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2023年5月8日月曜日

素晴らしい彼女たち。


「自分の持ち味は何ですか?」と前回の授業で尋ね、そう自分が思った理由も教えてくださいと言うと「自分のことは難しかったです。」「恥ずかしかったです。」などの感想を交えながらも言語化に挑戦してくれた彼女たち。回答と整理が整う。
今日の授業でも賞賛しようと思うけど、学長日記にも掲載。地域や社会の役に立ちたい彼女たちは素晴らしい。
  1. 想像力→想像力が豊かなことでめぐるデメリットは、全てメリットに変換できるから。
  2. 楽しむ力→自分自身を楽しませることが好きだし、楽しむことも好きだから。
  3. 企画力→考えた企画が選ばれ、イベントを開催したときが1番嬉しかったから。
  4. 傾聴力→友人が悩んでいる時に相談に乗って解決することができたから。
  5. 冷静力→以前は感情で動いて失敗することも多かったけど、常に物事を客観視できるようになったから。
  6. 協働力→バイト先やボランティア活動を通して、初めての人と物事をやり遂げる力がついたと感じるから。
  7. 洞察力→人をよく観察することが好きで、相手の言動に隠された思いや本心を考えるのが得意だから。
  8. 協調力→協調性(力)があって、一緒にいると自然と楽しく、話しやすい雰囲気になると言ってくれるから。
  9. 笑顔力→周りを笑顔にさせる力や周りからではなく自分から楽しませて明るく振る舞い、笑顔にできたから。
  10. 持続力→部活がとても大変で逃げ出したいと思うこともたくさんあったけど、3年間やり遂げたから。
  11. 生活力→家事や料理が好きで、QOLも上がり、自分の好きなことで人を喜ばせたりできることが嬉しいから。
  12. 順応力→新しい環境の変化に順応することができる。新しいことを始めることに抵抗がないから。
  13. 傾聴力→友達から悩みを相談されることも多く、聞き上手とよく言われ、そこから信頼関係も深まったから。
  14. 共感力→相談してきた友達はどんな気持ちで私に声をかけたのだろうと考え、共に解決策を考えられたから。
  15. 適応力→初めてのことでも大体早く慣れることができるから。
  16. 几帳面力→細かいところが気になり、できるだけ見やすく、ぱっと見ただけでも分かりやすくするのが好きだから。
  17. コミュ力→県外や外国の方と話す機会が多く、リモートでも伝わりやすく話したり、表現するかが大切と思うから。
  18. +思考力→会話で「ポジティブだね」や「そう考えることもできるのか!」と言われることが多いから。
  19. 実行力→一度やると決めたことには諦めず、向き合って乗り越えてきたから。
  20. 責任力 →グループの課題研究でリーダーを、発表当日まで仲間と支え合いながら最後までやり遂げたから。

2023年4月25日火曜日

〇〇力


「あなたの持ち味は何ですか?〇〇力で教えてください。」と尋ねると「傾聴力、コミュニケーション力、想像力、楽しむ力、企画力、冷静力、協働力、洞察力、協調力、笑顔力、持続力、順応力、行動力、几帳面力、共感力、責任力、プラス思考力、実行力・・・」など、色々な言葉で自分の持ち味を言葉にしてくれた学生達。そして、この言葉を選んだエピソードも尋ねると一人一人に至る物語がある。
ちなみに学生は最初、8種類挙げて最終的に一つにした。

すると質問欄に「先生の持ち味は何ですか?」と質問されたので、色々とめぐらせながら選んだのは「鈍感力」。
鈍感力とは「分かっていても流されない、振り回されない力」という感じか。更に言えば「人は人、自分は自分」のような意志かも。
この職に選んだのも単身生活でテレビや冷蔵庫、免許がない生活も、あれば便利と分かっていても鈍感に対応。

自分で質問しておきながら、自分でも考えると、これは「年齢(世代)」で変化するとわかる。若い頃なら「企画力」と言ったかもしれないし、実績を重ねた時なら「ゼロイチ力」かもしれない。NPO時代だと「巻き込み力」、ずっと変わらないのは
「妄想力」かもしれない。
「自分を客観的に冷静に見つめるって初めてで楽しかったです。」とは授業後の感想。

