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2024年11月8日金曜日

ベリーマシッソヨ!


「今日は下灘駅に行きました。」
「おぉ!下灘駅に行きましたか!どうでしたか?」
「韓国人、中国人がたくさんいました。」
「下灘駅の知名度はアジアでも評判なんですね。」
「眺めがよく、とても気持ちよかったです、あのような駅は韓国にはありません。」
「じゃこ天は食べましたか?」
「じゃこ天?」
と不思議そうだったので、スマホで双海のラブじゃこ天(ハート型のじゃこ天)を見せる。
「あっー!食べました!とても美味しかったです。韓国ではない味でした。」
「韓国にも美味しい食べ物はたくさんありますよ」
「わかるー!先日、釜山に行った時も美味しいものたくさん食べました。カニは格別に美味しかったです。」
「ア〜!カンジャンケジャン??。私も大好きです!」と、他2人の韓国人も韓国語の通訳者(韓国人)も大きく頷いて相槌。
で、ご飯をカニの甲羅に入れて混ぜるジェスチャーをしたので「イエスー!ベリーマシッソヨ!」と英語と韓国語で答えて笑いを誘う。
カンジャンケジャンって日本には似た味はあるのかな?

取材で訪れていた韓国人チームとの意見交換。
「他に美味しいものはありますか?」
「鯛めしは食べましたか?」
「両方(刺身、炊き込み)食べました!炊き込みの方が好みでした!」
「それは良かったです!他はお菓子はどうですか?」
「団子を食べました。韓国では餅の上に餡などを乗せていますが、餅を餡で包んでいました。初めてみました。」
「色が綺麗だし、味も美味しかったでしょ?」
「とても美味しかったです!」
「タルトはどうでしょう?愛媛ではロールケーキのことをタルトと言います。」
「まだ食べてません、美味しそう!」
「韓国へ来てください!美味しいものをたくさん紹介します!直行便もあるし、日本人より韓国人の方が愛媛に来ているようですから、日本からもたくさん来て欲しいです。」
ずっとこんな調子だった3時間。
仕事で行けないかしら?

2024年11月7日木曜日

100人超のインターン生。


松山に帰ってきた。すると、不在連絡票が8枚も入っていて、一つは郵便局から、もう一つは宅配便から。
エレベーターがなく、階段であがるしかないアパートを何回も往復してくれたのか・・・と申し訳ない気持ちを伝えて受け取ると、郵便局からのは「がんばっていきまっしょい」のPRグッズ。

宅配便は松山大学からで「インターンシッププログラムへの感謝状」だった。
10年間参加した感謝状のほかに、みきゃんの“坊っちゃん&マドンナバージョン(角帽に松山大学とある)”、文具類が入ってた。

ココ大でのインターンシップといえば「あんな」「こんな」「そんな」「どんな」など話題が多い!
そんなインターン生とは社会人になっても打合せ先で会ったり、就職の連絡をしてくれたり、転職の相談をしたり、CATVのカメラマンになっていたり、結婚の報告をしてくれたりなどご縁は続いてる。

実はココ大の前に活動していたNPO法人でもインターンシップ生を受け入れていたので実は20年前から受け入れていて、初期のインターン生は既に40代!
隔月レギュラーのNHK松山放送局「ひめゴジ!」のディレクターも元インターン生。

のべ100人超のインターン生。
まさか、ここまで色々な展開に繋がる&続くとは思ってなかったから不思議しかない。
と、言うのもインターンシッププログラムに参加する学生の多くは研修先に就職を意識するのに、ココ大には就職先ではなく「ワクワクする経験、インターンシップだからできる体験」を求める学生が多かった印象。

親子のような関係になってしまったけど、これからもよろしく!

中四国ライブネット生出演。


東京から戻り、2時間後には南海放送ラジオへ。
「中四国ライブネット」という南海放送ラジオをはじめとした中国四国地方の8局で放送される生放送番組に出演。

今回のテーマは「#えひめ推し」と言うことで先週公開された劇場アニメ映画「がんばっていきまっしょい」「離婚しようよ」「笑うマトリョーシカ」など、愛媛が舞台の作品からの「#えひめ推し」とサイクリングを通した「#えひめ推し」の2本立て。

撮影支援は大変なほど(例:ロケ地を探せなかったり、ハプニングがあったり、予期せぬできごとが起きたりなど)、面白がられる傾向があり、フィルム・コミッションでは“あるある”でもフツーはないよね・・・で今回も喜んでいただいた。

ハプニングは放送日当日の朝。一緒に出演するえひめフィルム・コミッション担当者から「熱が出た・・・」と嘆きメッセージ。
実はTIFFCOMでも一緒だったので諸々と共有していたので安静で休んでもらう。セーフ!

