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2024年7月31日水曜日

審査の裏側。


足掛け7年、直近2回は隔年開催だった佐田岬ワンダービューコンテンスト(通称:サダワン)第五回で有終の美。

2018年の第一回目、参加者へロケハン講座をして夜遅くまで話し込んだ思い出。
その第一回目は、ドローン撮影作品が応募の大半を占めて「ドローン祭」と称したほど。

審査員の好みもあり、私はアニメーション作品に一定の評価を与えていて、それは構成や演出に手間や工夫が必要だから。
経験の差=クオリティの差に出やすいアニメーションだけど、チャレンジ精神を評価してた。

人に焦点をあてたドキュメンタリー作品に評価が集まった回もあり、音楽もなく自然光、自然音の中で語られる生き様などは、他とは違う“ワンダー”を感じたり。

演出?本物?と“見まごう”たのは、カップルが佐田岬を訪れて、場面転換でウェディングドレスとタキシード姿で結ばれたという演出。演出とは知らずに一人ジ〜ンときた作品。

毎回応募してくださる方もいて、それもクオリティが高いから入賞を重ねると、評価も厳しくなったけど、切り口が毎回異なるから別作品として評価。
第5回でも入賞し、サダワンでの受賞を通して育った応募者。

全5回の開催で300作品以上が集まったことは誇れること。
今後は受賞作品を伊方町のPRに活用することに注力すると伊方町。でも、町長だったかな?「何かの機会に復活するかも!?」的な発言に、審査員と応募者で顔を見合わせてしまった事実。
写真は表彰式直前、夕陽が真っ正面で直視できなかった審査員。

2024年7月30日火曜日

環境大事。


保内町「武蔵(たけくら)」での昼食から車で15分、伊方町に到着。気温33度、港町なので海風が気持ちいけど日差しは強い。

出番(佐田岬ワンダービューコンペティション表彰式)はまだ5時間先なので、役場内に用意いただいた控室でテレワーク。自宅アパートよりも快適で仕事が進む。

先ほど、爆音をあげて爆上戦隊ブンブンジャーがやってきて、伊方町の大ピンチを救ってくれたよう。子ども達の「がんばれっー!」などの声援がヒーローに届いたよう。微笑ましい。

ここは「きなはいや伊方まつり」。春祭り、秋祭りもあるけれど、伊方町で最も大規模に行うのが「きなはいや伊方まつり」。

テレワークの良い点は作業環境が変わったことによる気分転換で、階下に広がる会場のにぎわいもBGM。
おかげさまで滞っていた資料など全てが終了。作業環境って本当に大事、これを暑く狭いアパートでしていたら・・・と思うと終わってなかっただろうな。

集合時間まで30分!頑張ったご褒美(いつも自分に甘い)に出店で小腹を満たすために会場へ降りてきた。

(スイーツも食べたいけど、小腹が減ってるからな・・・)と、会場をうろついていると「お兄さん!唐揚げいかが?」と声をかけてくれた“お姉さん”。
「1個オマケするから、どう?」で1パック500円の唐揚げを購入。
小腹も満たされ17:30。
いよいよ第五回佐田岬ワンダービューコンペティション表彰式へ!

ごりらくん。


日曜日、出先での昼食は選択肢が少なく「コンビニ飯は・・・。」「チェーン店は・・・。」となり地元店に絞るも、日曜日は休みの店多し。
ココは八幡浜市保内町。

「おっ!ゴリラくんが開いてる!」となり、ハンドルを切って向かうもオープン時間(11時)前に到着してしまい車中で10分ほど待機。

11時になり「よし!行こう!」と4人で向かうと既に先客が3人、後客が1人。
「スゴい人気店ですね。」と私。「ここ(ゴリラくん)、繁盛店ですが休みの日も多くて、私も今日が初めてです。」と同乗者。
「じゃあ、私は運がいいね!どんな食事なんだろう!楽しみ!」と期待が一方的に膨らむもオープンしない。

(日曜日だし準備が遅くなったのかも)と思っていても開かず5分ほど過ぎた頃にドアが開き、先客が入ろうとしたら中から女性が出てきて「今日は休みなの。」

「えぇっ!でも日曜日はオープンって書いてあるよ」と先客。私たちも覗き込んでしまう。すると「日曜日はオープンだけど月の最終日曜日は休みなの。」「えぇっ!ナニソレ!?」と押し問答になりそうだったので我々は先に退散。

「お楽しみは次回というコトで!」と、ゴリラくんから車で2-3分の「武蔵(たけくら)」と言うお店で昼食。
まだ仕事前で、これから仕事なのに先に美味しい食事をご馳走になり、伊方町へ出発!

2024年7月29日月曜日

予想外だったのは・・・。


昨年末に企画、1月に助成金を申請して4月に採択された
「ストックフレーム(色々な作品を額装できる愛媛県材活用のフレーム)」。

試作を経て化粧板は12mm厚から5.5mm厚に変更、表面は0.5mmプラバンで作品感を演出。
今回も妄想を実現してくれたのは木生活の宮浦さん、そしてお手伝いしてくださった平野さん。

早速、子ども達は作品を収納するガイド作成に木材切りに挑戦!30%がココ大付属学園初参加、50%が低学年という参加状況の中、子ども達がノコギリをにぎり、木材を切り始めると・・・「指切っちゃった!」と低学年。

周りの子ども達の方が騒ぐので、すみやかに応急処置、幸い傷は浅く止血できて一安心。
4年目、これまでの経験対応(額パックリ、擦り傷血だらけ、たんこぶなど)は伊達じゃない。

木材を切り終わり、ボンドで接着。乾燥までの間に今度はフレームに入れる作品づくり。
我が子の思い出で良かったのは「子供の手形」、手のひらに絵の具を乗せてもらい、グチャグチャに広げて紙にペタッ!と押すと見事な手形が完成。

ここまでは時間通りだったけど、40人、それも小学生が手を洗うのは、大人が手を洗うとは大違いで、遊びながら洗うから全員が終わるまで30分以上かかってしまい、終了時間を迎えてしまう。
研磨などの作業は翌日へ持ち越し・・・。

独り言。


「踊りが好きなので将来はダンサーになって、テーマパークなどで活躍したい。」
と夢を語ってくれた若者。

「将来は映画監督になりたい。」と語ってくれたものの、卒業後のキャリアパスをどう描いたらいいか悩む若者。

「古着屋のバイヤーになって海外で仕入れをしたい。」と得意の語学を活かしたいと語ってくれた若者。

「これまで培った経験を活かして、残りの人生を充実させたい。」と、本人も自分の心境変化に驚いていた50代。

就職説明会などでは出会いにくい職種/未来だけど、「絶対になれるよ!できるよ!」と、後押しは私の使命と思っていて、自身の夢を他人に語れるって素晴らしい!となる。

そもそも、他人の私に語ってくれた理由は何か(≒口に出すことで決意、話すことでイメージ化など)を思ってのことと察する
。夢を聞いてエネルギーがチャージされる52歳。

「理念(≒描く未来)で生活はできません。」と言って去ったスタッフがいたけど、「描く未来がない生活は味気ない。」とも思う。

時流というか話題、多数派に乗るのもいいけど、パッ!と取り上げられたモノコトは、パッ!と消えるしまう傾向があることを忘れてはいけない。

時に時流やメインストリームに抗いながらも、自身が描く未来を信じている人へ叶えて欲しいとエール。
こういう人たちは少数派だから支援の手が届かない・・・でもとても重要と思った朝。

2024年7月28日日曜日

1/6を終える。

熱中症アラートで外で遊べない日が続く。

今夏は35日間、最初の6日間が終了。初日&最初の週を無事に過ごせるか?が肝だったけど、やはり色々起こった激動の最初の週。

初参加の子が緊張から泣きじゃくる様子を見守り、友達に仲間はずれされたと涙で訴えてきた子がいれば、新しく「廊下は走らない!」のルールが追加され、おにぎりを握ったことがなくペタンコにした子、ドッヂボールでバランスを崩して足を痛めた子、のこぎりで指先を切り血が出た子、「宿題なんてゴミ箱へ!」と叫んだ子など。子ども達は面白い(笑)。

参加者の1/3が初参加なので、当然、保護者も1/3が初参加。
どこでココ大付属学園を知り、申込に至った経緯を教えてくれた方もいて、転勤で松山に来た方、ハーモニープラザなどで紹介された方、学童ではない雰囲気を求めてきた人、口コミやSNSで知った方など、理由もそれぞれなら心配もそれぞれ。