健全なモヤモヤ。


3回目の授業。1回目よりも2回目、さらに3回目と任意の「自由記述(≒質問)」
が増え続ける(笑)。学生との距離が縮まっているかもしれない。

これまでのボランティア体験で最も楽しかった、達成感のあった活動は何ですか?
└19歳の頃、米国メリーランド州でホームレスの避難シェルターをリフォームするボランティアに参加しました。リフォーム以外にも食事の準備なども手伝い、その後は一夜を過ごして語り合い、誰かの役に立ったと初めて思いました。

なぜ、金銭が発生しないのに参加するのか?が理解できない部分がある。履歴書には書けるけどそれだけのために貢献しようという気持ちがある人を不思議に思う自分がいます。
└健全なモヤモヤです。ボランティアを行う目的を考えるといいでしょう。目的がボランティアなのか?結果としてボランティアなのか?の違いです。

どうして先生はNPO法人をしてるのですか?
└ 2001年にフィルム・コミッションを知り、調べるとFCは非営利事業とわかりました。
そしてフィルム・コミッションは、NPO法人であればできると分かり、非営利事業を生業にしよう!と決めました。また「利益よりも理念」という概念にも共感し、自分を資源化し社会に投じたいと思いました。

先生個人として考える非貨幣価値を求める理由はなんですか?
└ 自己決定理論で伝えたように、人は根底に「認められたい。認められることで自身の存在意義を実感したい」と思っていると思います。「自分のみが得られ誰にも奪われず、比較できず、消費消耗しないなど」の非貨幣価値は、自分の存在価値を実感するに値する特徴と思います。

先生がボランティアをする上で大切にされていることはありますか?
└ 楽しむことです。義務でも指示でもないのがボランティアです。どんなボランティアでも(どうやって楽しむか?)という意識を持っています。

2023年4月18日火曜日

刺激的な話。


学生にとって「NPOで生業を成立させている。」は、摩訶不思議に聞こえるようで質問をもらう。
授業はボランティア論だから、ボランティアは強制ではない「(自らの)発意」が源泉とも、「無償(対価性を求めない)」とも伝えていて、かつ「社会への貢献性」という「ボランティア三原則」と伝えると「えっ!?それなのに稼いでいるってどういうこと?」と思うのは健全なモヤモヤ。

実は学生は「ボランティア、有償ボランティア、ボランティア団体、NPO、NPO法人(認定NPO法人)」という似て非なる言葉や意味を混同していて、絡まった勘違いをほぐした昨日。
その中で「NPO法人は株式会社などと同じ法人格として、非営利活動を行うことができる。」と伝えると、今度は「非営利ってナニ?」となる。
字のごとく、営利を目的にしない公益性重視ということだけど、社会経験がない学生にとっては「そんなことできるの?」となる。

実際に「そんなことできるの?」と思わせても、目の前に「そんなことをしてる」当人がいるから納得せざるを得ない。
「でも非営利の給料は安そう・・・」みたいな雰囲気を感じたので「NPO法人でも給料を月額100万円にすることも可能だよ」と伝えると、俯いていた学生達も一斉に顔をあげる(笑)。
社会に貢献しながら稼げる働き方は今世代の学生に響くよう。

改めた方がいい。


ボランティア活動が創出できる価値を一つ選んでください。と尋ねると色々と選択肢はあったものの、6種類に集約される。
最も多かったのは「社会や誰かの役に立てるという貢献度」「自己肯定感。達成感」の30%。続いて「自己成長。自己研鑽の実感」の20%。
彼女達にその選択肢を選んだ理由を尋ねてみると、様々な意見(これまでの経験など)が挙がったけど、独断と偏見で5種類に分類できたと思ったけどどうか?

・これまで感じたことのない「達成感」→ボランティアでしか得られない充足感。

・ありがとうなど感謝を得た「経験」→名前も知らない人からの感謝、謝意は深く残る。

・一目瞭然の活動の前と後の「成果」→分かりやすさ、理解しやすいさは納得しやすい。

・大きな「気づき」→ボランティアの受益者は相手と思っていたが実は自分だった。

・社会の役に立てているという「手応え」→上記の複合的絡みから自己肯定感の醸成UP。

という感じ。推察の域を出ないけど「社会経験のない学生は、第三者や社会的に認められる機会はまだなく(少なく)、ボランティア活動で得られると思っている、もしくは、得ている。」と感じか。
ちなみに社会人は仕事の出来や姿勢などで社会的信用を築き上げていく。
だから、ボランティアを単に「人手不足の補充員」と勘違いしている受入先は改めた方がいい。学生達には、そんな浅い狙いは見抜かれていると思った方がいい。