放送前の打合せも終わり、番組開始は18時から。すると「中四国ライブネット」の前の番組が始まり、「週刊ココ大ラヂオ」が流れてきた。
南海放送のスタッフや番組関係者にイジられながら待機(笑)。
2023年10月に出演した時も同じコトを書いてた。
この時はW杯ラグビーのイベントをしてたんだ。今回は「名探偵コナン展」が開催中だった。

いざ「中四国ライブネット」始まる!
番組進行役の寺尾英子さんと一人で掛け合う。寺尾さんのテンションとノリに助けられながら喋りまくった2時間。
そして、寺尾さんのノリに合わせて話していたら、思わず情報解禁がされていない話題を話しそうになったのはナイショ!セーフ!

2024年11月6日水曜日

違う世界へ。

東京タワーが窓ガラスに偶然に映り込む。

「食事をしよう!」と誘われた場所は「東京アメリカンクラブ」。
それはどこ?となり、港区麻布台で、用事がない限り、訪れる理由がないエリア。

東京アメリカンクラブは、1928年に創設された会員制の社交場。96年の歴史。
プールやボウリング場などがあり、アメリカ企業の関係者が滞在する際の宿泊や交流拠点として活用しているとのこと。

だから、一歩踏み入れると日本なのに雰囲気はアメリカンな落ち着き、おもてなしや調度品はエレガントで、会話は基本的に英語。

こんな機会は滅多にないと、前菜にサラダ、メインはサーロインステーキをミディアムレアで注文。
当然「白米」はない(笑)、その代わり、美味しいパン&バジル入りバターが添えられる。

今回のお誘いは、アメリカの父から「アメリカへ帰国する前に会いたい。」と連絡があり、妻、長女も一緒にゆっくりと語らう。

アメリカの父も自らを切り開く意思を尊重する人で、よくぞ素性が分からない東京から来た18歳(私)を受け入れてくださったと自分の運に強さを実感したり。
ほんと、あれがスタートで今だから。

美味しいサーロインステーキなんてこれまで数回しかなく、今回も加わる。
やっと落ち着いて辺りを見渡すと、(あぁ、ココはよく映画やドラマで使われるセットのようだ・・・)となる。
そして、実際に東京ロケーションボックスで紹介されてた。

ロケで訪れることはあるかもしれないけど、利用者としては訪れることができない場所。
アメリカの父に感謝、そして今を見せることができて親孝行。

街の余裕。


東京ミッドタウン日比谷に着いたら「ゴーストバスターズ(1984)」が上演されていて、懐かしさのあまり、立って見ていたら「無料観覧ですので、ぜひどうぞ!」と案内されたので座って懐かし鑑賞。

劇場公開当時は中学生で、「レイダース/インディ・ジョーンズ(1981)」「ET(1982)」「スターウォーズEP6(1983)」「グレムリン(1984)」「グーニーズ(1985)」「ターミネーター(1985)」「バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985)」「トップガン(1986)」「ダイ・ハード(1988)」など、ハリウッド映画の黄金期を浴びた10代だったから色々と思い出す。

話を戻して、無料の映画鑑賞は、“街に余裕”を感じるからいい。
なんなら、鑑賞したい人は各自でイスは持ち込んだりしてスタイル自由な鑑賞もいいと思う。
毎月、堀之内公園で行われたら楽しみする人、多いと思うけどな(私もその一人)。
“おもてなし”は必要最低限がポイント。そうでないと運営側も続けられないから。

つい、懐かしさから途中退席できず「ごめん、到着時間をズラさせて・・・」と、お願いして最後まで鑑賞してしまう。やはり大画面で見るのは楽しい!良かった!

