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2023年1月6日金曜日

こどもとおかね。


伊予銀行本店内を紹介してくださった宮内さん。奇遇にも8年前の1月6日に伊予銀行で実施した「レシート探偵 経済を追え!」というココ大授業で知り合いました。
このレシート探偵、レシートを一枚一枚作り、買い物した人をプロファイリングするという授業で、購買履歴から探偵気分で経済の仕組みに仮説を立てて学んだユニークだった記憶。

他にも伊予銀行さんにはインターンシップでお世話になったり、2018年には伊予銀行創立140周年記念の「いよぎんミライ創造塾」で講師を務めたり、2019年には「第6回いよぎんビジネスプランコンテスト」でグリーンコミュニティ賞を受賞したり、極め付けは今回の見学を引き受けてくださった伊予銀行CSR室の赤塚室長とは、私が西予市のまちづくりアドバイザー時代に出会っていたりと、ご縁の多い銀行。

子ども達がお金について知る機会が少ないと思っていたので昨年度からお願いしているプログラム。「子どものうちからお金?」と訝しげな人もいるけど「お金は湧いてこない」。
どうやってお金を作り(≒稼ぎ)、どう活用して、自分に役立てるかを知っている or 知らないで大きな差が出る。
そもそも、お金に触れた経験が少ない子ども達、お年玉をもらったタイミングもあり、いただいた50万円(プログラムでいただいた伊予銀行発行券)で、早速大盤振る舞いしてた件。

2022年10月5日水曜日

泣きそうだった件。


ほら!3年前に愛媛県のパズルしたでしょ!アレがよくてね、今回も応募しました。」と、孫が参加した「ビー玉コロコロえひメイロ」に付き添いの祖父母さん。「これは誰が企画したのですか?→私が企画して木工会社に依頼しました。→製品化してください。」と保護者。「こんなコト、フツーできないよ!ねっ!お母さん!」と初のチリメンモンスターに参加した小学生はお母さんに相槌を求めて興奮しっぱなし。

「〇〇です!お久しぶりです!」と声をかけてくれたのは、ココ大授業に何度も参加してくれた女性、隣にはお子さん。「あれから子供が産まれて育児に追われて・・・」と報告。でも来てくれた。突如「泉谷さんっ!?」と大学生インターンとして来た女性が子ども連れで目の前を通り声がかかる。と思えば我が子の幼馴染が母親と立ち寄ってくれて就職が決まったことを報告してくれる。

また、これまたココ大授業に何度も参加してくれた公務員の方は定年を迎え「ココ大で雇ってくれますか?」と笑いながらの近況報告。他にも講師を努めた人材育成講座の修了生と数年ぶりの再会を果たしたり、ココ大付属学園に参加してくれた子ども達が立ち寄ってくれたものの照れてハニカム子もいれば「インチキーーー!」と、突撃してきた子もいたり。再会が多過ぎて泣きそうだった件。

大変なコトになってます!


「泉谷さん、大変なコトになってます・・・」と言われて反射的に「ナニ?問題?」とトラブル発生と意識が直結してしまう。「スゴい人です、待ってます。」「何が?」「不思議な生き物づくりです。」とスタッフ。公開授業の他に体験機会として設けた、松山城などで拾い集めた小枝やどんぐり、松ぼっくりの他、麻紐などの素材を使った創作生き物づくり。ちなみに「目玉」は大小300個ほど用意しました。

公開授業と比べるとPRは少なめでしたが始まると興味を持った子供が一人、また一人保護者と着席。その光景を見た方が更に来場し常に満席状態で待ちも出たり。2日目は作業スペースを増やしても集客はものすごく。80組ほどが参加、用意した持ち帰り袋を慌てて買いに行く始末。
「汚れるから敬遠されるかも・・と思いました」と私。「家でできない体験が保護者には嬉しいんですよ!」とエミフルさん。

その傍らでは全40問の「生物多様性○×クイズ」も大好評で「むずかしい〜!」と言いつつも、エミフルさんにお借りした「ガラガラ」がしたい子ども達。
保護者の力を借りて正解数に合わせて回したガラガラ(ちなみに専門者が真剣に回答しても36問でした)。用意した景品の「(シルク繊維の入った)今治タオル」「ホントの紙粘土(紙粘土自体から作る知的教材)」「シルク飴」「シルククリーム」など30個以上が渡りました。自分で言うのもアレですがいい景品でした。

