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2022年5月18日水曜日

乗り越えなければならない壁。


フィルム・コミッションは撮影の実現に調整や交渉を行います。その過程で「遅かれ早かれ乗り越えなければならない“壁”」「いつか乗り越えたい憧れの“壁”」という撮影があります。その“壁”を乗り越えると自信に繋がったり、次の壁も乗り越えられるという話。

【夜間撮影】
夜間撮影は夜のシーンなら必須で比較的多く、経験が浅くても対応できます。しかし、昼間撮影より準備に時間がかかる他、場所によっては昼間にはいない酔っ払い対応など昼間の2倍の目配り、気配り、手配りが発生します。

【雨降らし】
雨降らしにはホース1本で雨を降らす小規模から専用機具を使った散水まで雨を降らす量と範囲でレベルが異なります。水は貯水タンクなどに入れて数トン用意する時もあり、濡れて滑りやすくなる周囲への配慮などが発生します。

【道路封鎖】
道路封鎖は実現への難易度が高い撮影で、警察など関係者らとの入念な打合せや用意周到な準備が求められます。愛媛県ではこれまでに3回の道路封鎖を行った実績があり、一時的に通れなくなる方々への理解と協力なくして撮影は実現しません。

【爆破炎上】
ヒーロー戦隊などで“お約束”の爆破炎上シーンは、非日常なシーンなので憧れます。しかし、そのようなシーンのある作品は少なく、まだ経験のない私には、誰に相談すればいいのか想像の域を出ません。写真は富山LOが撮影支援した爆破炎上シーン写真。

【コンボ撮影】
個人的に最も難易度が高いのが上記を組み合わせた撮影。ちなみに【夜間撮影+雨降らし+道路封鎖】というコンビネーション撮影は、おのずと大規模+長時間撮影=トラブル&ハプニングの発生確率高となり、撤収後の翌日まで緊張が続きます。

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