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2016年7月25日月曜日

夏休みは授業4本!

夏休み最初の週末。テレビが映らなくなり2年、(夏休みをどう乗り切るか?)の家族会議で「NETFLIXの一ヵ月間お試し」を決定。早速申込むと数分後に観れるんだからスゴい世だ。観れる作品は様々なジャンルの洋画邦画が数百本。時間の捻出が大変!

さて、授業紹介です。7月27日(水)は「地酒とつまみのマリアージュ」の第三弾【賀儀屋(成龍酒造:西条)】です。今回のツマミと賀儀屋の相性を確かめましょう!
8月2日(火)は野村町で「こども映画塾」。こども達の想像力から地域の魅力を物語として発信する機会、以前はデジカメでしたが、今回はiPadで撮影編集に挑戦!
そして、8月8日(月)は「宇和海の恵"MYじゃこ天"づくり」です。「愛媛のソウルフード"じゃこ天"について美味しく学ぶ授業」です。アツアツのMYじゃこ天を頬張りましょう!「どれだけ愛媛をたのしく学べるか?」です。

8月最後の授業は【真珠とニホンカワウソ】です。先日の【愛南町で鯛づくし】の第二弾。今回は前回と趣向も異なり、土居真珠、こもねっとさんらにご協力いただきます。ホント、みんなの応援がなければココまでできません。ただ今、参加者絶賛募集中!

2016年7月24日日曜日

私はこう思う。

私達は「カテゴリー」に属することで安心したい。草食系、肉食系、アラサー、アラフォー、ゆとり、団塊、移住組、Uターン組、転職組。最近ではソロ、お一人さま等。ちなみに私は「お太り様(笑)」。
自分がカテゴリーから「漏れる」のは、孤独感などから不安になるんだろうな。「日本人」という括りも「愛媛人」という括りも、実は同じ類のカテゴリーだなと。

帰属意識は自らの存在意義や価値観の「アイデンティティー(≒自己同一性)」を実感するに必要な要素、ココ大も授業に初めて参加される方が、最初に数分こそ緊張するものの、主体的に参加できるのは、予め「テーマ」「ココ大登録者」などの条件がカテゴリーとなり、参加への安心・安全の担保になっているから。

人は色々な「カテゴリー」に属しているので、今日はA、明日はB、明後日はCという括りで日々、縦横無尽に交ざっていると分かると、自分の思考や価値観は緩やかに他の価値観と混ざり、共感したり、目からウロコなどの変化が自分に起きる。素直になればいいのにって思う。頑に「私はこんな人間!」「それは違う!」と自分のカテゴリーに縛られ過ぎると「排他的」に陥るかもしれないという話。

2016年7月23日土曜日

繋げる醍醐味。

「繋ぐ」ことはココ大の大切な役目。先日、ホーチミン(ベトナム)のクッキングスタジオなどへ柑橘パウダーやピールを持込んだNourish Japanと尾崎食品さんへ報告と打合せ。現地で手応えがあったので、次回に向けた作戦会議。
高橋師匠は鮮やかな黄色Tシャツで迎え入れてくれ、相変わらずの明るさ。惚れます(笑)。

合同会社Nourish Japanは7月11日に登記完了、代表は妻です。ココ大とは資本関係などありませんが、事業連携します。ココ大から見れば、今後取引させていただく事業者さんがベトナム、ニューヨークへ販路を求める場合、Nourish Japanは窓口となり、海外代理営業役を担います。まだ何も始まっていません(笑)が、国内外の体制は整えました。先日、妻はNourish Japan設立に際し、創業補助事業(経済産業省)に採択され、スムースにコトが運べそうです。

こうして、モノゴトが進められるのは協力者あっての賜物です。尾崎食品さん、八水蒲鉾さんや金融機関、親族や家族・・・。キッチリとした仕事ではありますが、皆さんが面白がってくれ期待されることはモチベーション向上に繋ががります。「繋げる」ことで創出される醍醐味を知ってしまった一人。

2016年7月22日金曜日

一人、驚き考える。


愛媛県の人口予想
ナニナニ?総務省発表(7/1)によると、国内の日本人人口は、1億2616万3576人で、前年比約27万人減少。14歳以下の人口は1631万18人で人口割合は12.93%。一方で65歳以上の人口は3268万764人で25.90%、14歳以下の2倍を超えた。
主な働き手の15~64歳の生産年齢人口は7717万2787人で61.17%。日本で住民登録している外国人人口は2.97%増の206万2907人。

