよいか。