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2022年10月25日火曜日

自分を養う投資。


「銅造 誕生仏立像」。白鵬時代だから600年〜700年頃の作品。誕生仏とは“生まれたばかりの釈迦像”のことで「なんでも鑑定団」で見たことあるぞ!と思い出して説明書きをよく見る。
釈迦が5歳〜6歳のイメージだそうで、右手をあげて「天上天下唯我独尊(=どんな人も尊く、目的を果たす為に人間に生まれてきた、すべての人は平等である)」と言ったとのことで、オラオラ系(俺様が宇宙で一番えらい等)ではないとのこと。

サントリー美術館は「堪能できた」の一言。1000年前でもマンガはあったし、禁断の愛もあったし、妖怪もいたし、ユーモアとセンスに溢れていたことがわかった。紀元前1600年前でもデザインという概念はあったし、装飾美という感性もあった。
すると日本人の感性は素晴らしいという結論になる。根付(江戸時代に煙草入れ、印籠、巾着や小型の革製鞄、矢立などを紐で帯から吊るし持ち歩いた
留め具)は今でも通用する。

美術を鑑賞したからと言って、企画書や事業の質が良くなるのか?と聞かれたら「反映させるために鑑賞してるわけではない」と答える。これは自分への投資であって、日頃から感性を養うことで感じ方、考え方などが豊かになる。自分への投資は大切。
ここは「美をつくし/大阪市立美術館コレクション展」。

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