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2018年9月11日火曜日

足し算か引き算か?

今度の日曜日(9/16)は、安室奈美恵さんの引退、もとい!お城下マルシェ、7月以来。インターンシップ研修の集大成ということで出店します。彼らが選んだのが「NICE CREAM」の販売。大学生の感性を生かし「新しいNICE CREAM」を売り出すそうです。その検討の様子を覗いてみると、お菓子などを広げて楽しそうですが、キチンと検討していますので、大学関係者の方々ご安心を(笑)

パフェなどを検討していますが「美味しさの演出は足し算か引き算か?」を考えてみる。一つ一つが美味しい素材の場合、合わせると「互いに味が譲らず主張しあう」とのこと、でも味に濃淡やシンプルな味を合わせると「互いに引き立てる」とのこと。まさにチームプレイ(連携)。そして「美味しい」と感じるのは味だけではなく「食感やボリューム」も大切と伝える。

今までNICE CREAMをパフェ化したことはなく、NICE CREAMにみかんジュースを混ぜた「みかん味」、ココナッツミルク味にレモン果汁、抹茶パウダー、藻塩などをトッピングしたことはありました。どんな商品になるのか?最大の検討事項は販売価格。一体いくらで販売しようとしているのか?実は知りません。設定した目標値をどうクリアするのか?乞うご期待!

2018年9月10日月曜日

あぁ、大失敗。

雨が降ってましたが、屋内だったので授業は決行。ただ諸事情で私は電車で内子に向かうことになり皆と分かれてJR松山駅に到着、窓口で「松山↔︎内子の特急往復券をください」と伝えると「お客様、先ほどから予讃線は伊予駅以降の運行を見合わせています」「えっ!?」「この雨で特急電車は全て運休なんです」と「普通列車は?」「今の所、わかりません」「えっー!?」

と、いうことは内子に行けない!?慌てて関係者に連絡、事情を話すと相手も驚く(そりゃ当然!)。スタッフに進行などを託すことになり、私は松山駅からトボトボ事務所へ帰る、そしてびしょ濡れ(涙)。参加者はというと欠席ナシの全員参加、結局私一人だけ参加できず・・・。授業も美味しく万全にできたとスタッフの報告、ありがたさ半分、申し訳なさ半分。

実はこの授業は「南予地域での開催」が条件で、7/21-22に松野町で開催予定だった授業(森の国へようこそ、美味いよBBQ!)の代わり。7月豪雨による陥没、崩落などで中止を余儀なくされたので今回は!と気合い入っていました。無事に開催できたことだけでも良しとしよう!市民先生のみなさん、ご参加いただいた市民学生、そして関係者のみなさま、ありがとうございました。

パリ終了!

パリで気づいたこと。ホテルのTV位置が天井近くにあったこと(2軒とも)、男子トイレの小便器の高さが176cmの私で標準だった事(単に足が短いだけかも)、トイレットペーパーの幅が日本と比べると幅が短いこと(そして分厚い)、歯ブラシがデカいこと(こんなに口が大きいのか!)、飲料水は硬水なため、滑らかというかトロリとしてること、観光バス内では飲食禁止(仏観光協会お達し)。

2024年のパリオリンピックを控えパリ中心部は拡張工事などが始まったこと。強烈な目的があれば往復700kmでも人は日帰りすること(東京↔︎名古屋間、東京↔︎仙台間と同じ距離)、旅行中は野菜不足になること、地域が次世代や環境のために開発や目先の利益を自制していること(フランスは年間8600万人、うち日本人は約2000万人が訪れる過去30年間世界一の観光立国)。

日本は一部過度なサービスを提供していることを再確認。人の期待値の数倍値で返す日本。1mmでも期待値を超えていれば満足で、3mm越えればファンタスティック!5mmで神対応という感じか、8mmだと度を超えて面倒、煩わしく感じるかも。人それぞれに受け止め方は異なるから一概に言えないけど、「ほどよい心地よさ」とは何だろう?と改めて考えたり(私は「心地よさ」とは誰にでも合わせられる「柔軟性・弾力性」と思う)

