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2018年5月11日金曜日

答がない価値

「Aさんの意見を聞いて、その考えもあると気づいた」「Bさんの意見に共感し、同じ考えの人がいると知った」「Cさんの意見と対立したが、その意見もあると思った」など、愛媛大学の15名が取り組んだ「正解不正解のないこと」について。教材は愛媛新聞に連載した「四季録」。興味のあるエッセイを3つ読み、うち1つについて「共感した点」「違うと感じた点」をグループで話し合うというもの。

「15人いればものごとの解釈は15面体(多様)なこと」「意見を述べるには、もう一人の自分と対話が必要なこと」「自分を牽引(リード・ザ・セルフ)するには常に問いを立てること」「失敗の確率やダメージの低減にはゴールイメージからの逆引きが有効なこと」総じて「自ら考えることの重要性」を力説。情報過多の時代は自分の意見より、大多数の意見の方が安心と思うワナに気をつけないと。

「失敗はマイナスかもしれないけど経験の絶対値はプラス」という一文が響いた学生も多く、「どんな状況においても、どれだけ楽しめるか?」の基本。他者が面白くしてくれるのではなく、自分から面白くしないとね!としめくくる。多くが一年生で我が子よりも年下!という現実。屁理屈並べ、彼らの進む先を阻害する「老害」になりませんように!と思ったり。

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