2022年10月4日火曜日

一人打上げ。


カラフルに過ぎた初日。そして翌日はもう最終日。宮川さんの折り紙の勢いを借りて、そのまま急遽「おりがみコーナー」を設置(この柔軟性がココ大の強み)。自由に作ってました。
2日目の最初は「ビー玉コロコロえひメイロ」。満員御礼で15個の間伐材でつくった愛媛県を舞台にした迷路を子ども達、保護者が一所懸命に色塗り。カラフルに塗れたら今度は障害物を置いて難易度の調整。個性が溢れる作品が続々誕生!

その勢いは「チリメンモンスターを探せ!」で更に増す。お約束の「美味しそうな香りだからと食べてはいけません。お腹が痛くなっても知りません!」と伝えると、会場がドッと緩くなる(笑)。とにかく摩訶不思議な海洋生物の幼生に興味津々な参加者。水産研究センターの橋田さんは呼ばれる声にテンテコ舞い。私は「いかにスゴいチリモンを見つけたか!」という子ども達のレクチャーを聞く係でした。

そして「未来を紡ぐシルクの可能性」は、他と公開授業と違い、繭玉を始め、衣服、スキンクリームなど実際の商品を展示しての紹介は、行き交う人が立ち止まったし、「あなたの知らない外来生物」は、想像以上に環境を壊してしまう生物が近くにいることを知り、授業後は外来生物を実際に見て怖いながら興味津々だった参加者たち。最終日も時間に寄り倒されながらも大盛況で一人打上げで酎ハイ飲む。

時間は無慈悲だけど。


6回目(2012、2013、2014、2020、2021、2022)となる「ワンダフルエミフル」が終了。開催は2日間なのでアッ!という間に終わってしまう(これを私は「時間の寄り切り/押し倒し」と言ってる=どんなに抗っても時間は無慈悲に寄り切る/押し倒す)ので、充実させたいと思うのは事業を預かる身としては当然。
一番手の宮川さんの「おりがみで考える生物多様性」でつかみ、そして「河内晩柑の知られざる魅力」へバトンタッチ。

「練り香水」「河内晩柑果汁のプレゼント」で勢いづく授業は終了後も質問で盛り上がる。そして授業は全く異なる「補助犬(介助犬、盲導犬、聴導犬)」をテーマにしたドッグフォーライフジャパンの砂田さんによる「いぬのはなし」が始まる。会場には実際にユーザー(盲導犬)の方も参加くださり、補助犬のいる日常生活についても教えていただく。そうこうしていると、「大洲和紙から考える生物多様性」の齋藤さんがやってきた!

「ギルディング技法+大洲和紙」の合わさった作品は想像以上の出来になるから満足感が圧倒的に高い。「これ、本当に無料ですか?」と疑われるのも無理はない。本当に参加無料でした。そして「おりがみ」の宮川さんは昼食をとる暇もなく延々と訪れる子どもやご家族を相手に指導してくださる。そして終了時間を迎える。時間は無慈悲だけどカラフルに彩ることができる。

2022年10月1日土曜日

準備整う!


6回目となるワンダフルエミフルの準備が整いました。愛媛県自然保護課、愛媛県生物多様性センターの準備も終了。エミフルMASAKIさんには机やガラポンなど会場設営でお世話になり、同じく会場設営では松山建装さんには色々とお願い。市民先生にも準備物などの最終連絡も終わりました。「ちりめんモンスター」で毎回お世話になっている「かね上」さんから「頑張ってください!」とエールが。そしてスタッフ参加は、ココ大付属学園に参加してくれた学生たちです。

10/1(土)は10:30から「おりがみで考える生物多様性」、12:00からは「河内晩柑の知られざる魅力」、13:30からは「イヌのはなし」、15:00からは「和紙から学ぶ生物多様性」
10/2(日)は10:30から「ビー玉コロコロえひメイロ」、12:00からは「ちりめんモンスターを探せ」、13:30からは「未来を紡ぐシルクの可能性」、15:00からは「あなたの知らない外来生物」。計8種類の参加無料の公開授業です。