「他校の子と仲良くできるでしょうか?」「自主性は育めるでしょうか?」「お弁当(昼飯)は食べてくれるでしょうか?」など心配は尽きない。

でも“心配事の90%は起こらない”と言われているから、心配ではなく期待を子ども達に託してみよう!大人には及ばないけど、子ども達なりに考えている時もある。

ちなみにプロジェクトマネジメント的に言うと、もう1/6が終わったではなく、まだ5/6残ってるという残務作業量で計るべき。予想しない事がまだ5/6とは・・・。

美味しさの方程式。


「おにぎり百景」では平岡米を二升(3.6kg)炊く。
甘さがあり、モチモチ、炊き上がった香りもよく、料理人のパパイズム鈴木さんも「このお米は美味しい!」とうなるほど。

作ったおにぎりは、“塩のみ”の塩おにぎりをササッとつくり頬張る。多くの子ども達は“ふりかけ”でカラフル&味変が好みだったけど、アスリート系の子ども達は「塩だけがいい」と、ストイックな食べ方。梅干しも好んでた。

写真は自分で握ったおにぎりを囲んでピクニック飯を広げてた子ども達。
「おやっ!ご飯は?」「今日は自分が作ったおにぎりがご飯だよ!」「そうなんだ楽しそうだね。インチキに一つくれるの?」「絶対にヤダ!ダメ!」と、それまで和やかな雰囲気が拒絶モードになる子ども達。

連日、熱中症アラートが出ているから、子ども達は中庭や卓球場で遊べず、ならば気分だけでもお外で・・・という感じか。

おにぎり作り体験は子ども達に好評で、「もう一個食べたい!」とパクパクする子どもに「大丈夫?」と声をかけると、数分後、食べ過ぎようで「お腹いっぱいですぅ・・・」と、お腹をさすって唸る子も。
まぁ、加減を学ぶ機会にもなったということで。

結局、二升(3.6kg)炊いた平岡米のおにぎりは、なんだかんだで全て食べてしまった!
お米が美味しいと何しても美味しいという方程式を見つけてしまった私たち。
「ねぇ、インチキ、次はどんなおにぎり?」と子ども達。

2024年7月27日土曜日

本日も悪役。

ところで、君たちはどうして靴を履いてないのか?

何をしているかと言うと「本日のお菓子2倍チャレンジ!」の様子。
スタッフが作った手作りサイコロ、特別な目的もなく作ったようだけど、子ども達には“何か”を感じさせたようで、「インチキ!このサイコロで、お菓子2倍に挑戦したい!」と言ってきた!

「一日一回、サイコロを2回振って連続で同じ数字(ゾロ目)を出したら、お菓子2倍はどう?」と伝えると、やる気10000%の子ども達!
次々と挑戦するも、なかなかゾロ目が出ない。期待を膨らませて振るも結果に落胆する子ども達・・・。

次々と挑戦者が挑む中で、初めて2回連続(ゾロ目)が出た!歓喜の子ども。
そんな雰囲気に感化されたのか、普段は物静かな子も「やりたいな・・・」とつぶやいたので挑戦すると・・・ナント!その子にもゾロ目が出た。
でも、物静かな子なので私だけが見守っての確認。とても嬉しかったようで微笑む、その子。

結局、2人だけが本日のお菓子2倍をゲット。
すると、どうしてもお菓子2倍をゲットしたい子どもが「先にマス目を言うから(=宣言するから)、振ったサイコロが言った通りに出たら2倍ゲットはダメ?」と提案してきたので「いいね!」と言った瞬間から「“1”を出します!」とサイコロを振る子ども達。

すると、高確率で宣言したマス目と振ったマス目が同じになった子が出て歓喜するも「お菓子2倍チャレンジは一日一回でしょ?」と非情のルールを伝えると「インチキ、ヒドイ!サイテー!キライ!」と言われ放題。

謎解き探偵団!


ふと、アイコンのような並んだイラストに「ナニコレ!?」となる。
よく見ると動物や花など色々なものが描かれていてカワイイ!どうやら「イラストしりとり」のようで面白い!となる。
でも、わかるモノもあれば、???のモノもあり、集まってきた子ども達らと一緒に謎解きに挑む!

