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2018年3月11日日曜日

どこまで攻めるか?

「家族で食事を囲むのでボリューム感は大事」「見栄えを気にするから色味も大切」「一袋に一切ではなく4切、5切れ入ったほうがいい」「カンパチが好み、鯛は味が薄い気がする」「ご飯のおかずなので味は濃い方がいい」「各地の食文化に味は合わせたほうがいい」「テリヤキ味があってもいい」など、ベトナム、中国、インドネシアの留学生などを対象にした「こもねっと」さんの試食会。

海外には「味がハッキリ」している方が好まれる傾向はあり、16種類の品の中で最も人気のあったのは「チリソース」、魚種は真鯛、真アジ、カンパチからは「(脂分のある)カンパチ」。日本人は「一夜干し」、「(旨味のある)真鯛」が好み。これは育んだ食文化が違うので当然。(むむっ!)と思ったのは、こもねっとサンの商品の多くが「ハラル対応」。海外販売を意識すると必然です。

「日本にはご飯と一緒に食べる文化の他に、お酒と魚を嗜む文化があるけど、みんなの自国ではどう?」「中国北部は寒いのでお酒で温まり魚を嗜む似た文化があります」「ベトナムにはそのような文化はないですね」と。以前、マレーシアの撮影隊を支援した際【ハラル弁当】に苦労したのを思い出す。その時も「チリソース」が人気だったのを思い出す。売るためにどこまで攻められるか?

2018年3月10日土曜日

あなた自身が久万高原町。

今治経済研究会にて50名の経営者を前に事例紹介。これまでに八幡浜、松山、宇和島、宇摩でも紹介させていただき「課題改善で稼ぐ」と題して公益事業型の展開法について意見交換。「久しぶり!」と数年ぶりに再会した人もいれば「学長日記読んでます!」と初対面の方から言われて赤面したり、「事業継続」という役割にNPOも株式会社も関係なく受け入れてくださり感謝!

松山に戻り、一息入れて久万高原町へ出発。12月から5回の連続講座だった「シビックプライド講座」が一区切り。地域づくりの実践も大切ですが、自分と久万高原町、同じ志を持つ方との関わり方を先ず知るべき!と心理学者の妻との講座は好評だったようで一安心。一人一人に発表いただくと「(結婚や子育てなどを機にした)移住者が多い」ことに気づく。かといえば地元の人もいて良い混ざり具合。

【あなた自身が久万高原町】とシビックプライドでは定番の表現を紹介。一人一人が久万高原町の細胞であり、一挙手一投足が久万高原町の魅力を作っていると理解できるとおのずと意識が変わり行動も変わるのではないかと。正論じみた理屈っぽいことばかりでは眠くなるので、活動すると必要になる「活動資金(お金)の話」もできたし、私的には満足!

2018年3月9日金曜日

課題を見える化

審査ポイントの一つは「手段」である事業が創出する(今までは無かった)価値。その価値というのは予め掲げている目的に沿ったものでないとズレてしまう。アレもソレもコレも手掛けるのはOKだけど、果たしてソレラは本当に目的と繋がっているのか?時に厳しく、時に笑いありで16事業の審査を行った昨日。とはいえ、企画立案、プレゼンなど慣れない作業に時間を費やされた皆さんの熱意に我々も熱くなりました。

この助成事業は地域単位での提案が条件で立案者(当事者)は当然のごとくやる気満々。しかし地域づくりは当事者の他、「受益者」「支援者」の三位一体で取り組まないと持続しにくく、時々当事者視点だけで語られる時があるので、多面的な視点で捉えてね!と伝えた場面も。【人の振り見て我が振り直せ】とはまさにこのことで、こういう機会に自分の緩んだネジを巻き直す。

伝統文化を継承したい、農業を盛んにしたい、地域学習を推進したい、寄り合い所をつくりたい、桃源郷をつくりたい、健康増進をはかりたい、空き家を改修したい、絆を深めたいなど、色々ありました。我々は単に「顕在化した課題への改善策」を見ているだけですが、「地域の課題を見える化」した西予市役所の方々の熱量はすごいなと。見えないと、そもそも始まりませんからね。

2018年3月7日水曜日

子育ては不安だらけ。

今年度の地域づくり未来会議終了、私は「こねっと」のグループで意見交換。17年も活動をしていると実績もノウハウも経験も豊富!しかし、豊富な経験ゆえに「創出した価値や可能性が実績の中に埋もれている」となり紐解いてゆく。すると、こねっとは活動によって「コミュニティ」を創出していると分かった!けど「コミュニティって何?」となる。

