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2021年10月15日金曜日

ゼロイチものがたり。


「コーディネーターって何ですか?」と言われると言葉につまる。なぜなら「コーディネーター」って自分でもよく分からない時も多いから!例えば、フィルム・コミッション的にコーディネーターと言うと「有償でロケ地をクライアントの意向に沿って探す調整役」となる、職業として存在します(ちなみにFCは無償です)。時々、民業圧迫じゃないの?と言われますが「共存共栄の棲み分け」はできています。

閑話休題。コーディネートを依頼する人(依頼主)は、それぞれにイメージや意図があって、依頼内容に同じものはないのが特徴。「道後ジン六媛」でのコーディネーションは、6市町が同じ目的を共有し、担当者が自分の言葉で「六媛の魅力を語れるようにする(≒自分ごと化)こと。でも、その為のマニュアルや取り決めなどはなく、ご当地JINというキーワードだけ決まっていたゼロイチ事業。

「どんなシーンが似合いそうですか?」「普段、どんなお酒を飲んでますか?」「お酒が美味しいと思う時ってどんな時ですか?」など、ひたすら声を集めては整理して理解を深めてもらう。何度も繰り返すと「そんな思考」の循環がおきて自分の考えも出やすくなり、意見のキャッチボールが円滑になる。これが自分ごと化の始まり。ここまでが最も重要で、あとは自走を見守るだけ。コーディネートとは摩訶不思議な役割。

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