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2025年2月24日月曜日

キカクガイデス。


コダマさんの園地で採れたレモンの選定作業をお手伝い。
キャリーに入ったレモンを「分太(くん)Ⅱ」という機械に載せる。すると総重量が表示される。
そこからレモンを1個取り出すと、「総重量から1個分の重さが差し引かれる=1個分の重さ」が分かり、その重さから「Lサイズ、Mサイズ、Sサイズ、規格外」の4種類に分けられるのだけど、画面に仕分け種類が表示ではなく、音声で「エルデス、エムデス、エスデス」と教えてくれる。

レモン1個を取ると瞬時に「キカクガイデス。」と分太(くん)Ⅱ。
次のレモンを取っても「キカクガイデス。」、その次を取っても「キカクガイデス。」、更にその次でも「キカクガイデス。」と「キカクガイデス。」が続く。
するとレモンの分別なのに「自分がキカクガイデス。と言われてみるみたいだよ。」と笑いを誘ってしまう。

その後も「キカクガイデス。」「キカクガイデス。」「キカクガイデス。」と続き、時々「エスデス。」と言われるのが嬉しくて、見た目で大きいの選ぶと「エムデス。」と、自分VS分太(くん)Ⅱの静かな戦いが始まる。

でも、Mサイズと思っても「キカクガイデス。」、Sサイズを狙っても「キカクガイデス。」と「キカクガイデス。」がずっと続く。

そして、1個ずつ判別するのがもどかしくなり、どう見ても規格外の小さいレモンを2個取り出したら「エルデス。」という機械音声に「ついにLですか!」と声がかかるも「いや、ゴメンなさい!2個取っちゃった。」と2個分のレモンの重さ=Lサイズ程度と分かる。

分太(くん)Ⅱとの静かな戦いは30分ほどで終了、結果は分太(くん)Ⅱの勝利。
「オレらなんて毎日してるから、そんな風に計量して楽しむ人、初めてだよ。」とコダマさん。

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