「子育て」をキーワードに多岐の活動から「0歳児-3歳児を持つ父母」「子育てに不安のあるお母さん」「2人目を妊娠、出産を控える家族」などのコミュニティがあり、どのコミュニティにも共通するのが【目の前や今後に不安がある】ということ。なので、「各不安コミュニティへ安心や自信を実現できたら、今よりも充実した育児環境、明るい家族関係になるかも」と考える。これがアウトカムの一つ。

じゃあ、誰と一緒に叶えるか?となると、こねっとさんが創出した別のコミュニティである「子育てを応援したい企業」。聞けば20事業者以上あるとのことで、不安コミュニティと子育てを応援したい企業を繋ぐ【接着剤の役目】ができればアウトカムは創出できる。少子化の中で相談件数や利用者が増えているというのは、仮説を立てるのに十分な素材!

2018年3月6日火曜日

お二人様で300万円。

せとうちDMO主催のワークショップに参加、インバウンド商品のアイデアを検討し、我らの班は「国や肌の色などに関係ない富裕層へ、自分が主人公のオンリーワンな体験物語を愛媛で撮影」と決め、殿様になって松山城を貸し切ったり、美味しい愛媛の味を揃えたり、八日市護国の街並みを闊歩したり、海賊になりきり瀬戸内海の島に泊まったり。一泊二日の行程では撮影班が同行し全て撮影!いわば愛媛を舞台にしたオリジナルPV。

撮影したPVは後日、愛媛県でのお披露目会を行うので「2回」お越しいただく。お値段はお二人様で300万円〜。もちろんPVはご自宅へ発送しご自宅で鑑賞会、ウェブでの発信をしていただいてOK。「人とは違う優越感」を味わえるプランです。このプラン自体が愛媛県のプロモーションになっているので広告宣伝費は不要!もちろんオプショナルも追加料金で可能。

コースは季節に合わせて年4回。1万円の旅行商品を300回して300万円、300万円の旅行商品を1回しても300万円。「高額商品ほど一見バカバカしく見える」とは先生。撮影だったらフィルム・コミッションとしても全力で支援できるし、松山城もトイレはないけど可能とのことだし、八日市護国の街並みもOK、ひょっとすると!できるかもねと。

2018年3月5日月曜日

第一印象って超絶大事。

大阪からの視察のお礼にお菓子をいただき、開けたら驚いた。菓子の宣伝になるのは承知だけど「おぉ〜〜」と声をあげてしまったほどのインパクト。
「インスタ映えしますね!」と佐澤さん。観光課時代から100種類以上の「ご当地土産」を見てきましたが、こんなの見たことない!味はラングドシャのような外側にバタークリーム+ドライイチゴ。「いちごマムさんの苺でもできそうですよね」と話が沸く。

やはり「第一印象」ってすごく大事!頭で理解する前に感じる印象だから瞬時の出来事。この菓子1個150円、冷静に考えれば高級ですが驚きで納得させてしまう力強さ。愛顔の食卓で同じような商品があるか?と問いを立て一つ一つ商品を思い返す。そして気づいたのは【素材の良さより、時に魅せ方重視】なのねと。「手が込んでる」「一手間二手間を感じる」そして「カワイイ」と思わせたら勝ちなのだと。

モノゴトは成熟すると差別化に網の目のような細分化へ走り、一つで良かった特徴も複数もち合わせることが「お得感」や「優位性」の差別化に繋がる。ただ、流行りなど一過性の細分化(尖り)は、すぐに飽きられることは確実で、一概に差別化がいいとは限らない。(そんなこと考えずに美味しく食べやがれ!)と思われてること確実・・・。

2018年3月4日日曜日

商売は面白い。

【愛顔の食卓】は10人も来店すれば一杯になる15坪の小さな店です。年度末に入り今年度を数字で表すと現実が見えて気持ちが凸凹します。通過点として立てた目標をクリアしたと思いきや、予測を下回った月もあり「商売とは生物」と感じずにはいられません。「待ち」の状態では売上増は望めず、売上機会の創出に「攻め」なければならないのは至極当然のこと。まだブランド力ないですからね。

で、店頭では全く役に立っていなかった私も遂に「レジ打ち」の練習を始める。早速、友人家族を「練習」に清算させていただく。私の練習にお付き合いいただける方(いちいちボタンを確認するので遅いです!)募集中(笑)。
閑話休題。今年度は新規に34事業者と取引をさせていただき計86事業者になりました。何も考えずに「100事業者と取引!」と言ったものの管理が大変でしてアタフタ中。

好評だった「えひめ粥」は3月30日でシーズン終了です。暖かくなると需要は減りますからね。じゃあ、代わりは?と問われたら、先日の花園町通りCAFEで好評だった「イエムラコーヒー」が提供できたらいいなと思ったり。4人の来店中3人が購入(75%)と数字が表す。ランチタイムしか稼働していなかった空間をフルタイムで活かさないと!数字は妄想を掻立てる。

2018年3月3日土曜日

地域づくりはトライ&エラー。

マシュマロチャレンジから地域づくりが学べることは「トライ&エラー」。ゴールはそれぞれ「マシュマロを一番上に据えること」「より良い明日をつくること」なら、ゴールへ手探りの中、試行錯誤を繰り返し、1歩進んで2歩後退して3歩進むなんて普通。救世主のような現れないリーダーを待ち続けるより、小さなことを自ら始めようと紹介。

計画も仮説も大切。でも立てることが大切ではなくて実行することがもっと大切。更にいえば、実行内容を振り返り行動をバージョンアップすることが大切。「そのサイクルをゴールまでに何回行ったか?」がゴールの質を左右すると思ったり。世界記録は99cmで昨日の最高記録は47.5cm。スパゲティ1本の長さが20cmですから二本分とちょっと。4グループが挑戦し3グループが自立に成功。

「やってみないと分からない」ことは多い。振り返るとフィルム・コミッションもココ大も愛顔の食卓も全て愛媛初、ナイスクリームは日本初。始めることは簡単、でも持続させるには事業構造の変化や進化などが必要。ならば地域づくりも「絶対に譲れないコト」以外は全部変えられる意欲でトライ&エラーしないと、最もらしい「できない理由を並べる」アイデアキラーは手強いと紹介。

2018年3月2日金曜日

嘆きの言葉へ。

「時間がない」「仲間がいない」「資金がない」「道具がない」「自信がない」「情報がない」「活動場所がない」「意義が見出せない」「リーダーがいない」「始め方がわからない」「アイデアがない」など、地域づくりの現場でよく聞く嘆きの言葉。その通りかもしれませんが「じゃあ、このままジリ貧になるのを受入れますか?」が私からの問い。

対処療法的に「その場しのぎ」で対応すると、一時的にはよくても根本的な原因を解明していないから次々と同じ問題が起きて対応に疲弊する。その問題の「背景(根源)」を見つけるために深く探って根本的な課題にたどり着いても「どうにもならないこと」ってよくある。じゃあ、どうするか?というと、根本的な課題とは上手に付き合うしかないのかと・・・。

だから地域の課題は「解決」ではなくて「改善」なのだと(屁理屈ですが)。解決!なんてできないことを掲げるより、改善の方がより現実的ではないかと。地域づくりの本質は解決よりも昨日よりも今日、今日よりも明日への持続と思っているので、今晩の久万高原町での講座では、そう伝えるつもり。写真は我らの「面河地区」の好事例紹介。

2018年3月1日木曜日

誰の視点で考えるか?

粗大ゴミの出し忘れから始まり、不要な勉強代を払い、購入2日目でホームベーカリーが故障し、梯子を外され、力およばすの失敗も多々、自分の不甲斐なさを痛感した2月。生まれて46年、こんなに自分が試されたコトはなかったと。
一言でいえば、私自身が「甘い」に尽きるのだけど、どうにかしてこの経験を成長の「糧」に変換しないと、もったいない!

深く凹んだ反動か、周りから色々と声がけいただいた言葉は沁みました。「捨てる神あれば拾う人神あり」とは「不運や困ったことがあっても悲観することはない」ですが、振り幅が大きいほど、その手応えも大きいと実感。今回学んだのは【譲れる点と譲れない点を誰視点で考えるか?】ということ。自分一人の視点だったら、とうに放り出してた!コトもありました。

多種多様な価値観の中では正解不正解もなく、信じるコトを進めようとすると価値観同士の摩擦が生じます。成長に痛みは伴うと分かっていても、いざ伴うとすごく痛いです。きれいごとではないなーと。そんな中、小さな喜びはホームベーカリーが戻りフランスパンが出来上がった所、切り口がガタガタなのはご愛嬌。レジリエンスこそ、最大の持ち味!と思っていたら、私よりも凹んでいる友人がいた!

