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2023年11月8日水曜日

極端な話。


「ワンピースFILM RED」が、アンコール上映で国内興行収入が201億円、1450万人の動員を突破。日本歴代4位になる(「もののけ姫」と同位)
2022年8月6日の公開から2023年1月29日まで177日間の時点で興行収入は197億円、1427万人の動員。この期間、妻と姪っ子が鑑賞したことを記してた。終映後も書いていた。その後、配信もされて私も見た。
そして、終映から9ヶ月後、10月20日からアンコール上映が始まり4億円、23万人を上乗せ。

2022年の劇場公開作品は634本。10億円以上の興行収入は26本で合計収入は1042.5億円。22年の興行収入は1465.7億円だから、上位26本で興行収入の71%を占めている計算。
そして、608本を同じく残りの423.2億円で割ると6,960万円/本が608本の平均興行収入という強引な計算。

劇場公開作品の慣例は興行収入の50%は劇場側に渡るので約3,500万円が制作側の取り分。そこから制作に必要な費用(人件費など)を差し引くと僅かな利益、もしくは赤字になる可能性大と予測できる。

2022年で10億円以上の興行収入作品の内、アニメ作品は14本。
2022年は上位3作品が100億円超(ワンピース:197億円、呪術廻戦0:138億円、すずめの戸締り:131.5億円)という異常事態だったのは特記事項。

何が言いたいかと言うと、一般人の我々が広告などで知る劇場公開作品は氷山の一角、それも先端の更に端でしかない事実。
「映適マーク」の普及で今後、制作数は減り環境は改善されると言われているけど、極端な二極化が進む映画業界はどうなるのか?と。

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