2018年9月9日日曜日

チャレンジ筆頭格


いざ、自分が一人の旅行者となると、異国では起きてから寝るまで何かをチャレンジすることになる。例えば、ホテルの部屋では電気スタンドの電球がなく、フロントに伝えて取り付けてもらうが、部屋に来る人は(怪しくないか?)と用心するし、翌朝の朝食もどういったルール(順番や身元チェックなど)があるのか尋ねないといけない。そして最大の挑戦は「食事」になる。特に初めてで言葉の通じない国ではチャレンジ筆頭格!

毎日レストランでは予算オーバーなので、近所のスーパーで調達(現地のスーパー巡りは国柄が出て好き)。ただ、部屋で食べるのも飽きる、そもそも料理は温かくない。フランスでは、カフェとレストランは別物で、カフェは指差しと英語で注文できるけど、レストランは、挨拶からフランス語の洗礼で撃沈!写真はレストランで食べた50ユーロ/人のラムステーキ(焼き具合をフランス語で話すも通じず英語で押し通す)

愛媛に訪れている外国人を思うと似たような事態に陥っていないか?と思う。「道後は特に外国人が如実に増えてるね」と友人。フランスでは肉もあればベジタリアン、ヴィーガン、ハラルなど「訪問者にストレスを与えない」選択肢がある。(松山はまだ大丈夫でしょ?)と思ってると気づかぬうちにダメージがあったり。食の多様性は旅の思い出に直結すると痛感。

クラウドファンディング

「弊社はクラウドファンディング会社ではありません」と担当者。「新商品のテストマーケティングです」との説明に、最初はモヤモヤしたけど、次第に(そうだな)と腑に落ちる。新商品は隙間を狙った商品だから小規模で始めて意見を集めて改良してゆくのが一般的。「新商品のマーケティングなら我が社!」とメーカーにもフォロワーにも認知されたら立ち位置確立。

そんな新商品に詳しいプロへ、3年間放置していた悩みを相談。それは3年前に購入したニッチな商品をクラウドファンディングで購入。しかし!搭載が予告されていた機能がアップデートされないまま型番は落ち、使えないまま放置状態に・・・。そして3年が過ぎ、競合品も出てきて・・・。

プロからの助言は「初期応援者なので対応してくれるはず」とのことで、メーカーへ再度問い合わせると返金してくれることに!理由は「期待していた機能は今後も未定」なため。3年過ぎても言ってみるもんだと。クラウドファンディングはとてもいい仕組みと思う反面、メーカーには商品へのアフターケアもシッカリ願いたい。「我が社のサービスは大丈夫ですからご安心ください」とプロ。

2018年9月8日土曜日

魔法にかかる。

若い頃は興味のあったブランド衣類。80年代後半はパーソンズ、KENZO、メルローズ、BIGIなど「DCブランド」。NYに渡るとStüssyTHRASHERなどのストリート系の友達も多かったことからカッコいいと思ったり。でも今は全身ユニクロ(も立派なブランドか!?)。でも思春期多感な15歳には色々とカッコよく見え、「どうしても行きたい店がある」と聞けば「SUPREME」。

有名は赤いボックスロゴは現代美術家のバーバラ・クルーガーをパクってるのね。と、父、息子と違う所に興味津々。「そこじゃない!」と息子に言われそうでしたが、「並ぶから早く行こう」と11時開店なので10時に行くと警備員が「11時に戻って来い」とつれない・・。で11時前にいくと整理券を配るほどの行列!(パリで行列ー!?)と思い、先ほどの警備員を見つけ話すと「お前は入っていいぞ!」と店内に入れてくる(Thank you!)