2018年2月27日火曜日

知らない所で。

「実はココ大のサイトやブログは貴重な情報源なんですよ」とNHKディレクター。「そうそう!私もチェックしてます」と岡田留美キャスター。密室のスタジオにて告白され照れる(笑)。3回目の「ラジオまどんな」出演は【愛顔の食卓】について、これまでに【フィルム・コミッション】【いよココロザシ大学】を紹介し、来店された方やマルシェの出店者から「NHKで喋ってましたね、面白い取り組みですね」などの感想をいただいたっけ。

「愛媛新聞の四季録を執筆されてましたよね?読みまして是非と」と4回の寄稿を依頼される。文筆家を目指す身として訓練の場として光栄!知らない時に知らない所へ情報は届き、受け手によって色々と判断されていることを再確認。影響力というのか、己の言動や振る舞いに気をつけないといけない年頃になりました。えぇ、自分はよかれと思っても周りに与える影響への配慮です。

自分が窮屈さを感じては元も子のもないけど、求められる立ち位置を受け入れたら、自分も知らない所へ行くでしょう(笑)。で、ラジオまどんなの収録が終わり、帰りがけにディレクターから「泉谷さん、次回はお城下マルシェ花園でお願いできれば」と打診される。知らない所で色々と期待されてるのね。

2018年2月26日月曜日

絶対値がゼロからイチに。

特に印象的だったのは二人。「近くでコンサートがあるから花勝さんで花束を買い、時間調整で喫茶店に行こうと思ったが、喫茶店がない!ちょうど"花園町通りCAFE"があったので良かった」「休憩だけでもいいですか?と尋ね、コーヒーを注文し誰かを待っていた方」お二人とも滞在時間は20分程度。その横を坊っちゃん列車が汽笛を鳴らしながら走る光景。

当日の天気予報は雨70%。モヤモヤ感を抱えながら朝を迎え、準備を始めると薄日がさし始め、10時には太陽が見えて暖かくなる。晴れ男、晴れ女が多かったのか、天気予報の誤報により心配なくスタート。4時間で来場者は約70名、購入者は46名。計32,170円の売上(@700円/回)。モンマルトルさん、ヴェントディマーレさんへは「追加発注」もでき、一安心。初めての企画としては合格点を自分にあげたい!

11時、12時30分から行った、やのくにこサンによる「おいしい和食」授業も盛況なうちに終了。やのさん、授業のために「(菜っ葉)おにぎり」「豚汁」をご用意をいただきました。そして時刻は14時になると雨がポツポツ降り始め、その後は本降りに!行った内容に改善点はあるものの、実施という「絶対値」はゼロからイチになり、これで誰もが「花園町通りCAFE」を参考ににぎわい策を検討できる!

2018年2月25日日曜日

問いに当てはまる答だけを。

コーヒーを提供するに際して「愛媛らしさは?」と考え、コーヒー豆は愛媛ではできないし・・・、(そうだ!コーヒーを愛する愛媛人だ!)と、4年前に市民先生として授業を行っていただいた家村高志さんに相談。そして、我々にコーヒーを美味しく入れる技術はないので教えていただく、出張イエムラコーヒー!今回、仕入れたのは【風早コーヒー】【高縄コーヒー】の2種類。機器のチェックもしていただきOKをいただく。

人の繋がりってスゴい!困った時は市民先生に相談。という仕組みが構築できたらいいのに・・・。いかん!必要だけど今の私には、もっと先に取り組む重要案件があるのでした。それは2018年は「絞ること」で、これまで広げてきた諸々を精査して取捨選択。いつの間にか増えてしまった肩書きや役割も徐々に整理してゆこう。そして残ったコトがこの先も続けたいことなんだろうなと。

イエムラさんはコーヒー(焙煎)の道を突き進んでいるし、「あなたは何のプロか?」という問いを思い出す。すると「答えられなかった人」を思い出す。この問いに当てはまる答だけを生業にしてゆこう!その前に美味しいコーヒーを飲んで深呼吸!