愛媛新聞によると、愛媛県の日本人人口は1405873人で、前年より11306人減少(前年比0.8%減少)。単純計算すると毎日約30人がなくなっている計算、クラス単位が毎日消滅。一方で外国人人口は10124人で前年より936人(10.19%)増加。ちなみに、愛媛県の2015年6月-2016年5月の出生数は10,399人で、前年より297人減少し戦後最少。*愛媛県発表と愛媛新聞発表の差異は時期によるものかな。

生まれてくる人数より、亡くなる人数が多くて、やってくる人数も増えている現実。すると、これまで「常識」と思っていたことことが覆されるのは確実!働き方も市場も購買目的もターゲットも価値も思考も作戦も全て変る。問題は変り方が急激ではなく、「気づかぬ」うちに代わり、その変化を自身が知らず対応できないこと。

2016年7月21日木曜日

働く意義に選択肢を!

ココ大以前から加算すると、10年以上前から70名以上を受入れてきた「インターンシップ研修」を今年諦めたのは、学生の意欲と姿勢に疑問が出たから。大学側とも協議したけど改善策は出ず・・・、来年は受入できるよう研修内容を刷新しよう!

対象に興味関心があったなら「調べる」は当然と思う私。調べるとは「数える・比べる・訪ねるが基本」と教えてもらったのは30歳の時。肩書きや経験、年齢などに関係なく「興味関心があるのでお会いしたい」と言っておきながら、事前に一切調べてこないアナタはダレナンダー!時間は誰にとっても大切なので「時間泥棒 by モモ」にならないでね!

面接も終了。「自身がしてみたい・やってみたい」ことを尋ねましたが、それは「アウトプット」。「してみた・やってみた」から創出する価値は「アウトカム」。採用の境界線は「アウトカム」まで想像できたか否か。したいコトは誰にでも多くあるけど、自己満足ではなくて、社会の満足と自己の満足が成し遂げられたら「一石二鳥、三方よし」な感じでいいなと。働く意義に選択肢を!

2016年7月20日水曜日

まじめにふまじめ。

「まじめにふまじめ」は「かいけつゾロリ(原ゆたか著)」。「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、ゆかいなことをいっそうゆかいに」は、いのうえひさし氏。私が信じて疑わない生きる上での信念。ココ大にも流れる要素です。

先日の講座でヤスが行なった「シェアライフデザイン」の事業紹介。聞けば何の違和感もなく入ってきますが、3年前までNPO法人シェアライフデザインは形も影も成果も何もありませんでした。それが今では松山市内に自社物件を含む6棟のシェアハウスを経営しています。単なる「空き部屋紹介」では共感者は増えなかったと思うので「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく〜」の実践者なんだなと。

かたや某所で聞いた「むずかしいことをむずかしく、やさしいことは浅く」という印象の話は「講話者自身の殻の厚さ」を感じてしまう。仕入れた情報を記憶して再現する、自分の立場の保身かな。最大の問題点は「カタカナ説明」が多いこと。カタカナ説明では聞き手に解釈の幅が出るって!私も含めて気をつけよう!

2016年7月19日火曜日

自分の意志ではないけど。

「えひめモナカ部」更新、名古屋名物「鯱もなか(鯱もなか本店)」です。100年以上も販売し続けられるのは「ご当地もなか」でも別格!実は初めて食しました。ありがとうございます!

「誰かがやると思っていたけど、やはりアナタ達だったね」と、意味深な発言をいただく。意味はフィルム・コミッションや生涯学習機会、6次産業支援など、結果として時流と噛み合っているという内容。しかし「アレはどうかな?」と問われる。
えぇ、アレは自分の意志で始めたわけでなく(誰かがしないと!≒根拠ない大義)という危機意識の結果から推挙されました。でも、始めてみると得られることも多く、これも「縁」と思うと楽しいから頑張る!