今の技術と比べると視覚効果などは見劣りするけど、“そこ”じゃなくて、何と言うかオリジナルのストーリーにワクワクしたんだよね。
あの“お化け禁止”のマークもデザインも霊柩車を改造したゴーストバスターズカーもカッコよかった!

だから「ゴーストバスターズ2(1989)」が公開されると、パート1以上のワクワクに期待したんだけど、期待値が高すぎたのか(それはないでしょ・・・)と愕然としたのも思い出してしまった・・・。
個人の感想です。

パート1を超えるパート2の映画って本当に少ない。

2024年11月5日火曜日

独立系作品は。


肝心なコトを書いていなかった!
TIFFCOMではジャパンFCブースを出して、海外作品の誘致に興味関心があるFCが参加して打合せ。
訪れるのは日本人のほか海外のプロデューサー、監督、ロケーションマネジャー、フィルム・コミッションなど制作関係者および代理人。でも彼らの多くは独立系(インデペンデント)。

いわゆる大手(ワーナー、20世紀フォックス、パラマウント、ソニー、NETFLIXなど)ではなく自分たちで作品を企画、制作、編集して売っている人たち。
そのロケ地に日本はどうか?と模索していて、すると相談の的は日本やFCが用意しているインセンティブ(撮影優遇制度)は自分たちの企画に適用できるかどうか。

インセンティブを受けるには前提条件(滞在日数、撮影人数、撮影日数、制作予算など)があるから、うまくいったり、うまくいかなかったり・・・。

そんな話を傍目に「自社のオリジナルBGMはどうですか?」という相談。
小規模作品では音源の用意が困難な時もあり、そんな時に自社が世界中で制作した音源を提供しますという内容で、差別化を図ってほしいとFCへ訪れる制作相談にどうか?とのこと。

また、撮影の制作データを預かる編集技術者からは「撮影現場に帯同させてもらえないか?」という相談。

これは撮影中に貯まり続ける膨大なデータを安全に移送保管することでデータ事故をなくしたい・・・とのことで「そんなコト、我々の撮影現場で想像したこともなかったです。」となる。

独立系作品の相談は、大手では味わえない制作のプロセスを細かく知ることが面白い。
でも、そもそも制作のプロセスもDX化で効率化、省力化してるから今後、どうなることやら。

現実と想像とのハザマ(間)


オフィシャルレポートは後日と思うけど、MPA(モーション・ピクチャー・アソシエーション)主催の「ロケ地紹介ショートフィルム・コンペティション/
後援:観光庁、在日米国大使館、日本経済団体連合会、在日米国商工会議所」にジャパン・フィルムコミッションとして協力し、賞の選出、表彰式に参加。

「ジャパン・フィルムコミッション賞」には「海辺の町・高浜の景色/高原彬実さん」の作品を選出。

選考に際して色々な作品を見たけど、「海辺の町・高浜の景色」は、平地での撮影のほか、水中撮影、ドローン撮影が行われたことで地域の魅力を多面的に紹介することに成功、さらに日中や夕日などの時間軸とも相まってロケーションの豊かな表情を感じることができた。が講評。

高原さんには「トロフィー、賞状、100米ドル相当の旅行券、ワーナーブラザーズスタジオツアー東京メイキング・オブ・ハリー・ポッターペアチケット、JFCからの記念品」が授与された。
ちなみに最優秀賞受賞者には3000米ドル相当の旅行券。

オフィシャルレポートとは違う視点で残したいのは、ロケ地とは【現実と想像とのハザマ(間)】。

訪れることもできれば、物語を追体験できる場所であり、第一回愛媛国際映画祭(2019)でもコンセプトに掲げたこと。一所懸命にプレゼンしたのを思い出す(涙)

ロケ地をどう扱うかで観光客も聖地巡礼もロケ地めぐりも盛り上がり、結果として地域経済の活性にもつながる。
なんだか、5年前に力説したことが認められたようで嬉しかった参加。どうだ!と言いたい。

一回限りのコンペティションだったけど、他国にあるMPAでも行えるとのことだったので、ロケ地がますます盛り上がることを願う!

