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2020年10月17日土曜日

どうやって売るか?

その商品は「どんなシーンで話題になりそうか?話題になって欲しいか?」の検討。ターゲットの設定にはユーザーを仮想で特定してステイタスを設定するペルソナ設定が有効と教わり、色々と試みたけど、突き詰めても所詮仮想でしかなく「そこが目的じゃない!」とワナに落ちる自分に嫌気がさしてやめる。その代わりに好んで使うようになったのが「シーン」で、妄想族の私にはしっくりくる。

背景が全く異なるも同じ業務を担当する中予地域の市町職員が集まりワークショップ。冒頭のその商品はどんなシーンで話題になって欲しいか?と尋ねると、付箋紙が100枚以上になった。まだ見ぬ商品ながら、シーンをイメージすると「愛媛からのお土産で話題の一つに」とか「サシ飲みの勝負酒」「夫婦の記念日の乾杯酒」「こどもが寝た後の一人お疲れさん酒」「観光客がバーで愛媛を味わいたい時の酒」など、面白いシーンが出てくるのが特徴。

すると、そのシーンの主人公や周りにいる人は容易に想像できるので、その人たちの意識になりきって販売戦略を立てれば購入する精度は高くなると考える。愛媛のお土産を囲んでいるシーンなら「お土産を買う人は誰なのか?」、一日のお疲れさん酒なら「癒されたい人は誰なのか?」夫婦の記念日なら「何年目の夫婦なのか?」など、シーンから逆引きすれば、紐付けされているから販売シナリオも描きやすいという話。

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