Tシャツ一枚6000円、バックが2万円、キーホルダーが3000円と日本と比べると少しは安いと言うけれど、大人になって冷静に見ると値段高すぎ!で人多すぎ!店員に聞けば3日前に新作が発表されたとのことで「新作が並んでいるんだ」とイレズミの彼。息子は望みの品を購入できご満悦、アレッ!私は新作のロゴが入ったパーカーを購入してる!?SUPREMEの魔法にかかったのか?カードの魔法にかかったのか!?

平然を保ちながら。

数軒隣のこの界隈では美味しいと有名なインドカレー屋さん。かれこれ15年かな、ご近所になったことで挨拶や話す機会も増え、昨日も「馴染み客の風」を吹かせ、Bランチ(チキンベジタルカレー:680JPY)を注文。皿よりデカいナンはお代わりアリ、メニューから何でも選べる飲み食べ放題(3,000円/人)の経験もカバブもティッカもパパトもマンゴーラッシーも食べた経験アリの強者と思っていたら・・・。

隣に男性客がやってきてBランチ。そしてタッパーを出して「コレにテイクアウト、大盛りで」と注文。(えっ!テイクアウト可能は知ってたけど、マイ器!?それに、普通の量でさえ多いのに大盛りとはこの方、曲者!)と思いつつ、平然を装いつつ自分の流儀(サラダ→ナンをちぎってカレーにディッピング)でいただく。*ちなみに今回の辛さは2(辛さがブレても目くじら立ててはいけません、インドカレーの奥深さです)

「大盛りは260円です」との返答に(えっ!?260円は安いの?高いの?)と一瞬、思考と手が止まったけど平然を装い完食、安定の美味しさです。異国の地で事業を永く続けるって並大抵ではないよなと。勝手に想像すると一ヶ月の売上は120万円ほどかな、家賃、人件費、食材なども決して安くないから、やりくりして続けるってスゴいと。見習わないと。

2018年9月7日金曜日

真実と虚栄の王宮

父は伊勢丹美術部で働き、確か「伊勢丹美術館(百貨店がこぞって自営の美術館を運営していた時代があった。)」の責任者だったはず。祖母、母、姉は女子美術大学で学ぶ。私はというと美術が得意だったにもかかわらず日芸に落ちてNYに渡り、SVAに入ったものの周りについてゆけず退学したポンコツ。でも幼い頃から美術に恵まれ美術館は大好きな場所の一つ。

ルーヴル美術館は「日曜美術館」でも予習しました(笑)。しかし、行ってみると広過ぎて何から見ていいか分からずにいると「2階から見よう!」と息子。意外や予習をしてきたのは息子も同じで、作品の紹介をしてくれる。父、嬉しくて涙腺緩む。特にルーブル美術館で2番目に大きい(6.3m×9.3m)「ナポレオン一世の戴冠式」は「登場人物190人以上」「全員ほぼ等身大で描かれている」「演出という名の不在人物の実在」など、トリビアが面白かった。

1階、そして0階でギブアップ!本当は-1階、-2階まである5階構造ですが「ルーブル!次回まで許してやろう!」と負け惜しみしてカフェへ(この時点で3時間ほど経過)。期待していた「ミュージアムショップ」はまぁまぁ、何も買わず。美術館が面白いのは「真実と虚栄が巧妙に入り混じるワンダーランド」的な所。真面目一辺倒では「遊びの余白」がなくてつまらないよと。

インターンシップも佳境。

女子大生3人組が何をしてるかというと「インスタ映え」する構図を探しているとのこと。これも「インターンシップ研修」の一コマです。この絵から遡ること1時間前、愛媛大学の先生がインターン研修生の様子をヒアリングしに【愛顔の食卓】を訪れました。「我が校の学生はどうでしょうか?」「みんな積極的で素晴らしいです」「そうですか、良かったです」と、何だか互いに保護者のような会話で終了(笑)

研修も後半。彼女らは9/16(日)のお城下マルシェで「NICE CREAM売るぞ!」班。通常の形態ではなく、パフェのよう?にして売る?まぁ、色々と試行錯誤を重ねているようで今日は参加しなかったメンバーと密に連絡を取り合っているとのこと。インターンで出会った6人が共通の目的・目標に向かうっていい。先生も「理想の研修です」とリップサービス。