2024年11月4日月曜日

今回の宿は。


爽やかな朝。でも、100mほど離れていても山手線や新幹線などが行き交う走行音が地上14階の部屋まで響く。

で、日中は涼しくも日差しは強く暑く汗ばむ。すると、出張中は着替え問題が発生するので、洗濯機付き部屋を探そうすると宿は「東急ステイ」一択になる。

今回も丸ごと洗濯→乾燥をお任せして一安心。
ちなみに洗剤もあるし、電子レンジも電気ポットもある。個人的に気にする「浴室と部屋との段差」もなく“つまづかず”、机も独立しいるので作業もしやすく一択!

ただ、今回泊まった東急ステイでは朝食が洋食のみで和食がなかった。
その分、洋食では食パン、クロワッサン、アップルパイなど種類が豊富なパンのほか、チーズ、パストラミなどあり、パンに挟んだり、サラダ、ヨーグルト、バナナ、コーヒーと普段とは違うオシャレな朝食で、それも良かったり。

それにしても、本当にホテルの宿泊代金は高くなった。1万円/泊を目安にしていたけど、難しくなった。季節的なこと、海外からの需要、物価高など色々な要素が絡んでの結果かな。
と思っていたら、国家公務員の宿泊費が来年4月から13100円から上限19000円に実費支給されるとのニュース。

ビジネス利用の場合、12時間滞在も多いからそのために12,000円以上出すと1時間1000円の利用料・・・と考えてしまうけど、だから洗濯機付き部屋とか無料マッサージチェア、コーヒーサービスとかが響いてしまう小市民。

東京はホテルが数えきれないほどあるから、一夜ずつ体験するのが面白い。

アイデアの勝利。


富士山のお土産といえば、富士山グラスが有名。富士山の形をしたガラスグラスや飲み物を入れると富士山形の凸が映えたり、アイデア満載。
先日、富士山の刺繍が入った今治タオルをアメリカの兄弟へ渡したところ。

富士山ではないけど、桜島(鹿児島)では常にモクモクと噴煙をあげている様子をティッシュペーパーに見立てたティッシュケースが「MOKMOK(モクモク)」という商品名で名物土産として売られていたのをメモしてた。アイデアの勝利。

そして、富士山の形をしたお菓子をいただく。
グラデーションと言うか色味がとても綺麗だったので、写真を撮ろうとしたら表面はザラザラと固い。一個一個の形は富士山の見立てているけど色味は一つ一つ違う。

で、食べてみると、外の固さが割れ、中からサイダーのような味がする柔らかい餡(グミではない)が甘かった!いわゆる砂糖菓子。一個で十分だったけど、これもアイデアの勝利。

すると(これ、富士山でなくともできるんじゃないの?)となる。
ここは一つ、石鎚山を模るなんてどうだろう?なんなら新緑は緑、夏は青、秋は紅葉をイメージすれば横展開が可能。

石鎚山は一つではなく石鎚山系だから山々が連なっているから、そういう場合は「羊羹」で連なりを表現している商品があったような・・・。

いづれにせよ、メモを取っていれば、何かの拍子にメモが繋がりアイデアが生まれるという話。

2024年11月1日金曜日

好調に見えても。


2023年のアニメ産業市場は、前年から4188億円増の3兆3465億円。
2022年は2兆9277億円で
史上最高値と発表していたが、アッサリ更新したという報告。

市場は国内49.5%、国外51.5%とのことで、国外からの収益が国内を逆転していて、国外のアニメ需要と人気に支えられているとのこと。
ちなみに国内の49.5%はMD(商品化)が20.9%、遊興(パチンコなど)10.1%などで構成されていて、国外から見ると遊興/パチンコ?ってナニ?と、日本特有の文化を不思議がってた。

そんな勢いを知ってか、政府は国内のコンテンツ市場全体を2022年の4.7兆円から2033年には20兆円産業にしたいとのことで、アニメ、ゲーム、漫画、映画、音楽で底上げをしたいとのこと。

この期待値を各分野で按分すると、アニメ産業単体では6.4兆円となり、毎年5000億円を“上積み”させないといけないとのことで「無謀ですよ。」とのこと。
ちなみに邦画の劇場公開作品は年間1400億円程度・・・。

と、勢いがあるアニメ産業だけど、内情は厳しく「作品は評価されても労働環境は不評」は不都合な真実。市場は増える=収入も増えるが健全と思うけど、その通りにはいかないようで、作り手は増えていないようで人手不足で「新作を出すのが本当に厳しい」とも。

