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2021年3月14日日曜日

当事者の生声は響く。

京都アニメーション放火殺人事件は2019年7月18日に発生し死傷者69人をだした凄惨な事件。その“京アニ”が製作した「劇場版バイオレット・エヴァーガーデン」は2020年9月18日に公開、興行収入は21.3億円の大ヒットを記録。日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞などを受賞し、今回「京都デジタルアミューズメントアワード大賞(京都府知事賞)受賞」の表彰式に居合わせる。

京アニ代表者として受賞した石立太一監督の言葉は、報道などの情報とは異なり、当事者という“重さ”があってズシリと響く。その後は他のプログラムを挟んで私の講演。アニメの可能性を含んだ地域の活性策としてのフィルム・コミッションについて。実写作品であろうが、アニメであろうが、ゲームであろうが地域が物語や舞台として登場すれば、地元で暮らす市民には愛着などを、聖地巡礼などで訪れる人を想像できるようになる。

この考えは2019年の理事長就任時に宣言した内容で、これまでFCに向けて発信してきたけど、愛媛国際映画祭のシンポジウムで「ご当地アニメーション作品は観光・誘客に繋がるか?」を意見交換して以降、少しずつ共感者を増やし手応えを感じている。私にとって映画もアニメもゲームも地域を活性化させるツールであり手段。「とても参考になる面白い話を聞かせてもらいました。」と最前席におられた方。

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