でも、もう満腹宣言。これで駒は揃ったはず、あとは作戦と共に動かすだけ(笑)。選択と集中の段階に入り、ココ大としてはこれから3年間は事業固めに入ります。で、個人的に満腹なのは本当で、2泊3日でやってきた甥っ子達との最後の食事はビヤガーデン。次回はNYで会おう!と期待を込めて別れる。未来の塊はカッコいい!

2016年7月18日月曜日

男子DNA。

男子DNAか?末っ子達が突然「堀江海岸へ泳ぎに行く!」と自転車で出発。往復20km、海で泳ぎ体力の消耗した帰路はキツかったらしく、案の定ヘロヘロで帰宅。
「お父さんも中学生の時に遠出して帰り道は疲れて無言でペダルをこいだ経験あるよ」と伝えると「それ!それ!」と返答。すると「僕も経験ある。」と、話を聞いていた長男も告白。男子DNAは「後先考えない」無計画です!

NYUで学んでいる甥っ子COME、20年前に過ごしたNYに今は甥っ子がいる不思議さ。そんなNYで愛媛のみかんジュースをNYで売出せないか?と妄想中。「ミニッツメイド、ドール、トロピカーナ、ウェルチ、サンキスト」など、オレンジジュースのブランドは多いけど、愛媛のみかんジュースは「質も味も数段上」というのが私の意見。「UNSHU」「IYOKAN」など味で勝負できたら面白い!

すると、活躍できるのが「みかんソムリエ」だ。ソムリエがワインの魅力を物語るように「みかんジュース」の魅力を物語る光景なんて素敵だ。早速!検討だ(と、また後先考えない)。写真は大学生気分を味わう機会がなかったので、愛媛大学で味わう画。

2016年7月17日日曜日

異なりは価値。

「えひめ南予通信大学」の5つ目の教材【ニホンカワウソ】が始まり、回答された方は「南予地方の産業資源が活性し、担い手育成や移住などに繋がるアイデアを1000文字程度」で作成するレポートが最終課題です。レポートはそれまでの「選択式」から「受講生同士の相互採点」になります。
正解・不正解がない中で指標に沿い互いの価値観で採点します。自分の意見に共感されたり、指摘されたりなど「色々な感情」が生まれると思いますが、「異なりは価値」です。

人には色々なタイプがいて千差万別。組織に属して力を発揮する人もいれば、属することで力が半減する人。自分の正義を最初に考える人、周りの正義を最初に考える人。自分の義務から果たす人、自分の権利から言う人。社会に興味を持つ人、自分に興味持つ人など、自分の価値観と同じ人もいれば、異なる人も多く見てきたし、見られてもきました(笑)

「異なり」は自分勝手、目立ちたがり、特別とは異なります。「オリジナル(独自性)」という意味。思考、行動、表現、振る舞い、成果などが周りから認知されてオリジナル。オリジナルを一人で確立できるのが天才、凡人の我々には到底ムリ!互いを認め合うコトから始められるといいよね、という話。

2016年7月16日土曜日

諸行無常を実感。

「チラシを刷るから印刷費ではなく、不特定に配布するから広報費」「宣伝だから広告費ではなく、役務費?と思いきや委託費」「ウェブサイト製作は委託ではなく広報費」など、「自分の常識」が根底から覆され納得するのに時間がかかる(涙)。
そして「ロケハン」にもうデジカメは必要ない!静止画も動画も全てiPhoneで撮影、「学長!パノラマも自動生成ですよ」と教えてもらう、Photoshopで切貼りした時間はなんだったのか!

「諸行無常(この世の存在は全て、姿も本質も常に流動変化するので、一瞬といえども存在は同一性を保持することができない)」。事業モデルは3年で陳腐化するから少しずつ進化させること!と先輩に言われた昔を思い出す。ココ大の場合、これまでの経験を生成し直したのが「えひめ南予通信大学」であり「愛顔の食卓」ということ。

経済や世相を反映し、常識やルールは色々変わるし、価値観だって変る。「仕事の減少だけが指摘され問題視されていますが、これから新しく誕生する仕事も多くあるはず」と、先生と盛りあがる。流れに乗るか、流れを作るか?流れ方を考えるか?それとも留まるか?絶えず私は流れてます。苔も同じように見えるけど毎日成長。

2016年7月15日金曜日

未来への先行投資。

本日は県内の県立高校55校から120名の高校生が集まり「ICT教育フェア」に登場。私は「えひめ南予通信大学」としてgaccoを操作し、愛育フィッシュ授業の一部を体験していただき、最後は「愛媛県はスマの魅力をどうやって広めるべきか?」のお題をタブレットを活用して回答。
高校生の案は「回転寿司で試食、ゆるキャラ製作、有名人をファンにする」など、笑いのあるアイデアで盛況なうちに終了。高校生にもウケてよかった!