2018年2月24日土曜日

活かさない手はありませぬ。

今日学んだこと。「資金分配団体は愛媛県に一つとは限らないこと」「申請からお金を預かるまでに時間がかかると利用されないこと」「税金ではなくとも(成果は公益なので)行政は関われること」「NPOへは助成金、(公益事業を行う)企業へは出資、貸付可能なこと」「成果のモノサシに柔軟性があること」「当分は続くが未来永劫続かないこと」これまで3回学んできた「休眠預金」について4回目だった昨日、更に分かりました。

NPOや社団も株式会社も活用できる「休眠預金」。過去3年間の休眠預金平均が700億円、仮に47都道府県に年1億円ずつ活用されても47億円!その1億円を活用できる公益活動が県内にどれほどあるか?ちなみに愛媛県内で最も助成(補助)額が大きいのは300万円。事業に伴う人件費、管理費も対象になるとはいえ「成長なき依存」はNGなので、活用による自立運営が求められる。

今回、内閣府からお越しくださった中村さんと意見交換し、この休眠預金の活用を生かさない手はない!と思いつつも「超透明性」が求められること(やましいことは一切ありませんが)が事務局には求められ、こりゃ大変!と他人事←これではいけません。さらに良い制度へしてゆくために「パブリックコメント」が求められているので、早速記入!

2018年2月23日金曜日

知ってること、知らないこと。

10人の受講者へ「基礎観光学」「地域資源学」と銘打って4回だけ登板することになった「おもてなし科」。観光業へ就職したい方、生涯学習として参加の方、松山の魅力を学びたい方、ボランティアガイドになりたい方、休みに入った大学生など、それぞれに目的は異なるけど、全員が「地域の魅力を知りたい」という点は同じで、いかに松山は魅力的かの学び直し。

「魅力には有形無形がある」などの座学は終えたので、早速「周辺の魅力資源」の発掘作業に入る。550万人以上いる来訪者を想像し各ペアは「母娘の二人旅」「女子大生二人旅」「三十代女子一人旅」「欧米外国人シニア夫婦」とターゲットを設定、彼らに合わせた地域資源の調査が始まる。「外国人に松山城は欠かせない」「昼食はココのベーグル」など、聞いてるだけで面白い。

松山城、道後温泉など観光地図で掲載されている魅力資源は知っているけど、2歩3歩踏み込んだ魅力資源(例:商店街にある円光寺、正岡子規縁の場所、老舗の喫茶店、見晴らしのよい場所など)は知らない。逆に「美味しい場所(例:パン屋、スイーツ店、人気店など)」は無尽蔵に出てくる(笑)。話尽きない「話題の店」の話にピン!とアンテナが立つ。

2018年2月22日木曜日

てんやわんやは獅子文六!

足元には気づかない「魅力」があるんだな・・・とつくづく思う。映画2本、ドラマ2本、コマーシャル2本他の撮影依頼が舞い込みてんやわんや(「てんやわんや」は獅子文六が宇和島市津島町に疎開していた体験が題材)、違う作品なのに時代が重なり探し物に(あれっ!?これはどっちの作品だっけ?)と、勘違いするフィルム・コミッションあるある。一人では到底できないので、松山市などに協力支援を仰ぐ。

邦画で以前から言われているのが「完全オリジナル作品の少なさ」。リメイク、リブート、続編、原作映画化が圧倒的に多い。2017年公開の邦画をみるとベスト10の中に完全オリジナル作品はゼロ。製作陣も確実にヒットを狙いたいから既に知られている、ファンが既にいる作品を映画化するのはリスク回避として当然の考え。

ただ、新鮮味に欠けるのも事実で(これは映画化すべき内容?)と思ってしまうことも。そんな中で完全オリジナル作品に挑もうとしている作品は期待したい。オリジナル作品の良し悪しは「題材」に尽きる。でこれらの題材は特別なモノではなく日常に埋もれ気づかないことが多い。(それが題材??)と思うものでさえ作品になる。更に!その題材に深く関わっているのは人間なのも忘れてはいけない。結局、人間ドラマね。

2018年2月21日水曜日

プロジェクトサイクルの渦中で。

想像は際限ないから次から次へと問うてくる。やってみたら大したことなかったというのは、実際に大したことなかったことなのか?それともシュミレーションを細部まで行った結果なのか?知る由もナシ!これまでも「初めて」なことは何度もあったのでこれまでの経験値が少しは役に立つかと思いきや全く落ち着かない(笑)。協力&来場していただく方々に満足してもらわなければ。

「検討→計画→準備→実行→集結」はプロジェクトサイクルの基本。現在は「準備」、昨日も煮つまりヴェントディマーレさんに助言を仰ぎ、結論づける。そして、ナゼ私は悩むのか?の構造を考える。つまり「理想と現実の環境」に隔たりがあり【(自分が満足する)合格点の落とし所を探っているから】と分析。自分の中で譲れる所と譲れない所が明確なら、そこが判断基準なのね。

あとは不確定要素といえば、来場者と天気。1月、2月のお城下マルシェ花園は奇跡的に暖かかった。リスクの捉え方は「プロジェクトの成果に与えるか否か×発生頻度=リスクの影響」。シュミレーションしても当日にひっくり返ることはよくあるので、最後は腹をくくるしかありません。全てが美味しくまとまりますように!