左上からリス→スイカ→カイ→イカ→カイガラ→ランドセル→●●●→トマト→トリ→リンゴ→ゴリラ→ラッパ→●●●→リンゴジュース→●●●→カラス→スイミング→グミ→ミルク→クルミ→ミカンアイス→ス(お酢)→スルメ→メダカ→●●●→チクワ→ワンコ→コマ→マクラ→ラクダ→●●●。

難問だったのは「ランドセル→●●●→トマト」「ラッパ→●●●→リンゴジュース→●●●→カラス」「メダカ→●●●→チクワ」「ラクダ→●●●」、分かるようで分からない絵。

謎解き探偵団の頭脳をもっても難しい。
でも、実はそんなコトよりも、かわいいアイコンに魅了されてしまう。

正解は・・・。
「ランドセル→ルーレット→トマト」「ラッパ→パセリ→リンゴジュース→スルメイカ→カラス」「メダカ→カエリミチ(帰り道)→チクワ」そして「ラクダ→ダブルン(誰も知らない、誰?)

2024年7月26日金曜日

多大な協力と理解で今夏もスタート。


今夏も色々な寄付をいただきスタート。
消毒剤やマスクなどの衛生用品、ペンやファイル、ボンドなどの文具類、大小様々なカラフル空き箱、段ボールからの端材、お菓子、コマなどの遊具。そして「平岡米」。
この場を借りてお礼と感謝。
ココ大付属学園は本当に大勢の方の協力と理解で成り立っている。

新しいモノを見るのに長けている子ども達。そして遊びかた&ルールを"その場”で作るのだから、スゴいとしか言いようがない。
早速、寄付された黒い箱を使い、寄付されたコマで遊ぶ子ども達。いわゆる「喧嘩コマ」が始まるものの、上手に回せる子 or 回せない子で勝負は歴然。

すると、誰が始めたのか分からないけど、粘土で錘(オモリ)を作り、コマに入れて重量化してきた!回しやすくもなり勝ちやすくなる。
いったい、こんな知識をどこで仕入れたのだろうか?でも、案の定「それ、ズルいよー」などのクレームが入る。

こう言うのを"知識/知識”と言うのか“工夫”と言うのか?“勝ちへのこだわり”と言うのかもしれない。
と感心していると、すでにコマ遊びは終わっていて、次の遊びに移ってた!素早さも子ども達の特徴!

寄付いただいた多くの品々は、ココ大付属学園で有意義に使わせていただいています。

1,111,111回目。


学長日記のアクセス数が100万回を超えたと書いたのが2023年7月24日。
その一年後に1,111,111回のゾロ目を超える。毎日300回以上の閲覧があった計算。

ココ大を設立して認知度を高めようと考えるも資金がなく、無料で始められるPR手段としてブログに着目し、書く練習にもなるからと、2011年から書き始めて今回で6511回目。
ハッシュタグもSEO対策など、一切してなく、単に自分の内省と言うか思った感じたことを綴ってるだけで、(時々誤解されるけど)報酬もスポンサーもなにもない。

しかし「学長日記を読んでから一日が始まります。」「考えたい時に日記を読んでます。」「隙間時間に読んでます。」など、時々感想が寄せられるのが、嬉しかった恥ずかしかったり。
読者には貴重な時間を割いてくださり大感謝。と、言っても本人は何の忖度もなく好き放題に書いてるだけです。

ただ、好き放題に書いていても、自分では想像もしなかったコトに結びついているのは事実で、コラムやエッセイ、提言などの寄稿を依頼されたり、新聞への依頼、ラジオ構成の素材になったり。「継続は力なり」とは本当。

「学長日記って壁打ちのように読んでます。」と感想を言われたのは先日。(あぁ、そんな風に捉えている人もいるんだ)と気づく。

ちなみに、一つだけ心がけているのは、一過性の時事に参加しないようにしていること。
「Eテレ」のような我が道を行く的な内容を目指して次は1,234,567回。

2024年7月25日木曜日

景色を見たいかどうか。


「早く始めれば、早く失敗して、早く修正すれば、早く成功する。」の“早い”は“若い”ではない話。

仮にAさん、50歳で起業。でもすぐにつまづいてしまった。
でも、つまづいた原因を自分(内)に見つけることができたので、直ぐに改善でき、トライ&エラーを繰り返した結果、早く成果を出せた。

仮にBさん、50歳で起業。でもすぐにつまづいてしまった。
でも、つまづいた原因は社会(外)にあると思ったため、改善策を講じても効果を感じにくく、モタモタした結果、社会に恨み節で事業を閉じた。

