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2017年12月13日水曜日

良かれと思っても。

これまでにも「あった」映画撮影時の金銭などのトラブル。宿泊代や使用料の未払い、踏み倒し。撮影バーターの反故、挙句の果ては「投資」と銘打った怪しい製作への出資話まで、愛媛のような地方でもありました。裁判沙汰もあり、悪意のある計画的で「犯行的」な仕業から、予想外の問題に見舞われて製作が立ち行かなくなり、あえなく断念というのもあったり。今回は後者とのこと。

新聞によると実際には1億7000万円の未払い(スタッフへの給料、撮影経費など)が発生し、うち長野県の団体が2000万円を立替えてた!というから驚き。立替えの中身は主に宿泊代や弁当代、光熱費などで地域が・・・。常識的に考えれば「ありえない」ことだけど(わが町のためなら)と思ったのでしょう。それがアダになり作品は完成せず、製作会社は破産、配給・宣伝を委託されていたKADOKAWAも手を引いたとのこと。

一体このような事態はどうすれば打開できるのか?。「救う会」が立ち上がり完成させて上映することが「最善策」ではあるけど、完成には更にお金を投入しなければならず、その回収額も不明瞭。もうこの地域での映画撮影はないだろうなと。ちなみに飯山市は「あみだ堂だより(2002年)」という地域が支援した素晴らしい作品があり、当時の担当者から話を聞いたほど。誰もハッピーではない悲しい事例。

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