「ウチ、誰も決断しないんですよね、決断しようとしないんです。」と若手。稟議書などの提出時の忖度に始まり、受け取った人も更に上へ出す際に忖度、そして更に忖度して出された書類は忖度にまみれて、経営者が見る頃の書類は「当初の内容や意味とは全くかけ離れてしまっている」とのこと。で「なんだコレは!」と不出来を指摘されると「お前が考えたんだろう!」と、ココは忖度なしに下っ端へ直接ダメ出しが届く不条理。
辞めたいけど異動や転職のイメージが描けないし、コロナ禍だし・・・。「何がそんな風土を創るんですかね?」と聞くと「責任ですよ。誰も“責任”とりたくないんです。完全に内向き思考ですよね。数年後には定年だから安泰で過ごしたいという保身なんでしょうね。」闇が見え隠れする。そして、私がお気楽に見えるのか羨ましそうなニュアンスだったので「いえいえ、全く余裕ないですよ、マジで。1年後が全く見えてませんから・・・」
隣の芝は青く見えるのか?私から見ると、我慢はあっても組織に入れば定年まで安定を手に入れられると思うけど、当人からしたら“好きなことをしているように見える私は羨ましい”と。互いに知らない方が身のためか。「良いこともあるでしょ?」と聞くと「えぇ、まぁ・・・」と。将来の独立を想像して入った県庁や市役所時代の話をして、若いからと勢いに任せて“とりあえず辞める”という考えを阻止する。
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