2023年4月12日水曜日

女学生のニーズは。


34人が答えました。「ボランティア活動に参加したことはありますか?」と尋ねると85.3%の学生が「参加経験アリ」と答える。ちなみに昨年度は81.4%。
その影響からか「現在、ボランティア活動をしていますか?」と続けると26.5%が「団体に所属している(5.9%)、月1-2回の活動(5.9%)、年4-6回の活動(14.7%)」と活動を継続中と答える。ちなみに昨年度は7%が活動を継続的にしていた。

「意外と同世代でボランティア(経験)をしている人が多くてビックリした。」は学生の感想。ただ、良くも悪くも「小中高校時代にボランティアをさせられた。」という意見も入っていて、最近の学校ではボランティア活動が必須なの?と尋ねてしまう。
ボランティアってそういうコトかな?。その反動なのか、ボランティアに良いイメージを持っていない学生もいたり。

初回なのでオリエンテーションとしてシラバスを紹介すると、多くの学生が興味を持ったのが「ボランティア活動の企画立案」で、昨年度の学生からリクエストがあったものの実施できなかったので、今期に入れたら「知りたい!学びたい!」とのこと。
女子大学生が発想法や企画立案を会得したら、きっと面白いだろうなと。授業内容を一部変えられるか?
早速、大学に相談するとシラバス変更の許可がおり、発想術&企画立案概要が入った!

2023年4月11日火曜日

松山東雲女子大学にて。


ココ大付属学園の翌日はインビジブル_The Invisible Halfのクランクアップを見届け、その翌日は「松山東雲女子大学」でボランティア論が始まる!全15回、4カ月間。
準備はキッチリだったけど、そもそも大学を卒業してないから大学のシステムをイマイチ理解していなくて(自分が悪い)、授業と授業の休憩を20分と勘違いして、前の教室に入ったらまだ授業中だった(本当は10分休憩)

さらに昨年と同じ教室と思い込んでいて、実は隣の教室にだったから、前の授業に侵入しまうし、そもそも教室は違うわで“正しい教室”に入ったのは授業開始4分前。
そこから資料を配布し、パソコンをセットし、スクリーンに投影し、出席簿を取り出したら丁度授業開始時刻。34名で今季はスタート!

そして「ボランティア論の授業は他とは少し違います。」と言ったから(えっ!?ナニ?)という雰囲気に包まれた教室。ボランティア経験のない学生が多いのに、ボランティアの知識だけじゃ学べないので、今季も実践型で「萬翠荘」「道後一会」などに協力いただく予定。
すると「ココ大付属学園」でボランティア参加した学生が受講していて、「インチキ先生じゃなかったんですね!」と、返答に困る感想を寄せてくれる。

2023年1月27日金曜日

四方よし


ワーケーション先で仕事ができる(はず)と思いつつも、保険の意味も含めて「やらなくてはならないことは前倒し」で取り掛かる。その一つ「松山東雲女子大学」の来期授業(ボランティア論)を準備する。ボランティアを学ぶに座学も大切だけど、多様なボランティア体験を通して自分の意見を先ず持つのがゴール。
昨年は「河内晩柑」「フィルム・コミッション」「ココ大付属学園」を題材に学生がボランティア体験し自分なりの考えを発表したけど・・・。

来期は「国重要文化財_萬翠荘」「フィルム・コミッション」「道後一会」を題材にする。萬翠荘からも道後一会からも快諾いただき、シラバスに書き込む。
ココ大のマニュフェストは「教室は街、教科書は人、先生は愛媛。」の一文から始まる。情報過多で読めば・見れば理解した“つもり”が多い中で、足を運び見て・聞いて・話すコトは基本と思うし大切、省略という言葉で疎かにしてはいけない。

そもそも「ボランティア論」は【多様なボランティア体験を通して学ぶ】を掲げていて、応援ボランティアがキーワード。行動範囲が狭い学生にとっても「地域資源を知る機会」にもなるし、題材となる関係者も「女子大生の意見や感覚」を得ることができる。
授業を地域に開くことで「地域で学ぶ」につながり、一石二鳥どころか一石三鳥、三方よしどころか四方よし(売り手・買い手・世間・未来)になる!

