日記を検索

ラベル 河原デザインアート専門学校 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 河原デザインアート専門学校 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025年11月21日金曜日

デザイナーの価値は。


先生らと話して感じた危機感に「この先、デザインだけを学んでも強みにならない。」的な内容に、(その通り)と思った件。

単にデザイン、それも自ら考え抜いてのデザインではなく、ソフトの操作が主流の昨今、様々なソフトの使い方を知っても、それはデザインと言えず、クオリティとも直結しない。

何ならAIの方が数秒で色々なイメージを提示するから、今まで“産みの苦しみ”で悶えて考えた時間がゼロになることも。デザイナーだけがデザインできる時代は終わった。

じゃあ、デザイナーは・・・と言うと、「デザインの力でより良い社会の実現」を掲げるなら、世の中にある色々な問題/バグを、デザインの力で「改善/解決」ではないだろうか?

「課題の改善/解決」は素晴らしいけど、「その課題は本当に課題か?」という課題の本質を捉えているか?は怪しい「課題の改善/解決」もあり、悩ましい。

そもそも「課題の改善/解決」には、大前提として課題を発見/発掘する必要があり、発見/発掘できたとしても表面的なコトに捉われず、本質に辿り着かなければ「課題の改善/解決」は、上部だけ(表面的)で滑ってしまう。

だから、課題が解決していない状況は「改善/解決に時間を要している」or「本当の課題に辿り着いていない」の2択しかない。

なので、課題さえ的確に捉えれば、あとは改善や解決の“手法だけ”なので、ユニークや突飛なアイデア勝負という感じ。

結論は、「課題の本質を掴む力(≒課題発見/発掘)」で、デザインの際に求められる想像力&創造力などが活きるかもしれない。

デザインシンキング/思考をより深く学ぶことができたら、デザイナーの価値は今以上に高くなるかも・・・と考えた朝散歩。
紅葉が濃かった。

委員会に出席。


河原デザイン・アート専門学校の非常勤講師に着任して間もないけど、「教育課程編成委員会にも出席して欲しい。」とのことで、 どんな会議なんだろう?と思いつつ、会議に出席。

河原デザイン・アート専門学校は、2001年に開校。
現在は「eスポーツ学科」「3DCGゲーム・アニメ科」「ネット動画クリエイター科」「グラフィックデザイン科」「漫画クリエイター科」「インテリア・建築デザイン科」の6学科あり、現在、約300名が学んでいる。

私はその中で「グラフィックデザイン科」に属していて、でもデザイン技法などは全く教えておらず(本当にいいのかな・・・)とアウェー感たっぷりのまま報告を聞く。
ちなみにグラフィックデザイン科からはもう一人「クリエイターズ愛媛」の森井会長が出席されていたのだから、場違い感を感じるのも分かって欲しい。

そして、報告が終わり、各委員会からの発言が求められる際に、案の定トンチカンなコトを喋ってしまい猛省。

と、言うのも(勝手に)6学科全員の関係者がいると思っていたら、今回は3学科(eスポーツ学科、インテリア・建築デザイン科、グラフィックデザイン科)のみの委員会と、喋った後に分かり、“やっちまった感“たっぷりを味わう。

そもそも、日本の大学、専門学校とも縁がなかったから話題は新鮮で、やはり総合大学の4年制に比べると専門学校の2年制は圧倒的に学ぶ時間は短く、かつ2年制と言っても実質、2年目は就職活動なので、学生も先生達も気概が強い。

専門学校だから就職=成果/実績に直結。学校への信頼、ブランド力にも繋がっている。
就職への確度を高める一つに「資格習得」が強みになっていて、合格率などを聞くと、何一つ資格を持っていない私からすれば、(皆んなスゴイな・・)となる。

で、益々、私の役目は何だろう?と。技法も教えず、試験対策もしない、うーむ。