ナポリの朝6時。雲ひとつない晴天で空の青色はとても濃く、建物との境界線は強く絵画のよう。
ナポリは中央駅から少し離れただけで下着やシーツが建物同士間で干してあったり、落書きがいたると所にあったり、マラドーナも在籍したSSCナポリの横断幕などが所狭しと掲げられたりと、人の営みがギュッ!ギュッ!と濃縮された街。
そんな中に「サン・セヴェーロ礼拝堂美術館」はあり、中に入ると周りの喧騒がピタッ!と止まる。
とにかく世界最高傑作の一つと言われる1752年にジュセッペ・サンマルティーノによって制作されたクリストヴェラートは必見。ヴェールに覆われたキリストが息を引き取る際の様子が大理石で表現されているのに柔らかさ、透け感が伝わる超絶技巧とはこのことと凝視数分!
で、よく見るとキリストは布団のような上に寝かされていたけど、その布団まで柔らかさが分かる超絶技巧2。
我に返って周りを見たら、周囲には躍動感溢れる大理石像が並び(おやっ!?天使が多いぞ?)と思い数えると50体以上あった(ちなみにココでは、天使は全員男の子でした。)
入場料は10€(約1500円)で1時間ほど堪能できる時間はお得。
撮影は一切禁止なので目に焼き付けるしかなく、でも忘れそうなので絵葉書を自分用にゲット。
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