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2025年3月10日月曜日

水木しげる記念館にて。


“ムー”少年だったからか、中学生から水木しげるのファン。
「あんな」「こんな」「そんな」を10年前から書いたり、展示会に行ったり(爆)。
だから、松江駅(島根県)から米子駅(鳥取県)までわずか30分、米子駅から境港駅まで50分ほどと知ったら、「水木しげる記念館」に行くしかないでしょう!聖地!

館内は生い立ちから始まり、絵が上手な神童と言われ、のんのん婆と過ごしたことで「目に見えないモノに興味を抱いたり」したものの、いづれ来る・・・と思っていた赤紙が来たら(もう終わりだ・・・)と絶望し、南の戦地へ送り込まれても所属部隊が全滅したり、敵襲を受けて瀕死の重傷を負っても死ななかったのは“神がかり的な何かがあったよね?”と思わずにはいられないエピソード。
この辺りは漫画でも発刊されている。

以前から水木しげる作品で気になっていたのが独特の描き方で、唯一無二の雰囲気と思ったら、「アメリカンコミック」に強い影響を受けていたことを、浦沢直樹がホストの「浦沢直樹の漫勉neo(2024年3月18日)」を見たときに納得&解決したのを思い出す。
だから、ゲゲゲの鬼太郎の第一巻(登場人物の水木も)もアメコミタッチ(特にカラー版)。

展示会ではなく記念館だから、生き様などの資料&展示も多く「屁のような人生(要するに全ては屁のようでどこで漂っていても大したことはないのである。)」なんて教訓、そんな境地に辿り着きたい!と思ったほど。

2時間ほど満喫して記念館を出てベンチに座り、電話で話していたら、向こうから「ねずみ男」が、こっちに向かってきて、指で私と自身(ねずみ男)を指して「その電話、代わろうか?」みたいなジェスチャー。

電話が終わり「こんにちは!」と言うと、今度はスマホと自身(ねずみ男)を指さして「写真を撮ろう」的なジェスチャーだったので、撮ったのがコレ。


2025年3月8日土曜日

ついに足立美術館へ。


島根県に前泊。前回は出雲大社に行ったし、石見銀山は遠いし・・・と訪れる際は地域の魅力資源を探すことに余念がなく、国宝の松江城は・・・明日行けるか?となり、色々と調べていると「足立美術館」があるじゃないか!と気づく。
松江駅から電車で25分、これは行かなくてはならない!と出発前に決めていた。

出雲(縁結び)空港から松江駅まで行き、足立美術館の最寄駅は安来駅と分かったが「安来(やすき)」という漢字が読めず「アンライ」と言ってしまい、バスの運転手さんを困らせてスタート!
安来とはドジョウ踊りの安来節で有名な土地柄と後で知った。

安来駅から足立美術館へは無料のシャトルバスが出ていて、この日は悪天候だったのに15人ほどが乗車。約25分揺られて到着した「足立美術館」。

一言で言えば「2002年から23年間連続日本一の日本庭園を持つ美術館」として世界中にその名は広がり、日本一を支える庭師は、サラメシなどの番組に数多く出演されていて有名人。

収蔵品は横山大観(1968-1958)と魯山人(1883-1959)の作品で有名。
ちょうど横山大観の絶筆作品「不二(1957)」が半世紀ぶりに公開という機会(これまで個人所蔵だったのを足立美術館が購入した)で、日本画に詳しくないけど、朦朧体を確立した横山大観は知ってるし、魯山人も「おいしんぼ」の海原雄山のモデルとして知ってた(笑)。

と言うように、収蔵作品よりも美術館そのものに興味がある!行ってみたい!というのは珍しい。少ない。
そんな日本庭園は完璧で、まさに作品の一つで、奥の奥に見える滝まで、視野に入る部分は敷地というのだから、金持ちのあるべき姿を足立美術館に見る。

入館料は2300円/人大人と他の美術館と比べると高いけど、収蔵作品の質、日本庭園の質を考えると高くないと思えるのは私だけではないはず。

2025年1月31日金曜日

今後に期待!


到着した羽田空港第1ビル。その5階に1月27日に新規オープンした「ART’ GALLERY(アートダッシュ・ギャラリー)」に行ってみる。

アンディ・ウォーホルをはじめ、ジェフ・クーンズ、ジャン=ミシェル・バスキア、KAWS、草間彌生、村上隆、奈良美智、田名網敬一などの作品を観れる、買える”という謳い文句だったので、5階へ向かうも、羽田空港をウロウロすることがないので新鮮というか初めてきた。
スタバとかコワーキングスペースがあったけど5階まで目的があって訪れる人は少数だろうな。

奥へと進むとギャラリーが見えてきた。
訪れた日がオープン初日だったので開店祝いの花が並んでいたもののお客さんは0人。
4人の店員さんに「いらっしゃいませ!」と声をかけられて会釈をしながら入店。

店内はうたい文句通り、有名作家の作品が並んでいたけど多くが量産品、一部が限定品の展示で、珍しくはないけど値段は本物に比べたら手頃。

よく見ると一部の作品にはタグが付いていて(おっ!売約済みか!?)と思い、近づいてみたら「Not for Sale」と書かれていて非売品だった・・・。

作品の一部は華やかに魅せる店内ディスプレイ用で、写真中央の田名網敬一のデザインを写した熊人形も非売品だった。

ちなみに写真左上がバスキア、ウォーホル、村上隆。敬愛するキース・ヘリングの作品もあった。

初日だし、まだ全体的に熟してないかな?という感想。
この成熟してない感は昨年訪れた香港のM+と同じ。

とは言え、アートに気軽に触れられる場所が増えるのはいいこと。今後に期待!
そして、また4人に「ありがとうございました!」と送られる。

2025年1月18日土曜日

角川武蔵野ミュージアムへ。

マインクラフトみたい。

埼玉県の聖地巡礼をしようとしたものの、点在していて時間的に1箇所しか行けない・・・となり、それならば予定変更で行ってみたかった埼玉県所沢市にある図書館と美術館が合体している「角川武蔵野ミュージアム」へ。

JR武蔵野線の東所沢駅から徒歩10分ほどの「ところざわサクラタウン」敷地内にミュージアムはあり、建築好きにはたまらないだろう不思議な外観&外装がお出迎え。
隈研吾氏設計とのことだけど、個人的にはそのイメージを具現化した大工さんもスゴい。

入場料1,400円(種別:スタンダード)を払うと1階で所蔵されている角川文庫のライトノベル&マンガが読み放題。イスもありゆっくりできるので、1階だけで1-2時間はいける。

そして、4階と5階が本棚劇場と言われる高さ8mの周りに20,000冊が収蔵されているスペースで、ここも読み放題(でも、高所にある本には絶対手が届かない)。

で、本を読んでいたら「プロジェクションマッピングが始まります。」というアナウンス後に本棚劇場は真っ暗になり、“本棚(本の壁)”への投影が始まり、見学に来ていた小学生と一緒に鑑賞。
小学生、本棚に映し出された映像に全て反応。本が飛び出たり問いかけてきたりと趣向も凝らしていて、数分の上映だったけど(本っていいね!)となる。

子ども達が美術館、図書館で過ごすのは大切(≒感性の育み)と思っていて、スペインやイタリアに行った時も子ども達が名画を前に先生らと意見交換していた姿を思い出す。

上映が終了すると明るくなり、再び読書タイム。
でも、読書に集中していたら、またプロジェクションマッピングの案内。
20分おきに上映のようで劇場は真っ暗。
せっかくなので鑑賞2回目(笑)、でも楽しめたり。
あぁ、もう出る時間だ!