「NPOはどうなのか?」と問われれば「中小企業よりも危機的な状態」と言わざるを得ない。指定管理など固定収入のない事業系NPOは今後を考えると不安しかなく来年の存在も危ういけど、現状は即対応が求められ、採算度外視で目の前の課題改善が精一杯。特に窮屈を強いられているこども達の健全育成を願うNPOは疲労困憊ながら踏ん張っている状態。
この状況は全国でも同じようで「NPOの支援」について調査依頼が届く。実はNPO支援の前線から退いて2年経つ。
豪雨災害以降、県内のNPOも復興を最重要課題に掲げており、今は全国ネットワークとの繋がりは特にないよう。NPOは地域密着型のコミュニティビジネスと言えるけど、地域の未来を想像する時、先駆的に取り組んでいる所はあり、繋がっていれば参考や助言になると思ったり。
話を戻して現場。奔走している姿が目に浮かぶけど、理念のために活動した結果、自分たちが活動不全に陥ったら本末転倒。「理念だけじゃ食べられない!」と言ってNPOを辞めた人の顔を思い出す。今は緊急事態だけど、この状態がずっと続くとなったら正直者がバカをみないようフォローをして欲しいというのが外野の願い。夕暮れの散歩をしながら考える。
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