2023年1月25日水曜日

OJTの成果発表。


松山東雲女子大学でボランティア論を教えているけど、それとは別に「将来は子供たちと関わる仕事に就きたい学生」を対象にした研修機会として「ココ大付属学園」を用意しており、夏休み期間、冬休み期間にのべ30名以上が参加。
「泉谷さん、学生の成果発表がありますから是非!」と連絡を受けて視聴、そして当時を思い出しながら聞いてジ〜ンと来る。年を重ねたせいか、少しのことで涙腺が緩む(涙)

「決められた時間の中を子どもたち自らが考えて行動することで、自分で考える力が育まれていた。」「他学年との交流をすることができ、社会勉強などの様々な体験をすることができる。」と気付けば「ケンカの対処法を学んだ。」「安全性を考慮した見守りを学んだ。」「大人としての責任を学んだ。」など、各人のコメントが寄せられ、彼女たちも「自分達で考え行動しなければならず」手探りの中、よく頑張ってくれたと感想を返す。

ココ大付属学園には松山東雲女子大学をはじめ、松山シルバー人材センター松山市ハーモニープラザ(松山市社会福祉事業団)などの協力で運営していて、これらの繋がりは「これまでの繋がり」の賜物。“巻き込まれた感”もあると思うけど、ご愛嬌!
と、悠長なことを思っていたら来月末には「ココ大付属学園【春(3/27-4/7の間、日曜日を除く11日間)】」の申込みが始まるー!信じられないけど3年目に突入!出会った時は4年生だった子が6年生!

2022年8月3日水曜日

4ヶ月間がんばりました。


15回の授業を1回も休まず、日にち変更もせずに予定通りできたのはアクション映画のようなギリギリハラハラな連続(時にハプニングも!)を乗り切れたから。任務遂行に協力、調整してくれた仲間には大感謝しかなく、協力してもらえなかったら「休講」だったのは確実で思い返すだけでヒリヒリしてしまう。
私は周りに恵まれていて本当にラッキーな奴。でも、今年は乗り切れたけど来年は乗り切れるかは不明。

授業開始3時間前には未だ沖縄県で、那覇空港と機内で授業準備を済ませる。授業1時間前に松山空港に到着。ここで協力者による空港からの疾走!で授業15分前に教室に到着。渋滞があったらどうなっていたか・・・。
また、飛行機出発時刻は授業終了の1時間後、搭乗手続き終了時刻は40分後。タクシーを待たせて映画さながらの疾走!帰宅ラッシュ時間だったにもかかわらず、超絶裏道を抜け搭乗手続き終了5分前に松山空港に到着して搭乗。

ココ大付属学園の間も授業はあり、スタッフに任せて出発するもギリギリに到着したり、自転車が途中でパンクして半泣きになりそうながら歩いたり、よくぞ4ヶ月間を乗り切れたもんだと。
慣例に習わず教科書もなく実践と振り返りを重視した前代未聞の授業。「また、どこかで会えるかもね!」と伝えて閉講!

2022年8月2日火曜日

真理を突かれたような。


松山東雲女子大学でのボランティア論、全15回の授業を終える。実は私自身がこの授業の本質を授業の中で見つけたようで、それは「ボランティア(個人)」だけに知識や経験を求めるのではなく、ボランティアを求める受入側への要求もボランティア発で検討したらよいと感じ、最後は「双方がメリットを享受できるには互いにどんな心構えなどが必要か?」と尋ねると・・・。

ボランティアには「自主性。責任はなくとも責任感はもっておくべき。意欲を持つこと。積極性など」が挙がり、受入側へのリクエストは「手軽にできること。グループで参加できること。明確な役割を与えて欲しい。求めている人が来るとは限らないと思ってほしい。ルールを教えて欲しい。雑に扱わないでほしいなど」が出る。その中で特に印象的だったのが「(受入団体に)ボランティアに過度な期待はしないでほしい」という意見。

その通り!と真理を突かれたよう。(志願してるのだからあれもこれも・・・)と期待してしまう時もがあり耳が痛かった。ココが双方にミスマッチを起こす原因かもしれない。
そして「ボランティアは発意による無償の行動なので、全ての人がする必要はない」と念押し。心に余裕などもないと気持ちも向かない。「ボランティアはしないといけないと思ってましたが気持ちが軽くなりました。」と学生。そんなことはありません。

2022年7月13日水曜日

一人一人の個性。


松山東雲女子大学での授業もあと2回。学生一人ひとりに特性があり、全員と喋ってきたけれど、その“特性”が「見えやすい、見えにくい」のは事実で気づかなかった学生の秘めるポテンシャルに、今さら驚く。
ココ大付属学園への実習を控え「子ども達へのアピールを!」と伝えて自己PRシートを記入してもらう。でも事前に伝えていなかったので(地味なPRになるかな・・・)と思いきや!