9/16に向けて販売個数を設定し、売り切るための作戦も検討、そして検討内容は実行に移すために作業をタスク化。起業の仕方や事業の伸ばし方などは学んでいるようだけど、そもそも「(事業)企画の立案方」「プロジェクトマネジメント」は学び中の彼女たち。計画しても実際には思い通らないことばかりと思うけど、経験という絶対値は1。9/16をお楽しみに。

2018年9月6日木曜日

手応えは価値

NPO・ボランティアについて愛媛県に採用された新規職員への研修は今年も計200名。かれこれ6-7年ほど続いているので優に1,000名以上の職員と接点を持たせてもらっているのか!と感慨にふける。初期に受けた職員と一緒に仕事をすることもあり「ご縁だね」と伝えれば、再会を喜んでくれる職員もいて頼もしく思えたり。彼らは愛媛県の舵取りの最前線です。

とはいえ、研修を受ける職員は若く知らないことが多い。そこでNPOは組織体、ボランティアは個人、NPOと無償奉仕は結びつかない、ボランティアに責任は押し付けられない、NPO法人は成果を出し続けるために稼ぐことが必要、NPO法人でもメシは喰える・就職先になれる、愛媛県内のNPO法人数など、災害復興などで注目されるNPO・ボランティアについて紹介。

演習は「6次化商品の販売促進策」を考える。普段とは全く違う発想が求められ戸惑う研修生。だけどそこは若い!あっと言う間に若い感性が炸裂。多くのグループが「(加工食品の素材となる一次産業の現場などを)見学・体験したい」とのこと。生まれた頃から情報の海を泳いできた彼らにとって「実感すること・手応えを感じることは価値」なんだなーと勝手に解釈。

モンサンミッシェル

フランス版「道後温泉本館」と言っていいかな?たぶん、それだけの歴史と迫力があるのがモンサンミッシェル修道院と勝手に思う(ちなみに道後温泉本館は1894年建築、モンサンミッシェルは1874年に歴史的建造物に指定され修復)。「大天使ミカエルを祀った宗教建築物」で、無知な私でも高さ80mの教会に建つ高さ32mの塔上に切り取った悪魔の首を持ち輝くお姿にはビックリ(いつ見てもピカピカ)。

聞けば、150年以上前に料理好きだったアネット・プラールさんが嫁いで修道者などへ作ったオムレツ(この地域は乳牛、塩で有名)が好評で有名に。で、今は「プラール」ブランドでオムレツ、クッキー、キャラメル他お土産、ホテル経営まで!入れ食いなファミリービジネス(下品な表現スミマセン、でもクッキーとキャラメルは話のネタに買いました)。プラールさんのお墓まで名所になってたから商魂たくましい(笑)

話を戻して修道院は下界とは異なり「用の美」。シンプルな構造にある最低限のデザインに末っ子も感動しきり。隅々まで見て周ると2時間かかります(ベランダからの眺めは視界に近代建造物が見えずタイムトリップな光景が広がる)。お勧めはやはり夕方から夜。夏は20時頃から陽が沈みライトアップされたモンサンミッシェルの佇まいに無宗教者なのに感動(笑)。対岸の村から続く2kmと言われる道は歩いた方が絶対にいい!

そのままが魅力。



人生初のツアー旅行、添乗員も同行者もいない末っ子との二人旅。「フランスでは未成年と二人での入国は誘拐・人身売買と思われるから」と脅され、書類を携帯するも顔が似てたのか質問ナシ!ホテルはパリ中心部から地下鉄で約20分の場所。移動に地下鉄は不可欠。地下鉄の乗り方にオロオロしてると、隣で切符を買っていたフランス人が助けてくれた。欧米系、アフリカ系、アジア系、南米系など「フランスは自由です」とガイドさんが言ってたけど、その自由に多様な人たちが集まっているのかなと。