2020年には学生全員が「タブレット学習」を現実するとのこと。その事例として千葉県袖ヶ浦高等学校の事例には衝撃を受けました。生徒が「自分に合った」または「自分で考えた」学習法を見出しており、現在の「型に当てはめる学習(≒画一的な学習)」の終焉を見る。実は100年以上前から教え方は変っておらず、革新的にメモメモ。

そして、120名の高校生にICT体験を提供できるNTTグループの体制にも驚く、20名のスタッフが操作をフォローし「成功体験」を提供する。卑しくも会場にいた人数×時給換算をするとスゴい額だけど、「(将来の顧客を想定した)先行投資」なんだなと。この余裕(≒体力)に今回ばかりは羨ましく思ったり。

フィルム・コミッション出動!

「おい!フィルム・コミッションを忘れてしまったのか!」ともう一人の自分が叫ぶ。「◯◯と呼ばれて」「M◯NH◯NT」という大作を落とした凹みから回復していない。個人的には「SF、怪獣、アクション系」が愛媛で撮影されたらスカッ!とするけどな(笑)。愛媛は爽やかなイメージがあるのか、がんばっていきまっしょい、セカチュー、船を降りたら〜など、「青春系」が多い。

そんなグジグジしてたら「学長!ロケハンですよ!」と連絡が入る。今度ばかりは落とすわけにはいかない!そして「東京で撮影打合せです!」と別件相談も入る。野村町からは「こども達へ映像制作指導をお願いします!」と依頼が入る。おぉー!何だかエネルギーがみなぎってきた!やはり愛媛の魅力を発信できると思うと意欲が沸いてくる!

映画を誘致できると3回いいコトが起きるのは講座講演でお伝えの通り。1回目が撮影で現金が落ちること、2回目が公開時にキャストに撮影地の感想などを喋ってもらえること、3回目がDVDなどで「文字」として地域の名前が記載されること。その効果は映画1本で1000万円以上は確実に発生し、地域の魅力を作品を通して再発見できる。
「おい!それはロケハン写真じゃないぞ!」と、愛南町で撮ったマンホール写真にもう一人の自分が叫ぶ。FC出動!

2016年7月14日木曜日

求められる人財育成。

「伝統工芸の後継者不足に当事者と興味関心者を結ぶ人材を育成する」「下校途中に商店街で夜7時まで子供が宿題などできる拠点をつくる」「定年退職後もやりがいいきがいに公益活動などへの参加を促す機関をつくる」「災害時に外国人が避難に困らないよう常時から彼らが集まる場所を訪れる」など、3日間にわたる協働型政策立案講座終了。どれも参考になるよい案でした。

その中で、とても気になったのが【コーディネーター(調整役)】【プロデューサー(統括役)】の必要性。全ての事業にコーディネーター又はプロデューサーが求められていました。「繋ぎ役」「演出者」ともいいますが、この分野(部分)の人財不足は以前から指摘されてまして、今後ますます叫ばれるなと・・・。

指摘されているのに、改善されないのは「体系的に学ぶ機会が少ないこと(愛媛にはない)」「(地方は特に)費用が安いこと」。コーディネーター、プロデューサーの仕事は「具体的に見えにくい」ので、評価されにくい性質があります。事業が円滑に進行すること事業成果が最大限に発揮されることを使命とする「裏方仕事」の必要性は認識されているから、育成に注力しよう!と夏空に約束!