「生物多様性○×クイズ」はワンダフルエミフルを盛り上げてくれるでしょう。忖度のない骨太な生物多様性に関するクイズは時に難しく感じるかもしれませんが、勘に頼るのもOKです。全ての回答が終わればガラポンに挑戦!シルク飴、今治タオル、ホントの紙粘土など色々な景品をご用意しています!*写真は昨年の会場様子。

2022年9月28日水曜日

忙しくなると突然・・・。


主催の愛媛県自然保護課とは忖度一切ナシの「生物多様性○×クイズ」の問題づくりでギリギリまで練る、骨太な内容となりました。例え難しい問題でも○×で答えられるのがミソ!
会場のエミフルMASAKiとは生物多様性○×クイズの回答数によって回せる「ガラポン」から出るアタリ(赤玉)の確率について20人に一人にするか?15人に一人にするか?それとも10人に一人にするか?「泉谷さん、景品は大丈夫ですよね?」と念押しされる(笑)

会場設営を担ってくれる松山建装社とは搬入・搬出の段取りを共有。養生をどこにするか?どれだけするか?パネルの枚数は?レイアウトは?など想像力を働かせて指示。これで作業時間が30分は省けた!
そして市民先生とは入り時間の確認、搬入物の確認、内容の確認、展示・掲示物の確認。アルバイトには集合時間、担当内容、自転車置き場の説明・・・実はココ大付属学園に来てくれた学生だから安心!

事前申込をしてくださった市民学生の方々からの問い合わせ対応。エミフルMASAKIは家族連れも多いので同伴者の追加情報やキャンセル対応など興味をもってくださり大感謝。
そして忙しくなると、突然、後回しでもいいコト(ちりめんモンスターの台紙作り、散歩に出かけたり・・・)をして現実から逃げる(でも、逃げれず全てブーメラン)。本日13時で事前申込締切!

2022年9月26日月曜日

ただいま授業準備中!


いよいよ今週末(10/1-10/2)となったえひめの生物多様性フェア「ワンダフルエミフル2022」。授業は無料参加の公開授業、出入り自由ですが、中には定員が決まっている授業もあるので確実に参加希望の方はココ大ウェブサイトからの事前申込をおすすめしていますが、すでに定員一杯になった授業も出ています。とは言え多くの授業は近くから遠くからも聞けるのでお誘いします。

生物多様性に触れる、考える授業の他には「生物多様性○×クイズ(参加無料)」もオススメします。「ヒントはこの中(ワンダフルエミフルの中)にあるんですか?」と毎回聞かれますが【ほとんどありません】。授業とは全く別の文献など資料から探したので骨太な問題ばかりです。だから、その日の夜の食事時などに話題になるからもしれません「植物にも血液型はあるか?ないか?どっちだと思う?」と(笑)

「生物多様性○×クイズ」は全部で40問です。全ての問題に答えたら採点をします。回答数に応じてガラポンを回せる回数(1回〜4回)を設定していますので運試しです。運良く赤玉が出れば景品です、景品は「シルク飴、ホントの紙粘土、今治タオルなど」を用意(各景品は数量限定)しています。
回答に迷ったら“勘”に頼ってもいいと思っています。その時の“気づき”が記憶に残ることもあるかもしれません。ただいま準備中!

2022年9月13日火曜日

コロコロえひめ旅。


【愛媛県パズル】は“ありそうでなかった”のでヒットした(と思う)。そして第二弾の【愛媛県ジェンガ】もそれなりにヒットした(かな?)。少なくともココ大付属学園ではジェンガやドミノとして活躍している。各ピースの側面に観光名所や柑橘の名前を刻印しているのが特徴。
じゃあ(第三弾はどうする?)と槙野さん(私の妄想を形にしてくれる凄腕職人)と話していたら「迷路はどうかな?」となる。

