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2023年5月12日金曜日

特徴はニーズとは必ずしも一致しない。


「先生、これまでの歴史や文化にこだわらないといけないですか?」「どういうこと?」「100年の歴史も重さ大切と思うんですけど、そう言うのに縛られすぎもどうかな?と」「面白い意見だね。ちなみにどんなアイデアがあるの?」「単純にキッチンカーが並んでたりとか雰囲気の良いカフェでもいいんですか?」「もちろん、“縛られすぎ”と言うのはあるかもしれないね・・・。」と、鋭い質問Part2(Part1とは違う学生)。

「萬翠荘で知ってることはなに?」「長い坂道がある」「入り口に人力車がある」「映画のロケ地になった(それは授業の中で紹介したからでしょ!)」「古い建物で偉い人がたくさん訪れている。」「ピアノの発表会がある」程度。
女子大学生に刺さらないのはPR不足もあると思うけど、そもそも彼女たちのアンテナが向いてないのか?それとも向けて発信してないのか?

「特徴はニーズとは必ずしも一致しない」を思い出す。101年の歴史、フランス様式、旧藩主別邸などの特徴は、訪れる人にとっては買うこともできなければ、残すことも、食べることも飲むこともできない単なる情報なんだと振り返り。
最初から、そんな特徴を持ち出されても重いだけかもしれない。それなら最初は「とにかくメチャメチャ雰囲気がよく映える洋館」とシンプルに力強いPRもありなのかなと。

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