2016年7月13日水曜日

260万円の笑顔。

少年の笑顔は「生まれて初めて塩釜鯛」を食べた結果を物語っています(笑)、口の中に鯛の旨味が広がり頬が喜んでます。お魚マイスターの兵頭さん(愛南町職員)も周りも思わず「もらい笑顔」。この笑顔は「笑ってください!」とお願いしても表現できない「素」で、演技ではありません。

TEDで有名なプレゼンの一つ「笑顔の効力(ロン・ガットマン)」によると、一般的に20回以上笑っている人は30%程度だそうです。そして笑顔一回でチョコバー2000個分の刺激が脳へいくそうです、また25000ドル相当の刺激もあるそうです。25000ドルかどうか(プライスレスという意味かな?)は分かりませんが、少年の笑顔はその場を和ませ、もらい笑顔を生み、一体感を創出しました。癒されます(笑)

この場に限らず、笑顔あふれる場が増やせたらと思います、特に子供へは多く。で、それは我が子などに関係なく、回りの大人の役目と思います。じゃあ、具体的にどんな意識でいればいいのか?というと一つは「何でも面白がる」ことかなと。「へらへら」とは違います。面白がるって、モノゴトにキチンと向き合わないとできないですよね。

2016年7月12日火曜日

コミュニケーション考察。

愛媛県研修所で職員対象研修2日目。5グループに分かれ「身の回りの課題」について検討し、ボトルネックといわれる「課題の根本」を探し当ててもらった結果、3グループが対象者が異なるにせよ「コミュニケーション不足」と挙げてビックリ!現代の社会的課題かも。

コミュニケーションって、些細なことだけどスゴく大切と痛感。私自身もスタッフとコミュニケーション不全に陥り、苦労した経験あります(涙)。厄介なのは「コトが起こってからコミュニケーション不全」と気づくこと。特別なコトがコミュニケーションじゃなくて、挨拶や声がけ、雑談など日々の積み重ねなんですよね。すると持論「コピー用紙一枚」と同じと思い腑に落ちる。コミュニケーションを円滑にするには一つ一つ丁寧に対応できるかどうかですね。

家庭や職場、地域での「コミュニケーション不足」をもたらした要因は「核家族化」「過度な個人尊重」「人間関係の煩わしさ」「情報入手のしやすさ」などがありますが、やっかいなのは「コミュニケーション不足でも生きていますよ、不足の何が問題ですか?困ってませんよ」という人。自分一人で生きていると思っているのかな?残念。写真は「強制的なコミュニケーション」が生まれる鉄板を囲んだお好み焼き屋 at 三津浜。

知らないで損。

選挙から一夜明けました、愛媛が日本がより良くなるよう願う一人です。そして、どうでもいいことですが、25年間「青」を利用していましたが「赤」になりました。習慣は怖いもので、特に気にもせず無関心でしたが、「知らないことは損する」ということを知り変えました。身の回りに「無関心(知らない)による損」はあるかもしれません・・・。

「知らないで損」といえば、助成金や補助金を出すなら「可能な限り詳しく」書くことをお薦めします。協力者がいるなら名称を、購入物があるなら目的を、成果があるなら値を。現在、採択者と審査員、相談員の3つの立場で助成金、補助金を扱っている真っ最中で、やりとりを通して実感しています。「相手が知らない(分からない)は自分が損」します。

ここで(書類の作成が面倒だなぁー、相手の理解が足りないなー)と、思っていてはダメです。自分自身の「スキルが未熟」ということを棚にあげています。良い書類(企画書など)は、「この資料の続きはないの?」といわれますから(笑)、ホントに。書類作成も自己研鑽、相手に伝わらないのは伝え方が未熟だから。研修所で2日目の研修、皆さんのスキルがあがりますように!

2016年7月11日月曜日

日本一の現場。

ココ大初となるバスツアー型授業「愛南町で鯛づくし」は無事に終了。大阪、香川からの参加者の他、千葉、兵庫からのIターン、愛媛へのUターン者もいたりと、個性豊かな参加者で過ごした2日間でした。今回の経験を活かせばツアー型は確立できると確信!よし!