パリ中心部でカフェに入り、行き交う人や街の観察。気付いたのは目の前を通り過ぎる人は昨日も明日もココを通るかもしれない、ゴミ清掃車はルーチンのようだったし、ダンボール抱えた仕入れ業者は店主と挨拶、会釈したお婆さんは近所の方かな?ジョギングの女性はココがルートなのか?私の好みは「異国の日常にお邪魔」することで、市井の飾らない「そのまま」がなによりも魅力に写る。

愛媛を訪れる外国人には「愛媛の日常」に触れたい人も多いと思ったり。パリで私たちは明らかに観光客だけど周りの人はいい意味で全く気にしない。でも、困っているとさり気なく気を使ってくれる。観光でも日常にいかにとけ込めるか?一体化するか?が次にまた訪れたい!と思わせる要因の一つかもしれないと思ったり。街角でコーヒー飲みながら・・・。

2018年9月5日水曜日

ツアーは時間との勝負!

朝7時、パリ中心部にある日本の旅行会社に集合。この日は69名!という大人数でモンサンミッシェルへ。移動距離は片道350km、約4時間の(2階建)バス移動。69名のうちモンサンミッシェルで宿泊するのは我々ともう一組の計4名のみ、残り65名は日帰り。このツアーは「着地型」といわれる現地ツアーで(何か参考にならないか?)と考えつつ出発!

350kmの距離は松山→大阪と同距離で(日本だったら躊躇する・・・)ツアー。バスは高速道路を時速100km超で走り、途中の「村」で休憩、写真はその村で「フランスで最も美しく残っている村の一つとして認定」されてるとのこと。どこの国でも素材を掘り起こし磨いて資源にするのは同じ。でも末っ子には退屈な場所だったようで年齢や経験の違いで印象は異なるもんだとメモ。

モンサンミッシェルが見えた!でも時間は13時なので対岸の村(この村がモンサンミッシェルの出発地)で昼食。「オムレツ」が超有名とのことで、69名全員がチーズオムレツ。人数が多いため時間がかかり一同不安げ、でも私と息子は宿泊するので平然。結局、食べ終わり自由行動は14時から。でも16時出発とのことでこの村からモンサンミッシェルまで片道2km、65名は大慌てでシャトルバスで上陸。2時間で見て回るのはもったいない・・と思いつつ私たちは別れ、悠々と上陸。

愛顔の食卓トリセツ

先日は900人分の注文が入りましたが、今度は新たに80人分の注文をいただく。事の発端は半年前まで遡り、経営者が集まる会にお招きいただき講演。多くの方に興味を持っていただき調子に乗って営業活動をさせていただき、その席で後に繋がるご縁をKIRINさんなどからいただいたり。今回はその会で隣に座った方からの相談で「【愛顔の食卓】を思い出したんですよ!」と嬉しいお言葉。

他のモノ・コトとの差別化が「ブランド」なら、類似商品を扱い数多の中から選んでいただいたことになり、初対面、3時間ほどしか接点がなかったのに、今になって思い出してくださったプロセスを考えた。(1)【愛顔の食卓】のスペックは県内唯一と言っていい生産者が作った加工品の豊富さ。(2)期間限定、数量限定など【愛顔の食卓】でしか得られない体験を購入者が体験できる。

そして、(3)【愛顔の食卓】の商品から得た体験は自分の言葉で表現しやすい。(1)は講演で伝え、(2)は購入者自身が得られる独自性、(3)は受け手が得られる独自性。この3点を独自性豊かに、そして明確に打ち出せれば差別化(≒ブランディング)はできるはず。発行から9ヶ月「えひめの手みやげ・贈りもの」の効果がジワジワと出てきていることを実感。

2018年9月4日火曜日

逃避行

カタール航空をローカル航空会社と思っていたら超大手航空会社。「欧州サッカーのスポンサーだよ」と息子に教えられる。まずは成田空港からドーハ空港まで10時間のフライト、映画はグレイテストショーマンを観て機内で泣き(息子ドン引き・・)、ジオストームで環境問題を考え、キングスマンを見て過去のスパイ映画と比較する。でも、機内食はどうして食欲をそそらないのだろう?