そこでAIの話がブッ込まれるも日本では「AIを活用したアニメ制作は全くできていない。」という経営者。
「自社IPを活用して本格導入に向けて試験中。」「AI制作を重要視しているが、研究中で部分的な活用ではできているが本格的は未だ。」という程度。
アニメ産業でもAIは救世主なのか?それとも・・・という話。

ボトルから魔法使いは出てしまった。


AIは、脚本のブラッシュアップ、最適なキャスティング、ロケハンのイメージ、ポスプロの補助、サウンドの創作、マーケティングPRのアイデア,オススメ作品の提案など、制作から視聴のあらゆる場面で役立つであろうと博士。

その一方で急速すぎる普及にポリシー、ルールなどが追いついておらず、野放し状態になっているとも。

「ボトルから魔法使いは出てしまった。」という表現を使った質問者がいたけど、映画の話題だったから妙を得たり!と一人ウンウンと。
願いを叶える手段を手に入れたけど、どう使うかによって善にも悪にもなるという旨。

悪の象徴の一つはディープフェイスに代表される悪意ある嘘を信じ込ませようとAIを使うこと。

なんで、そんなコトをするのか?が分からないけど、存在する以上、防衛策は取らなければならず、無関心や無知だと騙される可能性が大とも。

でも、それだけ善も悪もあれば“市場”がある証拠でもあり、経済産業省は日本発のコンテンツを2030年までに2000億ドルを海外で売り上げたいと言うし、AIを使えば海外ロケに行かなくても作品は作れる、その結果90%も制作費を抑えることができると息巻くプロデューサーがいたり(そのPが制作したデモ映像を拝見したけど、実景はOKでもAI人物が入ると途端にチープさを感じたのは内緒、まだまだ発展途上)

アメリカで起こる映画作品訴訟の30%は著作権関連とのことで、AIがさらに普及すると減るどころか増えるかもしれない・・と予測される中で「日本はコンテンツをグローバル化して2000億ドルと言っていたが、政府はコンテンツ制作支援を全くしてないよね?」と、周りの空気にを読まず、直球質問をした外国人の質問に「検討します。」としか返答できなかった日本の立場がクライマックス。

2024年10月31日木曜日

もう止められない。


何かを始めるには、キッカケがあったことが多く、実写撮影をしていた監督がコロナ禍になり、実写撮影ができなくなったのをキッカケに少人数でできるアニメ制作を始め、始めるならトレンドの生成AIを活用しようと始めたのが2020年。

ただ、生成AIで全編制作はできず、モーションキャプチャーで撮影、CGを加えて、生成AIは表情のディティールの品質向上に活用。
手持ちのiPadをVRカメラに見立てたり、絵コンテは不要だったりと利点が多かったと紹介。

5人で8ヶ月間かけて作った映像と紹介されたけど、これまでだったら1年以上かかる映像とのことで、生成AIを活用することで1日かかったことが2時間、1週間かかったことが2日でできるようになった進化に、ただただビックリ。

話題はフィルム・コミッションに関係なかったので、「ロケに行かなくとも代替えになる」的な内容もあったけど、代替えはならずとも組み合わせることで臨場感の向上や世界観の緻密さは現実世界よりも迫力あると思う。

まとめとして、生成AIは目的ではなく生産性や品質向上を手伝う手段の一つなので打算的には使えること。

また生成AIには欲求や感情、意図は伝わらないので、そこは「演出力」が問われること(生成AIは演出の意味を理解できない)。

生成AIによって新しいストーリーテリングは生まれるかは、数年後、生まれた時から生成AIと共に成長した子どもたちが生成AIをアイデンティティ(自我同一性)と認識した時に起こる・・・に(孫世代はSFだ・・・)と思った瞬間。

他人から教えてもらう日本の良さ。


TIFF(東京国際映画祭)が10月28日から始まり、TIFFに併催TIFFCOM(コンテンツマーケット)が10月30日からスタート。

50カ国以上の国と地域から、IP(知的財産)/リメイク権、書籍の映像化権、共同制作、ローカライズ、資金調達/出資、ロケ地探し、企画相談などを目的にプロデューサー、監督、利権者、様々な事業者が集まり、セラー(売り手)になったり、バイヤー(買い手)になったり。