「ゲームが好き、絵を描くのが好き、モノづくりが得意、ピアノなど楽器演奏が好き、歌を歌のが好き、勉強できます!大食いです、お菓子づくりが好き、書道が好き、アイスクリームが好き」などなど。カラフルにデザイン、装飾された自己紹介シートが次々とできあがる!
「ペンとか装飾系の文具って持ち歩いてんの?」「はい、フツーです。」「フツーーー!?」と驚く。そしてセンスがいい!

「あ”ー!」と嘆く学生。「どうしたの?」「あと3つです、何を書けばいいですか?」「書いてるのは全て得意、好きなコトだから苦手や嫌いなコトも書いたら?」「えっ!?」「だって人って完璧じゃないでしょ?子ども達も苦手や嫌いなコトがあるから、“そこ”が合致したら仲良くなれるかもね」と助言する。授業時間を過ぎても書いてたPRシートを見ながら、一人一人をやっと分かった感じ。

2022年7月5日火曜日

自分と仲良く。


長く携われば凹む時や嫌なコトもある。そんな時「モチベーションをどう保ちますか?」と学生に質問すると・・・。
「自分へのご褒美(買物、スイーツなど)を用意する。」「自分が休息できる時間をつくり、気分転換する。」「自分自身も成長していると感じる場面をつくる。」「自分の世界が広がると思う。」「子ども達の笑顔を思い出してモチベーションを保つ。」「子供たちのいい所を積極的に見つける。」「大人と子どもの壁を作ることなく、子ども達に寄り添い、一緒に楽しむ。」

まだ実践機会はないものの、「意識は行動を変える」から全員100点!ちなみに私は「寝る」に限る。その当日は凹んでも寝て翌日はスッキリさせる「暗示」を自分にかける(笑)。意外とこの「暗示」は効果があると思う。
そこで「子ども達が好きなのは分かったけど、自分とは“仲良く”大切にしてますか?」と尋ねるとキョトン?とする学生達。子ども達と同じように自分も大切にしてねと伝える。

そして「ボランティアも同じです。」とも伝える。子どもに置き換えて考えてもらったけど、長く携わるのはボランティア活動も同じ。(良い意味で)自分のご機嫌をとりながらボランティア活動を続けることができれば、プライスレスな価値を見出せるのは間違いなく、そのためにはモチベーションを維持し続ける必要があると・・・。「ボランティアって深い!」と学生。

2022年6月29日水曜日

あの時の自分へメッセージ。


今の自分から、小学生の時の自分にアドバイスができるとしたら、どんなアドバイスをしますか?と尋ねると・・・。


もっと楽しんで!たくさん遊んでください。遊べる時に遊んだいた方が絶対にいい。大人になったら怒られることを全力で小学生の時にしたほうがいい。外に出てたくさん遊べ。今しか出来ないぞ。外で遊ぶ時は日焼け止め塗りなさい。体を動かす遊びは今しかできないよ。外で遊べ!。もっと外遊びをしておいた方がいい。好きなことを思いっきりしてください。たくさん体を動かして遊ぼう!何も考えずに遊んでおいた方がいい。もっと遊ぶべき!


他にも、いろんなことを経験した方がいい。自分のやりたいこと、挑戦したいことが見つかるからもっと勉強しておいた方がいいよ。運動音痴になってしまったから、もっとスポーツをしっかりしておいた方がいいよ。痩せて!早く寝て身長伸ばして!色んな人と関わって沢山遊んでほしい。色々なことを体験するといいよ。今のうち(小学生のうち)に外で走り回るなど、体力をつけよう!今のうちに本読んだり、勉強をもっとしとくべき・・・など。


ココ大付属学園にも参加してくれる学生たちは将来、子ども達に接する仕事に就く。“あの時”の自分へのメッセージを、今の子ども達に伝えられたらと思い尋ねたら、色々と積み残していた件。何も考えず、思いっきり遊んだらいいと思う。