夕食は遠慮して朝食はヨーグルトのみ、動いてないしね。上海など各地の眩い夜景を見ながら日付変更線をまたいでドーハ空港に到着。ケタ違いに広い空港で次の便までの3時間をラウンジで待つ。ココで現地の色々な食べ物と飲み物を教えていただき、異国の味を堪能。ラウンジにいると世界は広いと感じずにはいられない。味も言葉も振る舞いも完全にアウェイ。

シャルル・ド・ゴール空港へもカタール航空、だけど今度は最新の2階建て飛行機でその2階席。6時間のフライトはまた映画三昧。ジャスティスリーグ、レディプレイヤーワンなどを見て万人ウケする構造を知る。朝食にミートパイをいただき(マクドナルドのアップルパイの中身がミート風)パリに到着。拍子抜けしたのは入国審査がパスポートのみの超アッサリ。到着して10分後には出口、ボンジュール・パリ!

役割を探す。

社会復帰初日。「PCは持っていかない!」と決め(実際はiPadを持って行く)、学長日記も更新しない(向こうで書き綴っていたけど)日々だったのは良かったものの、恐る恐るメール受信を見ると想定していたコト(例:撮影支援依頼、問い合わせ、進捗共有など)だらけで、一日目は仕事がまったく進まず。でもそんな時でも【愛顔の食卓】はスタッフが円滑に対応してくれ私なんて大根のツマ。

そんな私でも明日は愛媛県の新規採用職員研修の折り返し、東京都との協議、八幡浜市の生産者との懇談、伊予市の生産者との懇談など、ありがたく使ってくれる方がいて感謝。何が言いたいかというと「誰でも必要とされる場所や役割はある」ということ。こんなポンコツでもこんなあんなで取り上げていただきました。自分から求めるより第三者から求められるほうが本物かもしれない。

フランスで書き綴った日記は番外編として数日間アップします。単なる海外旅行だったけど、当事者になって初めて気づくことってたくさんある。そういえば昨日も愛顔の食卓にドイツからの男女旅行者が来店。みかんジュースを試飲していただくととても喜んでくれた。数日前まで自分が異国人だったから、店に入る勇気みたいな気持ちを感じたからWELCOME!

2018年9月3日月曜日

1週間ぶり

シャルル・ド・ゴール空港→ドーハ空港→成田空港と計20時間の長旅を経て日本に帰国、荷物を持ったまま末っ子が行きたいという渋谷へ。パリでみかけた人混みよりも多い光景に渋谷の吸引力の凄まじさを知る。その中には大勢の訪日外国人らしき人もいて、昨日まで自分が「訪問者」だったのに、立場が変わっていることに気づく。地図やスマホを見て場所を確認してたのかな?

今回の旅は自分では収束できない日々の慌ただしさに妻からリフレッシュの提案があり実現。そして長女、長男も経験した「中学3年での海外経験」を末っ子にもという機会も合わせて計画。留守を預かってくれたスタッフ、打ち合わせ日などを調整してくれた方々の協力があって実現。PCも持って行かずの旅、おかげさまで「何もしない時間」も作れ、英気を養うとはこのこと。

「楽しかった」と末っ子。言葉、習慣、法律、価値などは異国と自国との違いに戸惑うのは当然で、それ故に比較できて色々と考えたり。末っ子が社会の中核を担う10年後、20年後は出身地や働く場所なんて関係ないと想像すると、愛媛にいても世界を相手に仕事をすることも普通かもしれないし、今はない新しいサービスに従事してるかもしれない。レベルアップしたのは間違いなし。

2018年8月26日日曜日

選んだ理由は?