フィルム・コミッションは各国から訪れる作品の企画、ロケ地探しの作品を相手に相談業務。
日本も撮影誘致の優遇措置(インセンティブ)を始めた(最大10億円!)ので、一気に世界と渡り合えるようになったね!と海外の大手制作関係者。

ホント、海外の映画映像制作関係者は日本に興味があり、それも東京や京都、北海道だけでなく、名刺を渡すと(住所が東銀座なので)「ノボルは普段、東京にいるのかい?」「いや、違うんだ。実は愛媛県/SHIKOKU_Iland、瀬戸内海(Seto_Inland_Sea)に住んでいるんだ。」と伝えると「クールだ!行ってみたい!」という感じ。

18時30分、レセプションに参加。招待券を持つ人だけが参加できるのだけど、この人数。
夕食時間とも相まって、私を含めて食事をしながら談笑。
「ほんと、日本って食事がおいしい!ってコレはナニ?」「うーん、よく分からない・・・」「ナンダロウ?でも、美味しいそう!」と、前で料理を選んでいた人との何気ない会話。

他人から教えてもらう日本の良さ。

2024年10月30日水曜日

まさに“エール”ラボ。


思う所があり、今の職を辞めて未来の活動をする人。初対面。
結果として“辞めた”と簡潔に書けるけど、その決断に至るまではイケイケだったり、思い止まったり、でも気持ちを奮い立たせたり、現実に不安や可能性を感じたり・・・と熟考したのは間違いなくエールラボえひめに辿り着く。

とは言え、その決断には拍手だけど、人生は翌日も翌々日も続き、これからどう生きていくか?となる。

日常生活の他に「何で生きていくか?」は辞めるという決断に至った動機や背景、目的を活動に変換しなければならず、活動に必要なのは「仲間、お金、場所」と、基礎基本から紹介。

何をするにもお金はは大切だけど、最初はお金をかけなくても活動自体はできる。
手取り早いのは自身が始めたい活動に似ている活動に関わってみること。するとイメージ通りだったこと、イメージと違ったこと、イメージしてなかったことなどが分かる。

相談者の多くが「活動資金の調達」を心配されるけど、法人格でなくとも助成金などはあるので、「お金がなければ絶対活動できない」ではない。

最も大切なのは「仲間」で、仲間はお金では集まらず共感で集まる。
また共感はアウトプット(手段)ではなくアウトカム(創出する価値)で感じるものなので時間がかかったり、手間がかかったり。

「仲間はいますか?」
「えぇ、友人に相談してます。もしかしたら泉谷さん、ご存知かも?」
「えっ?」
「〇〇さんです。」
「えっ!」となり、もしかしたらではなく、相談相手は10年以上前から友人だった件。

2024年10月29日火曜日

初登場7位は快挙!


10月25日から10月27日までの邦画興行収入ランキングが発表される。
第1位は初登場「里見八犬伝」。第2位は「室井慎次敗れざる者」。第3位は「劇場版アクマゲーム」。第4位は「ラストマイル」。第5位は「侍タイムスリッパー」。第6位は「ゼンブ・オブ・トーキョー」。第7位は「がんばっていきまっしょい」と続く。

3日間の興行収入は3,000万円-4,000万円という感じか。
今週がポイント。10位以内に入っていれば5,000万円-6,000万円/週、累計1億円に届くかどうか。
松山(愛媛)の興行収入はどうなんだろう?アニメはリピート鑑賞(応援鑑賞)が鍵!

週刊金曜日を立ち読み。敷村良子さんと雨宮天さんの「悦ネェ対談」という企画。
「スポーツものだけどスポ魂ものじゃない」と言う“くだり”があり、(確かにね・・・)となる。
ボート競技を通して誰もが通る“言葉に言い表せない漠然とした感情”を物語にしてるから共感を得ているは個人的感想。

で、悦ネェは敷村さん自身と思い込んでたら、キャラのオリジナルは先輩だったのね。そのキャラへ敷村さんの性格を投影(陰キャラなど)しているとのことで、へぇーとなる。

週刊ココ大ラジオで紹介し、先日はNHK松山の「ひめゴジ!」で紹介、最後は11月3日(日)18時から2時間の南海放送ラジオ「中四国ライブネット」。
フィルム・コミッションとしての見どころをえひめFC事務局の須賀さんと紹介予定。

愛媛映画が久しぶりの全国ランキング(邦画)7位は快挙!

