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2018年12月4日火曜日

学生からの質問。

この時期になると「映画と地域活性、映画の未来、映画が創出する価値、映画振興について等」の相談や質問を東京や大阪で映画を学ぶ学生から受けます。目的は卒業論文が多く、先生のお手紙なども添えられていたり。しかし実際にお会いすることは少なく、電話やメールがほとんど。今回はそんな中でも珍しく「映画を専攻していない愛媛の大学生」が直接尋ねてきてヒアリング。

学生がテーマにしたいキーワードは「作家性」で「監督は作家性をどう担保できるか?」とのこと。自分の伝えたいこと、表現したいこと=映画化する。のを作家性と定義するなら、お金や人的資源などの全てを自分で抱える自主映画がオススメ。でも商業的に考えるなら妥協や折り合いが必要な時もあって、是枝監督のように伝えたいメッセージを娯楽性の同居させることもできる。そして受賞。

「これも、あれも大切!」と作家性の担保に思うことは多くても、本当に大切なのは1つ-2つかもしれないと(≒絶対に譲れない所と大切だけど譲れる所)。話しながら(仕事でも生きる上でも同じかも)と。色々と詰め込みたいけど、1つバシッ!と明確に伝えられたらどんな映画でもどんな事業でも(あぁ、あの人らしい)と思ってくれるはず。作家性ってブランドかも。

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