「撮影(フィルム)・フレンドリー」を求めた発言は、昨年の東京国際映画祭でもMPA(モーション・ピクチャー・アソシエーション=アメリカの映画業界団体)で出た話題。先日も撮影を希望する海外作品の相談があったけど、どうなることやら。
そして、ロケ誘致に不可欠な4か条の「スタッフの能力」「撮影インフラの整備」「撮影フレンドリーな環境」「(魅力的な)インセンティブ」についても昨年、話題に挙がった。
あぁ、今年もか・・・という感じ。
7月にプチョン国際ファンタスティック映画祭を訪れた際、日本の映画監督が韓国をはじめ諸外国のプロデューサーらへピッチ(短いプレゼンテーション)をしたのは、制作費支援やインセンティブを引き出すため。
日本の撮影環境は向上したけど、制作費の支援には渋る日本。以前、補助金申請のお手伝いをした時は、100万円の予定が後出しジャンケンで色々と難癖つけられて数万円の減額になった記憶。
「投資」と認知されにくい日本。この背景には日本の場合「撮影=産業振興」ではなく「撮影=観光振興」の色が濃いから。
だから、今年度から経済産業省主管で動き出した日本のインセンティブ。対海外作品だけでなく、国内作品でも適用(1000万円など)されるし、お金でなくても減免などの措置もある。
育てていかないといけない日本のインセンティブ。名指しで言われてしまう。
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