愛媛県20市町を舞台にスタート地点からビー玉をコロコロ転がして各市町の名所ストップしながらゴールを目指す。でも途中には所々に大きな穴もあるから落ちないように気をつけなければならない。
単純だから難易度は低い。だから障害物を自分好みに配置できるようにしてあるのがミソ。でも、子ども達は私の想像を軽く超えて橋作って超えたり、完全行き止まりを作ったり(笑)

一番ビックリしたのはビー玉ってコロコロ転がす遊びと思ってたら「ジャンプ」させてた!そして完全行き止まりでも「エイッ!」と飛び越えるのだから子供は天才。色鉛筆で着色すれば雰囲気も変わるし、愛媛の20市町を名前、位置を覚えながら学べる「えひメイロ」。また子供達はスタートからゴールまでの時間競争もしてた。10/2(日)10:30からエミフルMASAKIにて!数量限定無料授業!

2022年9月12日月曜日

大洲和紙から学ぶ生物多様性。


齋藤宏之さんと言えば昨秋にNHKドラマ「旅屋おかえり」で大洲和紙の工場をロケ地として使わせていただいた件。セットのような佇まいにキャストが感激していたのを思い出す、いいドラマでした。
そして昨年のワンダフルエミフルでもお世話になった「ギルディング」が今回も登場。金や銀の箔を予め糊付けされた大洲和紙に置いて払うと、アラ不思議!糊の部分だけに箔が残り絵柄が現われる。

箔の置き方は自由だからオリジナルになる(=世界で一つだけ)になるし、箔は酸化するので銅の色味などにも変化するから知識や経験がなくても立派な作品になるから気分がいい(笑)。生物多様性に何が関係しているかは大洲和紙の原料は楮という植物、楮(和紙)があったから後世に伝承(記録)されたことも多く、自然の恵そのもので、職人などによって受け継がれてきた文化。

ちなみに内子町の五十崎地区に工場があるのに「大洲」なのかは、ここら辺りは大洲藩だったから。資料によると越前和紙の流れをくみ、薄いのに墨がにじまないなど原材料の楮と人の技術が融合して全国での有数の産地となり、今でも新しい価値を創出しているとのこと。歴史があるのは“時代と握手”しているから。そう言った話も齋藤さんから聞けるはずの無料授業!

2022年9月9日金曜日

ペットじゃない話。


今でも当時に妄想したアイデア(介助犬の認知度向上にヘリウムガスの犬風船が100匹、大街道を練り歩く)は話題を振りまくと思うし、バズるんじゃないかなと。当時「一頭を育てるのに200万円かかる」と教えてもらい、知らなくては共感モ得られないと考えたアイデア。
でも、そんなアイデアに頼らなくても砂田さんはコツコツと活動を続けて、成果は表彰されるほどに。

子ども達にも取り組みを紹介したくて、昨夏も今夏もココ大付属学園にお越しいただき、子ども達は大喜び。とは言え「ペットではなくパートナー」という存在に首を傾げた子も・・・、最初はそんなもの。そして行き交う人たちにも知ってもらいたく昨年のワンダフルエミフルにもお越しいただき、好評価だったので今年もお願い。10/1(土)13:30〜「イヌの話(生物多様性から考える犬と人の共存)」

普段、街でよく見かけるのは盲導犬。だけど「聴導犬」もいれば「介助犬」もいる。知らなければ(あぁ、ペットね)で終わるけど、ペットじゃない関係って何?と分かるのがこの公開授業。公益活動には色々な応援の仕方(寄付やボランティアなど)があるけど、私の場合は社会との接点を作ること。
彼女の「優しい無視」という表現、的を得ていて印象的だったから、この意味も知ってほしい。

2022年9月8日木曜日

数分前まで知らないコト。


河内晩柑は1905年頃、熊本県河内町で発見された偶然の果実。そんな果実の生産量日本一は今や愛媛県愛南町になっているのだから不思議。果実は約350g/個、果汁は約40%/個だから約140ml/個ほど。140ml入りのジュースなど飲み物は世に多くあり「1個=1瓶」という感じ。味はサッパリスッキリ味で甘くない。昨今は甘さが求められてるけど、甘くない「青春味、大人味」かな。

