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2022年3月9日水曜日

映画が教えてくる。


「多面的ってどういう意味ですか?」「OK!スピルバーグ版のウェストサイドストーリーは見た?」「??はい!みました。」「映画の撮影アングルをイメージしてね」「はい。」「例えば、オープニングでNYの再開発で壊しているスラム街の中をカメラは上下左右に動いてたよね?」「えぇ」「その後アングルは垂直になって上から地面へ向かったでしょ?」「はい」「すると(何かな?)と思いつつ見てるとバッーン!と扉が内側から開いてジェッツ団が中から出てくる」「そうでした。」

「我が物顔でジェッツやシャークが踊りながら街を歩く時は、ローアングルやハイアングルだったよね?」「はい。」「そしてケンカシーンではカメラを引いて逃げる様子を広い画角で、一人一人の臨場感には寄ってたよね?」「・・・。」「他にもダンスシーンでパンしたり・・・」「作品では寄ったり引いたりローやハイなど多方面から撮影して伝わること、切り取って分かることってあるんだよね。事業も同じ捉え方ができると思うんだ」

「事業そのものは無形だけど、六面体と考えてみた場合、ある一点の視点では“一面”しか見てない。でも他に五面もある。全部を見れてない。」「また、それぞれの面を社会との接合面と見た場合、六種類の接合がある。ターゲットだったり、社会への約束だったり、価格だったり・・・。」「さらに一面をマジマジと近くで見たら遠くからでは見えなかった質感なども見えたりする。」「多面的に考えるってこんな感じ!」

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