2024年10月28日月曜日

たかが一票、されど一票。


衆議院選挙は各地で締切後に即日開票、愛媛県でも選出、選任されてこれからの活躍を期待したい所。私は期日前投票で投票済でした。

投票率が53.84%(前回は55.93%)と低かったのは、政治への不信任、有権者の無関心など色々あるけど、現状を変えられるかどうかは“投票しなければ何も始まらない”ので、投票しなかった人には残念感がいっぱい。

たかが一票、されど一票。

愛媛の話ではなく東京の話。
大空幸星(おおぞらこうき)くんは我が子の幼馴染で26歳。
NPO法人「あなたのいばしょ」の元理事長として孤独や孤立を感じる同世代達を支援していて愛媛でも講演会があったり。
そんな幸星くんが自民党から出馬し、東京15区の小選挙区では落選したものの、比例で復活当選した。

我が子から幸星くんが政治家を目指すと聞いて、幸星くん世代(20代)の国会議員って(色々な理由があると思うけど)いないと初めて知る。

若いから色々と詮索されたり、勝手なイメージをつけられたりなどあるけど、若い政治家にはこれまでの良い所は続け、良くない所は改善して欲しいが願い。

そして、この機会に若い人が政治に興味を持ち、自分たちごと化してくれたら・・・が願い。
じゃないと、どう考えても日本はジリ貧だから。

幼稚園から知ってるからね・・・感慨深い。

8倍、100人超の申込み。


11月6日(水)にIYO夢みらい館で行う【晩秋に本とスパークリングワインの夕べ】授業は、先着順の申込を行ったところ、早々に定員に達して申込終了。

初夏編でも告知していたのでリピーターのほか、初参加の方もいて良い塩梅。
どんな新しい本と出会えるか楽しみ!

そして、11月9日(土)から10日(日)にかけて行う【図書館に泊まる。】授業は、多くの方に響いたのか、申込数が募集の8倍、100人超という数年ぶりの盛況ぶり。

この授業は、募集が定員を上回ると予想していたので抽選を事前に告知していたけど、100人超は想像しておらず、驚くとともに申し訳なさも感じたり・・・。

と、言うのも当選人数よりも落選人数のほうが数倍も多いのは、申込む立場からすれば(もっと定員数を増やせばいいのに)と思われるかもしれないし、どうにかならないの?と思われたかもしれない。

運営上・・・としか言えないけど、こんなにも人気であるならば、年に1回ではなく2回など、ニーズに応えた方がいいのかもしれない。

そもそも、【図書館に泊まる。】はオーバーナイトで図書館を楽しむという面と、災害時の避難場所として慣れておくという面があり、多くの人に知って&参加していただいて損のない内容。

それにしても、申込数が募集の8倍、100人超の授業を企画できたのは、ワクワクを提供できた証拠としてメモ。
参加者には、大いに学んで本を読みながら寝落ちしてもらおうと思ったり。

2024年10月27日日曜日

孤独な休日。


東京宅へ来ても家族は不在(妻は海外へ出張、長女、長男、次男はそれぞれ暮らしている)。
松山での単身暮らしと全く変わらない!変わっているのは窓からの眺めと周辺の生活音。

一人の夕食を済ませ、TVをつけてもピンとこず、TVで配信作品(往年の名パロディ映画「スペースボール/1987」)を見て故ジョン・キャンディを偲び、眠気に襲われ布団を敷いて就寝。

朝は(松山では絶対にしない)湯を沸かしてコーヒーを淹れ、冷蔵庫にあった素材で適当に朝食を作る。

観葉植物を陽に当てるためにベランダへ出し、掃除&洗濯して、PC作業をしながらTVをつけるとワールドシリーズの初戦、LAドジャーズが負けていたので(初戦はNYヤンキースの勝利か・・・)と思いTVを消してPC作業に戻り、多めに作っておいた淹れたコーヒーを飲み干す。