4年前、愛顔の食卓の縁から河内晩柑の魅力発信について相談があり、早速、調べると「見たことはある、名前は知ってる人」は多くとも「食べたことがない、飲んだことがない」人が多く、実は私もその一人だったり・・・。愛南町担当者の中本さんは元地域おこし協力隊で、自身を河内晩柑のエヴァンジェリスト(伝道師)とよび、とにかく認知度向上、普及促進に全集中されてる方(元営業マンだから突撃がスゴい)

そこにタイミングよく「ワンダフルエミフル」が重なり、好機!とお願いして3年目。色々な認知度向上・普及促進策があるけど、やはり当事者が目の前で直接教えてくれるってシンプルで的確で訴求力あり。買い物などで行き交う人々が自然と集まり、数分前までは知らなかったことを知り、きっと晩には家族などに「ねぇ、河内晩柑って知ってる?」と話題になるはず。それがココ大授業!

2022年9月7日水曜日

単なる折り紙と思うなかれ。


10/1-10/2にエミフルMASAKIで行う「ワンダフルエミフル」は、愛媛県の生物多様性の理解促進を目的に、各地で授業を行った集大成として行った企画。最初は10年前。
特徴はテーマが単に自然が素敵だ!環境保護だ!ではなく「自然から授かった知恵や知識などの継承」が掲げられ、人と自然の共存がテーマとなり【人も生物の一種、自然の一部】という、名コピー(自画自賛)が誕生。

2日間で8種類+@の公開授業は、どれもユニークな内容だけど、当初は周りに???だった一つが「おりがみで考える生物多様性」というプログラム。なんで折り紙?は2010年に開催された「生物多様性会議(COP10)のロゴマークが折り紙で表現された」から。
ピン!ときて(これなら、行き交う人や子どもからシニアまで世代を問わず興味関心をもってもらえる!)と企画。

でも、教えてくれる人はいるかな?と思ったら、ナント!違うコトで接点のあった宮川さん(親子)が折り紙に詳しいと分かり、10年前は息子君にも先生として登場、立派な青年になってるだろうな。
単に折る「折り紙」と思うなかれ!切らずに動植物を作る過程は一見して分かりにくいけど、完成した時の(おぉ!)は約束できます。

2022年6月13日月曜日

学びを創る。


ジャンルは「恋愛、サスペンス/ミステリー、ホラー、青春、アドベンチャーなど」があり、状況は「失恋、トキメキ、張り込み/尾行、追いかけ、挫折、友情、秘密の花園」などり、登場人物は「女子大学生、探偵、学校の先生、就活生、怪しい人など」様々。シーンを考える際は2系統あり、一つは「自分を登場人物に置き換える」タイプ、もう一つは「雰囲気から想像する」タイプとわかる。

アングルを考えてみたり、風にそよぐカーテンの演出をしたり、ホラー感出すために白黒にしたり、疾走感を出すために走ったり・・・。普段とは異なる脳みそを使ってもらい刺激的だったようだけど疲れた様子(笑)。観光地や名跡・名勝ではない何気ない所で物語を感じる場所を探すって簡単そうで難しい。まとめみると、一枚一枚に物語が付随してるから面白くてたまらない。よくぞ校内で考えました。

多くが子供たちを相手にする職業に就くと思われ、その中で大切になるのは「(相手の気持ちを)想像する力」。仮に就職先で「想像力を使って子供たちと接してください。」といきなり言われてもできるはずもなく、こうして一見して遊んでいると思われることが実は後に役立つこともある。映画「ベストキット」のミヤギ先生が「ワックスかけて、ワックス拭く(≒今は分からなくても後に実感)」と教えたのと同じか、違うか。

2022年6月8日水曜日

学び方はそれぞれ。


何をしてるかというと「シーンを考えて校内で写真を撮ろう!」とロケハン体験の様子。ボランティアは多様と教えている「ボランティア論」は、河内晩柑からフィルム・コミッションへテーマが変わり、学生に撮影現場で活躍できるボランティアには「エキストラ」と「ロケ候補地探し」があり、ロケハン体験を実施。座学もいいけど自ら考えて行動して振り返って「自分ごと化」する体験は大切。

