「自分探し」というのは苦手で、これまでの経験でしか、その人の価値や器は計れないと思う一人。安易に自分探しというと、本来ならば自分に相応しい場所はどこか他所にあり、今は違うと誤解を招きかねない。酸いも甘いも経験こそ、その人を形成する価値だ。
私達40代は「人生の正午」と言うらしい。社会に出てから約20年、それなりの経験も蓄え、それなりの人生訓を語るが、シニアと呼ばれるにはまだ20年ある。陽が高くなる正午に、社会に出た時の夢や希望と自分自身を振返ることは、ターニングポイントを知る上でも重要と思う。
とは言え、何かに気づいても転職できない現実を知っている。ならば悶々と過ごすよりも「今の立場からやりがい」を見つけるのはどうだろう。組織に属していても地域に属してもルールはあり、破ることはできない。しかし、大きく膨らますことはできる。たった一回の人生、自分に殻を被せるのはもったいないと、気持ち良さそうに寝るノラネコちゃんを見ながら思った。
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