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2024年6月9日日曜日

三島喜美代展-未来への記憶-


「三島喜美代展-未来への記憶-練馬区立美術館」
に行ったのは、感性を育ませてくれた作家たちへのオマージュと言うかリスペクトと言う感じ。

三島喜美代(94歳)をはじめ、横尾忠則(87歳)、宇野亞喜良(90歳)、田名網敬一(87歳)など、多感なハイティーンだった35年前、彼らは50代でアバンギャルド(前衛的)な活躍がフツーへの反骨のように見えてカッコよかった。

新ためて作品とじっくり向き合うと、ポップアートの影響を多分に受けていて、それが日常からゴミへ辿り着き、作品にメッセージが有りそうでなく、なさそうで感じる所が面白い所。

初期のコラージュ作品を見ては(あぁ、似た様なことをしたな・・・)とか、シルクスクリーンを見て(アンディ・ウォーホルを真似して注意されたな・・・)など、過去の自分との対話も楽しかったり。

やっぱり芸術家は自分の表現手法を確立することが大切で、陶器に焼き付けた作品で誰にでもできない唯一無二の存在となった過程が面白かった。
ほんと、ひょんなコト、フトしたコトが彼女をここまで押し上げたのだから、感性って大事!行動って大事!

最後に展示されていた「20世紀の記憶」は圧巻。全体を見ても圧巻だし、手前を見ても圧巻。これだけ忘れてしまった(大切な)記憶があったのか・・・という感じ。

次は
田名網敬一の初となる世界初の大規模回顧展「田名網敬一-記憶の冒険-」が8月から新国立美術館で!しびれる!
心のビタミンチャージが溢れる!

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