「やばい!妄想が広がる!」と学生。「そう!妄想&想像こそ全てです、周りをいつもとは違うフィルターで見てごらん。」と言うとピン!ときたのか、グループで相談してキャンパスを散策しはじめて「物語がありそうな」場所を見つけては撮影する学生達。中にはシーンを設定してセリフや演出を入れて写真を撮るグループも現れる。その後は写真を提出してロケハン成果の閲覧会の開始。予想通り、大いに盛り上がる。

授業のポイントはどこにあるか?「地域の魅力とは何なのか?」目立つ施設や派手なイベントだけではなく、足元にも多くあり意外と見落としているが狙い。日々通うキャンパスでは妄想や想像することもないけど、ロケ地と思うと教室はもちろん、ベンチ一つ、木々、階段一段、暗い廊下でさえ魅力的に見えるから不思議。「この授業、面白いです!」と学生。「ボランティアだもの、面白くないと」と私。

2022年5月31日火曜日

FCとボランティア。

好きな映画のジャンルは何ですか?

授業テーマが「フィルム・コミッション」へ変わる。まずは学生の映画環境と称してアンケート。「好きな映画のジャンルは何ですか?」と尋ねると【恋愛映画が70%】。さすが女子学生!素敵な恋に憧れていたり、主人公に自分を重ね合わせて追体験をしたいよう。「推しメン(好きな俳優が出てるか否か)」もあるよう。そんな健気な姿こそ映画のよう!と思ったり・・・。

そして【アニメ作品が52%】。邦画の興行収入の上位10作品だけをみても2021年は1位から3位までをアニメ作品が独占で245億円(ちなみに上位3作品にはFCが制作支援)。0%だったのが【歴史/史実作品】。学生だからか、女性だからか、偶然か分からないけど全く興味ナシとのこと。そして皆んなから「私に見てほしい映画は?」と尋ねると【七番房の奇跡】という映画が複数人からリクエスト、見てみます。

と、学生の興味関心を掴んだ所で「フィルム・コミッションとボランティア」について。先日の撮影でもボランティアエキストラの方々にお世話になったことを話し、他にも「ロケハン」にも参加できると伝える。(えっ!?ボランティアってそんなに多様なの?)と“いい顔”をしてくれた学生たち。
「学生たちはいい授業を受講できてますよね」と大学事務の方。「私も受けたいです・・・」とリップサービス。

2022年5月27日金曜日

リアクション学生。


匿名で自分たちのニーズを書いて意見交換。「本を買うのは面倒だし、かさばるからレシピはネット!」「カロリー控えめでも小腹を満たしてほしい。」「お肌にいい成分があるなら推す!」「糖分が気になるお婆ちゃんへ孫からの気持ちにしたい」「気分転換だけじゃ嫌!」「飽きさせない工夫は大切!」「やっぱりコスパ重視!」「洗顔パックにエキス入らんのかな?」など、喧喧諤諤の意見交換。

そんなニーズの中に「河内晩柑を食べたらテストでいい点が取れる」があり、皆の気を引く。「買う!」「いいと思う!」「無理やわー!」「いま食べたい!」と“お約束”なリアクション女子学生。大盛り上がりのさなか、「実はアレ、うちが書いたんよ。」と、カミングアウトした友人に一同驚く。オチは「河内晩柑を食べたらテスト勉強を丸暗記できたらいい」と同じ記述した学生がいて「私と同じ考えを持つ人がこの教室に・・」と感慨深げだった学生(そこじゃないけど!)

「ニーズ(≒必要性、願望)は自分に引き寄せて考えます。」と教える。更に「自分のエピソードが絡むとより具体的なニーズになる」とも。「誰かのニーズではなくて私のニーズ」。今回学生が学んだのは河内晩柑をキーワードに「物事を自分ごと化(≒咀嚼)して考えること」。情報が溢れる中でも流されず、自分の意見を持ち、言語化できたのは素晴らしいと。

