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2020年11月12日木曜日

映画館の話題。

映画活動上映年鑑2019(2020年3月発行)によると愛媛県内の映画館は10館(全国:593館)、スクリーン数は59スクリーン(全国:3627スクリーン)。年鑑鑑賞客数(概算)は1,468,000人(全国:195,462,000人)。1スクリーンあたりの鑑賞客数は24,881人(全国:53,891人)、一人当たりの年鑑鑑賞回数は1.1回(全国:1.5回)。四国四県の中ではダントツでしたが、大街道シネマサンシャインの閉館により1館5スクリーン減ることになる。

実は2010年から2019年の10年間に映画館は107館減少した。しかし!スクリーン数は152増えている。これは「シネコン」の台頭で10年間に77館726スクリーンが新設されて3197スクリーンがシネコンになり、全スクリーンの88.1%を占め、映画館全体の60%以上がシネコン化しているとのこと。ちなみに四国ではシネコンとスクリーンは5館(44スクリーン)増えたが、シネコン以外は14館(30スクリーン)がこの10年間で閉館した。

身も蓋もない表現をすれば「映画館に行っていない」のが現状を招いていて、全国平均でも国民一人あたり1.5回、愛媛では県民一人あたり1.1回では仮に1人の鑑賞代金を1500円としても10館の合計で20.1億円/年間しかならない。新しい設備などの環境下で映画を見たい人が多い中で、自宅テレビの大型化と高機能さ、「自分の時間で鑑賞できる」はネット配信の利便性などに映画館はどう向き合うべきか?を関係者と話した件。

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