2日目は朝8時、久良漁協から。海面養殖日本一の現場見学へ漁船に乗り込み、沖へ船を走らせること約3分、海場に約15m四方の「いけす」が多数あり、竹田組合長からブリやマグロ用のいけすと説明があり、成長に合わせて大小あるとのこと。そして、実際にエサをあげたのですが、この飼料は魚粉やビタミンなどが入った栄養価の高いモノで(人でも食べられるよね?)ということで、一粒いただく。味は「ドッグフード」に近い(えぇ、ドッグフードの味も知っています)

この飼料は「革命(それまでは生餌だったので海が汚れた)」と組合長。そして出荷時は延髄を切り素早く〆て鮮度を保ち、即時出荷。新鮮なまま食卓へ。で質問!「肉には熟成という言葉がありますが、魚にも数日経った方が美味しい魚はありますか?」「個人の好みですがマグロが該当しますね」とのこと。メモメモ。

2016年7月10日日曜日

日本一の鯛。

どちらの鯛が「養殖」で、どちらの鯛が「天然」か?目の前に出された鯛はどちらも美しく、何の情報も持ち合わせてないとサッパリ分かりませんが、教えてもらって納得。大きさは関係ありません。

実は左が養殖、右が天然です。見分け方は大きく2つ「①全体的に養殖魚鯛の方が色が濃い(天然鯛は水深50m以上の深い所にいるので紫外線があたらないのに対して、養殖鯛は水深が浅いので紫外線にあたり色が濃くなる)」「②養殖鯛は尾びれの先が黒い(いけすに入っている養殖鯛は他の養殖鯛と擦れることがあり、その結果、尾びれが黒くなる)」

で、味はというと、養殖鯛、天然鯛を教えずに食べ比べしていただくと「Aの方が味が濃い」「Bの方が歯ごたえがある」など、感想は人それぞれ、どっちも美味しいです(笑)。養殖マダイ生産量日本一の愛南町、高品質のマダイを養殖していることを知りました。

授業では愛媛大学の先生による養殖魚の講義もあり、その中で「海外では養殖魚の方が需要があります、その理由はどのような飼育環境、過程で魚が管理されているのか?安心安全を求める傾向に養殖は適しています」という説明に驚く。美味しい真鯛の「裏側」についてウンチク語りたい気持ちでいっぱい!(笑)

2016年7月9日土曜日

日本一の朝食。

四国最西端の民宿「大岩」さんに宿泊し、翌日に出てきた朝食がコレ。アジの開き、じゃこ天、蒲鉾、温泉卵、ゴマ和え、冷奴、梅干し、伊勢エビの味噌汁など、久しく食べてなかった「THE (完璧な)朝食」に感動しパチリ。お椀からはみ出ている伊勢エビは、この辺りでとれる天然物と聞き、二度びっくり!

この朝食、日本人の私でも驚くのだから、外国人ならもっと驚くだろうな。「成熟時代において求められるのはモノじゃなくてコト」の話だけど、【日本一細長い半島(事実)で、日本一の朝食を食べた(主観)】と思った。アジ、じゃこ天、温泉卵も「味」は分かっているけど、そこが「勝負ポイント」でなくて、「非日常+想像外の迫力(14種のおかず+白米)」に参ったわけです。食事中、ずっと「スゴいよね」と話しましたから。

と、なると、何か特別なモノ、コトでなくても来訪者は驚くわけで「今ある資源で勝負」できるはず。だけど、そのままではダメだから地域の魅力を編纂する「編集力」が必要です。予算も人手も限られる中で、できるのは知恵を出すこと、工夫を重ねること。もしからしたら世界一の朝食かもね。

2016年7月8日金曜日

四国最西端にいます。

松山市から約2時間30分、四国最西端の佐田岬半島、豊予海峡を挟み向こうには大分が見える駐車場からの写真。ココが本当に四国の最西端、伊予灘とは異なる美しさ。そして「佐田岬半島、実は100m伸びるんですよ!」と教えていただき驚く、なぜ伸びるのかは乞うご期待。

「さだみさき夢希会」さんと「課題改善で飯は喰えるか?」の意見交換。「さだみさき夢希会」さんの課題は「日本一長い半島(約50km)の最端にある資源(灯台や景色、伊勢エビなど)を活用して誘客したいが環境や機は熟しているのか?」。そして「飯が喰えるのか?」という一抹の不安。これはココだけ起こっている問題ではなく、日本全国で同じようなコトが起こっています。現在携わっている人口600人の面河地区でも同じ(面河では動き出した!)。

「喰えるか喰えないかは自分次第」といったら身もフタもないけど、喰うためには汗も知恵も工夫も時にはお金も出して、そして協力者同士、尊重しあって単独ではできない相乗効果を創出して価値に変えて「喰える」に結びつけるのが一般的。だから、場所の問題の前に意識の問題なんだよね。