2022年5月25日水曜日

無双な彼女。


「河内晩柑にどんな期待が持てたら、みんなの購買意欲をギュッ!と鷲づかみにするかな?」「学園祭や文化祭で“青春のイメージ”ですよ!」「どうして?」私たちは河内晩柑を知らなかったですよね?だから若い子はもっと知らないと思います。だから高校生とか大学生が多く集まる機会を狙うんです。」「うーむ、スゴい視点!じゃあ給食はどう?」「給食は飲むしか選択肢がない“強制”だから、逆に嫌いになるかも。」「学園祭とか文化祭って学生の気分も財布も緩むんですよ!そこに映える河内晩柑はいいと思う。アイスとか!」

「私はお酒との相性がいいと思うから、お店と組んで夏限定商品だったら飲みます。」「飲める年齢?」「20歳になりましたっーー!」「河内晩柑を輪切りにして(レモンの代わりに)チューハイにさせば、デカい河内晩柑酎ハイはマジで映えます。SNSに速攻アップですよ」「それは面白い!美味しさも何倍もあるね!」

「化粧水とかパックとか、肌にいい成分の入った商品はありますか?」「オッサンにはわからないなぁ。」「もう紫外線が強いから、スキンケア気にする人多いですよ。」「普段からスキンケアはしてるの?」「してないです・・・。」「もしかして・・・未だスキンケアしなくても大丈夫ということ??」と言うと照れる学生。若さ10000倍で自然の脅威も跳ね返す無双状態だった彼女たち。

2022年3月12日土曜日

インチキ先生、驚く。


「この部屋が授業教室です。」と通されたのは、3年前にできたという外光が明るくて天井も高くてスッキリきれい、プロジェクターも新しく、投影サイズも大きく照度もハッキリ、音響もバッチリ、ネット接続も常時OK、大型ディスプレイも完備の教室。テンションがあがってしまう。定員は100名弱だけど、コロナ禍なのでやむを得ず履修人数に制限がかかるのは仕方がない。これだけの設備なので外部にも開放しているとのこと、素晴らしい。

「紙は極力、不使用にしたいです。」という相談には「Google Classroomで対応できます。」とのこと。これまでの授業では一人一人に紙が配られたり、名前を呼んで出席をとったりだったけど、毎回の提出をデータ化することで出席自体も確認できる。学生からの質問も私からの連絡も一元管理。教育のDX化の一端を見た感じ。オンライン授業も可能だけど、基本は対面授業なので、オンラインは効果的な時に活用しよう。

既存の教科書を使わず、体験や実習などを通して振り返り、気づきや発見を言語化して共有する授業。PCやネットで効率性を高め、アナログで非効率的なことに手間を充当。効率化は単に時間の短縮や手間抜きではなく、確保された時間を「丁寧(≒余裕)」に使うため。
時間が空いたからといって、新たな仕事を入れる・詰めるのはエネルギッシュだった頃。人材育成には量も大切だけど質も大切。

2022年1月6日木曜日

【4日目】伊予銀行本店へ潜入!


夏に予定していた伊予銀行での「お金の授業」がコロナウイルスの影響で延期になり、冬休みは「お年玉」もありお金について知る・学ぶには良い機会と、伊予銀行CSR室が協力してくださる。子供たちにとって銀行は「未知の世界」で、行く前は???な感じで「何しに行くの?」とソワソワする子ども達。しかし、最初こそ緊張していたけど、ゲーム感覚で盛り上げてくれる行員に子ども達はハマっていく。

「お金チェック」では虫眼鏡を使って本物のお金を細かくチェック。“透かし”で見えた像に「誰?この髭の人(←野口英世です)」という子もいたけど、そこは別の機会に学ぼう!電卓を使ってクイズ形式の足し算。一年生には電卓が“ゲームコントローラー”のように見えたよう。そして伊予銀行製手づくり1万円札×50枚でする札勘で「たて読み」「よこ読み」を知り、いざ!「よこ読み」に挑戦!扇型へチャレンジ!

他にも本店営業部を見学させてもらったり、名刺交換したり、きっと家で家族へ多くの話題を提供したと思う伊予銀行見学。そう言えば2015年1月6日に「レシート探偵!経済を追え!」という授業を伊予銀行でさせてもらった。
帰り道はできたこと、できなかったこと、簡単だったこと、難しかったことを話しながら、あっ!という間にたどり着く。昨日の経験は今後にきっと活きる!