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2022年10月30日日曜日

素。


萬翠荘で行われた河野達郎さんの作品展「写真は語る。」を見た帰り道。下り坂を歩いていると坂の上の雲ミュージアムの明るさが夜に映えて(気づかなかった!)とパチリ。何かのシーンに使えますように。
アンセル・アダムス、マン・レイ、ロバート・メイプルソープ、ソール・バス、ビル・カニングカムなど多くの写真家の作品に触発されてきたけど、ローカルな写真もいいと思った作品展。

渡米後に過ごした寮生活では放課後の過ごし方に写真を勉強して白黒写真の撮影から現像まで、暗い現像室に何時間も篭り、時間を忘れて楽しませてもらったことを思い出す。
あれから、まさかFCとなり地域の写真を撮るのが業務になるなんて・・・それも愛媛で!
20年前はこだわったカメラを持ち歩いていたけど、今はスマホで十分。アートではなく“素”が求められるのがロケハン写真。

河野さんの作品の一つに朝の大洲城のシルエット、城下では張られた電線と低い家屋の屋根、犬と散歩の人という市井を感じる作品があって、映画のワンシーンみたいだった。映画と違うのは「演出されてない素の光景」で、広い画角でこうも撮れるのは地方だからと思ったり。
ロケハン写真って、何の変哲もないけど「画になる場所」を撮った写真だから展覧会も可能だよと話したことも思い出す。

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