2018年2月20日火曜日

家とカフェの間の仕掛け

写真の方達は申し合わせて集まった訳ではなく偶然に「居合わせた人たち」です。着物姿は杉浦綾さん、言わずと知れたsugiurakoubouを構える砥部焼作家。愛顔の食卓でも杉浦さんの器を数多く使っています。その隣はhibiという店のオーナーの浜田さん。子供同士が同じ幼稚園だったご縁。そして山本夫妻&ケンジくん!もの凄い勢いの青年実業家、シェアライフデザインというシェアハウスの代表でもあります。

気軽に立ち寄っていただけるって幸せ、立ち寄るに理由なんて不要です。10分、15分ほど談笑してそれぞれ帰る、そしてまた偶然に立ち寄る人で席は埋まる。なんだかいい感じです。そこに我々も加わり互いの近況やナイスクリームの今後などについて語らう。街中で、このような家でもないカフェでもない寛ぎのある「中間拠点」って今後求められる予感!

事業はニーズに合わせて変化する、それが「成長」と教わったので「やりながら改善」です。試食の延長で始めた「えひめ粥」も3月でシーズンオフで一区切り。次は「フラリと立ち寄れる」仕掛けか!?えぇ、単に商品を置いてるだけでは売れません。その次は「もっと商品説明を積極的に」を考えています。できることはなんでもしよう!考え悩む時間があるなら行動しよう!

頑張らないこと!

某所にて。「ハードがあるからソフトがあるんだろ?」「コンピューターだってハードがあるからソフトが存在するんだ、ハードが買えないなら意味がない」。【卵が先か?鶏が先か?論】どっちでもいいんじゃないですか?が持論ですが(考え方一つで変わるのにな・・・)と思う。ソフト先行の中で(ソフトにハードが必要になった!)というのならソフトに欠かせないハードとして購入できるのに・・。ハードを買うからソフトをするはNGです。

「課題への向き合い方について」も。放置できない地域の課題に気づいたものの、個人で活動をしている方。その課題が悪化すると地域にどんな影響があるのか?は一人ではなく大勢の問題、その問題へ「私は自分の得意分野でこう取り組む」であれば、わざわざ感ナシに自然体で活動できるのでは?と助言。地域づくり活動は持続が大切、課題に気づいたからと責任を抱え込んで頑張らないこと!

頑張って抱え込み、挙げ句の果てに倒れても誰も褒めてはくれません。燃え尽きた人、崩壊した人など今までに多く見てきたけど、みんな真面目だった人。そもそも「全員が無理やり地域づくりに参加する必要はない」と最近は思うほど。「意識が変わった時が参加を検討する時」です。写真は「こんなんじゃなーい!」みきゃん。本文と関係ありません。

2018年2月19日月曜日

25年ぶりに立つ。

今から25年前の話。NYの日本食レストラン「しゃぶ辰」でアルバイトをしていた私は、深夜シフトに採用され10時から翌朝4時までのシフトでマネジャー、メキシコ人の厨房との3人で毎日、8卓をまわしていました。夜のお客は全員!が個性的で映画に登場しそうな人たち。ドラッククィーン、経営者、お姉様たち、食べ方が変な人などと接するうちにチップが1回で200ドルだったり、移籍を打診されたりと、2年間の経験は濃すぎて、それ以降ホール経験はなし。

それから25年後、2月25日に行う「花園町通りCAFE」に立ちます!飲食もできますが、飲食が目的ではなく「花園町へお越しいただくことが目的」です。立ち寄っていただき休憩のみでもOK、コーヒーやジュースだけでもOK、小腹が空いていたら軽食もスイーツもあります。私は10時-14時まで会場にいます、マルシェと異なり、一箇所で時間を過ごすのもいいですね。

そして当日は11:0012:30から、やのくにこさん(フードトレンドクリエイター)による【おいしい和食】授業があります。参加無料で各回30分程度、食育の話やおにぎりやトン汁の実演もあります。花園町でどれだけ気持ちよく、ゆっくり豊かに過ごせるか?場所は西通りのウッドデッキです。昨日のマルシェでも多くの方が休憩していました。1つ1つ実験中!