「店頭で気になる商品を選んでください」と、学生4人(男子1名、女子3名)聞きました。すると「酢グミ(尾崎食品:宇和島市)」「みかんですよ(笹源:松山市)」「お茶羊羹・茶りんとう(大西茶園:四国中央市)」「みかん寒天ゼリー(ミヤモトオレンジガーデン:八幡浜市)」「野草茶(久万高原野草茶プロジェクト:久万高原町)」「唐草こざくら(中野本舗:松山市)」が複数票をゲット。

その他「松野完熟梅サイダー(菓子工房KAZU:松野町)」「ラスク(えいら:宇和島市)」「ハモのアヒージョ(八幡浜シーフードセンター:八幡浜市)」「ベジリコ(龍宮堂:松前町)」なども個人票。「選んだ理由は?」と尋ねると「パッケージ(色使い)がかわいい」「ネーミングがいい」「以前に違う商品を食べたことがあり、違う品でも美味しいはずと思った」「〇〇が好きだから」など。

食べたこともない品への吟味は「見た目(デザイン、形状、大きさ、重量)」が最も大きな要素と断言!質問から遡ること数時間前、道後に宿泊した旅行者が来店「瓶は重いから」と躊躇、「配送もできますよ」と伝えると「送料がねぇ」と・・・。結局、単価は高くなっても「飲みきり・食べきりサイズ」の品と鮮やかなパッケージの品を購入。商品は消費者に目を向けているか?大事。

2018年8月25日土曜日

愛媛の撮影話あれこれ

菅井きんさんが亡くなりました・・・92歳。2007年に大洲市で撮影された「ぼくのおばあちゃん」で「世界最高齢映画主演女優(当時82歳!)」のギネス認定。その時のプロデューサーは後に「リバースプロジェクト」を立ち上げた龜石さん。その龜石さんとは2016年のシルモアプロジェクトで再会し撮影を懐古したっけ。フィルム・コミッションは不思議な縁をもたらします。

と感慨にふけっていたら2018年のミス・ユニバースジャパンの優勝者は加藤遊海さんだと!?2016年のマレーシアドラマで「ミカンちゃん」として主演し大島の撮影現場でよく話した仲!その遊海さんとは応援だ!そう言えば、この撮影で驚いたのは「撮影現場での脚本(セリフ)の書き直し多々で、脚本家が撮影現場で悩んだり、役者はその場で覚える必要があったり」と臨機応変だったこと。

「撮影は一度バラしで」と丁寧に連絡を入れてくれる方もいれば、「(エキストラは)5人は欲しいんですよねー」と勘違いする方もいたり。「春子の人形」「ソローキンが見た桜」が終わり、次は原作漫画の実写化か!?プロデューサーに「フィルム・コミッションの裏側(撮影支援のドタバタ)を映画化したらスゴく面白いですよ」と提案(笑)。その時はPか!

たどり着いたのが今。

この一年を何で測るかって?夜明け?朝焼け?コーヒーを飲んだ数?インチ?マイル?笑った数?争いの数?「Season of Love」を聴いてしまい、涙流しながら歌詞に添って一人ツッコミ(理由はドラッグ、ゲイ、夢追い人などを見てきた25年前のNY時代とドンピシャなため)。あの時に描いた夢と今は全く違うけど、毎日を積み重ねて辿り着いたのが今。

2015年12月に愛媛初、唯一の6次産業化の販売拠点【愛顔の食卓】を期間限定で銀天街に構え3月に事業終了と共に閉店。借金などをして2016年8月25日に再オープン生産者を招いた授業などを行い、ココ大の活動が物販に繋がった背景を取材いただき、一万円のみかんジュースなどを販売し、「面白い!」と再び日経新聞が活動を代弁してくれ、気がつけば2年でした。

取引事業者は初期の20事業者ほどから現在は85事業者まで増えました。取扱商品数も150種ほどから600種ほどに増えました。「一番(経営が)大変な物販業をよくやるよ」と言われます。全てが初だから比較検討材料がなく(こういうものか?)と思ってるのがいいみたい(笑)。物販業が夢かと聞かれるとNOだけど、物販を通して実現したい夢があるかと問われればYES!