2022年6月28日火曜日

1000%だった件。


作品に出てくる場面は日常的な場所である、という
言葉に納得しました。」「FC編が終わるのは寂しいけど、引き続きロケ候補地を探していきたい。」「私たちが知らないだけで地域には様々な魅力が潜んでいるので、これからも見つけて広める事が、どれだけ楽しくて面白いかを次世代の人達に伝えていきたい。」「愛媛県は田舎だと思っていたけど、愛媛県にしかない良さがあることを授業を通して学び、愛媛はいい所だと再認識することができました。」


授業で思考や視野が広がり、他の県にはない愛媛の魅力がたくさんあることに納得しました。」「フィルム・コミッションを学び、【地域の魅力】を今一度考える事ができた。」「何気ないけど魅力的な場所を紹介することが地域の貢献に少しでも繋がればいいなと考えています。」「エンドロールでフィルム・コミッション名を見つけることで身近に関わっていたこと、世界でも活躍している機関だということに驚きました。」「地域の魅力は誰かが見つけないと気付けないので、見つけたらSNSだけでなく、友人や家族とも共有して地域に貢献したい。


ボランティアは多様で多彩だよ。と、視野思考を広げている松山東雲女子大学での授業。河内晩柑編に続き、FC編が終わり授業の感想を求めたら、伝えたい事を学生は1000%理解、納得してくれたようで、こんなに嬉しいことはなく、涙腺が緩んでしまった件。

2022年6月21日火曜日

経済、観光、技術、文化、政治などに課題。


授業は(自戒を込めて)「地域には魅力も多いけど、問題も多いよね・・・」と言う切り口だったけど、本題(ボランティアの心構えなど)以前にお金の話で沸騰してしまった。分類は独断と偏見なので参考程度だけど、答えてくれた学生は「こんなコトを話せる(聞ける)授業は面白い!」と真剣だったので、もう1歩踏み込む。学生には「ココが残念だよ!愛媛県」と率直で忖度ナシの回答を求める。すると、

経済に含めたお金以外に「交通機関の利便性が悪い、交通費が高い、本数が少ない、ICカードが共通じゃない」などの交通の便がお金と匹敵するぐらいに多かった。そして案の定「遊ぶ所がない、友達に紹介できる、過ごせる場所がない、“みかん”以外に目立たない」などの観光系が続く。情報量が少ないのもあるけど、率直な意見。似て非なる文化面での「映画館がない(愛南町からエミフルへ2時間30分かけて映画や買い物にはショックを受ける)」

技術系でも「wifiが遅い!繋がらない!電波が届かない!(通信費節約のためにwifiは必須とのこと)」とあったし、政治面では「政策の成果が見えない→関心が薄まる、どう関わったらいいか分からない、選挙で何が変わるか?分からない」などが。
そんな中、「イケメンが少ない。」という意見が出たので尋ねると「イケメンはみんな、県外へ行ってしまう・・・」という謎理論を展開してくれた学生。

キレイごとでは済まなかった件。


「愛媛は終わってます。」「どうして?」「店の種類は少ない、だから品数も品種も少ない、バイトの賃金も安いから買い物できない。遊ぶ所もない。電車やバスは少ない。」と続く。「洋服などはネットで買うんじゃないの?」「店で“品定め”したいんです。」「時給はいくらなの?」「最低時給ですよ。830円/時。」「うわっ!マジ?(と、隣の学生)」「続けてるのに毎年5円しか上がらないんですよ!」

「コロナ休業から復帰しても時給安くて買い物もできないですよ。」「私はバイトを3つ掛け持ちしてます!」にビックリ!「バイト代を貯めて旅行とか目標があるの?」「ないですよ、買い物もろくにできないからバイトしてるんです。奨学金の返済もあるんですよ。ツラい・・・。」
「保育士の給料、知ってますか?手取りで〇〇円ですよ・・・。」「低すぎるね、でもそんなに安月給なのに保育士になりたいの?」「子供が好きだし・・・。」「うーむ、“やりがい”搾取だね」と私。

負のスパイラルに飲み込まれている学生。ボランティアをしたいけど、“それ以前の話”で沸騰してしまった時給の話。私見だけど、ボランティアは、気持ちなどの“余裕”がないと続かないと思っていて「ボランティアは強制ではなく自主的で発意によるものです。」は基本だけど、キレイごとにも聞こえて、お金がなくてもボランティアはできるけど、学生たちの気持ちは不安定だった件。