その後はテーブルにあった本「自分で”始めた”女たち(さまざな分野で活躍する112人の女性へのインタビュー)」と言う本を読みながら(さっきのコーヒーを残しておけば良かった)と、新しいコーヒーを淹れて読書を続ける。カッコいい女性の生き方に刺激を受ける。

まっ、こんな一人があってもいいかも・・・と、冷蔵庫内をゴソゴソ探し、チョコなどスイーツを見つけて、一人達成感&満足感を得る。

何をするわけでもなくパソコンを開くとドジャースが延長の末、逆転サヨナラ満塁ホームランで勝利と知ったら腹が急に減り、また冷蔵庫を見るとニンジン、ジャガイモ、タマネギがあったので、カレーをつくり、昼も夜もカレーを食べる。松山では料理は一切しない。

10月は出張が多かったし、ここらで一息な休息日。
(こんな日があってもいいよね!)と、一歩も外に出ず、散歩もしなかった自分に甘い週末。

責任世代。


鬼北町から戻ったら、今度はジャパンFCの事務所(東銀座)に移動して作業。
全国各地の仲間とオンライン意見交換会で互いの生存確認(笑)。今回は約40人が参加。

終了後、昼食に店を探しに出るも、人の多さ(周辺のビジネスパーソン、海外からの外国人が本当に多い)にコンビニに切り替えて、おにぎりを手に持ち、精算の列に並んでいると、果物が売っていて、よく見たら「有田みかん」と「宇和みかん」が並んでいたので、事務所の皆んなに話題として「宇和みかん」を購入(税込646円)。愛媛県人ですから。
8個入りだったから1個80円ほどの早生(わせ)温州みかん。

事務所で温州みかんを配り、(そうだ!先日の釜山でAFCNetへの永年の功績が表彰されたトロフィーをもらったな!)と並べて撮影。
たまたま、私の理事長在任中に20周年を迎えれたのは、前理事長のマコさん、初代理事長の寺脇さんに感謝。

こういう記念品をいただくと、着実に確実に歩んでいるように見えるけど、うまく行っているコトもあれば乗り越えないといけないコトもあって振り返りと今後を考える機会になる。

国内なら加盟する会員へのサービスの充実だし、国外なら海外作品の撮影誘致だし、業界的には人材育成や撮影環境向上など、終わりの見えない課題。

昼食が終われば、今度は普段のジャパンFCを守り・攻めてくれている事務局との打合せ。
全ての用務が終わり、丸の内線、京王線に乗って最寄駅に着いたら18時、辺りは真っ暗。
東京の日没は愛媛より早い。

2024年10月26日土曜日

Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.


「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見ると喜劇だ。(“Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.”)」
と、残したのは喜劇王チャールズ・チャップリン。

「人生訓は何ですか?」的な話になると、必ず引き合いに出す言葉で座右の銘?と同じ?
「人生は凹凸」「振り返れば笑い話」も同意語な感じ。

目の前で起きたコトは“大きな点“と思うけど、遠く(≒時間が経ったり、意識を変わると)から見ると、人生において“小さな点”でしかなかったり。

目の前で大失敗をしたり、冷や汗をかいたり、絶望感を味わったり色々としたけど、今は笑話として紹介しているのだから「死ぬこと以外かすり傷」は編集者、箕輪氏の言葉(かすり傷も痛いけど)。

鬼北町に行くと(用事がなくとも)必ず訪れるサムコッペさん。
相変わらず笑顔でウェルカムしてくれる。

だけど「そう!大切なお話が・・・」とあり「ナニ?どうしたの?」となると、サムコッペさんで出していた“こはく製菓”のケーキ販売が10/26で終了とのこと。

「えっー!」となるも社会情勢や経済事情で暗中模索五里霧中な世の中。影響は避けられないと。それにより店長のノンさんも一区切りの予定。

サムコッペさんだけでなく、遠く感じていた物価高、働き方改善、人口減少などが都会から地方にもジワリとやってきて色々な影を落とす。

しばらくは苦しかったり、悶えてしまうけど、「ピンチはチャンス」と、いつか笑えますように!と言う言葉もある。

お約束の写真を撮った時に(色々あるけど)悲壮感を感じなかった件。