この“差”は、内側=自分だから、自身が改善すれば直ぐに反応が得られるのに対して、外=社会に求めた場合、捉え所がないフワッとした課題、改善策になるので反応もフワッとなる点。
そもそも、社会のせいにする時点でアウト。

20代でも同じ、年齢ではなく意欲の話。
誰でも失敗(≒つまづき)はしたくないけど、(大小の)失敗がなくて先はあり得ないは本当の話。かつ、その失敗は一回だけではなく、二回、三回とあるかもしれないと思うとゲンナリするのも分かる。

でも、
二回、三回も経験すれば意欲&精神的にタフになっていて動じず、また失敗の経験から「レジリエンス(回復力)」を得ていると思いたい。

すると「早く始めれば、早く失敗して、早く修正すれば、早く成功する。」の極意は何か?と問われたら「グリッド(やり遂げる力)」であり、やり遂げた人だけが見れる景色を見たいかどうか?という話。

いきなり傑作。


私からは一言も一切、似顔絵を描いて欲しいと言っていないのに、なぜか?似顔絵を描いてくれる子ども達。

ただ、似顔絵だけど奇想天外な似顔絵(例:怪獣のようだったり、仙人のようだったり、なぜか女装してたり、体が動物だったり・・・)も多く、その度に爆笑するからかな?
こぞって似顔絵を描いてくれるので「インチキ似顔絵選手権ができるね!」となる。

そんな中、縦横30cm四方のダンボールに似顔絵を描いてくれたのは初参加の子。
どこで観察していたのか分からないけど、一生懸命に描いたことが分かるタッチ。
突然、「ハイ!インチキ!」と渡されたから驚きと共に大感謝!
「似ている!」「似ていない!」の論争が子ども同士で起きるほどの力作。素晴らしい作品をいただきました。

「描かされた絵」と「描きたいと思った絵」の違いは、線の運びに気持ちが乗っかっているか否か。丁寧さの違いと言ってもいいかも。「飾らせてもらうね!」と伝えると本人も満足げ。

ココ大付属学園は、こんなノビノビであり続けたい
と思った件。

それぞれがそれぞれに好きなコトをしているから、一見するとカオス(=Chaos/無秩序で、様々な要素が入り乱れ、一貫性が見出せない状況・様相を形容する表現)だけど、カオスの先に自浄効果が見えたりするのだから、子供の世界は大人が簡単に測れるモノではないと。

2024年7月24日水曜日

初日を乗り切った!


今夏のココ大付属学園は、30%が初参加という比率。
3人に1人が初めてなので、私たちもドキドキしていたけど、初参加の子ども達の方もドキドキしていて、部屋の入り口まで来たものの立ち止まってしまった子。目をキョロキョロしながら(ココはナニ?と)入ってきた子。保護者の後ろに隠れて入ってきた子。不安で泣き出して出ていった保護者を追いかけた子など、いきなり物語。

しかーし!出会ってから3時間後には・・・。
「(子)私ね、自分が素で話せるのはインチキぐらいかもしれない。(私)そっ、そうなんだ。嬉しいね、ありがとう。」「(子)インチキ先生、これあげる。」と似顔絵を描いてくれる。

「(子)手紙書いたけん、読んで。」と読むと、インチキインチキインチキ・・・と綴られていたので「インチキ先生、いつも親切にありがとう。大好きです。」と勝手に内容を変えて声に出すと「違う!」と叫ぶ子ども。

他にも「大キライ!」と書かれた紙を渡されても「大好きって書いある!」と驚くと、「違う!全然違う!」と全身を使って全否定するものの、顔はニヤニヤする子。
君たちとは、出会ってまだ3時間しか経ってないのに、この近い距離感ってナニ?」と言うと「別にいいじゃん!」と、子ども達の潜在的コミュニケーション力の高さを知る。

前述の不安で泣きじゃくっていた子も「インチキ先生、アヤカさん(スタッフのこと)はどこかな?」と尋ねてきてくれた!
初日を無事に乗り切った!

