統計で語るな！

久万高原町面河地区、松山市内から約80分。面河渓を有する山と沢に囲まれた自然深い地区。昨日から5回預かることになった「生き方塾」。20代から80代まで年齢、性別、経験も様々な方が集まる。
「残りわずかな人生、静かに過ごしたい」「今までの繋がりを大切にしたい」「生まれ育った面河が大好き」「好きな仲間と暮らしたい」「子供たちに自然を残したい」など、住民の「声」を集める。

そんな期待・希望が叶わなかったら。久万高原町は高齢化率45.54%、600人ほどの面河地区はもっと高いかもしれない。だからといって「人口が減るから増やそう」と、安易なことは言いません。極端だけど「何もしない」「閉村」も選択肢と告げる。「もし、一肌脱いでやるか！と思われる方は次回、お越し下さい」と締めくくる。

こういった講座の場合、「なぜやるか？」の問いが主人公である住民の声で語られることは意外と少なく、これまでの統計で語られることが多い。大切なのは一人一人なのだ！あと4回、面河地区の未来を考える住民とのガチンコ講座。「あんなファシリ、学長じゃないとできん！」とお褒めいただき雪道帰る。