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2020年10月24日土曜日

全ての謎がとける。

ナビが示した先はホテルがあるとは思えない海辺の重工業地帯で、案の定、造船所の敷地と思われる場所に到着。巨大なゴライアスクレーン(可動式クレーン←オペレーターの給料はとても高い)などを見ながら敷地内に架かる橋(周辺一帯は埋立地で橋は小島と海岸を埋め立てた際に架けた)を渡り、ホテルに到着。そして部屋は18畳の広い和室、修学旅行生も同じ棟に泊まっていた。部屋に風呂はなく大浴場。料理は「控えめ」とあったけど、刺身からの煮物、焼き物、揚げ物、蒸し物と続き満腹。

「無料ツアー」とオススメされて参加した「造船所ツアー」で全ての謎がとける。先ずは立地(小島などを埋め立てした等)、今は8船/年ほどのタンカーを組み立てていること(1船を作るのに設計からだと約2年、造船所の組み立ててだけで約2ヵ月)、外国籍(パナマ船など)が多いのは乗船員の都合から、その乗船員数は巨大タンカーでも16人程度。日本製タンカーは「ジャパンメイド」でブランド力が高く、高値で転売されること。進水式などの後は溜まった海水に鯛などの魚が混じること。昭和時代、漁師が「10mの魚」をとって大騒ぎになったこと。

運転兼ガイド役として色々と教えてくださったのは(たぶん)造船会社で働き、その後ホテル従業員となったと想像したシニアの方。そして最大の謎「どうしてホテルがこのような環境にあるんですか?」と尋ねると「新造時は祝いのパーティーを開くことが多く、そのレセプション会場です。」と教えてくださり、靄が晴れる!海外からの客人は1ヵ月滞在することもあり、造船所にホテル兼レセプション会場は必須とのこと。「今治造船が建てられた今治国際ホテルなども同じです。」と・・・。そして「船の鉄板(16mm)の厚さはお好み焼きに最適で戦争未亡人の多くがお好み焼き店を開いた。と聞いたんですが・・・」とアホな質問をすると「聞いたことがありますよ、廃材を加工してお好み焼き店をしたらしいです。」とのこと。都市伝説じゃなかった!

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