お手柔らかに。


ココ大付属学園は4回目。1回目から参加の子も多く、そんな子は1年生→4年生に、3年生→6年生となり(当然だけど)、身長が伸びたり、落ち着いたり、声変わりしていたり・・・。成長が分かるのが何だか嬉しい。

ふと気づいたのは春編の時。
1回目から参加している彼らを第一世代と言うならば、春や今夏から参加の子ども達は第二世代。
年齢の差もあるけど、遊び方も言葉遣いも全く違う。これを“幼さ”とも言うけど、同じ小学生ながら、低学年と高学年を分ける理由が今さらながら分かった気がする。

“その差”はお弁当にも表れ、低学年女の子のお弁当を見せてもらうと、積極的に「見てーー!」とお弁当を並べてくれる。

卵焼きはハート型だし、口が小さいからおかずは小さく切ってあるし、色鮮やかな配色だし、フルーツまで可愛い(ちなみに楊枝も可愛く「これは誰?」と尋ねるとクジラだったかな?)
ちなみに高学年だと「なんで、インチキに見せないといけないのさ!」とつれない(涙)

そして低学年の女の子は、いきなり箸をつけるのではなく、(わぁーー!)と感嘆の声をあげて、一度中身を見渡してから食べるのね。
ちなみに高学年は「昨日の残り物だよ。」と現実を教えてくれる。これも成長の一つ。

でも、どのお弁当からも愛情は伝わり、お弁当のない私へは「かわいそう・・・」と嘆いてくれるのも低学年だけ。
高学年は「自分で作らないのがいけない」と手厳しい!

2024年7月23日火曜日

ペロリ五合。


平岡家から七分付のお米20kgが届いた!一升炊きの炊飯器もある!試食してみなければ分からないと言うことで、学生達には「おかずだけ持ってきてね!」と伝えて当日。

私を含めて5人だったので(余れば冷凍しておけばいいか←ココ大付属学園には冷蔵庫がある)5合を準備。機種に最適な炊き方を知り、30分浸して豪熱沸騰開始!

約1時間後、ピロピロ〜♪とメロディが鳴り「お腹すいたね!」となる。フタをあけると湯気の向こうに見えたのは一粒一粒が立っている白米!「オォ〜」と覗いた全員がなる。

試食は子ども達が握る手順と同じに「消毒→衛生手袋装着→おにぎりぽっけ(秘密兵器)に白米入れる→おにぎりぽっけで包む→三角形のおにぎり完成」となる。

実は「おにぎりを握るのが苦手」の学生もいたけど、おにぎりぽっけを使えば半自動的に三角形になるので便利!となる。

そして実食。やや硬めに炊いたのが良かったようで、歯応えもありモチモチもしていてい平岡米のおいしさを噛み締める五人。

「お代わりどうぞ!」とすすめると、4人全員が二個目のおにぎり。今度はふりかけやおかずを入れたアレンジおにぎり。「おいしい!おいしい!」と頬張り、空腹を満たしてくれる。

炊いた5合は釜からなくなったものの、「私、もっと食べられるけどな。」「私もいける!」と、頼もしかった学生達。

ロングライフ商品。


思いつきの日帰り旅行だったから、お土産まで考えておらず。
でも、北海道は松山でも物産展を定期的にするほどの土産宝庫の地。新千歳空港では土産を買ってもらおうと競い合ってPR。

こういう時だからこそ、新規開拓で新しい商品や味にチャレンジ!と思いきや、なぜか定番の品・味を求める自分にビックリ。

複数の店舗をめぐり、カレースープのレトルト、ジンギスカン、六花亭のバターサンド、味噌ラーメン、ロイズのチョコ、花畑牧場の生キャラメル、もろこしチョコなど物色した結果、5種類(ブラックサンダー、じゃがポックル、ロイズチョコレート/チップス、鮭とば)。

鮭とば(鮭を短冊状に切った干物/燻製)は、長男君のリクエストで物色、売り場を見つけると定番の“鮭とば”を発見。「これこれ!」と手に取ったものの、隣には手に取った品の倍ほどの長さの商品があり、ナニコレ?となる。

「ロッキーサーモン(原材料:北海道鮭、塩、香辛料/酒粕)」という商品で大きいし値頃感あるし、知らなかっただけでロングセラー商品とのこと。

大きいから迫力あるし、お土産にピッタリ!ということで長男君は自分用に私はお世話になっている方へのお土産に。

結局、目につく(≒安心)商品は、北海道であっても「ロングライフ(長年、売れ続いている)商品」と言うこと。

2024年7月22日月曜日

やってみて得ること。


情報の渦に溺れているから、実体験がなくとも“そんな気”というか“分かった気”になるのも分かる。
だけど、“そんな気”や“分かった気”はあくまでも脳が描いた想像(イメージ)なので、想像と現実を混ぜては危険!

