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2025年11月1日土曜日

七人の侍(1954)/新4Kリマスター版。


1982年に映画「トロン」を観て、衝撃を受けた少年の一人。
生身の俳優とCGが合成して電子回路の世界を駆ける様子に未来ってスゴいなーと。

そんなコトも忘れていて、2010年に続編「トロン:レガシー」を我が子たちと鑑賞。
そして、2025年10月10日に3作目「トロン:アレス」が公開されたのを知り、鑑賞しようと上映館を調べるも、周辺では一日一回、上映時間は夕方、もしくは夜。

えぇ?大ヒット中!とか言ってるのに、公開から1ヶ月も経たないのに一日一回の上映なの?と一人、プンプンして他の作品情報を観たら、「七人の侍(1954)/新4Kリマスター版」が希望時間とピッタリで、かつ1,100円という安さだったので選択!
ついでに席もプレミア席にも座れて、207分間を存分に楽しむ。

「七人の侍」を観たのは、20年以上ぶり。フィルム・コミッションを始めたばかりの頃に見た記憶。

新4Kリマスター版の恩恵を享受したか?と言うと、以前の画質などの記憶が不鮮明でノーコメントだけど、70年以上前の白黒映画が今と遜色なく鑑賞できたのは新4Kリマスター版のスゴさなんだろうなと。

それよりも、印象深かったのは以下の3点。
(1)セリフが少なかった分、演技に緊張感があった。
(2)うぎゃ!ぐはぁ!など、斬られた際の断末魔の叫びは無かった。
(3)3時間超えの作品だったので、登場人物の演出が丁寧に感じた。


特に最近の作品は、死ぬ間際に“よく喋る”けど、菊千代にしても、久蔵にしても、平八にしても、一言もなくバタッ・・・と倒れてしまう。
五郎兵衛に関しては既に息絶えて運ばれてきた。
派手な死に際シーンはなく、実際の戦では、あんな感じだったんだろうな。

そして、セリフも最低限だから、仕草や振る舞いで心情などを表現、余計なセリフは説明になるから演出力が素晴らしいと感銘。

時々、主人公たちに説明的なセリフを多用する作品があるけど、あれは見苦しい。
3時間超えで1100円、1時間366円で楽しめたという計算は外道だけど、金額以上に楽しめた件。

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