2022年6月13日月曜日

学びを創る。


ジャンルは「恋愛、サスペンス/ミステリー、ホラー、青春、アドベンチャーなど」があり、状況は「失恋、トキメキ、張り込み/尾行、追いかけ、挫折、友情、秘密の花園」などり、登場人物は「女子大学生、探偵、学校の先生、就活生、怪しい人など」様々。シーンを考える際は2系統あり、一つは「自分を登場人物に置き換える」タイプ、もう一つは「雰囲気から想像する」タイプとわかる。

アングルを考えてみたり、風にそよぐカーテンの演出をしたり、ホラー感出すために白黒にしたり、疾走感を出すために走ったり・・・。普段とは異なる脳みそを使ってもらい刺激的だったようだけど疲れた様子(笑)。観光地や名跡・名勝ではない何気ない所で物語を感じる場所を探すって簡単そうで難しい。まとめみると、一枚一枚に物語が付随してるから面白くてたまらない。よくぞ校内で考えました。

多くが子供たちを相手にする職業に就くと思われ、その中で大切になるのは「(相手の気持ちを)想像する力」。仮に就職先で「想像力を使って子供たちと接してください。」といきなり言われてもできるはずもなく、こうして一見して遊んでいると思われることが実は後に役立つこともある。映画「ベストキット」のミヤギ先生が「ワックスかけて、ワックス拭く(≒今は分からなくても後に実感)」と教えたのと同じか、違うか。

2022年6月8日水曜日

学び方はそれぞれ。


何をしてるかというと「シーンを考えて校内で写真を撮ろう!」とロケハン体験の様子。ボランティアは多様と教えている「ボランティア論」は、河内晩柑からフィルム・コミッションへテーマが変わり、学生に撮影現場で活躍できるボランティアには「エキストラ」と「ロケ候補地探し」があり、ロケハン体験を実施。座学もいいけど自ら考えて行動して振り返って「自分ごと化」する体験は大切。

「やばい!妄想が広がる!」と学生。「そう!妄想&想像こそ全てです、周りをいつもとは違うフィルターで見てごらん。」と言うとピン!ときたのか、グループで相談してキャンパスを散策しはじめて「物語がありそうな」場所を見つけては撮影する学生達。中にはシーンを設定してセリフや演出を入れて写真を撮るグループも現れる。その後は写真を提出してロケハン成果の閲覧会の開始。予想通り、大いに盛り上がる。

授業のポイントはどこにあるか?「地域の魅力とは何なのか?」目立つ施設や派手なイベントだけではなく、足元にも多くあり意外と見落としているが狙い。日々通うキャンパスでは妄想や想像することもないけど、ロケ地と思うと教室はもちろん、ベンチ一つ、木々、階段一段、暗い廊下でさえ魅力的に見えるから不思議。「この授業、面白いです!」と学生。「ボランティアだもの、面白くないと」と私。

2022年5月31日火曜日

FCとボランティア。

好きな映画のジャンルは何ですか?

授業テーマが「フィルム・コミッション」へ変わる。まずは学生の映画環境と称してアンケート。「好きな映画のジャンルは何ですか?」と尋ねると【恋愛映画が70%】。さすが女子学生!素敵な恋に憧れていたり、主人公に自分を重ね合わせて追体験をしたいよう。「推しメン(好きな俳優が出てるか否か)」もあるよう。そんな健気な姿こそ映画のよう!と思ったり・・・。

そして【アニメ作品が52%】。邦画の興行収入の上位10作品だけをみても2021年は1位から3位までをアニメ作品が独占で245億円(ちなみに上位3作品にはFCが制作支援)。0%だったのが【歴史/史実作品】。学生だからか、女性だからか、偶然か分からないけど全く興味ナシとのこと。そして皆んなから「私に見てほしい映画は?」と尋ねると【七番房の奇跡】という映画が複数人からリクエスト、見てみます。

と、学生の興味関心を掴んだ所で「フィルム・コミッションとボランティア」について。先日の撮影でもボランティアエキストラの方々にお世話になったことを話し、他にも「ロケハン」にも参加できると伝える。(えっ!?ボランティアってそんなに多様なの?)と“いい顔”をしてくれた学生たち。
「学生たちはいい授業を受講できてますよね」と大学事務の方。「私も受けたいです・・・」とリップサービス。