話せば分かる/理解できることも、実際にしてみると・・・。
  • ダンボールオセロの完成後、マス目を描こうとしたものの、消えるので余っていた毛糸でマス目を作ると十分に機能した、遊べた。
  • おにぎりを握った時、ご飯がアツアツで子ども達が握る時は冷ました方がいいと分かった。
  • カッターの刃が鈍ったので交換と思ったら折らずに一本丸ごと替えようとしたので「折ったらいいよ」と助言したら刃の折り方を知らなかった。
  • 新聞紙でボールを作る時は芯をギュッと固くして作り、布製ガムテープで新聞紙が見えなくなるまで覆う。
  • 蜜蝋を塗る際、布ではなく直に指で触れて塗った方が早いし気持ちい良かった・・など。
つい、企画者は立案しただけで満足しがち(そこに達成感を得る)だけど、実際に手や体を動かしてみることで「良さ」や「改善点」は分かるもの。

こう言う機会がないと経験しないことだらけだった学生達。
もしかしたら「そんな経験、いらないんじゃないの?」と言われそうだけど、学生達は「面白かったー!」と言ってくれたからよしとする。

大学生と準備中。


松山東雲女子大学で教えている「ボランティア論」授業も残り3回。
ボランティア論授業では、期末テストの代わりにボランティア体験を課していて、ココ大付属学園でのボランティア体験がクライマックス。

写真では伝わらないけど「早くっ〜〜!」と声をあげているのは「ココ大付属学園のルール」を制作してくれた学生。
素晴らしい完成度で、いざ貼ろうとしたものの仲間が来ず、手を離せず困っている姿がおかしく、笑ってしまい「後ろ姿だから使わせてね!」と、返事もできない彼女をパチリ。

「先生、ココが破れているので新しい紙で書きますか?」「いや、その破れを活用しよう!」「えっ!?」「例えば何かが“かじった”とかどう?」「あっ!そうか、分かりました。」と、端が破れていても逆転の発想で、子ども達のツッコミポイントをつくる。
破れ箇所は“リンゴがかじられた”デザインになった。

今夏から業務用扇風機が各部屋に導入された!
その威力はスゴいものの、子ども達の好奇心の的になりそうで「触らないって言う注意書きを作ってくれる?」「扇風機に目や口を描いたら面白そう!」とユニークなアイデアに喜ぶも、風力で外れてしまいそうで別案に。

でも、こんな「正解不正解のない問い」へ自分なりに考えて最適解を出す機会は授業にふさわしい。
授業だけど、ボランティアの本質は発意であり、楽しもう!と思う気持ちも発意。

2024年7月21日日曜日

LCCについて。

5分遅れて10分早く着いたジェットスター

(余裕って大事)と痛感したのはLCC(ジェットスター)の利用時。
成田空港駅に着いても搭乗ターミナルは第3ターミナル(≒端)。
改札口を出てしばらく歩き、エスカレーターであがると地上階に出る。

地上階に出てからLCCの搭乗口への案内は、地面に記された矢印に進めばいいのだけど、480m先と書いてあり約5分の距離。建物に入っても更に道は進み、階段を降りてまた進む。
やっとターミナル棟に到着するも今度は搭乗手続き、今回は事前にオンラインでチェックインを済ませていたので待つことなく通過。

搭乗手続きを済ませたので搭乗口を目指す。また階段を上って下りて搭乗口に到着。
駅に到着してから20分以上、今回は途中にトイレにも行ったから約25分。走らずに徒歩時間。

そして帰り。アナウンスが誤解を招いたのか?1人2個、計7kgの確認用計量のはずが「荷物の重さチェックは全員必要」と受け止められたようで計測に長蛇の列ができてしまった。
搭乗時刻になっても列は解消せず、お土産が入った透明バッグを持つ我々は列を横目に搭乗。
そして案の定、出発が5分ほど遅れる。

成田空港からの特急は時間指定だから遅れたら余裕がなくなる・・・と思いつつ、仕方がないと思っていたら、10分早く成田空港に到着した(差し引いて5分早い)。

でも、飛行機から出るのに時間を要したり、端のゲートに到着したので出口まで遠かったりして、1000m以上歩いて駅に到着、特急にはジャストオンタイムで乗車となる。

心に余裕があると、不測の事態でも動じないコトを実体験で痛感。
松山空港の感覚でいると痛い目にあう。